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ケニアのマサイ族伝統の妻の夜這いに興奮した一日目!マサイ村に5日間ホームステイした秘境体験談

      2017/01/17


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賭けトランプに熱中するマサイ族

2016年8月1日から5日まで、ケニア共和国に暮らすマサイ族の無電化村に一人でホームステイしてきた。

なぜかというとマサイ族といえば「ライオンを殺す世界最強の戦士」として有名だが、実際はどんな暮らしをしているのか気になったからだ。

そこでウルルン滞在記てきにマサイ村に泊まり込んで、彼らの生活と文化を体験してみることにした。

ぼくは普段はケニアの首都ナイロビで農業コンサルタントとして働いているが一週間の休暇をもらい、マサイマラ国立公園のサファリツアー2泊3日と合わせてマサイ村に4泊5日でホームステイした。

そこで今回は、マサイ族の村で体験してきたことを紹介しよう。

※マサイ族といっても住んでいる地域・国ごとに文化が異なるし個人レベルでも言うことが違っているので、ここに書いているのであくまでもぼくが感じたこと学んだことだとあらかじめご了承ください

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0日目:マサイマラ国立公園で2泊3日のサファリ

狩ったヌーを運ぶライオン

まずは7月30日から8月1日まで、2泊3日のマサイマラ国立公園のサファリツアーに参加した。

マサイマラ国立公園はケニアの南西にある国立公園で、野生動物が豊富に生息していることで有名な観光スポット。

しかも、世界最強の戦士と呼ばれるマサイ族が暮らしているので、マサイ族の村を訪問するツアーも人気だ。

 

二日間マサイマラ国立公園の中でゲームドライブ(サファリカーに乗って野生動物を探すこと)を行い、たくさんの野生動物の写真と動画を撮影した。

チーターとライオンの狩り、カバのケンカ、ヌーの大群などを見れたので大満足!

ぼくが撮影した野生動物の写真はこちらの過去記事を見てほしい。

参考:2泊3日のマサイマラ国立公園サファリツアーで撮影した写真と動画を大公開!

ガゼルを3方向から噛むチーターたち

 

前夜にマサイ族男性GOMEAと夕食を食べた

サファリツアーの最中は常設テントに宿泊していた。

マサイ族のホストファミリーとSMSで連絡を取り、7月31日に打ち合わせのために会うことになった。

マサイマラ国立公園のテント

テントまでマサイ族男性のGOMEAが来てくれた。

彼はぼくが泊めてもらう予定の家の主人で、会うのは二回目。

ぼくは7月2日、3日にもマサイマラ国立公園のサファリツアーに参加し、そのときにマサイ族の村を訪問してGOMEAに「家に泊めてもらいたい」と交渉していたのだ。

なので、このマサイ族の村に泊まったことは観光ツアーなどではなく、ただのぼくの趣味(笑)

中米パナマ共和国では無電化集落で2年間青年海外協力隊として活動していたし、南米ベネズエラのペモン族の村に47日間滞在したこともある。

参考:マサイ族のお宅訪問!マサイマラ国立公園でライオンと間近で遭遇しマサイ村を見学したよ

参考:ベネズエラのカナイマ国立公園に暮らすペモン族の村で47日間農業を教え、テーブルマウンテンに登頂したよ

外国人旅行者とマサイ族の記念撮影

テントで夕食を食べながら翌日からの打ち合わせをした。

GOMEAからは「マサイ族の食事は君の口に合わないだろうから、近くのレストランで食べてもいいよ」とか「トイレとシャワーはホテルに借りてもいいよ」と気を使ってもらったのだが、あいにくぼくは青年海外協力隊として中米パナマの無電化集落で2年間活動していたのでそんなの屁でもない。

そこで「ぼくはマサイ族の食事が食べたいし、野糞も川で全裸で水浴びも余裕だよ」と伝えて、マサイ族本来の生活を体験させてもらうことにした。

GOMEAからの提案で驚いたのは「マサイ村に滞在している間は、マサイ族の男性が身につけるべき服装を着てほしい。洋服は禁止!」と言われたこと。

彼は食事など生活様式は緩いのに、服装には厳しいのが意外だった。

 

