日本では「地方ブーム」が起きている
今、日本では「地方」が流行っているらしい。
僕は長野県に24年間住んでいたほど、地方が大好きな「地方男子」なのでとても嬉しい風潮だ。
地方男子のお気に入りのブログ「隠居系男子」さんでは、地域密着型ブロガー(通称:地方ブロガー)を集めたサイトを作ろうとしているそうだ。
手始めとして「私がそれでも(地方)に住み続ける、その魅力を◯つにまとめて語ります!」という記事を募集していて、そして日本全国の地方ブロガーから、たくさんの記事が集まった。
↓
あなたの町の魅力も伝えて欲しい!「私がそれでも(地方)に住み続ける」シリーズをまとめてみた!
集まった記事を読んで各地方の魅力を学んで楽しんでいたが、ある事実に気づき僕は愕然とした。
長野県バージョンがない!
「私がそれでも○○に住み続ける」シリーズは30都道府県バージョンがあるのに、僕が愛する長野県バージョンがなかったのだ。
長野県に住む地方ブロガーは一体、何をしているんだ!!
長野県には長野県密着型ブロガーのサイト「ナガブロ」があるのに、なぜ誰も「長野県に住み続ける理由」を書かないのだ!!
そういえば、「社会の問題を他人の問題ではなく、自分の問題と捉えることが大切」って誰かが言ってた気がする。
そこで、自分で書くことにした。
今は長野県ではなく地球の裏側に位置している「パナマ共和国」に住んでいるが、一度外に出たことで長野県の魅力を再確認できた。
それではいってみよう!
僕がそれでも信州伊那谷に住み続ける3つの理由を、地球の裏側から語ります!
まずは、信州伊那谷(長野県上伊那・下伊那地域)とは?
そもそも信州伊那谷とは、長野県南部に位置する二つの山脈南アルプスと中央アルプスに挟まれた谷状の地域のことである。
下の地図の赤丸で囲まれた地域が、信州伊那谷。
本州のほぼ中央に位置していることから、昔から東日本と西日本を繋ぐ要所であり、また「東西の文化が融合する地域」であった。
1.変人が多くて面白い。
信州伊那谷には、変人が多いと思う。
例えば…
(1)青年海外協力隊・駒ケ根訓練所があるおかげで、たくさんの協力隊OBが帰国後に住み着いている。
(2)直売所、コワーキングスペース、豆腐屋、民宿、新聞社など個性的な経営者が多い。
参考:青年海外協力隊市場調査団に生きた!新聞記者と路上販売とビジネス経験
参考:農家の生きる道は六次産業化?一次産業サミット@長野県伊那市コワーキングスペースDEN
参考:まめやの豆腐と手作りロケットストーブも!長野県伊那市のフェアトレードショップ・ヒナタヤさんの立春イベント
参考:無農薬ハーブ!日本ミツバチ!鹿肉&雑穀料理!エコ雑貨協同組合の長野県伊那地方エコ雑貨合宿
参考:青年海外協力隊のぼくがブログや活動報告レポートを書くのは、学生時代に記者として取材の経験があるから。
信州伊那谷には、東西から変人が集まって来る。
2.ちょうどいい田舎度。
信州伊那谷は自然が残っているが、決して秘境という訳ではない。
基本的には、どこでも電気・水道・ガス・ネットが揃っている。
大型スーパー、コンビニ、レストランなども豊富にあり、生活していくうえで不便なことは何もない。
しかも、本州のほぼ中央に位置しているので、高速バスや新幹線を使えばあっという間に、東京にも名古屋にも大阪にも行ける。
昔は東日本と西日本を繋ぐ要所であった。
3.変な食文化が残っている。
先述のとおり、信州伊那谷は「東西の文化が融合する地域」であった。
そのため、食べ物に関しても東西の文化が融合し、不思議な食文化を残している。
(1)日本酒の酒蔵が8軒もあり、あっさりとした酒から濃厚な酒まで、多様な地酒を楽しめる。
(2)虫食文化がある。
有名なのは蜂の子、イナゴ、ザザムシの三種類。
(3)お菓子ではない、柚餅子がある。
日本で柚餅子(ゆべし)というと柚子風味のお菓子が有名だが、信州伊那谷では柚子の中にクルミ味噌を詰めて乾燥させたものを指す。
酒の肴に最高。
(4)炭火で炙ったエゴマ味噌の五平餅。
長野県と言えば蕎麦やおやきが有名だが、伊那谷地域では蕎麦やおやきよりも五平餅が人気だ。
(5)焼きそばでもラーメンでもない奇跡の食べ物、それがローメン。
言葉では伝えきれない個性、一度食べただけでは理解できない魅力を持っている。
少なくとも5回以上は食べないと、好きになれない食べ物だと思う。
東にも西にもない、癖になる食べ物が揃っている。
参考:まさか、長野県伊那市のまずいと評判のB級グルメ「ローメン」が世界進出!?
まとめ
信州伊那谷とは、「本州のほぼ中央に位置する深い谷」という自然が生み出した変な場所。
そこには変な食べ物があり、変人がいて、かつ住みやすい。
信州伊那谷は地球の裏側にいても恋しくなるほど、魅了的な地方である。
興味を持った方がいたら、ぜひ一度信州伊那谷に来て頂きたい。
2014年4月6日から23日までの間なら、僕も信州伊那谷にいる。
ずく出して、おいでなんしょ!
(この言葉の意味も、信州伊那谷に来ればわかる。)
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