アメリカ電子渡航認証システム(ESTA)の申請のやり方と有効期限内に確認・更新する方法、再申請の手順
青年海外協力隊として日本への帰国を2ヶ月後に控え、アメリカのビザ免除システムESTAを再申請しなければいけなくなった。
ESTAの有効期限は2年間のため、日本へ帰国する直前に有効期限が切れてしまうからだ。
ESTA登録がないとアメリカへ入国することができないので、アメリカに入国する人にとってエスタ登録は非常に重要である。
しかし、エスタの登録方法と登録情報の確認、更新の仕方、そしてなんといっても再申請の方法はあまり知られていない。
そこで、今回はアメリカ電子渡航認証システム(ESTA)の申請のやり方と有効期限内に確認・更新する方法、再申請の手順を紹介しよう。
アメリカ入国旅行者必須のESTA(アメリカ電子渡航認証システム)とは?
まずは、アメリカのエスタ(ESTA)と呼ばれる入国審査システムについて基本的な情報を紹介しよう。
1.エスタ(アメリカ電子渡航認証システム)とは?
アメリカ合衆国の大使館によると、エスタとはビザ免除プログラムの一部で、米国に短期商用・観光目的(90日以下)で旅行するすべてのアメリカ渡航者が対象になる。
アメリカ経由で中南米に行く場合や、アメリカの離島ハワイに行く場合にも、エスタを申請しなければいけない。
エスタは公式ホームページから、個人でいつでも簡単に申請、確認ができる。
ちなみに、ESTAとは「Electronic System for Travel Authorization」の頭文字を取ってつけられた。
2010年9月8日より、全てのビザ免除プログラム参加国(VWP)の渡航者は、旅行促進法により定められた14ドルのESTA料金を支払わなければなりません。
ESTA申請は旅行前ならいつでも可能です。
通常一度承認されれば、米国へ複数回の渡航が可能で、ESTAは2年間または申請者のパスポートの有効期限、あるいはその他再申請しなければならない状況が発生するまで有効です。
すでにESTA認証を受けた渡航者は必須項目以外の情報更新の際にはESTA費用を支払う必要はありません。
だだし、新しいパスポートを取得したりESTAを再申請する場合には費用の支払いが必要になります。
ESTA費用は渡航認証申請時にESTAのシステムを通して支払います。
ESTAは、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されました。
このオンラインシステムは、ビザ免除プログラムの一部で、米国に短期商用・観光目的(90日以下)で旅行するすべてのVWP渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません。
引用元:米国大使館ESTA(エスタ)申請公式ウェブサイト
2.エスタ公式ホームページ https://esta.cbp.dhs.gov/esta/
エスタの公式ホームページを紹介しよう。
(1)説明文は英語
以下のサイトがエスタの公式ホームページで、ここからエスタの申請、更新、確認が行える。
エスタはアメリカのシステムなので、ホームページの説明文は英語で書かれている。
参考:Electronic System for Travel Authorization
(2)エスタの日本語サイト
しかしエスタは23か国語に対応していて、日本語サイトも用意されているので安心して欲しい。
日本語サイトを見るためには、ホームページ上部の「日本語」という文字をクリックしよう。
すると、以下のようにすべての文章が日本語に変換される。
(3)エスタのニセ・サイトに要注意!
ウェブ上にはエスタを模倣した「ニセ・サイト」があるので、誤って高額な料金を支払わないように気を付けよう。
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/ が公式ホームページだ。
参考:偽ESTAにご用心!
初めてエスタ申請する旅行者へ! アメリカ電子渡航認証システム(ESTA)の申請のやり方
ここからは初めてエスタを申請する旅行者の方のために、ESTAの申請のやり方を解説しよう。
※ここに書かれているのは2015年4月の情報です。エスタの内容が変更になる可能性もあるので、基本的にはエスタの公式ホームページの案内に従って作業してください。エスタ申請については、自己責任でお願いします。
1.用意するモノ
まず用意するモノは、以下の5つだ。
・パソコン
・ネット環境
・パスポート
・クレジットカード
・14ドル(クレジットカードで支払う)
海外旅行には、クレジットカードが必須。
ぼくが使っている超便利なクレジットカードをランキング形式で公開したので、海外旅行したい人は参考にしてほしい!
