青年海外協力隊の現役隊員から候補生へ
青年海外協力隊に派遣されて一年半以上が過ぎ、いつの間にか現役の協力隊員としては、古株になってしまった。
先輩隊員のみなさんには散々お世話になったので、ぼくもそろそろ後輩の協力隊候補生の役に立ちたくなってきた。
そこで、今回は青年海外協力隊におすすめの持ち物リストを作ってみた。
これから青年海外協力隊に派遣される予定の候補生に、ぜひ読んでもらたい。
当たり前だが、派遣国や性別によって必要な物は異なるので、このリストは参考程度にしてほしい。
派遣国で手に入るモノと手に入らないモノを確かめる一番いい方法は、同じ派遣国の先輩隊員に「必要な持ち物は何ですかー?」と聞いてみることだと思う。
先輩隊員に尋ねる前に、持ち物リストを見て派遣国の生活を妄想してみてほしい。
【追記】
ブログの最後に動画でも持ち物を紹介しているので、ぜひ見てほしい。
青年海外協力隊にお薦めの持ち物リスト
では、青年海外協力隊にお薦めの持ち物リストを紹介しよう。
以下の5つのジャンルに分けて紹介する。
1.JICA必需品
2.生活用品
3.ボランティア活動道具
4.パソコン・スマホ関連
5.お土産
それでは、まずはJICA関連の荷物から。
1.忘れたら怒られる!JICAボランティアの必需品
まずは、絶対に持って行かないといけない必需品リストから。
(1)公用旅券パスポート
公用旅券がないと、そもそも日本から出国できない。
一般旅券はJICAに預けようね。
※中には一般旅券を任国へ隠し持っていく人もいるみたいだが、絶対にダメ
(2)航空券チケット
最近はe-チケット制だから必須ではないと思うが、必ず持って行こう。
派遣前訓練の最中に旅行会社のオリエンテーションがあり、渡航についてはそこでいろいろ説明される。
(3)JICAボランティアのハンドブック
JICAボランティアの制度や規則が書かれた本。
報告書の内容についても書いてあり、意外と出番は多い。
というか、これを持っていかないとボランティア活動に支障があると思う。
(4)現地通貨に換金できる現金
青年海外協力隊の生活費はJICAから支給されるが、銀行口座を開設するまでの最初のうちは、自分のお金で生活しないといけない。
万が一の出費を考慮すると、20万円程度は持参した方が安心である。
日本円が両替できる国なら日本円ならいいが、そうでない国が多いのでドルなどの通貨で持っていこう。
(5)印鑑
海外ではサインで済ませることが多いが、念のため印鑑を持って行こう。
【追記】2年間の活動の中で一回も使わなかったです。
(6)旅のしおり
派遣前訓練の最後に、旅行会社から「旅のしおり」が配布される。
出国から派遣国入国までの日程が書かれているので、忘れずに持って行こう。
青年海外協力隊の出国は普通の海外旅行とは少し違うので、必ず確認しよう。
(7)JICAジャケットとエンブレム
派遣国の公式な行事では、JICAジャケットとエンブレムを着用することがある。
パナマでは、JICAジャケットを中間活動報告会と最終活動報告会で着用する。
【追記】今はJICAジャケットがなくなったそうなので、必要なし。
(8)スーツ一式
公式行事や報告会用にスーツ一式を用意しよう。
特にジャケットはJICAジャケットを使って、下はスーツのズボンを使うことが多かった。
ただし、国によっては報告会をラフな格好で行う場合もある。
(9)革靴
JICAジャケット用、スーツ用に革靴も必要だ。
意外と忘れやすいので注意。
(10)無地のワイシャツ
JICAジャケット用、スーツ用に無地のワイシャツも準備しよう。
(11)スーツケース
基本的に荷物はスーツケースに入れて運ぼう。
空港会社の預け入れ荷物のサイズを確認し、対応しているスーツケースを買おう。
それから空港では雑に扱われることが多いので、少々値段が高くても耐久性が高く頑丈なものがおすすめだ!
ぼくは大型(Lサイズ)のスーツケースを2個、任国へ持って行った。
2.これがないと生きていけない!生活用品
次は発展途上国で2年間生き抜くための生活用品を紹介しよう。
(12)下着
下着はとりあえず5枚ほど持って行き、足りなくなったら現地で買おう。
勝負パンツをお忘れなく!
