最近、30歳になった私の周りでは転職で悩む人が増えてきました。
・転職したいけど、やり方がわからない
・転職は何が大切なの?
・やっぱり転職をやめようと思う
・転職はいつした方がいいの?
転職を考えると悩みごとが増えると思います。
実は私は、転職エージェントのメディア制作に関わっていました。
そのおかげで、転職コンサルタントの方から直接お話を聞くことができました。
今回は転職ジャンルで大ヒットした本を紹介します。
著者は、北野唯我さん。
「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
が本のタイトルです。
この本を読めば転職の悩みごとがなくなるでしょう。
要点をかいつまんでご紹介しますね。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
本文中の引用箇所は、すべて上記の本からの引用です。
転職を考えている人は必読の本だと思いました。
また、今はまだ転職を考えていない人も、先に読んでおいた方がいいです。
すべての働くひとが「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば
すべての働く人が「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば、結果、今の職場も絶対によくなると確信している
これはあとがきに書かれた、著者の北野さんの一言です。
この言葉が北野さんが一番伝えたかった言葉でしょう。
北野さんが伝えたかったのは、「転職という選択肢」を持つ大切さです。
2人に1人が転職する時代、終身雇用の崩壊
現代は2人に1人が転職する時代に突入しました。また新卒の学生ですら、 60%近くがセカンドキャリアを意識して就活をします。つまり「終身雇用」はすでに崩壊しているわけです
日本は「終身雇用」という制度を持つ珍しい国です。
アメリカやヨーロッパ、他のアジアの国を見ても終身雇用はありません。
外資系企業では、基本的には転職を繰り返して、キャリアップを目指しています。
そんな日本の終身雇用も、もはや終わりを告げたようです。
2010年のアンケートによると、53%が転職を経験しています。
転職を検討した人も含めると、その割合は75%です。
上司を見て働くか、マーケットを見て働くか
ある会社に、AさんとBさん、二人の 40 歳の社員がいる。2人は同じ会社に勤めている。だが、Aさんは今の会社が潰れたら生きていけない。一方でBさんは今の会社が潰れても生きていける。同じ年月働いてきたのに、まったく違う結果の2人。それは2人が見てきたものが違うからだ。さあ、何だと思う?結論は、 上司を見て働くか、 マーケットを見て働くかの違い
あなたはAさんですか、それともBさんですか?
会社の評価とマーケットの評価は違う、というのは有名ですよね。
マーケットについて理解するためには、こちらの本がおすすめ。
ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」です。
自分のマーケットバリューを理解すること
自分のマーケットバリューを理解することだ。マーケットバリューとは、市場価値のこと。市場価値とは、その名の通り、今の会社での価値ではなく、世の中からみた君の価値、君の値段だ
「自分の価値=会社での評価」と考えてしまいがちですよね。
でも、実際は違います。
自分の価値を決めるのは、会社ではなく市場です。
マーケットバリューは技術資産、人的資産、業界の生産性の三つ
マーケットバリューは技術資産、人的資産、業界の生産性の三つの要素に分解できる。この三つを結んだ箱が大きいほど、給与の期待値は高く、小さいほど給与は低い。
マーケットバリューとはこの三つに分けられます。
ポイント①技術資産
②人的資産
③業界の生産性
そして、この箱の大きさで給料が決まります。
自分の過去のレジュメを書くことで資産を洗い出す
転職を考える際にまずやるべきは、自分の仕事の棚卸しをすること。そのために自分の過去のレジュメを書くことだ。レジュメを書くことで、自分の『資産』を洗い出すことができる
自分の仕事の棚卸しは大切ですよね。
私も昨年、転職活動をしたときに、職務経歴書を書きました。
それが自分の過去の仕事を振り返る、いいきっかけになりました。
20代は専門性、 30代以降は経験をとれ
じつは、年齢によって身につけるべき技術は違う。 20 代は専門性、 30 代以降は経験をとれ。これが結論だ。専門性は、誰でも学べば獲得可能だ。一方で、経験はそうではない