 

1日目:民族衣装に着替えて挨拶回り、マサイ族の喧嘩に巻き込まれる

8月1日の早朝はマサイマラ国立公園でサファリツアーに参加し、朝9時くらいからマサイ族の村へ移動した。

同じサファリカーに乗っていたフランス人とオーストラリア人とケニア人の観光客は、「ぼくが趣味でマサイ族の村に5日間滞在する」と知ってめちゃくちゃウケていた(笑)

マサイ族の村に着き、GOMEA家に入る

マサイ族の村は数十軒の家が集まってできている。

同じ村に住んでいる人たちはみんな親戚なので、息子を結婚させる場合には嫁は遠くの村から家畜と交換してもらう。

マサイ村の夕焼け

マサイ族の家は細い木と土と牛糞でできている。

牛糞でできたマサイ族の家

マサイ族の家の間取りはこんな感じ。

masaihouse

これがぼくが泊まったのはGOMEAの家。

マサイ族の家の窓は小さいので光がほとんど入って来ないので、昼間でも懐中電灯がないと生活できない。

マサイ族の部屋の窓

フラッシュを使って撮影するとこんな感じ。

客室といってもベッドだけの部屋。

昔は牛の皮だけだったそうだが、最近ではマットレスを使っている。

予想はしていたが、ベッドにはダニがいたので全身を100か所くらい刺されてしまい、未だに傷口が化膿していて辛い。

マサイ族の家の客室

室内にカマドがあるので天井は真っ黒。

マサイ族の家の天井

荷物置き場。

マサイ族の家の荷物置き場

左側がぼくのベッドで、右側の壁の向こう側が仔牛の寝床。

マサイ族の家の壁

ここがリビングキッチン。

マサイ族の家のリビングキッチン

右側が子供の寝床で、真ん中に食器棚と窓があり、左側が夫婦の寝床。

マサイ族の家の食器置き場

マサイ族の家では室内で薪を使って調理をするので、涙と咳が出て辛かった。

そしてすべての荷物が煙で燻されて、煙臭くなってしまった。

しかし、これは暖房代わりでもあるので夜は温かく寝れた。

マサイ族の家のカマド

 

青年海外協力隊時代に泊まっていた家と似ている

日本人ならば「こんな家には泊まれない!」と思う人が多いと思うが、ぼくは青年海外協力隊時代に中米パナマ共和国で同じような家に2年間泊まっていたので全然平気。

参考:24回目の無電化集落に泊まろう!学校菜園とグループ農園の視察

パナマでモテモテ

 

マサイ族の民族衣装に着替える

家に着いてから、さっそくマサイ族の民族衣装に着替えることにした。

GOMEAにマサイ族の民族衣装の着方を教えてもらい、ついでに記念撮影。

マサイ族の男性用の民族衣装は、右半身用と左半身用の肌着を着てからベルトを巻いて、その上にマサイブランケットを羽織るスタイル。

マサイ族とツーショット

白い人(マサイ族は黒人以外をまとめて「白い人(ムズング)」と呼ぶ)のぼくがマサイ族の衣装を着ているので、村のみんなはビックリしていた(笑)

マサイ族の村

ぼくが滞在したのはンゴイエロ(Nkeiero)村で、人口は200名くらい。

とりあえず村人に挨拶回りをする。

談笑するマサイ族

日本人なんだけどナイロビに住んでいて、マサイ族に興味があるので5日間泊まります」と自己紹介すると、みんな驚いていた。

まずは、マサイ族にとって一番大切な牛を見に行くことに。

マサイ族たち

牛の見学

家畜の放牧を手伝う私

マサイ族は牛、羊、ヤギなどの家畜を飼育する遊牧民で、特に牛を重要視している。

なので、マサイ族男性から聞かれる質問もだいたい牛に関すること。

・お前は何頭の牛を持っている?

・お前の家族は何頭の牛を持っている?

・お前の国では結婚するために何頭の牛が必要なんだ?

