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青年海外協力隊とは?英語力,職種,合格倍率,年齢,訓練,活動を徹底解説

      2019/01/28





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JICAの青年海外協力隊とは何ですか?

ぼくは青年海外協力隊経験者なので、青年海外協力隊に関する質問を受けることが多い。

・青年海外協力隊はボランティアだから無給なの?

・どうやったら青年海外協力隊になれるの?

・青年海外協力隊は途上国で何をしているの?

青年海外協力隊とは、日本の税金を使ったJICAのボランティア制度なのに、意外と日本人に理解されていない。

そこで、これまでにいろんな情報をこのブログに書いてきた。

今回はそれらの過去記事を紹介しながら、青年海外協力隊についてわかりやすく解説しよう。

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青年海外協力隊とは?

青年海外協力隊とは、かんたんにいうと「JICAボランティア」である。

青年海外協力隊やJICAについて、説明しよう。

1.青年海外協力隊とは?

青年海外協力隊とは、JICAのボランティア制度の一つ。

・海外青年協力隊

・海外協力青年隊

・青年協力支援隊

などとよばれることもあるが、すべて間違っている。

ただしくは「青年海外協力隊」で、英語ではJapan Overseas Cooperation Volunteers(通称JOCV)である。

 

2.JICAボランティアとは?

次に、JICAボランティアについて説明しよう。

JICAボランティアには、青年海外協力隊、シニア海外ボランティア、日系社会青年ボランティア、青年海外協力隊・短期派遣の4つの種類がある。

JICAボランティアの目的は、途上国でボランティアをしたい日本人にその機会を提供すること。

 

3.青年海外協力協会(JOCA)とは?

青年海外協力隊の運営を行っているのは、公益社団法人の青年海外協力協会(通称JOCA)。

青年海外協力協会は青年海外協力隊OBOGで成り立つ組織で、派遣前訓練の運営など青年海外協力隊を支援する事業を行っている。

 

 

独立行政法人国際協力機構JICAとは?

青年海外協力隊を運営しているのは、独立行政法人国際協力機構(通称JICA・ジャイカ)。

青年海外協力隊を理解するためには、まずはJICAについて理解しないといけない。

1.JICAの目的

JICAは、日本の政府開発援助(ODA)を行う機関。

かんたんにいうと、日本を代表して開発途上国の経済的発展を促すために存在している。

JICAの年間予算は一兆円を超えている。

今のJICAのビジョンは、「すべての人々が恩恵を受ける、ダイナミックな開発を進めます」。

 

2.JICAの事業

開発途上国の経済的発展のために、JICAが行っている事業は以下の通り。

【JICAの事業】

・開発途上国への技術協力

・有償資金協力

・無償資金協力

・国民等の協力活動の促進

・海外移住者・日系人への支援

・技術協力のための人材の養成及び確保

・調査および研究

・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与

・国際緊急援助隊の派遣

この中でJICAの主な事業は「途上国への融資」と「技術協力プロジェクトの実施」。

ボランティア事業は途上国のためというよりは、ボランティアをしたい日本国民のための事業。

なので、国際協力のプロとして仕事がしたい人は、青年海外協力隊以外の選択肢を選ぼう。

 

3.JICAの資金源は税金

JICAの資金源は、主に日本国民の税金。

平成29年度のJICA運営費交付金は、1,707億1,900万円

外務省に要求する有償資金協力部門の資金は、1兆2,055億円

 

4.JICA職員と青年海外協力隊は別物

「青年海外協力隊ってことは、JICAで働いているんですね!?」

と勘違いされることが多いが、青年海外協力隊とJICA職員は別物である。

 

5.JICAに就職する方法

青年海外協力隊ではなくJICAに入りたい人もいるだろう。

JICAに就職したければ、新卒採用試験か中途採用試験を受ければ良い。

 

 

 

 

 

青年海外協力隊の専門用語

これから青年海外協力隊について説明するのだが、さきに専門用語の意味を理解してほしい。

JOCV

JOCV(ジェーオーシーブイ)は青年海外協力隊のこと。

JICA関係者は青年海外協力隊のことをJOCVと呼ぶことが多い。

 

