中南米観光旅行におすすめの国はパナマ!メキシコやペルーボリビアより面白い5つの理由

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ダンスを踊るエンベラ族の子供

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中南米に2年間暮らしたぼくが、中南米旅行初心者にパナマを勧める理由

「そうだ、パナマへ行こう」と思い立つ日本人は一人もいないだろう。

それは中米最南端に位置するパナマ共和国が、日本人にとってはかなりマイナーな国だからだ。

初めての中南米旅行先といえば、メキシコやボリビア、ブラジルが人気だろう。

しかし、2年間パナマに住みながらメキシコやコスタリカを旅行したぼくは、初めての中南米旅行の目的地として、あえてパナマをおすすめしたい。

そこで今回は、ぼくがパナマをおすすめする理由を紹介しよう。

 

 

初めての中南米旅行にパナマをおすすめする5つの理由

ぼくが初めての中南米旅行にパナマをおすすめする理由は、5つあるので順番に紹介しよう。

念のため、パナマの位置はここだ。

1.パナマ人はめちゃくちゃ陽気なので、ラテン気分を味わえる!

中南米に旅行に行きたい人は、陽気なラテン人や明るいラテン文化との触れ合いを望んでいると思う。

だったら、まさにパナマは打ってつけだ!

ぼくはメキシコとコスタリカにも行ったことがあるが、3ヶ国の中で一番陽気な国民性はパナマが持っている!

 

例えば、ぼくが道を歩いている時の中南米各国の反応の違いを説明しよう。

<メキシコ人の場合>

ゴルディータを売るメキシコの屋台

メキシコ人 「やぁ、どこから来たんだい? 旅行かい?」

ダイスケ 「そうだよー」

 

<コスタリカ人の場合>

コスタリカのサンホセの市場の八百屋

コスタリカ人 「……(どこから来たのかな)」

ダイスケ 「……(いや、話しかけろや、シャイか!)」

 

<パナマ人の場合>

パナマの若者

 

パナマ人 「ヘイ! アミーゴ! パナマの女は最高だろ!? ってか、パナマが最高だろ?」

ダイスケ 「いきなりなんだよ」

 

パナマ人 「パンジャオ! パンジャオ! 中国ではアミーゴのことをパンジャオ!っていうんだろ? なぁビール奢れよ!」

ダイスケ 「中国人じゃねぇし」

 

 

陽気なラテン人といえばメキシコのイメージがあるかもしれないが、実際にはパナマ人の方が10倍は陽気だ。

いや、陽気すぎるほどだ(笑)

なので、陽気なラテン文化を味わいたいという人は、ぜひパナマに来てほしい!

 

 

 

2.リゾート開発されていないので、大自然を満喫できる!

パナマは観光業に力を入れていないので、まだリゾート開発がそれほど進んでいない。

そのため少々不便さも感じるが、人工的ではない本物の大自然を満喫できるのだ!

 

例えば、パナマの観光地といえば、世界遺産のコイバ島、カリブ海に浮かぶ無人島サンブラス諸島、カリブ海のリゾート地ボカスデルトロ、温泉が湧く秘境エルバジェ、世界一高級なゲイシャコーヒーの産地ボケテ高原がある。

<コイバ島>

コイバ島付近の海ではシュノーケリングやスキューバダイビングができるし、コイバ島では野生動物の探索ができる。

ただし、宿泊施設は環境省の簡易宿泊所しかない。

参考:パナマのおすすめビーチ3選!サンブラス諸島・ボカスデルトロ・サンタカタリーナ(コイバ島)

コイバ島の施設

コイバ島で泳ぐウミガメ

 

 

<サンブラス諸島>

サンブラス諸島の魅力はなんといっても、透明な海水と美しい砂浜だ。

ただし、宿泊施設は海の上に建っておりサバイバルだ。

参考:【運河・パナマシティ・ゲイシャ】死ぬまでに絶対したい!パナマでしかできない8つの体験【サンブラス・エンベラ族・コイバ島】

サンブラス諸島の無人島

海の上にあるホテル

 

 