(13)衣服
Tシャツ、ポロシャツなど。
カジュアルな服と、フォーマルな服を用意しよう。
漢字が書かれた服を着ていると、日本人には笑われるが外国人にはウケる。
普段着は任国で買えばいいので、お気に入りの服を何枚か持っていこう。
(14)スニーカー
履き慣れた靴が必要。
途中で履き潰れたら、派遣国で新しい靴を買おう。
(15)運動靴
意外と運動する機会や長時間歩くことがあるので、運動靴が一足あった方がよい。
ぼくは険しい山道を歩いているのだが、登山靴を買ってからとても楽になった。
これは途上国では良いものが買えない可能性があるので、事前に日本で買って持っていくのがおすすめ。
参照:国際ボランティア生活の必需品!青年海外協力隊として途上国暮らしを始めた2014年に買って良かったもの5選
(16)速乾性のセームタオル
速乾タオルがあると、外出先で超便利!
普段使いのバスタオルは現地で買ってもいいけど、国内出張や任国外旅行のことを考えると必ず1枚は持っておきたい。
しかもセームタオルは耐久性にも優れていて、ぼくは同じタオルを3年使っているし、水泳隊員は「同じセームタオルを10年以上使っている」と話していた。
なので、セームタオルはコスパも最強のタオルなのだ!!
【追記】日本人らしく「手ぬぐい」でもOK
(17)歯ブラシ
歯ブラシはどこの国でも買えるが、サイズが合わない可能性があるので、歯ブラシは日本で買った方が無難。
そして、途上国の歯科医療技術を信用しない方がよい。
ぼくは「1ヶ月に1回の頻度で替える」と計算して、25本持参した。
【追記】これはマジで英断だった。歯ブラシは日本から持っていこう。
(18)コンタクト用品
コンタクトレンズを使っている人は、替えのレンズや洗浄液などを持参しよう。
首都で買えるかもしれないが、生活に慣れるまでの分は持って行った方がよい。
(19)予備の眼鏡
コンタクトレンズの人も普段から眼鏡の人も、予備の眼鏡は持って行こう。
(20)常備薬
常備薬は必ず必要になる。
ぼくの下痢止めは一年で底をついた。
薬は多めに持って行こう。
風邪薬、胃腸薬、整腸剤、酔い止め、抗生物質、痛み止めなどいろいろあった方が安心。
(21)耳かき
意外と海外では、よい耳かきが手に入らないので、日本製のいいやつがおすすめ。
(22)爪切り
ハサミでもいいけど、爪切りがあった方が快適だ。
もちろん任国でも買えると思うが、クオリティが高い物が使いたい人は日本で買ったほうがいい。
(23)ヘッドライト
発展途上国では停電が発生するし、電気がない村も存在する。
どちらかの手をふさいでしまう懐中電灯ではなく、両手があくヘッドライトがお薦めだ。
ぼくは無電化集落で活動しているので、ヘッドライトが必須だった。
懐中電灯ではなく、ガチなアウトドア向けのヘッドライトがおすすめ!
(24)蚊帳
特に熱帯気候の国では、蚊は病気を媒介するので刺されるのはヤバい。
訓練所で企業からもらえる蚊帳を持って行こう。
【追記】ぼくはこの蚊帳を一回も使いませんでした。
(25)電化式の蚊取り線香
コンセントに挿すだけの蚊取りグッズはおすすめだ。
ただし、停電や電気がない地域もあるので、普通の蚊取り線香やスプレータイプの虫よけ剤も用意しよう。
(26)本・書籍
国際協力に関係する本、専門書、趣味の本などを持って行こう。
先輩隊員にも喜ばれるだろう。
参照:青年海外協力隊が夢という人に!必ず国際ボランティア活動の役に立つおすすめの25冊の本
基本的に本は電子書籍がおすすめだが、電子書籍化されていない本はそのまま持っていくか、自炊と呼ばれる自力の電子化がおすすめ。
(27)日本料理の調味料
国によっては、醤油・味噌くらいは手に入る。
自分でも日本料理が食べたくなるし、現地人も和食に興味を持つはずだ。
ダシの素など日本料理を作るために必要な調味料は、あった方がいい。
(28)インスタント食材
インスタント味噌汁は、体調を崩した時にとても有り難い存在。
(29)散髪用のハサミ
変な髪形にされたくない人は、散髪用のハサミを持参して、協力隊員に切ってもらおう。
海外にはすきばさみが売っていないので、日本で買って持って行こう。
(30)趣味の道具
スポーツや音楽など趣味を持っている人は、趣味に必要な物を持参しよう。
ストレス発散になるし、現地人との交流にも使える。
ぼくはサッカー用のスパイク、トレーニングシューズ、フットサルシューズ、ユニホーム一式を日本から持って来て、パナマでサッカーチームの練習に参加していた。
参照:今、僕は海外でサッカーという世界共通語で会話をしている。
(31)クレジットカード
間違いなく、クレジットカードはあった方が良い!