SV

SV(エスブイ)とはシニア海外ボランティアのこと。

JOCVと区別するためにSVと呼ばれる。

 

OV(Old Volunteer)

JICAボランティア経験者のことを、OV(オーブイ)とよぶ。

これはOBOGのボランティア版。

 

隊次(たいじ)

青年海外協力隊は年間に4回、3ヶ月毎に派遣されている。

そして、呼び方は一次隊(いちじたい)から四次隊(よじたい)まである。

【青年海外協力隊の隊次】

一次隊:7月派遣

二次隊:10月派遣

三次隊:1月派遣

四次隊:4月派遣

例えばぼくは、「平成25年度一次隊」である。

このように「平成○○年度○次隊」というのが、青年海外協力隊の自己紹介方法だった。

ただし、最近は「平成○○年度」ではなく「20○○年」という言い方に変わったそうだ。

 

職種

青年海外協力隊の職種は120種類以上あり、9つの分野に分かれている。

こちらから青年海外協力隊の職種を検索できる。

 

派遣国

青年海外協力隊が派遣された国の数は、88カ国。

 

 

 

 

 

青年海外協力隊になる方法

次は、青年海外協力隊になる方法を説明しよう。

1.青年海外協力隊になるための条件

 

国籍

日本国籍が必須。

年齢

20歳から39歳まで。

願書を提出するときの年齢なので、実際には40歳になってから派遣される隊員もいる。

40歳からはシニア海外ボランティアに応募できるので、30歳後半の人はどちらに応募するか検討しよう。

ただし、シニア海外ボランティアの方が待遇が良いので、ほとんどの人はシニア海外ボランティアを選択する。

参考:給料540万円!JICAシニア海外ボランティアとは?年齢40歳以上TOEIC330点から応募できる

性別

昔は男性の方が多かったが、最近は女性の方が多い。

また、性的マイノリティについては、JICAも対応している。

最近では性的マイノリティを公表する隊員も現れている。

ただし、宗教などを考慮して、任国が限定されることはあるそうだ。

学歴

特に学歴は必要ない。

4年制大学を卒業した人が多いが、専門学校や短大卒の人もいる。

海外の大学院を卒業した人や東京大学卒の高学歴者も多い。

職歴(社会人経験)

社会人経験があった方がいいといわれていて、ぼくも二次面接で突っ込まれた。

でも新卒でも参加できるし、大学院を休学して行く人もいる。

実務経験

青年海外協力隊では、実務経験を重要視している。

職種と関係した仕事をしていると、採用されやすい。

ぼくの場合には仕事ではなかったが、大学院での研究内容やアルバイトをアピールした。

資格

職種と関係した資格は持っていた方がいいし、看護師のように資格が必須な職種も多い。

英語力(TOEIC)

「青年海外協力隊には英語が得意じゃないとなれない」

と勘違いしている人が多いが、実際には英語が苦手な人のほうが多い(中には英語のネイティブスピーカーもいるけど)。

 

2.会社員向け!現職参加制度とは?

国家公務員、地方公務員、民間企業、団体の中には、現職として籍を残したまま青年海外協力隊に参加させてもらえる場合がある。

現職として参加できると給料の8割がもらえるので、金銭的にはかなり特になる。

 

3.教師向け!現職教員特別参加制度とは?

