社会人経験ゼロのぼくが海外から仕事の依頼を受ける方法
ぼくは現在、フリーの農業コンサルタントとして海外で働いている。
今月上旬はアジアで働き、今は南米で働き、来年からはアフリカで働く予定だ。
これら海外の仕事は、すべてブログ経由で依頼を受けている。
ぼくは社会人経験がゼロだが、ブログの力で海外から仕事の依頼を受けられるようになった。
社会人経験が全くない個人が海外から名指しで仕事を受注することは珍しいことらしく、説明すると驚かれることが多い。
そこで今回は、社会人経験がゼロのぼくが海外から仕事の依頼を受けている方法を公開しよう。
1.ブログを開設してアクセスを集める
まずは、ブログを開設してアクセスを集めよう。
(1)Wordpressと独自ドメインでブログを始める
ブログはアメブロやFC2のような無料ブログではなく、Wordpressをインストールして独自ドメインを取得して始めよう。
WordPressの開設は初心者にはとても難しいので、経験者に教えてもらうことをおすすめする。
WordPressの操作はやりながらでないとマスターできないので、とにかく始めてみよう。
(2)最低でも月に10万PV以上を集める
アクセス数は、最低でも月に10万PVは必要だ。
多ければ多いほどよいが、どんなアクセスでもよいわけではない。
次に説明する、「自分の専門性に関係する人」からのアクセスを集めよう。
「じゃあ、どうやってアクセスを集めればいいのか?」という方法については、ぼくのように3年くらい時間をかけて独学で勉強するのがいいと思うが、時間を短縮したい場合にはブログコンサルタントを雇うのがおすすめだ。
参考:ブログの書き方&アクセスアップ!ブロガーの教科書ベスト10
参考:ブログのアクセス数が二ヶ月間で4万から10万へ2.5倍アップ!PVを増やすために実践した15個の方法とコツ
(3)自分の存在を世界に知らせる
ブログを開設する目的は、自分の存在を世界に知らせることだ。
海外で働きたい場合には、海外で活躍している人の目に留まる必要がある。
そのためには、インターネットの力を利用して存在を知ってもらえばいい。
あなたにどんなに素晴らしい能力と強い意欲があろうとも、その存在を知ってもらえなければ、この世界に存在しないのと同じだ。
そのため、海外でノマド生活を送りたい人は、今すぐにでもブログを開設して欲しい。
2.ブログに自分の専門性を書く
ブログを開設しアクセスを集めたら、自分の専門性について書こう。
ぼくの場合には、専門的な農業技術についての記事を意図的に書いている。
これらの記事ははっきり言って一般人受けはしないが、専門知識を持った人が読むと「おお、こいつはデキる!」と思う内容になっている。
参考:苺ソムリエ直伝!美味しいイチゴの苗の作り方&簡単な育て方&甘い実の見分け方&おすすめの食べ方
参考:施設園芸農業のメリット&デメリット!日本と海外の点滴灌漑&養液土耕&LED水耕栽培&植物工場(太陽光利用型・完全閉鎖型)
参考:農業関係者へ!国内と海外の農場視察をする時に注意すべき3点
これらの記事のおかげで、海外から農業コンサルタントの仕事依頼が舞い込んでいる。
3.連絡先を記す
ブログのアクセスが集まり、そこに自分の専門性を書きまとめたら、次に連絡先を書こう。
ぼくは電話番号を持っていないので、ブログの問い合わせ先をすべての窓口にしている。
ここにメッセージが送られると、ぼくのメアドに転送されるようになっている。
ちなみにぼくのブログの問い合わせには、毎週3通ほどのメッセージが送られてきている。
仕事に直結するものだけではないが、仕事に繋がるメッセージもあるのだ。
ぼくの場合には、基本的には農業関係の仕事依頼が多いが、最近はWebメディアやブログコンサルタントの依頼も舞い込むようになった。
自分にとっては当たり前のことでも、他人にとっては有益な情報であることもある。
ブログで経験や知識を公開すると、思わぬ仕事が舞い込むこともあるのだ。
4.条件を交渉する
ブログの問い合わせ先から仕事の依頼を受けたら、条件を交渉しよう。
業務内容、渡航費、活動費、報酬、支払方法などを事前に調整すべきだ。
まずは相手が仕事を依頼してきた理由を聞き、その目的を達成できるように業務計画を作成しよう。
業務計画を依頼主と共有し、依頼内容と活動にズレがないようにしよう。
企業がフリーランスに依頼する目的は費用を低く抑えることだそうだが、個人事業主はサラリーマン以上に稼がないと生きていけないので、交渉が必要になる。
5.海外へ行き、仕事をする
業務計画が決まったら、あとは実際に海外へ行き仕事をしよう。
アクシデントもよい想い出になる旅行とは違うので、アクシデントが起きないように慎重に行動しよう。
現地では現地人コーディネーターや関係者から状況を聞き取り、自分にできることを実行しよう。
途中に中間報告を行い、依頼主と業務の遂行状況を共有するとよい。
ぼくが海外まで出向いて仕事をするということは、日本で仕事をするのとは違い、依頼主は高額の費用を負担していることになる。
そのため当たり前のことだが、金額以上の価値を提供することを強く心掛けている。
6.業務報告書を作成し、フォローアップする
業務が終了したら、業務報告書を作成し、フォローアップを行おう。
現地でできることもあるだろうし、日本や他の国へ移動した後にできるフォローアップもある。
ぼくはコンサルティングを行った農園の状況をメールで確認し、アドバイスを行っている。
フォローアップをすることで、顧問契約などの継続的な関係を結ぶことを、ひとつの目標にしている。
【追記】フリーランス向けの求人サイトと仕事の探し方
フリーランスに最適な求人サイトと仕事の探し方をまとめました。
ぜひ読んでみてください。
→ フリーランスにおすすめの24個の求人サイトと仕事の探し方
フリーランス向けの仕事の獲得術まとめ
社会人経験がゼロのぼくが、海外から仕事の依頼を獲得している方法を公開してみた。
ぼくはこのブログを営業媒体にして、世界中から仕事を取っている。
海外を旅しながら働くことに興味がある人は、まずはブログから始めてみてほしい。
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ブログを本格的に始めたい人には、イケダハヤトさんの「武器としての書く技術」という本をおすすめする。
ブログ運営と文章術について書かれた本で、ブログに関してぼくが一番参考にしている教科書だ。