有効期限を確認して、任期中に期限が切れないように早めに更新しよう。
持っていない人は絶対に作りなさい!!
クレジットカードを持っていないせいで困っている青年海外協力隊員を何人も知っているので、絶対にクレジットカードを作って持って行ってほしい!
また、アジア圏以外ではJCBは海外ではまったく役に立たないので、持って行かないこと。
マスターカードかビザカードがおすすめ。
クレジットカードについては過去にお役立ち情報をまとめたので、参考にして欲しい!
参考:海外旅行中に日本の銀行口座からお金をおろす方法は、クレジットカードとネットバンクの併用がおすすめ!
参考:クレジットカードを作りたいニート自営業者へおすすめ!楽天Masterと三井住友VISAカードは審査に通りやすい
参考:3ヶ月以上海外を旅行する人へ!半年間の海外旅行の保険代10万円を無料にする秘訣は三井住友VISAクラシックカードA
(32)現地語の教材
訓練所で初めて語学を習った人は、間違いなく現地で通用しない。
半年間は全然聞き取れないし、話せないだろう。
はっきりいって、最初の半年間は生活に支障が出るレベル。
派遣国でも語学を勉強するために、現地語の教材を持っていこう。
(33)耳栓
海外では騒音に悩まされることが多い。
移動中やホームステイ先など、耳栓は心強い味方になってくれる。
海外に出てみると、いかに日本人が音に神経質なのか気付かされる。
(34)防寒着(ウルトラライトダウン)
熱帯気候の国に派遣される場合でも、移動のバスやレストランは冷房が効きすぎていることがある。
防寒着が一着あると安心だ。
特におすすめはユニクロのウルトラライトダウン。
(35)水着
海がある国では必須。
海がない国でも、川やプールなどで意外と使うかも。
(36)衣類圧縮袋
衣類はすべて圧縮袋に入れて持ち運ぼう。
2年後に日本へ帰って来るときように2セット買っておくとよい。
なぜならば、日本を出国した時に使った衣類圧縮袋は2年後には痛んで使えなくなってしまうからだ。
(37)包丁
調理器具は手に入ると思うが、よく切れる包丁はなかなか無い。
料理を良くする人は、日本から持って行こう。
3.ボランティア活動に使うおすすめの道具
ここからは、ボランティア活動に使うおすすめの道具を紹介しよう。
(38)バックパック
山奥の村で活動する隊員は、大きなバックパックが必要になる。
都会で活動する隊員でも、国内・国外の移動の際にはバックパックが便利だし、バックパックを使っていない青年海外協力隊には会ったことがない。
できるだけ大きなバックパックを買おう。
ぼくは3年ほどColemanのバックパックを愛用しているが、耐久性にも機能性にも優れていてお気に入りだ。
ただし、高確率でバックパッカーに間違えられる。
(39)リュックサック
普段の生活では、リュックサックが便利だ。
途上国で買ってもいいが、日本の物の方が丈夫で長持ちする。
(40)貴重品シークレットポーチ
首かけ式のタイプが多いが、ぼくが絶対に「腹巻タイプ」の貴重品ポーチをおすすめする!