現職教員特別参加制度とは、国立、公立学校および私立学校の教員が身分を保持したまま青年海外協力隊へ参加するための制度。

毎年適用されるのは、「春募集のみ」。

派遣期間(1年9ヶ月)と訓練(70日間)を合わせて2年間なので、一般隊員よりも3ヶ月短い。

 

4.青年海外協力隊になるための応募ステップ

次は、青年海外協力隊の応募ステップを紹介するよ。

願書請求

募集説明会に行けなかった場合には、JICAに願書を請求しよう。

健康診断

一次審査で健康診断の結果が必要になるので、大きな病院で健康診断を受けよう。

志望理由書と職種別書類審査に回答

願書は主に志望理由書と職種別書類審査。

書類提出

書類が揃ったら、締め切りまでに郵送する。

書類選考

JICAで書類選考が行われる。

一次審査結果発表

一次審査の結果がネットで公開される。

二次審査の書類が家に届くはず。

二次審査(面接)

二次審査は東京のJICAで行われる。

ここで二種類の面接を受ける。

二次審査結果発表

合格すれば書類が家に届く。

ここで初めて任国がわかる。

書類提出

任国が行きたい場所なら、青年海外協力隊に参加する書類を提出しよう。

行きたい場所じゃないから辞める人もいる。

技術補完研修(該当者のみ)

実務経験が足りない人は、技術補完研修を受ける。

コミュニティ開発や環境教育は受講者が多い。

派遣前訓練(駒ヶ根か二本松訓練所)

70日間の派遣前訓練を受ける。

派遣前訓練が最終試験となり、語学の最終試験に合格しないと派遣が延期になる。

派遣(基本的に2年間)

任国へ2年間派遣される。

帰国

一般隊員は2年後に帰国する。

現職参加の隊員の多くは、1年9ヶ月後に帰国する。

 

 

 

 

JICAボランティアの派遣前訓練

派遣前訓練についてもかんたんに説明しよう。

1.派遣前訓練とは、最終試験である。

派遣前訓練とは、実は最終試験を兼ねている。

なので、派遣前訓練を卒業しないと、青年海外協力隊にはなれない。

派遣前訓練中は「訓練生」と呼ばれる。

 

2.駒ヶ根訓練所と二本松訓練所

派遣前訓練をする場所は、長野県駒ヶ根市と福島県二本松市の二箇所。

 

3.派遣前訓練の語学授業とは?

派遣前訓練の語学授業について紹介する。

語学授業は、訓練所の先生もしくは語学学校の先生によって行われる。

基本的には訓練所の先生だが、候補生の数が多いときには外部の先生が呼ばれるときもある。

 

4.派遣前訓練のボランティア講座とは?

派遣前訓練では、ボランティア講座も行われる。

だいたい、午前中が語学授業で午後がボランティア講座だ。

 

 

 

 

 

地域おこし協力隊とのコラボ!グローカル協力隊

 

青年海外協力隊に、総務省の地域おこし協力隊とのコラボ制度が導入された。

その名も、グローカル協力隊

 

大学院に在籍しながら青年海外協力隊に参加できる

実は大学院に在籍しながら、青年海外協力隊に参加する方法がある。

それが、ザンビア特別教育プログラムである。

 

 

 

 

 

青年海外協力隊の派遣期間中の流れ

ここからは、青年海外協力隊の派遣期間中の流れを紹介する。

一ヶ月間の語学研修

パナマの場合には、地方都市で一ヶ月間の語学研修を受けた。

語学研修といっても先生役は素人の主婦だったので、最悪な内容だったが。

 

ボランティア活動開始

任地に着いたら配属先に挨拶に行って、すぐに働き始めた。

ただし、着任後半年間くらいはスペイン語がまったく理解できず、仕事はおろか日常生活さえできなかった。

 

赴任から12ヶ月後に中間報告会

赴任から12ヶ月後に中間報告会を行い、活動報告を行った。

報告会のやり方も任国ごとにバラバラで、パナマはスペイン語で配属先を集めて実施していた。

しかし、ケニアでは日本語で配属先なしで行っていた。

 

赴任から24ヶ月後に最終報告会(国によってはもっと早い)

赴任から24ヶ月後に最終報告会を開催し、ボランティア活動の最終報告を行った。

パナマの場合には配属先を呼んで、スペイン語で発表する。

任国によっては、もっと早いタイミングで最終報告会を行う国もあるそうだ。

 

 

 

 

やる気がないボランティアはどうなるか?

「青年海外協力隊はみんな偉い!」

みたいなことをいっている人がいるけど、実際にはボランティア活動をサボってる隊員も多い。

そんなやる気がない隊員は何をしているのか?

