ベネズエラで目の前でひったくりが起き、犯人がボコボコにされた
今、ぼくは世界一危険な町であるベネズエラの首都カラカスに滞在している。
今日の15時頃ホテルの近くの公園でベンチに座って休んでいた。
すると、隣に座っていたカップルのカバンがひったくりに奪われた。
犯人は通りすがりの男たちによって取り押さえられた。
そして、殴ったり蹴ったりされてボッコボコにされていた。
ここはまるで北斗の拳の世。
今後ベネズエラの首都カラカスを訪れる人には、十分気を付けてもらいたい。
そこで今回は、ひったくり事件について紹介しよう。
ベネズエラの首都カラカスは世界一危険
ベネズエラの首都カラカスは、世界一危険な都市に認定されたことがある。
Wikipediaによると、カラカスの殺人発生率は東京の100倍以上で、世界最悪だそうだ。
ベネズエラに派遣されていた青年海外協力隊OBは
「首都カラカスは、北斗の拳の世界そのままだった」と言っていた。
カラカスの治安は非常に悪く、人口当たりの殺人事件発生率は東京の100倍を超える。
2008年は10万人当たりの殺人事件発生率が130人となり世界最悪、2012年でも10万人当たり119人と世界3位の数字を記録している。引用元:Wikipediaカラカス
ベネズエラのカラカスでひったくり事件に遭遇
先ほど、ひったくり事件に遭遇し、改めてカラカスの治安の悪さを実感した。
1.カラカスの中では治安がいい地域
ぼくはカラカスの地下鉄アルタミラ駅の近くのホテルに滞在している。
アルタミラ駅の近くには各国の大使館がある。
カラカスの中では比較的治安がいい地域らしい。
治安がいい地域といっても、「世界一危険なカラカスの中では」の話。
東京と比べたら北斗の拳の世界の方が似ているだろう。
ここがアルタミラ駅の入り口になっている公園。
2.挙動不審な男が近づいてきて、隣のカップルのカバンを奪って逃げた
今日の15時頃、このアルタミラ駅の公園のベンチに座っていた。
すると挙動不審な若い男が近づいてきた。
十代後半の男がフラフラとしながら、でも確実にぼく目指して歩いてくる。
「これは怪しい、ってかヤバい……」と感じ、男の方を観察した。
すると、ぼくの目の前で方向転換した。
「なんだ、気のせいだったのか」と思い、男が進んだ方向を眺める。
すると、となりのベンチに座っていたカップルのカバンを奪って逃げた。
彼はひったくり犯だったのだ!
おそらくぼくのカバンを狙っていた。
しかし、ぼくが男に気がついたので、隣のカップルにターゲットを変えたのだろう。
間一髪だった。
しかも、実は二人組だったらしく、もう一人の男も逃げ出した。
一人が陽動係で、もう一人が実行係だったのだろう。
「え、えええ!?」
と状況が飲み込めないでいると、すぐに近くにいた男たちが犯人を追いかけ始めた。
カップルの男性だけでなく、通りすがりの男たちも次々と犯人の後を追う。
犯人は二手に分かれて逃げた。
そして、犯人一人につき5名くらいの男が追いかけた。
そして、犯人の一人にタックルをかまして捕まえた。
この辺りでぼくもようやく状況が飲み込めてきた。
目の前で犯罪が起きたことが生まれて初めてだった。
なので、頭がついて行かなかった。
状況はわかったが怖いので、犯人には近づかないようにした。
3.犯人は群衆にボコボコにされた
そして、男たちが犯人に覆いかぶさり、ボッコボコに殴り始めた。
犯人もすきを見て逃げ出そうとするが、10名くらいの男たちが取り囲んでそれを許さない。
次第に公園中から男たちが30名以上集まった。
みんなで犯人を殴ったり蹴ったりしてボコボコにしていた。
群衆が50名を超えて、
「犯人を地下鉄の駅の入り口へ突き落して殺せ!」
というコールも起き始めていたが、警察官がやってきて鎮めた。
もう一人の犯人は地下鉄の駅へ逃げ込んだが、こちらも追いかけた男たちに捕まった。
同じようにボコボコにされていた。
2名の犯人は警察官に羽交い締めにされて、連行されていった。
犯人を捕まえた男たちはハイタッチして手柄を喜んでいた。
ぼくは周囲に集まっていた群衆と少し距離を取り、近くにいた人たちと
「いやー、やっぱりこの辺も危ないねー」
と話していた。
ベネズエラのカラカスで事件を目撃して
カラカス、怖い\(^o^)/
4日からは「カラカスよりも治安が悪い街」へ移動するので、今まで以上に安全には気を付けたい。
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参考:青年海外協力隊の2年間でJICAから学んだ海外で身を守る安全対策まとめ
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