首かけ式ではシークレットポーチを使っていることがバレてしまうからだ。
ズボンの中に入れて使うウエストポーチタイプを購入しよう。
(41)文房具
どこでも文房具は売っているが、高品質なものは日本ブランドだ。
ぼくはパナマで3色ボールペンを買ったが、一週間以内に3色とも出なくなった。
ボールペン、ハッチキス、定規などすぐに使いたい文房具は一式持参しよう。
(42)日本国旗
山の頂上で強風の中記念撮影をするときなど、意外と日本国旗の出番はある。
意外と店頭では売っていないので、ネットで買うのがおすすめだ。
(43)日本の写真
百聞は一見に如かず。
日本のことを質問されたら、写真を見せてあげよう。
この場合、スマホやタブレットよりも、現像した写真の方が分かり易いし使いやすい。
(44)日本語の雑誌
たぶん、任地に「日本好き現地人」が一人はいると思う。
現地人に日本語の雑誌を見せてあげれば喜ぶし、派遣歴が長い先輩隊員も喜ぶ。
(45)日本の紙幣と硬貨
「日本のお金を見せてみろ!」と言われることが多い。
すべての硬貨と紙幣をそろえておこう。
特に5円硬貨は穴が空いているので、珍しがって人気だ。
プレゼント用に大量の5円硬貨を持って行くボランティアもいる。
(46)折り紙
折り紙を侮ってはいけない。
折り紙がうまければ、超人気者になれる。
いろんな柄、サイズの折り紙を持って行こう。
(47)楽器
小型の楽器が演奏できる人は、楽器を持って行こう。
音楽は国境も語学の壁も超える。
(48)浴衣・甚平
日本人っぽい和装といえば、浴衣と甚平である。
日本文化紹介などで着ているとウケる。
現地人にも着せてあげよう。
(49)コスプレグッズ
いまや、日本と言えばアニメ、マンガ、ゲームである。
発展途上国にも、オタクはいる。
コスプレグッズを持って行って、コスプレしたら人気者になれるだろう。
参照:マンガ・アニメ・コスプレは海外でも人気!パナマのオタクイベントで日本文化紹介をした。
(50)職種ごとの専門用品
職種ごとに発展途上国では手に入らない専門的な道具があるだろう。
例えば、野菜栽培隊員なら「接ぎ木クリップ」は絶対に手に入らない。
活動に必要な物は、日本で用意しよう。
4.これは必須!パソコンとスマホ、タブレット
現代の青年海外協力隊には、パソコンやスマホ、タブレットなどのITガジェットが必須だろう。
(51)Windowsのノートパソコン
JICAポータルサイトはIEブラウザからしか見れないし、ノートパソコンはWindowsにしよう。
「いや、どうしてもアップルがいい!」という人は、パソコンに詳しいと思うので、自分でなんとかしてほしい。
ただし、発展途上国ではアップル製品は手に入りにくい。
古いノートパソコン(買ってから5年以上)を使っている人は、派遣の1ヶ月前には新しいものに買い替えよう。
青年海外協力隊は途上国という過酷な条件で使うので、防塵で耐久性が高い「Panasonicのレッツノート・シリーズ」が圧倒的に人気である。
パソコンを買い替えようと思っている人は、まずはレッツノートを検討してみよう。
しかし、ぼくはASUS製のノートパソコンを使っているが何も問題ないし、予算と相談して自分の好きなパソコンを買えばいいと思う。
青年海外協力隊になる人にはパソコンを持参して、ぜひブログを書いてほしい!
参考:青年海外協力隊こそネットを使ってブログを書こう!途上国と国際協力のリアルを日本人に伝えるために
参考:青年海外協力隊へ!初心者でも簡単に無料でブログが作成できるおすすめサイト3選&継続して書くコツ
参考:今から見逃せない!これから青年海外協力隊に派遣される平成27年度隊次の候補生ブログ3選
(52)パソコンのソフト
パソコンに必要なソフト類は、ネット回線速度が早い日本でダウンロードしてから出国しよう。
ブラウザ、マイクロソフト、写真編集、スカイプ、ウイルス対策ソフトなど自分が必要なものをインストールしておこう。
(53)データを入れた外付けハードディスク
日本の写真データ、活動に必要なデータ、JICA関連のデータを入れた外付けハードディスクを持って行こう。
(54)空の外付けハードディスク 500GB
データが入っていない空の外付けHDDもあった方が良い。
現地の活動データや写真を保存しよう。
写真や動画を撮るなら、最低でも500GBは欲しい。
必ず防塵、耐震性があるモデルを買おう。
(55)USBメモリー
データのやり取りには、USBメモリーが便利だ。
USBは2つあると安心だ。
(56)電子辞書
メジャーな語学を学ぶ候補生は、語学用に電子辞書を用意しよう。
途上国では、ミニパソコンと勘違いされる。
(57)タブレット
発展途上国でも、タブレットが超便利!