参考:海外旅行におすすめなクレジットカードランキング!海外旅行保険とキャッシングが付いて世界一周や学生の留学にも便利
パソコンとネット環境がないとエスタの申請は行えない。
スマホでもできると思うが、パソコンの方が操作性がよいのでおすすめだ。
パスポートとクレジットカードの情報が必要になるので、手元に用意して欲しい。
そして、エスタの申請には14ドル(およそ1680円)必要なので、後日クレジットカード会社を通じてあなたの口座から引き落とされることになる。
もし、14ドル以上の請求が発生したとしたら、それはニセ・サイトなので気を付けよう。
2.エスタ申請の流れ
エスタ申請の流れを説明しよう。
エスタの公式ホームページにも書かれているが、以下の5つのステップを踏むことになる。
エスタの申請はとても簡単で、10分もあれば終わる作業量だ。
作業内容 | |
ステップ1 | 申請書の入力 |
ステップ2 | 申請書の送信 |
ステップ3 | 申請番号を記入する |
ステップ4 | クレジットカードで支払い |
ステップ5 | 申請状況を表示する |
ステップ1. 申請書の入力
まずは、エスタの公式ホームページで「申請」か「申請の検索」の選択肢があるので、初めて申請する旅行予定者は「申請」をクリックしよう。
その後表示される免責事項を読んで、「はい、私は内容を読み、理解した上でこれらの条項に同意します。」を選択し、「次へ」をクリックする。
そして、その後表示される2009年旅行促進法を読んで、「はい、私は内容を読み、理解した上でこれらの条項に同意します。」を選択し、「次へ」をクリックする。
すると、申請書の入力画面が表示されるので、以下の8つの情報をすべて記入する。
・申請者情報
・パスポート情報
・連絡先情報
・米国内外の緊急時連絡先情報
・渡航情報
・雇用情報
・8つの質問
・権利の放棄
ステップ2.申請書の送信
すべてを記入したら、次へをクリック。
すると、記入した情報が表示されるので、記入ミスがないか確認して問題なければ、一番下の「申請」をクリックする。
これで申請書類の送信は完了だ。
ステップ3.申請番号を記入する
「申請番号」が発行されるので、「申請の表示」をクリックして表示された申請番号をメモしよう。
「次へ」をクリックして、クレジットカードでの支払いへ進もう。
ステップ4.クレジットカードで支払い
ここでは以下の10個のクレジットカードの内容を記入して、エスタの処理手数料14ドルを支払おう。
・口座名義人(クレジットカードの名義人)
・請求書送付先
・都市
・国
・州/県
・郵便番号
・クレジットカードの種類
・クレジットカード番号
・有効期限
・セキュリティコード
すべて記入したら、「支払の送信」をクリックしよう。
これで手数料の支払いが完了した。
ステップ5.申請状況を表示する
「渡航認証許可」と表示されれば、エスタ申請は成功である。
「申請の印刷」をクリックしてデータを保存しておこう。
それから「領収書の表示」をクリックし「印刷」をクリックして、データを保存しておこう。
これですべて終わりだ。
おそらく10分ほどですべての手順を終えられる。
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アメリカ電子渡航認証システム(ESTA)の有効期限内に登録情報を確認・更新する方法
次にESTAの有効期限内に登録情報を確認、更新する方法を説明しよう。
1.ESTAの有効期限内に登録情報を「確認」する方法
まずは登録情報を確認する方法から説明する。
ESTAの登録完了後、有効期限内に登録情報を観たい方は、エスタの公式ホームページからその情報を確認することができる。
例えば、過去にアメリカ入国のためESTA申請を済ませたが、次回のアメリカ入国までにESTAの有効期限が切れるかどうか知りたい人は、有効期限を確認しておこう。
(1)エスタの公式ホームページから申請の検索をクリック
まずはエスタの公式ホームページへ行こう。
そして、ページ下部の「申請の検索」をクリックしよう。
(2)申請に関する情報を記入
次に申請に関する以下の情報を記入しよう。
・パスポート番号
・生年月日
・申請番号または、姓と名とパスポート発行国
(3)申請の表示をクリック
すると、個人のページが表示されるので、「申請の表示」をクリックしよう。
(4)登録情報を確認する
たったこれだけの作業で、エスタの登録情報を確認できる。
ぼくの場合には、2013年6月7日に手数料の支払いを済ませたので、2015年6月7日までがESTAの有効期限だった。
ESTAの有効期限をもとにして、アメリカもしくはアメリカ経由での旅行を計画しよう。
2.ESTAの有効期限内に登録情報を「更新」する方法
次にESTAの有効期限内に登録情報を「更新」する方法を紹介しよう。
※ESTAの有効期限内に「更新」できるのは、メールアドレスとアメリカ滞在中の住所だけなので、有効期間の延長もしくは再申請を行いたい人はここは飛ばして、もっと下を見て欲しい。
(1)申請の更新をクリック
申請の確認の「(3)申請の表示をクリック」の場面で、「申請の更新」をクリックすると、申請の更新ページへ行くことができる。
(2)変更したい情報を変更
ここではメールアドレスとアメリカ滞在中の住所を変更できる。
「申請の更新」とはエスタの登録期間の延長ではなく、メールアドレスと住所の変更を意味している。
メールアドレスと住所をわざわざ変更する人は稀だろう。
では、ESTAの登録期間を延長したい場合にはどうすればいいのか?
次に、その方法を解説しよう。
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アメリカ電子渡航認証システム(ESTA)の再申請の手順(有効期間の延長)
最後にESTAの再申請の手順を紹介しよう。
次回のアメリカ入国時にエスタの有効期限が切れることが分かっている人は、この作業が必要になるのでチェックしてほしい。
1.ESTAの有効期限内には、「申請・再申請・延長申請」ができない
まず、エスタの有効期限内には、申請および再申請、延長申請ができない。
およそ2年間の有効期限内には、登録情報の確認と更新(変更)しかできないのだ。
では、どうしたらいいのか?
2.ESTAの有効期限が切れるのを待ち、その後「再申請」する
ESTAの再申請の方法は、たった一つしかない。
それはエスタの有効期限が切れるのを待ち、期限が切れた後に再度申請し直すという方法だ。
面倒くさいと感じると思うが、エスタの公式ホームページで有効期限が切れる日を調べて、その日以降に再度申請し直そう。
これが、エスタを再申請する方法だ。
※エスタ申請の際には、エスタの公式ホームページをよく読み、自己責任で行ってください。
【追記】海外旅行したい人、海外で働きたい人におすすめの記事
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こちらの記事でおすすめのクレジットカード5種類を紹介しているので、ぜひ読んでみてほしい。
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→ 転職して海外で働きたい人はリクルートエージェントに登録して求人情報をみよう
まとめ
ESTAの申請のやり方、登録した情報を確認、更新する方法、有効期限が切れるエスタの再申請の方法を紹介した。
アメリカへ行く人、アメリカ経由で他の国へ行く人は、必ずエスタの申請が必要になるので、今回の情報を参考にしてもらいたい。
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