20代は専門性、30代以降は経験が大切です。
私はちょうど30歳なので、その境目に立っています。
20代の頃は専門性を磨くことを意識してきました。
これからは30代になるので、経験を意識しないといけません。
専門性のないやつに打席は回ってこない。だから20代のうちに専門性を身につける
専門性のある人間にこそ、『貴重な経験』が回ってくる、こういう構造なんだ。そもそも、『貴重な経験』は簡単に得られるわけではない。会社の重要なプロジェクトはいつも専門性の高いエース社員が任されるだろ? 当たり前だ。言い換えれば、専門性のないやつに打席は回ってこない。だから、 20 代は専門性を身につけて、それを生かして 30 代は経験をとりにいくのがベスト
専門性がない人にはチャンスが回ってきません。
なので、20代のうちに専門性を身に付けましょう。
そして、30代になったら重要なプロジェクトを担当して、経験を積みましょう。
マーケットバリューは相対的に決まるからレア度にこだわれ
マーケットバリューはあくまで相対的に決まる。高い技術を持っていても周りが同じスキルを持っていたら価値は出ない。逆に君だけが持っているスキルは一気に価値が出る。だからこそ、『レア度』にこだわれ。そして『専門性』は誰でも学べば獲得可能であり、年を取るほど、差別化しづらくなる。一方で、『経験』は汎用化されにくい。だから、 20 代は専門性で、 30 代以降は経験で勝負すべき
マーケットバリューは相対的に決まります。
要するに、他人と比較することで決まります。
なので、希少性が高いほど価値は高まります。
そして、専門性は誰でも学べば獲得できる技術です。
女性ほど20代は専門性を取るべき
女性ほど、 20 代は『専門性』を取るべきなんだ。ストレートに言うなら、女性は出産をする前に、専門性を身につけないと、その後のキャリアの幅が狭くなるからだ。残酷だが、この国では子どもを育てながら新しい『専門性』を身につけるのが難しすぎる。だから、もし女性が、家庭と仕事をずっと両立させたいなら、 20 代こそ専門性で会社を選んだほうがいい。あるいは、個人の営業数字のような『実績がわかりやすく残る職種』もありだ。誰にとってもわかりやすい専門性や実績があれば、離職期間があったとしても、戻りやすいからな。雇う側の経営者からしても、どのポジションで活躍できるかイメージしやすい
女性は20代のうちに、専門性を取りましょう。
子どもを出産する前に専門性を身につけることが大切です。
実績がわかりやすく残る職種も、復職しやすいそうです。
子育てと仕事を両立させたい人間ほど、福利厚生ではなく専門性と経験をとれ
福利厚生はたしかに大事だ。だが、長い目で見ると福利厚生よりも、専門性と経験を考えてキャリアを選んだほうが絶対にいい。なぜなら、福利厚生は会社の業績自体が悪くなったり、そもそも、転職や転籍するとなくなる可能性がある。言い換えれば、福利厚生とは『自分だけではコントロールできないもの』なんだ。だが、知識と経験は自分のものだ。コントロールできる。いわずもがな、子育てはコントロールできないことの連続だ。だからキャリアぐらいは早めに『コントロールできる状態』にしておいたほうがいい。したがって、子育てと仕事を両立させたい人間ほど、福利厚生ではなく専門性と経験をとれ
福利厚生は自分だけではコントロールできないものです。
しかし、知識と経験は自分でコントロールできます。
なので、福利厚生よりも専門性と経験を優先させましょう。
普通な人間こそ、経験で勝負すべき
マーケティングやプログラミングといった『専門性』で上り詰めるには、明らかにセンスが必要だ。それは若い頃の環境や、与えられた才能に大きく影響を受ける。しかし、『経験』は、どこを選ぶかというポジショニングの問題だ。 ポジショニングは、 思考法で解決できる。君のような普通の人間こそ、どこで戦うのか、つまり『経験』で勝負すべきなんだ
専門性で上り詰めるには、センスが必要です。
例えば、コンサルタント、エンジニアなどです。
センスがよい人間、要するに天才が有利です。
なので、普通な人間こそ経験で勝負しましょう。
指名で仕事をくれる人間、人的資産
どの業界にも、人脈だけで仕事を引っ張ってこれる人がいる。その人だからこそ動いてくれる社内の人や、指名で仕事をくれる人間。これが『人的資産』
会社の名前で仕事を取れているのか、それともあなただから仕事を取れているのか?
