「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」という本を読んで、海外ノマドフリーランサーとして生き残れる気がしてきた。
この本では労働者を4つの生き方に分類し、「自分をレアカード化すること」でこれからも社会で生き残れると説いている。
レアカード化する方法は、まずは一つの分野に1万時間かけて「100人に1人」の存在になる。
その分野を増やしていくことで「100万人に1人」のレアカードになれるという。
これから社会に出る大学生やぼくと同世代の二十台の若者に、この本をぜひ読んでもらいたい。
そこで今回は、藤原和博の必ず食える1%の人になる方法の感想を紹介しよう。
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法
まずは藤原和博の必ず食える1%の人になる方法について、簡単に説明しよう。
1.藤原和博さんとは
藤原和博さんは新卒から入社したリクルートを経て、東京都で民間初の中学校校長になった人物。
藤原 和博は、元公立中学校校長、著述家。東京都生まれ。 東京都初の民間人校長として杉並区立和田中学校の校長を務めた。 現在は、教育改革実践家。 リクルート在籍中、年俸契約の客員社員「フェロー」制度を創出。第1号になる(第3号はマラソンランナー有森裕子)。その後、「たった一人からの教育改革」を旗印に自治体の教育委員会の教育改革担当を経て、杉並区立中学校の校長に就任。東京都で義務教育初の民間人校長になる。
引用元:Wikipedia 藤原和博
「よのなか.net」というWebサイトを持っている。
ぼくがこの本の存在を知ったのは、書き起こしメディア・ログミーの「キンコン西野が「収入アップの法則」を解説 稼ぎ続けている人は何をしているのか?」を読んだからだ。
この講演の中でキンコン西野さんが、藤原和博さんの考えを紹介した。
ログミーでは藤原和博自身の講演「藤原和博氏のビジネス講座「レアカードにならないと稼げない」」も書き起こされている。
とてもわかりやすいので、ぜひ読んでみてほしい。
この二つの記事は本の要約のようなものなので、この二つの記事をを読んでから本を買うと理解が早まるだろう。
2.3つの分野で「100万人に1人」になろう
時給を上げる方法
藤原和博さんは、これからも生き残れるためと時給を上げるためには「自分をレアカード化する必要がある」と言っている。
レアカード化とは、希少な存在になるということだ。
例えば、コンビニのアルバイトがする仕事は誰でもできるので時給は800円くらいと安いが、薬物を扱う研究の研究員は専門的な知識が必要なので自給が8,000円になる。
とにかく自分の希少性をあげて代替できない存在になることが、「仕事を失わない方法」であり「時給を上げる方法」だという。
自分をレアカード化する方法
1万時間を投入すれば誰でも100人に1人の存在になれるという。
しかし、100人に1人ではまだまだライバルが多く、お金は稼げない。
そこで、別の分野に対しても1万時間を投入し、二つの分野で合わせて1万人に1人の存在になればいい。
さらに3つ目の分野にも1万時間を投入すれば、三つの分野で合わせて100万人に1人の存在になれる。
100万に1人の存在になれれば仕事を失うこともないし、給料は高くなるはずだ。
例えばキンコン西野さんは、「お笑い芸人と家電好きが合わされば家電芸人になれる」と解説していた。
3.4つの生き方別の生き残り術
藤原和博さんは、社会人の生き方を大きく4つのタイプに分け、それぞれにあった働き方・生き残り方を指南してくれる。
(1)権力(サラリーマン)志向タイプの社長タイプ
権力(サラリーマン)志向タイプの社長タイプは、会社の中で出世することを目指し、最終的には経営者を目指すという人。
たしかにこういう人っているよね。 昔ながらの考え方だとこれが成功者だと思う。
(2)プロ(独立)志向の自営業タイプ
プロ(独立)志向の自営業タイプは、会社から独立して個人事業主や自営業者として生きていきたい人。
ぼくはこのタイプだ。
フリーランサーと呼ばれる人は、このタイプだろう。
(3)権力(サラリーマン)志向の公務員タイプ
権力(サラリーマン)志向の公務員タイプは、会社に勤めているが出世は望まずに自分の趣味を楽しみたい人。
ワークライフバランスを大事にしたい人はこのタイプだろう。
NGOやNPO活動をしたい人もここに含まれる。
(4)プロ(独立)志向の研究者タイプ
プロ(独立)志向の研究者タイプは、会社に勤めず自分でビジネスをしたい訳でもなく、好きなことに没頭したい人。
アーティストやオタクがここに分類される。 好きなことをして生きていきたい人たち。
自分がどのタイプかわからない人は、本の中に「判定チャート」があるのでぜひやってみてほしい。
プロ(独立)志向の自営業タイプが成功する方法を、自分に当てはめて考えてみた
ぼくはプロ(独立)志向の自営業タイプだ。
このタイプは強みを組み合わせて、自分をレアカード化しないといけない。
ぼくが持っている強みといえば、以下のような能力だろう。
◆4年取り組んだ「イチゴ栽培」
◆2年半取り組んだ「国際協力」
◆2年半勉強している「スペイン語」
◆2年半勉強している「一眼レフカメラ」
◆3年間実践している「Webメディア運営」
1.イチゴ栽培
イチゴ栽培についてはコンサルティングの依頼が、日本中・世界中から来ているし、週刊誌でもいちご特集を監修した。
イチゴ栽培については余裕で1万時間以上の時間を投入しているので、世界トップクラスの知識と経験を持っている。
おかげでこの能力だけでも仕事が得られる。
参考:無名な一般人のぼくが女性セブンのいちご特集を監修できたのは「隠居系男子メソッド」を一年間実践したから
2.国際協力
国際協力については、JICAの青年海外協力隊としての2年間とその後の半年間実践している。
まだまだ経験不足だと思うが、それでもクラウドファンディングを実施してお金を集め、プロジェクトを実践することはできている。
これからも開発途上国で国際協力に関わる予定だ。
参考:ウユニ塩湖クラウドファンディングが一週間で100万円を達成したので「ペイ・フォワード」します!