<ボカスデルトロ>

ボカスデルトロはカリブ海に面したリゾート地で、のんびりした雰囲気を味わえる。

ただし、ボカスデルトロに行くためには車で峠道を超えるか、小型飛行機に乗らないといけない。

参考:パナマのおすすめビーチ3選!サンブラス諸島・ボカスデルトロ・サンタカタリーナ(コイバ島)

ボカス・デル・トロ

ボカスデルトロの夕陽

 

 

<エルバジェ>

エルバジェはパナマの中央に位置する秘境である。

動物園やカエル研究所があり、泥パックも楽しめる。

参考:パナマの観光情報まとめ!旅行者向け観光地を10エリアごとにまとめてみました

エル・バジェのカエル

泥パック

 

 

<ボケテ高原>

ボケテ高原では、ゲイシャコーヒーを育てている農園のコーヒーツアーに参加できる。

急傾斜地の山を歩き回るので登山靴があった方がいいが、コーヒー生産を一通り学べる。

参考:パナマ・ボケテ高原のルイス農園のコーヒーツアーで学んだゲイシャ品種の特徴と栽培方法、精製・焙煎技術、値段

虹の町ボケテ

カフェルイスのゲイシャコーヒー

 

 

 

関連記事を見てもらえばわかると思うが、メキシコの高級リゾート地カンクンやコスタリカの高級スパ・タバコン温泉と比べたら、パナマの観光地は全然リゾート開発できていない。

<メキシコのカンクン>

メキシコのカンクンは高級リゾート地なので、高級ホテルも高級レストランもすべて揃っていて、日本と変わらない快適な生活を楽しめる。

参考:メキシコ・カンクン近くの綺麗なおすすめビーチランキング!イスラムヘーレス・コスメル島・プラヤデルカルメン・トゥルム遺跡

綺麗なカンクンビーチ

 

 

<コスタリカのタバコン温泉>

コスタリカのタバコン温泉には、設備が整った高級スパとホテルが何軒もあるので、ゆったりとした時間を過ごすことができる。

参考:コスタリカの最高級リゾートスパ!タバコン温泉で体験できる7つの快楽

タバコン温泉の川

 

パナマは観光地化が遅れているが、だからこそ人工的なリゾートではない、本物の大自然を満喫できる。

 

 

 

3.中南米で唯一ご飯が主食のパナマ料理を楽しめる!

パナマは中南米では唯一、主食がご飯の国である。

ご飯の種類は細長いインディカ米で、炊き方も塩やサラダ油を使うので日本のご飯とは違うが、それでもご飯とおかずを食べるところは一緒だ。

豚肉のソテー

 

<メキシコ料理>

メキシコには世界遺産に指定されたメキシコ料理があるが、ほとんどの料理に唐辛子とトウモロコシを使うので、辛い物やトウモロコシが苦手な人には合わない。

メキシコ料理は、好みが分かれる料理なのだ。

ポソレにも野菜と唐辛子をトッピング

 

<パナマ料理>

しかし、パナマ料理は白米を主食として、肉や魚などのおかずを食べるスタイルなので、ほとんどの日本人に気に入ってもらえると思う。

白身魚のソテー

 

 

もちろん、トウモロコシが使った料理や食用バナナを使った料理など、パナマでしか食べられない料理もある。

これは、食用バナナを使ったパナマ名物のパタコン。

プラタノで作るパタコン

 

 

パナマの朝ご飯といえば、トウモロコシの粉を練ったボージョが欠かせない。

ボージョ

 

 

しかも、熱帯フルーツの種類が豊富なので、日本では食べられない珍しい果物も楽しむことができる。

参考:果物農家が教える!珍しくて美味しい中南米の熱帯フルーツ図鑑 in メキシコ・コスタリカ・パナマ

マモンチーノの中身

 

 

 

4.爆発的な経済成長中なので、バブルと貧困、民族問題を体感できる!