パナマの場合は、現地人もみんな安いタブレットを使っている。
ネットも出来るし、スカイプも出来るし、アプリも使えて、電子書籍も読める!
iPad、iPad mini、 Nexus7辺りがお薦め。
参照:ガラケー男子がスマホ男子を飛び越してタブレット男子になってから3ヶ月で起きた変化と変わらない習慣、Nexus7の評価。
(58)電子書籍リーダー
「タブレットはいらないけど、電子書籍は読みたい」という人にお薦めなのが、電子書籍リーダー。
タブレットのような見た目だが、電子書籍機能だけを持っていて、タブレットよりも値段が安い。
楽天やKindleから販売されている。
(59)スマートフォン
日本でスマホを使っている人は、契約を停止してそのまま持って行こう。
Wi-Fiがある場所で使える。
Simフリーならば、派遣国でSimを買えばスマホとして使えるはずだ。
今ならこちらのスマホがおすすめ。
参考:見なきゃ損!月額700円で海外でも使えるSIMフリースマホを1万5千円割引で買う裏技
(60)iPod Touch
iPod Touchを持っている協力隊員も多い。
Wi-Fiがある場所で、スマホ代わりに使っている。
(61)iPodかウォークマン
音楽を聴くことは気分転換になる。
ヒアリング教材を流せば、語学の勉強にも使える。
(62)衝撃吸収ケース
パソコンもタブレット類も、必ず衝撃吸収ケースに入れて持ち歩こう。
途上国では道が悪いため移動中に衝撃が加わることが多いし、荷物の扱いも雑だ。
ぼくは衝撃吸収ケースを二重にして、パソコンを保管しているし、外付けハードディスクもすべて衝撃吸収ケースに入れている。
(63)PCキーボード保護シート
途上国では虫が多いし、ホコリや砂も舞っている。
そこで、パソコンのキーボードには保護シートを使おう。
これだけでパソコンが故障する危険性を下げてくれる。
意外にもパナマ人からも大人気な商品だった。
(64)画面保護フィルム
スマホやタブレット類の画面には保護フィルムを貼ろう。
予備のフィルムもあると安心だ。
(65)予備の充電器と充電コード
任地では、「充電器が壊れる」というトラブルもよく発生する。
予備の充電器や充電コードはあった方が良い。
(66)防水・防塵・高耐久性コンパクトデジタルカメラ
青年海外協力隊にお薦めのカメラは、【防水・防塵・高耐久性】のコンパクトデジタルカメラだ。
途上国は日本よりも過酷な条件だし、子供に雑に扱われることも多いので、普通のコンデジでは故障する可能性が高い。
アウトドア向けのコンデジが一台あると、心強い。
ぼくはGPS機能付きの「OLYMPUS TOUGH TG-1」を使っている。
青年海外協力隊の村落地域で活動する隊員は、オリンパスのタフシリーズを使っている人が多い。
追記:防水カメラが水没故障した。
参考:防水コンデジの罠!水没した防水カメラを復活させる方法&故障する原因
追記:アウトドア向けビデオカメラGoProがおすすめ!
参考:青年海外協力隊に防水ビデオカメラGoProをおすすめする3つの理由と問題点
(67)一眼レフカメラ
青年海外協力隊の2年間の特別な思い出を綺麗に残すために、コンデジだけでなく「一眼レフカメラ」もお薦めしたい。
ぼくは青年海外協力隊に参加するまで、一眼レフカメラは持っていなかったが、協力隊参加を機にNikonのD5100を購入した。
実は、ぼくのように協力隊参加を機に一眼レフを始める人も多く、同期隊員でも初めて一眼レフを買った人が多くいた。
一眼レフは故障と盗難の危険性は高いが、コンデジとは別次元のクオリティの写真を撮影することができる。
また、一眼レフカメラを持っていると、現地人からカメラマンとしてイベントに誘ってもらえる。
これから一眼レフを買いたいという人には、こちらの過去記事がおすすめ。
参考:一眼レフカメラを初めて購入したい人は必見!1台目はNikonの初心者向け中級機種がおすすめ
参考:初めての一眼レフカメラは何を買ったらいい?レンズセットではなく入門機のボディ&単焦点レンズがおすすめ
参考:【忠告】初心者カメラマンの一眼レフにレンズフィルターは必須!この写真を見ればわかるでしょ(泣)
参考:カメラバックパッカー必見!治安が悪い場所でも一眼レフを安全に持ち歩き撮影する裏技
(68)望遠レンズか単焦点レンズ
一眼レフを持って行く人は、標準レンズだけでなく望遠レンズや単焦点レンズなどの交換レンズを持って行こう。
例えば、パナマでは一眼レフカメラは家電店で売っているが、交換レンズはなかなか販売していないのだ。
一眼レフを購入した人は、交換レンズも買って一緒に持って行こう。
単焦点レンズならこちらがおすすめ!