もし転職しても仕事を継続してもらえるのか、一度考えてみましょう。
指名で仕事ができるようになりたいですね。
キャリアとは 20代は専門性、 30代は経験、 40代は人脈が重要
人的資産は正直、 20 代はたいした価値にならない。だが、年を取り、 40 代以降になるときわめて重要になる。というのも、ビジネスの世界を見ると、優秀な人ほど意外と、あの人が言うからやろうとか、あの人のためなら一肌脱いでもいいとか、『貸し借り』で動いているからだ。もちろん、それは自分にマーケットバリューがあることが前提だがな。つまり、キャリアとは 20 代は専門性、 30 代は経験、 40 代は人脈が重要なんだ
ビジネスの世界は、貸し借りで動いています。
これは私も仕事柄、痛感しています。
中には人脈という言葉が嫌いな人もいるでしょうが、存在しているんですよね。
業界によって給料が10倍違う
金融業界の人間が 20 代で2,000万円稼ぐ一方、ウエディング業界の人間は 30 代後半でも200万円で働いている。両者は同じくらい忙しい。でも、 10 倍も給与が違う
商社とNGOで比較しても良さそうですね。
介護職とIT業界とかでも。
マーケットバリューはどの業界を選ぶかで決まる
マーケットバリューというのは、『業界の生産性』 に最も大きく影響を受ける。たとえば、この国の一人当たりのGDPは約400~500万円だが、これを産業別で見たとしよう。金融業界、飲食業界……さまざまな業界があるが、産業別のGDPは最大何倍違うか知っているか。 最大で 20 倍近い。この差はきわめて大きい。仮にいちばん低い産業の、一人当たりの粗利が1,000万円だとしたら、いちばん高い産業では2億円。これだけ違う。粗利はそのまま、給料の原資だ。つまり、そもそもマーケットバリューというのは、どの業界を選ぶか? で圧倒的に上下する
業界によって生産性が違います。
その差は20倍ほどです。
この生産性の違いがそのまま給料の違いに反映されます。
なので、給料はどの業界を選ぶかで決まるんです。
産業を間違えたらマーケットバリューは高くならない
いくら技術資産や人的資産が高くても、 そもそもの産業を間違ったら、 マーケットバリューは絶対に高くならない
どんな専門性が高くても、人脈をもっていてもダメなんです。
もし儲からない業界で仕事をしていたら、どうしようもありません。
業界のエスカレーターの向きを見ろ
たとえば、僕は金融にまったく興味がないし、仮に自分が望んだとして働ける気もしません。そういう場合、どうすればいいのでしょうか?
答えは、 エスカレーターの向きを見ろ、だ。つまり、その業界が伸びているか、伸びていないかを見るべき
金融やコンサルタントなど儲かる業界に興味がない人は、どうしたらいいのか?