1.任期短縮

まず、すぐに協力隊を辞めて日本へ帰国する人がいる。

ぼくの同期でも、赴任してから半年以内に辞めた人が何人かいた。

 

2.出社せず、家でゲームやYouTube鑑賞、町に遊びに行く

任期短縮しなかった場合には、配属先に出社せずに家でゲームやYouTubeを見ていたり、町に遊びに行っている人がいる。

このような話は実際に青年海外協力隊に参加してみないと目にしないと思う。

※もちろん、ボランティア活動を頑張っている人もいる

 

 

青年海外協力隊の任期が終わった後の進路、就職支援

次に、青年海外協力隊から帰国した後の進路について紹介しよう。

任期終了後の主な進路

青年海外協力隊の後の主な進路は、就職だ。

実におよそ6割もの協力隊OVが、再就職している。

【青年海外協力隊の進路】

就職:57%

現職参加復帰:24%

進学・復学:8%

アルバイト・非常勤:6%

家事手伝い等:6%

参考:進路状況

 

JICAの就職支援

JICAの帰国後には、基本的には就職支援はない。

ただし、協力隊OVと企業との交流会は開催してくれる。

協力隊OVに興味がある貴重な企業と接触できるチャンスなので、気になる人はぜひ参加しよう。

 

実は2回以上、青年海外協力隊をする人もいる

実は、青年海外協力隊の後の進路として、青年海外協力隊もある。

なんと、青年海外協力隊に2回以上参加する人もいるのだ。

実際、ぼくの同期には2回目の参加という人が二人いたし、ぼくの同期でもその後にもう一度参加した人がいる。

 

 

 

 

青年海外協力隊ブログの紹介

青年海外協力隊の生活を知る方法として、個人ブログを見るのがおすすめだ。

JICAが運営しているブログもあるが、綺麗事しか書けないので個人ブログの方をぜひ見てほしい。

そこで地域ごとに、おすすめのブロガーを紹介する。

1.アジア

僕はネパールを変えることができない。

記事一覧 - 僕はネパールを変えることができない。
記事一覧 – 僕はネパールを変えることができない。

 

アジアでおすすめなのは、ネパールにコミュニティ開発として派遣されているKeiさんのブログ。

ネパールでキャラメル作りに取り組んでいらして、その様子をブログにまとめている。

参考:【寄稿】第一志望の会社を3年で辞め、青年海外協力隊後に起業する僕にネパールで会いませんか?

 

2.中南米

 JIBURi.com

 

手前味噌ですみません。

中南米の情報が知りたい人には、パナマに派遣されていたぼくのブログを読んでほしい。

この1ページに重要な記事をまとめたので、協力隊に興味がある人には絶対に見てほしい!

見てみる→ JICAボランティア青年海外協力隊になりたい人が絶対に読むべき厳選記事まとめ

 

3.アフリカ

冷静と情熱のアイダ

 

こちらは、会計士から青年海外協力隊のコミュニティ開発になったぴかりんさんのブログ。

 

タケダノリヒロ.com

 

ルワンダで青年海外協力隊コミュニティ開発として活動されている、タケダノリヒロさんのブログ。

 

 

青年海外協力隊になりたい人に知ってもらいたい選択肢

最後に、「青年海外協力隊になりたい!」という人にこそ、青年海外協力隊以外の選択肢があることも知ってもらいたいので、いくつか紹介しよう。

1.開発コンサルタントや国連職員を目指す

2.日本でボランティアを行う

3.ワーキングホリデーか留学する

4.日系企業か外資系企業へ転職する

5.青年海外協力隊になる目的を考え直す

 

 

 

 

青年海外協力隊の情報まとめ

今回は、青年海外協力隊とは何かについて、経験者のぼくが徹底的に解説した。

青年海外協力隊は日本の税金で運営されているのに、日本人はその実態を全然知らない。

ぜひ多くの日本人に青年海外協力隊について、正しく理解してほしい。

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