須坂市の仁礼の里泥んこソフトバレーボール大会に出場したら、体は汚れたけど心は綺麗になった!
2015年8月23日に長野県須坂市で開催された「仁礼(にれい)の里泥んこソフトバレーボール大会」に出場したら、全身泥だらけになって体はめちゃくちゃ汚れたけど、美しい自然の中で子供のように自由に体を動かしたことで心は綺麗になった。
須坂市の泥んこバレー大会は、須坂市ならではの地域の魅力を生かした素晴らしいイベントだと思う。
しかし、仁礼の里泥んこソフトバレーボール大会のことを知っている人は長野県民でも少ない。
そこで今回は、仁礼の里泥んこソフトバレーボール大会のことをみなさんにご紹介しよう。
須坂市の仁礼の里泥んこソフトバレーボール大会
仁礼の里泥んこソフトバレーボール大会は、長野県須坂市仁礼町で開催される泥んこバレー大会である。
1.仁礼の里泥んこバレーボール大会
仁礼の里泥んこバレーボール大会は、今回で12回目を迎える歴史ある泥んこバレー大会だ。
遊び心ある「どろんこバレーボール大会」を通して、色々な地域の皆さんとの交流を図り、仁礼の里を知ってもらい、親睦を図り地域の人々が気軽にスポーツを楽しみ、長く続けていける環境づくりを形成することを目的とする。
全国的に水田を使ったスポーツ大会は流行っているが、仁礼の里泥んこバレーボール大会は出場チーム数は12チームと規模は小さいが歴史は長い。
例えば、長野県伊那市では泥んこサッカー大会「どろかっぷ」を水田で開催しており、出場チーム数は40チームで今年で10回目を迎える。
参考:FIFA非公認どろんこサッカー全国大会泥カップが長野県伊那市で開催!
2.ゲストハウス蔵チームで出場
仁礼の里泥んこソフトバレーボール大会には、須坂市のゲストハウス蔵の方から誘って頂いて、ゲストハウス蔵のメンバーとして出場することになった。
ゲストハウス蔵は長野県須坂市になる蔵をリノベーションしてできた簡易宿泊宿で、オーナーは東京の品川宿で修業を積んでおり、とても素敵な宿だ。
参考:長野県須坂市を満喫!ゲストハウス蔵Kuraに泊まり、カフェLa Vie Lenteでスリランカカレーを頂いた!
3.今年の写真スライドがさっそく公開されている
仁礼の里泥んこソフトバレーボール大会の公式ホームページには、さっそく今年(8月23日)の写真スライドが公開されていた。
この動画を見ればなんとなく雰囲気がわかると思うので、ぜひ見て欲しい。
泥バレー大会の泥だらけな写真
ここからは写真を使いながら、泥んこバレー大会の様子をご紹介しよう。
1.須坂市仁礼地区の会場の様子
須坂市仁礼地区は、長野県の北東にある中山間地だ。
会場の入り口には、竹でエントランスが作られていた。
ここが荷物置き場兼、観客席。
一枚の水田が、二面分のバレーボールコートになっていた。
会場の周りにはひまわりが咲き終わっていて、夏の終わりを感じさせる。
周囲には水田があり、水稲が栽培されている。
開会式はゆる~い雰囲気で始められた。
こちらの組み合わせ表に基づいて、試合が進められた。
2.地元産のトウモロコシとスイカは無料
会場内では地元須坂産のトウモロコシとスイカが無料でふるまわれ、子供向けに金魚すくいも行われた。
トウモロコシは大きな釜で茹でられた。
そして、おじさんたちが協力して、引き上げてくれる。
茹でたてのトウモロコシは素朴な甘さで、とても美味しかった。
泥だらけになって冷えた体は、このカマドで温めた。
カマドの周りには子供や大人、おじいちゃんが集まっていて、いい雰囲気だった。
3.泥んこバレー大会の試合
ここからは、泥んこバレー大会の試合の様子を紹介しよう。
(1)ゲストハウス蔵チーム
ぼくが所属したゲストハウス蔵チームは、ゲストハウスのスタッフや近所に住む外国人、地域おこし協力隊など個性的なメンバーだった。
ひとりひとりデザインが違う手書きのTシャツを着て出場した。
初戦に臨むゲストハウス蔵チーム。
練習中の様子。
まだこの時は綺麗だった。
練習が終わるとすでに全身泥だらけのメンバーもいた。
円陣を組んで気合を入れる!
バレーボール経験者はひとりしかいなかったが、なんとか逆転で勝利することができた。
しかし、二回戦は負けてしまい、あえなく予選リーグ敗退が決まった……
ゲストハウス蔵チームが初出場だった昨年度は準優勝したそうなので、今回の予選リーグ敗退はとても残念だった。
(2)泥んこバレーを激写!