興味がある業界が伸びているかどうかを調べましょう。
生産性がすでに高い産業か、エスカレーターが上を向いている産業で働こう
君のような人間、技術資産も人的資産もない人が会社を選ぶ際は実質二択だ。
ひとつは ① 生産性がすでに高い産業。もうひとつは ② エスカレーターが上を向いている産業だ。反対に絶対にダメな選択肢は、生産性が低くて、かつ、 成長が見込めない産業で働くこと
働くべき業界はこれ。
ポイント①生産性がすでに高い産業
②生産性が伸びている産業
逆に働いてはいけない業界はこれ。
①生産性が低い産業
②生産性の成長が見込めない産業
一生食べていくための最強の方法論は業界成長の波に乗る
キャリアの文脈でいうと、自分の強みに軸足を残しながら、もう片足を今後強くなる部分に少しずつ、ずらしていくという考えだ。たとえるなら、サーフィンのようなものだ。次から次へと波がくる。その波をとらえ、波が消えそうになる前に、次の波に移っていく。これが一生食べていくための最強の方法論
自分の強みを発揮しながら、もう片足をこれから強くなる分野にずらしていく方法。
これができれば一生食べていけます。
これを実践しているのが、株式会社ZOZOの田端信太郎さんではないでしょうか。
田端さんの職歴を見てみると、見事に時代の波に乗っています。
田端さんの職歴①NTTデータ
②リクルート
③ライブドア
④コンデナスト
⑤LINE
⑥ZOZO
田端さんは「ブランド人になれ!」という本も書かれています。
この本の中でも似たような話が書かれていました。
10年前と同じ商売をしている企業はダメ
絶対にやってはいけないことを把握しろ。それが、10 年前とまったく同じサービスを、同じ顧客に売っている会社を選ぶこと
時代は変化しているのに、その変化に対応できていない企業はダメです。
なので、10年前とサービスも顧客も変わっていないのはヤバイです。
ほとんど人間にとって重要なのはポジショニング
特別な才能を持たないほとんどの人間にとって、重要なのは、どう考えても、どの場所にいるか。つまりポジショニングなんだ。そして ポジショニングは誰にでも平等だ。 なぜなら、『思考法』 で解決できるから
これは似たような話を企業の経営者の方からもよく聞きます。
「ビジネスはポジショニングがすべて」と言い切る方もいるほどです。
あなたのポジショニングは間違っていませんか?
転職を考えていることは、信頼できる人間にしか言わない
転職活動をする際には注意点がある。それは、転職を考えていることは、信頼できる人間にしか絶対言わない
転職を誰にも言わないのは大変ですよね。
職場の同僚や後輩にも転職は相談できません。
ましてや上司などもってのほかです。
面接の場で聞くべき3つの質問
具体的に言えば、面接の場では次の三つを聞くのがいい」
1.「どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?」
2.「今いちばん社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か? なぜ活躍しているのか?」
3.「自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか
この三つを聞いたうえで、自分が社内で活躍できるイメージを持てたらOK。反対に持てなければ、活躍できる可能性は低く、結果的に転職後に苦しむ可能性は高い
企業がほしい人材と自分にマッチングのズレを作らないためにも重要ですね。
会社で中途で入った人の活躍を聞くのは、すごく参考になりますね。
この三つの質問は必ず聞くようにしましょう。
現場のメンバーだけの面談で質問しよう
・現場のメンバーだけの面談をセットしてもらい、そのときの反応を見ること
・現場のメンバーと面談ができた場合、逆質問を自分から積極的にすること。その質問に、現場のメンバーが的確に答えられれば、よい。反対に的確に答えられなければ、経営陣は優秀であるが、現場はダメである可能性が高い
採用担当者や重役との面談だけ済ますのはやめましょう。
こちらからお願いして、現場のメンバーとの面談をセットしましょう。
良い転職エージェントの五箇条
いいエージェントの五箇条
一、どこがよかったか、入社するうえでの懸念点はどこかをフィードバックしてくれる(だからこそ、こちらから必ず「懸念点はどこですか?」と聞いてみること)
二、案件ベースでの「いい、悪い」ではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる
三、企業に、回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
四、「他にいい求人案件は、ないですか?」という質問に粘り強く付き合ってくれる
五、社長や役員、人事責任者などとの強いパイプがあり、彼らとの面接を自由にセットしてくれる
この五箇条を使って転職エージェントを評価してみましょう。
転職エージェントは複数あるので、いろいろ使って比べるのがおすすめです。
大手転職エージェントだけではなく、実は専門性が高い転職エージェントもありますよ。
良いベンチャー企業を見極める三つのポイント
いいベンチャーを見極める三つのポイント
・競合はどこか? そして、競合「も」伸びているか?
・現場のメンバーは優秀か? ベンチャーの経営陣は優秀であるのが当たり前だが、他も優秀か?