参考:背景がボケた写真を撮りたい人へSIGMA単焦点標準レンズ50mm F1.4がおすすめ!撮影のコツも
明るいズームレンズはこちらがおすすめ!
参考:SIGMA標準ズームレンズ17-50mmF2.8は、明るく広角なので屋内でも使いやすくておすすめ!
(69)大容量SDカード
コンデジであっても一眼レフであっても、SDカードは8GB以上の大容量のものにしよう。
2GB程度の小容量のものは、おそらく現地でも買えるからだ。
(70)変圧器
多くの国で電化製品を使うためには、変圧器が必要になる。
例外的にパナマでは変圧器は必要ない。
(71)コンセント変換プラグ
コンセント変換プラグを持って行こう。
例外的にパナマではコンセント変換プラグは必要ない。
(72)自撮り棒・ミニ三脚
最近流行の自撮り棒を持参するのは、ナイスアイデアだと思う。
協力隊の活動風景を撮影するために、ピッタリだ。
自撮り棒でなくても、ミニ三脚でもいいと思う。
(73)各種アプリ
タブレット類とスマホを使う人は、各種アプリを日本でインストールしよう。
外国ではインストールできないアプリがあるからだ。
例えば、パナマではニュースアプリのAntena、グノシーはインストールできない。
KindleやLINEも外国でインストールすると、日本バージョンとは異なるらしい。
(74)エネループ
乾電池を繰り返し充電できるエネループが便利だ。
5.配属先やホームステイ先への日本のお土産
意外と重要なのが、お土産だ。
印象を良くするために配属先やホームステイ先に、日本のお土産を買っていこう。
(75)美味しいお菓子
無難なのは、日本のお菓子だ。
ちなみにぼくは梅味のお煎餅と羊羹をプレゼントして不評だったので、おすすめしない。
柿の種、ぷっちょ、カレー煎餅、アルフォートは好評だった。
(76)日本酒・梅酒
お酒を飲むことが許されている宗教圏の国なら、お酒も喜ばれる。
日本酒や梅酒など、日本独特のお酒を飲ませてみよう。
(77)浴衣・甚平
浴衣と甚平はプレゼントにも喜ばれる。
しかし、外国人向けに大きいサイズを買っていこう。
(78)扇子
100円ショップの和物がお土産にピッタリだ。
アジアっぽい扇子はウケる。
(79)箸
「日本人は箸で食事を食べる」という話題に必ずなるので、箸も買っていこう。
オシャレな和柄デザインの箸なら、プレゼントにも最適だ。
ついでに、箸の使い方も教えてあげよう。
【番外編】必要ない物・おそらく現地で買えるモノ
番外編として、青年海外協力隊の持ち物として必要ない物も紹介しよう。
(1)スーツケースベルト
付けていても、空港の荷物検査でおそらく無くなる。
(2)予備のパソコン
予備のパソコンを持って行くくらいなら、故障しないように衝撃吸収ケースを使ったり、買い替え用のお金を持って行こう。
(3)石鹸やシャンプー
石鹸やシャンプーなどを2年分用意しようとすると大量になってしまうので、こだわりのブランドがないかぎりは、現地で調達しよう。
(4)あまり使わない衣類
衣類もかさばるので、必要最低限のものだけにしよう。
代わりに半袖、長袖、カジュアル、フォーマルなどバリエーションを持たせよう。
(5)傘・折り畳み傘
雨具は現地でも買える。
(6)あまり使わない文房具
クオリティは低いが、一通りの文房具は買える。
すぐに必要なもの以外は、現地でそろえよう。
(7)バスタオル
バスタオルはかさばるし、現地で買える。
(8)Wi-Fiチューナー・ポケットWi-Fi
Wi-FiチューナーやポケットWi-Fiは、現地のメーカーのものを買おう。
青年海外協力隊の持ち物リストまとめ
青年海外協力隊が持って行くべきものは、以下の6つのカテゴリに分類できるだろう。
1.JICA関連品