パナマは途上国に分類されているが急激に経済成長していて、まるで日本のバブル期のようだ。

首都のパナマシティは高層ビルの建設ラッシュが起きていて、アメリカのスーパーやファーストフード店が立ち並び、アメリカの地方都市のような雰囲気である。

首都パナマシティ

 

しかし、高層ビル群の隣には貧困スラム街が広がっている。

スラム街

 

さらに、首都は東京並に大都会だが、地方に行けばいまだに電気も水道もない集落が点在している。

無電化集落の民家

 

さらに、パナマには少数民族インディヘナが暮らしており、部族ごとに自治区を持っているので、ラテン人と少数民族との文化の違いも興味深い。

参考:パナマのエンベラ族ツアーに参加して感じた「少数民族のジレンマ」

ダンスを踊るエンベラ族の子供

 

このように、パナマは①バブルと②貧困問題と③民族問題を、一度に体験できる貴重な場所なのだ。

パナマは、世界の縮図ともいえる。

 

 

5.他の中南米諸国と比べると、治安がよい!

そして、最後に紹介するパナマの魅力は、他の中南米諸国と比べると治安が良いことだ。

中南米は「世界の火薬庫」と称されるほど治安が悪いことで有名で、特にメキシコやエルサルバドル、ベネズエラなどは治安が悪いといわれている。

例えば、中南米各国に青年海外協力隊が派遣されているが、首都は治安が悪いため昼間でも屋外を歩くことを禁止されている国が多い。

 

パトロール中の警察官

 

しかし、パナマは中南米の中では比較的安全なため、夜間でも外を歩くことができる。

メキシコの首都メキシコシティやコスタリカの首都サンホセと比べても、パナマの首都パナマシティは治安はよいと思う。

メキシコシティやサンホセの路上には、アルコール中毒者や薬物使用者が多くたむろっているが、パナマシティではそのような人は少ない。

もちろんパナマシティでもスラム街は危険なので昼間でも立ち入ることはできないが、治安情報に注意していれば事件に巻き込まれる可能性は低いだろう。

 

ホスタルパンゲアがある通り

 

 

 

でも、パナマ旅行にデメリットもあります

ここまでパナマをメキシコやコスタリカと比較しながら、中南米初心者におすすめする理由を紹介してきたが、実はパナマを選ぶことにはデメリットもある。

最後に、中南米旅行初心者がパナマを旅行するデメリットを紹介しよう。

観光地以外では、英語が全然通じない

パナマを旅行するデメリットは、観光地以外では英語が全然通じないことだ。

中南米を旅行する人でもほとんどの人は、スペイン語を話すことができず、英語で旅行すると思う。

しかし、パナマは英語を話せる人が少なく、英語だけで旅行したい人には不向きな国だ。 

 

看板

 

観光地に行けば英語が話せる人も多いが、現地のラテン人と会話や異文化交流を楽しみたい人にとっては、スペイン語しか通じないパナマはあまりおすすめできない。

そのため、中南米を旅行する時には、まずはスペイン語を覚えてほしい。

スペイン語が理解できれば旅の安全性が増すし、現地人とも交流できて中南米旅行が1,000倍楽しくなる!

スペイン語を勉強したくなった人は、今すぐこちらの記事を読もう。

参考:効率的にスペイン語をマスターしたい人におすすめの記事まとめ

 

 

中南米のおすすめ観光地パナマまとめ

今回は、初めての中南米旅行にパナマをおすすめする5つの理由を紹介した。

1.パナマ人はめちゃくちゃ陽気なので、ラテン気分を味わえる!

2.リゾート開発されていないので、大自然を満喫できる!

3.中南米で唯一ご飯が主食のパナマ料理を楽しめる!

4.爆発的な経済成長中なので、バブルと貧困、民族問題を体感できる!

5.他の中南米諸国と比べると、治安がよい!

デメリット:観光地以外では、英語が全然通じない

 

「中南米に旅行してみたいな~」と考えている人には、以上5つの理由からパナマをおすすめする。

ぜひ、パナマを旅行して中南米の魅力を知ってもらいたい!

 

【追記】中南米旅行でのお金の持ち歩き方

中南米へ行きたい人、中南米へ旅行する予定がある人へ。

中南米11カ国に3年以上滞在した私の経験から、安全なお金の持ち歩き方をまとめました。

ぜひ読んでみてください!

 

 

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