ここからはぼくが撮影した泥んこバレー大会の様子を見せよう。
水田の中では素人でもダイビングキャッチができる。
上半身裸で参加しているチームもあった。
試合が進むと、全員泥だらけになる。
試合中には泥に足を取られ、こけることもしばしば。
ジャンピングキャッチが決まると歓声が起きた。
この泥んこバレー大会には、「負けたチームは全員でヘッドスライディングをしなければいけない」という鬼のようなルールがある。
ヘッドスライディングを終えた選手たちは、まるでゾンビのように泥の中をさまよい歩く。
泥だらけの人間が別の人間を運ぼうとしてい光景は、おそろしい!
かと思いきや、思いっきり楽しそうな笑顔をしていた!
泥んこバレー大会は、大人が子供のようにはしゃぎまわれるイベントなのだ!!
試合の合間の休憩時間に、ひとりで土手に座っている女性がいた。
審判のおばちゃんが見つめる先は何なのか。
予選リーグが終わり、決勝戦と3位決定戦が行われた。
決勝戦には、まさかのチャイナドレス姿の美女が3人もいた!!
決勝戦までチャイナドレスを温存していたということは、絶対に決勝戦に進出する確信があったというわけだ。
決勝戦はハイレベルで、お互い互角の試合運びだった。
しかし、次第にチャイナドレスチームが得点を重ねていく。
かわいいし強いぞ、チャイナドレス美女!
このチームは、相手のアタックには2枚のブロックを並べていた。
戦略もガチだった。
そして、優勝したのはチャイナドレスチーム。
2位になったチームもヘッドスライディングへ向かう。
「2位になったのに、なんで飛び込まないといけないんだーーーーー!」
とりゃー
バッシャーン
びたーん
ぺちょーん
1位と2位の差は、まさに天国と地獄。
こちらは3位決定戦。
両チームが一緒にダイビングすることになった。
みんなで仲良くビッターーーン!
ってあれ???
「お前も飛び込めよ!」
優勝したチームも汚れたくなったようだ。
このまま背後へ倒れ込む。
バッシャー(そいや!!)--ン!
全然関係ない大人が背後でダイビングしていた(笑)
大の大人がこんなあほなことをしてしまうぐらい、泥んこバレーは大人を子供心に戻してくれるのだ。
4.泥を洗い流す放水車
全身が泥だらけになったら、会場の隣で待ち構えているおじさんにお願いすれば、放水車の温泉を体にかけてくれる。
温かいお湯で全身を洗えるのでとても気持ちがいい。
伊那市の泥んこサッカー大会にはない、素晴らしいサービスだ。
優勝賞品は、こちらの水田で採れたお米。
2位は冬瓜、3位はスイカだった。
5.10名以上のカメラマン
仁礼の里・泥んこソフトバレー大会には、10名以上のカメラマンが集まっていた。
平均年齢は50歳くらいで、みなさん趣味で写真撮影をされている方のようだった。
日本では気安く写真撮影ができないので、このようなイベントに集まるのだろう。
シャッターチャンスになると、カメラマンが集まって一斉に写真を撮っていた。
ぼくは唯一のプレイヤー兼、カメラマンとしてバレーも写真撮影も頑張った。
体は泥だらけに汚れたけど、心は綺麗に洗い流された
水田の中でバレーをしたので体中が泥まみれになり、耳や鼻の穴の中まで泥が入っていた。
こんなに体が汚れる機会は珍しいが、代わりに心は綺麗になった気がした。
普段は難しい顔をして悩んでいる大人たちが、泥んこになりながらバレーをするというアホな行為をすることで、まるで子供に戻ったかのようなはつらつとした表情を見せていたからだ。
全国的に水田でのスポーツ大会が流行っているのは、ストレス社会で苦しむ日本人のストレス解消になるからかもしれない。
「泥だらけになるなんて、絶対に嫌だ!」と思う人も多いと思うが、勇気を出して挑戦してみると意外と楽しい。
仁礼の里・泥んこソフトバレー大会は、来年もお盆の次の週の日曜日に開催するそうなので、ストレスに悩んでいる人はぜひ参加してみてほしい!
まとめ
須坂市の「仁礼の里・泥んこソフトバレー大会」にゲストハウス蔵チームとして出場した。
予選リーグで敗退してしまったが、綺麗な景色の中で泥んこになりながらバレーをできて、とても楽しかった。
ストレスに悩んでいる大人でも泥んこバレーをすれば子供心に戻れるので、ぜひ参加して欲しい!