・同業他社からの評判は悪くないか?
競合も伸びているのかを分析してみましょう。
そうすれば業界の成長度が図れます。
会社としていいかと転職先としていいかは別物
会社としていいかという軸と、 転職先としていいかという軸は、必ずしも一致しない
会社として業績が良くても、働く場所としてよいとは限りません。
ビジネスプランや経営者の考え方によって影響を受けるからです。
転職エージェントを使うと、企業は年収の三割を払う
転職エージェントというのは使う側の企業から見ると、金がかかる。 一人入社させるごとに想定年収の3割程度の金額をエージェントに払わないといけない
企業は年収の三割程度を転職エージェントに払うそうです。
例えば、こんな感じです。
ポイント・あなたの年収が500万円なら150万円
・あなたの年収が1,000万円なら300万円
そう考えたら、転職エージェントにいろいろ作業をお願いしても、申し訳なく感じませんね。
転職エージェントとして17年間働いた女性が書いた本を読みました。
こちらの記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください。
会社によって中途重視と新卒重視がある
会社は普通、中途社員と新卒社員のバランスよくできている。だが、 中には明らかに『 中途重視の会社』 と『 新卒重視の会社』 がある。そして後者の場合、中途の社員は、活躍できる範囲がかなり限定的になる
中途採用で出世を目指すなら、中途採用が重要視されている企業を選びましょう。
逆に新卒採用で出世を目指すなら、生え抜き社員が重要視されている企業が狙い目です。
中途上がりの役員の割合を確かめよう
転職してもし出世したければ、中途が活躍できるチャンスがあるかどうか? は見定めたほうがいい。創業間もない会社は例外だが、創業 10 年〜 15 年以上であれば、中途上がりの役員の割合を確かめろ。それがそのまま、君の『出世のしやすさ』だ
出世のしやすさを知るためには、中途上がりの役員の割合を確かめよう。
採用の5つの方法
1.ヘッドハンティングを受ける
2.転職エージェントに登録し紹介を受ける
3.ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
4.SNSなどマッチングサービスを使う
5.直接応募、または友人から紹介してもらう
企業に採用される方法は、転職エージェントに登録するだけでないです。
最近では、Twitter採用も流行っています。
転職エージェントだけに転職先を絞ってはいけない
転職エージェントで紹介される案件だけで、 転職先を絞ってはいけない。なぜなら、そこには本当に魅力的な求人が乗っていないことがあるからだ。もしも、自分が働きたい会社が明確であれば、様々な手段で仕事を探せ。SNSのサービスや、直接自分で求人を検索するという行為を絶対に忘れてはいけない
転職エージェントを使うのが、最もオーソドックスな転職のやり方です。
しかし、転職エージェントだけに転職先を絞るのはやめましょう。
転職が悪だというのは、 新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した、 姑息な言い訳にすぎない
転職が悪だというのは、 新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した、 姑息な言い訳にすぎない。人間には居場所を選ぶ権利がある。転職は『善』なんだよ。個人にとっても、社会にとっても
「転職が悪だというのは、 新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した、 姑息な言い訳にすぎない」
この言い回しは小説っぽくて好きです笑
転職は「三方良し」の善です。
転職が善な対象①個人
②会社
③社会
転職の引き止めはよくある
転職を希望する人間と話していると、転職直前になって悩むケースは多い。とくに、社内の人間に相談したら自分の行きたいポジションを提示されたり、引き止められたりすることはよくある
私の友人もまさにこれで転職をやめましたね。
転職したいと伝えると、急に待遇を良くしてくれたり、話を聞いてくれるようになります。
それで良いかもしれませんが、すぐに元に戻る危険性もあります。
迷ったら、未来のマーケットバリューをとれ
転職の際にいちばん気になるのは、やはり給料だろう。だがいいか。 迷ったら、 未来のマーケットバリューをとれ。転職を考えるとき、すでに給料が高い成熟企業と、今の給料は低いけど、今後自分のマーケットバリューが高まる会社とで悩むことがあるだろう。