3.スペイン語
スペイン語は勉強し始めてから、2年半が経過した。
最初はアルファベットすら読めなかったが、2年半も中南米に暮らしているのでだいぶ上達し、今では市長と交渉をできるまでになった。
ウユニではスペイン語の通訳もしている。
参考:クラウドファンディングREADYFORで応援したいプロジェクトに募金する方法&ウユニ塩湖環境改善プロジェクトの宣伝
4.一眼レフカメラ
青年海外協力隊と同時に一眼レフカメラも始めたので、2年半経った。
最初は「F値?なにそれ?」というレベルだったが、今ではカメラの使い方の記事を依頼されるようになった。
参考:初めて一眼レフカメラを買った初心者が学ぶべき20個の撮影テクニック
そして、これからも写真撮影の腕を向上させるために、フリー画像サイトぱくたそさんでカメラマンをさせて頂くことになった.
参考:「写真撮影はジブンだけが楽しければいいのです。」を卒業したくてPAKUTASOカメラマンになったよ
最近、ウユニではカメラマンとしても活動している。
5.Webメディア運営
本格的なブログも3年以上運営していて、今は4つのWebサイトを管理している。
また「外部ライター」として4つのWebサイトで記事を書かせて頂いている。
おかげで最近では、3つのWebメディアから「編集」の仕事依頼も頂いた。
参考:最近の「note有料課金ブーム」についてメディア運営のプロの意見を軽くまとめてみた
【レアカード化】ぼくほどイチゴに詳しくて、国際協力の経験があって、スペイン語が話せて、写真が撮れて、Webメディアが運営できる人は他にいない
はっきり言ってぼくは一つずつの能力で見たら、100人に1人レベルなのでまだまだ二流だろう(イチゴは違う自信があるが)。
しかし、イチゴ、国際協力、スペイン語、カメラ、Webメディアの5つを組み合わせてみたら、100万人に1人の存在になれているだろう。
あとは、これをうまく組み合わせて、「スペイン語圏の開発途上国でイチゴ栽培を行う」とか「写真を生かした国際協力系のWebメディアを立ち上げる」とかを始められたらいいなと思っている。
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法は、なんとなく自分でも考えて実践していたことを、わかりやすく解説してくれている本だった。
この本にはこれから海外ノマドフリーランサーとしてすべきことがすべて書かれていた!
【追記】フリーランス向けの求人サイトと仕事の探し方
フリーランスに最適な求人サイトと仕事の探し方をまとめました。
ぜひ読んでみてください。
→ フリーランスにおすすめの24個の求人サイトと仕事の探し方
必ず食える1%の人になる方法まとめ
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法には、4つのタイプの社会人が仕事を失わずに給料を上げる方法が書かれている。
複数の分野に1万時間を投入して、100万人に1人の存在になり自分をレアカード化することが重要だという。
この本の内容を海外ノマドフリーランサーをしている自分に当てはめて考えてみると、進むべき道は間違っていない気がしてきた。
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法は、フリーランサーになりたい人は必見の一冊だ!
この本を読んでいるかいないかで、フリーランサーとして成功する確率が変わるだろう。
【追記】おすすめ転職エージェントまとめ
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転職に興味がある人は、ぜひ読んでみてください。
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藤原和博さんの関連著書を紹介します
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藤原和博の必ず食える1%の人になる方法
藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方 (DISCOVER21世紀の学校)
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