・お前の国では牛は何頭いるんだ?

こんな感じで牛についての質問が異常に多かった。

近くの町で昼食を食べる

マサイ族の村の近くにある町

牛の観察が終わったら、近くの町に行って昼食を食べた。

本来マサイ族は昼食を食べないんだけど、ぼくは普段三食食べているのでマサイ村でも三食食べることにした。

しかしGOMEA家では昼食はないので、毎日近くの町のレストランでウガリ(トウモロコシの粉)やギゼリ(トウモロコシとマメ)、ピラウ(ピラフ)を食べていた。

この町までは村から歩いて10分くらいで、ここには電気がありマサイ族以外の部族がレストランや商店、ホテルなどの商売をしている。

そして、昼食後に18歳のマサイ族青年のDANから「ビリヤードしようぜ!」と誘われてビリヤード場へ。

マサイ族が殴り合いのケンカを始めて、ぼくの一眼レフカメラのレンズフィルターが壊れた

ビリヤード場に到着したら、いきなりそこにいたマサイ族男性とDANが口論を始め、DANが投げ飛ばされて殴り合いのケンカに発展した。

このときDANがぼくの一眼レフカメラを持っていたので、マサイ族に投げ飛ばされた衝撃でぼくの一眼レフカメラも宙を舞い、コンクリートの床にガッシャーーーーーン!!!と叩き付けられた。

一眼レフカメラはNikonのD750(20万円弱)でレンズは24-70mm F2.8(20万円弱)だったので、付属品なども併せて総額40万円のカメラがガッシャーーーーーン!!

ぼくの心もガッシャーーーーーン!!!

結局他のマサイ族たちがケンカを力ずくで止めてくれ、その隙に投げ飛ばされたカメラを救出した。

カメラ本体とレンズに傷がつき、さらにレンズフィルターが陥没してしまい外れなくなっていた。

後日、カメラを投げ飛ばしたマサイ族と町で遭遇したのだが、「カメラ壊して、ごめんなー」としか言われなくて悲しい。

9月2日に日本へ一時帰国するのでNikonショップへ修理に出すつもりだけど、「故障理由:マサイ族が投げ飛ばしたから」でも保険で補償されるかな?


ちなみに彼らがケンカした理由は、もともと親同士が仲が悪く、しかもDANがビリヤードを勝手に始めたことに腹を立てて「お前は男じゃない。マサイの戦士ならその証拠を見せてみろ!」とケンカを売ってきたらしい。

マサイ族男性は戦士であることにプライドを持っているので、そこを刺激されるとケンカを買うしかないそうだ。

マサイ族男性は賭けビリヤードが大好き

心がガッシャーーーーーン!!と壊れたまま、別のビリヤード場へ移動。

滞在中に昼食を食べてから毎日していたのが、マサイ族ビリヤードの見学。

マサイ族男性は賭けビリヤードが大好きで、毎日ビリヤード勝負をしていた。

ビリヤードを楽しむマサイ族

マサイ族のキューの握り方はオープンブリッジ。

腕前は人によるが、GOMEAは上手いので金を稼いでいた。

毎日一時間ほどゲームしていたので、上達したのも頷ける。

ビリヤードをするマサイ族

午後は木陰で賭けトランプか昼寝

賭けトランプに熱中するマサイ族

ビリヤードをした後は、村に戻って賭けトランプをしていた。

ルールは全然理解できなかったが、フラッシュみたいな感じ。

マサイ族男性はギャンブルが大好きで、毎日賭けビリヤードと賭けトランプをして過ごしていた。

賭けトランプに飽きると、木陰でお昼寝。

マサイブランケットで足以外を包んで寝るので、なんか面白い。

昼寝するマサイ族

 

昼寝をしていても観光客を乗せたサファリカーが来たら起きて、観光客を出迎えて民族ダンスショーを行う。

観光客は一人20ドルを支払い、それをショーに参加したマサイ族の男性が山分けする。

マサイ族の村に来た観光客

 