今、稼げる企業よりも、将来稼げる仕事を選びましょう。
家族や友人、恋人は転職に不安になる
初めて転職を考えたとき、君はどういう気持ちだったんだ? 不安だっただろ? 本人ですら心配だったのだから、他人が不安になるのはしかたない。周りの人たちは、君よりも、会社の事情や、転職先の魅力を知らない。知らないことに不安を感じるのは当然
家族は本人以上に転職に不安を感じています。
パートナーの理解が得られないのは共感してもらえないから
パートナーに説明する際に必要なステップは三つだ。
一、ロジックを固めること。二、共感してもらうこと。三、最後は信じてもらうこと。パートナーの反対にあい、転職を断念するケースはだいたい二が欠けている
パートナーに転職を理解してもらえないのは、共感が得られないからです。
人間にはコト派と状態派がいる
あるグループの人間たちは、仕事の楽しみを『to do(コト)』で語っていた。たとえば、世の中に革新的な商品を残す、会社を大きくする、などだ。一方で、仕事の楽しみを『being(状態)』で語る人間もいた。たとえば、多くの尊敬できる人に囲まれている、世の中にこんな影響を与えている、のように。つまり、仕事を楽しむための方法論はそれぞれ異なる。そこを混同するから複雑になるんだ
人間には2つのグループがあります。
コト派と状態派です。
99%が状態派で、成功哲学を書いているのは1%のコト派
実際のところ、 99%の人間が君と同じ、 being型 なんだ。そして、 99%の人間は『心からやりたいこと』という幻想を探し求めて、彷徨うことが多い。なぜなら、世の中に溢れている成功哲学は、たった1%しかいないto do型の人間が書いたものだ
「心からやりたいこと」なんて見つかりません。
ポイント①99%は状態派
②1%はコト派
状態派の人によって、好きなことは見失うもの
being型の人間にとって、 好きなことは、 見つけるものではない。 見失うものなのだ
詩人みたいな表現になってきましたね。
状態派の人が好きなことを見つける方法
being型の人間が、好きなことを見つける方法
1:他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す方法
2:普段の仕事の中で「まったくストレスを感じないこと」から探す方法
99%の人はこの方法で好きなことを見つけましょう。
好きなことを見つける方法①他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す
②普段の仕事の中で「まったくストレスを感じないこと」から探す
この方法はめちゃくちゃピンときました。
たしかに無理に好きなことを見つけるよりも、この2つの方法の方が自然です。
転職をタブー視して会社への忠誠という言葉で自分をごまかしてない?
転職とはな、単に名刺の住所や給料が変わるだけのものじゃない。世の中の人々に次のチャンスをもたらすものなんだよ。 今の会社では活躍できていなかったとしても、 違う場所で輝ける可能性がある人は本当にたくさんいる。それなのに、転職をタブー視して会社への忠誠という言葉で自分をごまかしている人間がどれだけ多いことか
「俺は転職しない」という人は、転職をしないのだろうか、それとも転職できないのだろうか?
日本ほど転職をタブー視している国はないでしょう。
でもその価値観も少しずつ変わっています。
すでに75%の人が、転職を考えていますからね。
転職の思考法このまま今の会社にいていいのか?書評、感想、要約まとめ
今回は、「転職の思考法このまま今の会社にいていいのか?」の書評と感想を紹介しました。
この本の対象者・転職をしたい人
・いつか転職したい人
・まだ転職は考えていない人
仕事をしている人なら、誰にとっても役立つ本だと思いました。
ぜひ読んでみてください!
転職エージェントとして17年間働いた女性が書いた本を読みました。
こちらの記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください。
【追記】おすすめ転職エージェントまとめ
おすすめの転職エージェントをまとめました。
転職に興味がある人は、ぜひ読んでみてください。
【追記】転職に役立つ本とマンガまとめ
転職を考えている人に読んでもらいたい本や電子書籍、マンガをまとめました。
転職活動に役立つ情報が満載なので、ぜひ読んでみてください。
まだ転職活動を始めていない人に、特におすすめです。