自分の才能を分析する診断、ストレングス・ファインダーをやってみた。
このウェブサイトを行うと、自分の強みを理解することができ、仕事や生活に生かすことができるそうだ。
しかし、実際にこの診断テストを受けてみると、
「これは才能を診断するテストではないのでは!?」
という考えが頭に浮かんだ。
なので、これから受ける予定の人には、テストを受けた者の一つの考えとして、参考にしてもらいたい。
ストレングス・ファインダーとは?
ストレングス・ファインダーを知らない人のために、かんたんに説明しよう。
ストレングス・ファインダーとは、ドナルド・O・クリフトン博士によって開発された診断方法で、ギャラップ社という会社がサービスを提供している。
ウェブテストのアクセスコードが付いている本を購入して、テストを受けるのが一般的な方法だ。
私もAmazonで1,900円ほどのこの本を購入して、ウェブテストを受けてみた。
ストレングス・ファインダーをやってみた結果
せっかくなので、私の診断結果をご覧いただこう。
【私の5つの才能】
1.内省:自分の頭で考える
2.慎重さ:リスクに注意を払う
3.着想:アイデアを練る
4.親密性:友人と努力する
5.分析思考:原因を調べる
それぞれの強みについての解説や、その強みの生かし方もウェブサイトや本で学べる。
ストレングス・ファインダーの結果が普遍的な才能とは思えない
ストレングス・ファインダーをやってみて感じたのは、2点。
・私の「今の状態」を表すなら、当たっていると思う
・でも、それが「不変の才能 」といわれたら、当たっていないと思う
私の5つの才能を自分なりに解説してみよう。
1.内省:自分の頭で考える
人に相談するとよりも、一人で考え事をする方が好きなので合っているかもしれない。
自営業として仕事をしているし、自分の頭で考えるのは得意な方かもしれない。
そもそも、今は一人暮らしをしているし仕事も一人でしているので、自分一人で考えるしかない状況にある。
2.慎重さ:リスクに注意を払う
今は事業の分散化を図っているので、リスク分散には気を配っている方かも。
ただし、過去を振り返ってみると、そうではない一面が大きかった。
【例】
・新卒カードを捨てて、就職活動を一切しなかった
・国際協力が未経験なのに、青年海外協力隊に参加した
・青年海外協力隊の任期終了後に、就職活動をせずにフリーランスになった
・治安が悪い中南米やアフリカを一人で旅行しまくっている
3.着想:アイデアを練る
今は農業コンサルタントをしているので、顧客が抱えている問題を解決するためにアイデアを練っている。
ただし、特別奇抜なアイデアを生み出せるわけでもないし、アイデアマンではない。
これまでは、特にアイデア勝負の行動はしてこなかった。
4.親密性:友人と努力する
今はすでに知っている人としか会わないことにしているし、その機会も非常に稀である。
しかし、大学院生時代には大人数が集まるイベントを頻繁に開催していて、知らない人と出会うことが好きだった。
5.分析思考:原因を調べる
今の農業コンサルタントの仕事では、問題の原因を調べている。
しかし、昔は特に分析的なことが得意だったわけではない。
学生時代は理系科目よりも、文系科目が得意だった。
ストレングス・ファインダーの見解
ストレングス・ファインダー2.0の中に、いくつか見解が書かれていたので引用してみる。
ストレングス・ファインダーが測定するのは「才能」であって「強み」ではない。
あくまでも、「才能」だという。
確かに人は時間とともに変わり、性格も状況に応じて変化する。
しかし、研究者たちは人の核となる性質は成人期を通じて比較的安定していることを発見した。
人の性質は、大人になってからは比較的安定しているという。
3歳のときに観察されていた性格は26歳のときに報告された性格の特徴と驚くほど共通していた。
これはストレングス・ファインダーがあなたの性格における不変の要素、つまり才能を測定する理由でもある。
才能とは不変であるという。
ストレングス・ファインダーで診断結果は、「今の状態」では?
ストレングス・ファインダーの本に書かれていたことを読んだが、やはり納得できなかった。
確かに、人間は子どものときから、ある程度は性格が分かれていると思う。
活発な子どももいれば、内気な子どももいるし、負けず嫌いな子どももいるし、温和な子どももいる。
ただし、大きな変化があれば、大人になってからでも人間は変わると思う。
【例】
・大失恋、離婚
・出産、子育て
・就職、転職、起業
・海外移住
大学院生時代の23歳の私がストレングス・ファインダーを受けたら、今とは違う結果になるだろう。
同じように青年海外協力隊時代の25歳の私が、ストレングス・ファインダーを受けたら違う結果になるだろう。
それくらい、23歳から30歳までの7年間でいろんな経験をして、自分の変化を感じている。
例えば友人からは、
「まさか、ミヤザキが青年海外協力隊に行くなんて!」
「まさか、ミヤザキが自営業になるなんて!」
「まさか、ミヤザキが東京に住むなんて!」
といわれているほどだ笑
(これは予測でしかないが)23歳、25歳、30歳のそれぞれの結果が違うことを、「不変の才能」とよべるだろうか?
なので私は、ストレングス・ファインダーの診断結果は、あくまでも「今の状態」を表しているだけだと思う。
ストレングス・ファインダーの動画
ストレングス・ファインダーを受けている様子と、その結果について動画でも解説しています。
ストレングスファインダーの結果まとめ
ストレングス・ファインダーの結果を受けて、「内省」して「慎重」に「分析」してみた。
このようなブログ記事を書いていることからも、「今の状態」を分析した結果としては合っているといえるだろう。
ただし、「不変の才能」とはいえないと思う。
ストレングス・ファインダーが気になる人は、ぜひやってみてほしい。
2年に1回くらいのペースで継続的にウェブテストを受けてみたら、面白いかもしれない。
【追記】おすすめ転職エージェントまとめ
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【追記】転職に役立つ本とマンガまとめ
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