(例)公用旅券、JICAジャケット
2.日本でしか買えないもの
(例)日本料理の調味料、日本グッズ
3.赴任後すぐに必要なもの
(例)服、文房具
4.専門的なもの
(例)接ぎ木クリップ
5.趣味のもの
(例)スポーツ、楽器、一眼レフ
6.高額なもの
(例)パソコン、タブレット
【追記】青年海外協力隊についてガチで詳しく解説しよう
青年海外協力隊について、経験者がガチで詳しく解説する記事を書いた。
青年海外協力隊に興味がある人には、ぜひ一度読んでほしい。
参考:JICA青年海外協力隊とは?ボランティア経験者がガチで徹底的に解説する
【追記】YouTubeに青年海外協力隊の持ち物について動画をアップしました
YouTubeに青年海外協力隊の持ち物について、動画をアップしました。
こちらの動画で解説しているので、ぜひご覧ください。
【追記】青年海外協力隊なりたい人におすすめの記事
青年海外協力隊になる前にクレジットカードを作ろう
青年海外協力隊に参加したい人は、日本にいるうちにクレジットカードを作ろう。
なぜかというと、クレジットカードを持っていれば、任国でも日本の口座のお金を自由に使えて便利だからだ。
生活費はJICAから支給されるが、任国外旅行の費用や国内旅行の費用などは自己負担なので、クレジットカードは必須。
今ではほとんどの協力隊員が、クレジットカードを持って行っている。
こちらの記事でおすすめのクレジットカード5種類を紹介しているので、ぜひ読んでみてほしい。
→ 海外旅行におすすめなクレジットカード5選!保険が付帯するので世界一周する人や学生向け
途上国で働きたい人は、転職サイトに登録しよう
すでに青年海外協力隊に参加することを決めた人は、帰国後の進路は考えているだろうか?
もしまだ考えていないなら、今から転職サイトに登録して転職の準備を始めよう。
一般的に企業は「協力隊の二年間」を評価しないので、今から自分の市場価値を測っておくことが大切だからだ。
また、まだ青年海外協力隊を受験しようか迷っている人も、転職サイトに登録して「途上国と関われる仕事」を探してみよう。
例えば、日系企業の駐在員として途上国で働いたり、外資系の社員として途上国で働くことだってできる。
ただし、これらの求人情報は非公開求人なので、転職サイトに無料登録しないと見ることができない。
ぼくも実際に転職サイトに登録して、その手順をこちらの記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてほしい。
→ 転職して海外で働きたい人はリクルートエージェントに登録して求人情報をみよう
まとめ
以上で、青年海外協力隊の持ち物リストの紹介は終わりだ。
派遣国、任地、職種、性別、趣味などにより、持ち物はかなり異なるので、今回の記事を参考にして「オリジナルの持ち物リスト」を作ってほしい。
参考:青年海外協力隊を卒業しフリーランスになった2015年に買って良かったモノ&もらって役立ったモノ20選
参考:国際ボランティア生活の必需品!青年海外協力隊として途上国暮らしを始めた2014年に買って良かったもの5選
青年海外協力隊から日本帰国後の再就職に不安がある人へ
青年海外協力隊の任期終了後に日本へ帰国してから、再就職できるか不安な人はこちらの記事を読んで欲しい。
→ 青年海外協力隊が帰国後再就職を成功させる方法!転職漫画エンゼルバンクを読んで転職サイトに登録しよう
→ 海外で働きたいなら必見!リクルートエージェントに登録したら海外の求人・転職情報が500件も見つかったよ
海外旅行者向けの100均で買える便利なグッズ
バックパッカー向けに100円ショップで買える便利な旅グッズをまとめたので、こちらも参考にしてもらいたい。