夕方になったら放牧していた家畜を連れてくる

18時半くらいに日没になるので、それまでに放牧させていた家畜を村に集める。

放牧は村中の家畜を一緒にして行うが、夜間の管理は家ごとに別れる。

マサイ村の夕焼け

マサイ族の牛は角を切られていないので、怖い。

マサイ族が飼育する牛

仔牛は夜の寒さに弱いので、家の中で眠らせる。

そのためにマサイ族の家には必ず仔牛用の部屋がある。

マサイ族の家の中に入る仔牛

ぼくが泊まっていた客室は仔牛部屋の隣だったので、仔牛の寝息とか寝返りの音を毎晩聞きながら寝ていた。

マサイ族の家の仔牛専用の部屋

 

マサイ族の夕食

マサイ族の夕食は19時から21時くらいの間に食べる。

調理するカマドが一つしかないので調理にけっこう時間がかかり、他の家に住んでいる人が遊びに来るのでお喋りして過ごしていた。

ちなみに使用言語は基本的にはマサイ語だけど、最初はまったくマサイ語がわからなかったので英語でマサイ語を勉強しながら会話していた。

5日目にはマサイ語で挨拶と簡単な会話くらいはできるようになった。

マサイ語学習については別途まとめたい。

夕飯は温かい牛乳とウガリで、普通に美味しい。

マサイ族の食事はウガリと牛肉

 

マサイ族も寝るときは洋服を着ている

このまま民族衣装のまま寝るのかと思いきや、「寝るときはTシャツとかに着替えていいよ」と言われた。

いつの間にかGOMEAもTシャツ姿になっていた(笑)

マサイ族も寝るときは洋服を使うみたい。

妻とセックスさせる習慣

マサイ族の家に泊まる初めての夜、ぼくは客室で一人でベッドに入った。

マサイ族にはお客さんが家に宿泊する時に妻とセックスさせる、というおもてなしの習慣がある。

ぼくが村に到着してからGOMEAのお母さんから「今夜、あなたはうちの嫁と一緒に寝てもらいます」みたいなことを言われていたので、どうしようかと悩んでいたが、結局女性が夜這いに来ることはなかった。

奥さんにも拒否権があるので嫌な相手とはセックスしなくてもいいらしいし、未だにその習慣が残っているのかは謎。

 

 

まとめ

今回はマサイ族の村でウルルン滞在してきた話の一日目を紹介した。

40万円の一眼レフカメラが壊れたり、夜這いが来なかったりとハプニング続きで大変な一日目だった。

次回は「2日目にマサイマーケットに行った話」を書く予定。

 

追記:2日目以降の体験記はこちら

2日目の体験記はこちら。

→ マサイマーケットに突撃した2日目!マサイ族の家に一週間ホームステイした話

3日目の体験記はこちら。

→ マサイ族の視力は驚異的という噂は本当か?マサイ村滞在3日目は登山をしたよ

4日目と5日目の体験記はこちら。

→ マサイギャルに恋をしてマサイ族キャバクラに行ったマサイ村滞在最終日

 

マサイ族の関連本

ヨシダ, 裸でアフリカをゆく

 

私の夫はマサイ戦士

 

 さまよえる「共存」とマサイ―ケニアの野生動物保全の現場から

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一眼レフカメラを握る宮﨑大輔

宮﨑大輔 Daisuke Miyazaki

【 仕事内容 】
海外農業コンサルタント / フォトグラファー / ライター / ブログコンサル

●青年海外協力隊の任期終了後に、フリーランスとして世界中を旅しながら国際協力やビジネスをしている現代版ノマドワーカー
●環境汚染がすすむ世界一の絶景ウユニ塩湖で環境改善プロジェクトを行うためにクラウドファンディングを行い一週間で100万円達成&現在はアドバイザーに就任。

→ 詳しいプロフィールはこちら

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→ 2016年に書いたブログ169記事から選んだ特に面白いベスト15記事

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【 農業経歴 】
長野県飯田市のリンゴ農家に生まれる→信州大学大学院で農学修士号取得→青年海外協力隊の野菜栽培隊員として中米パナマ共和国で2年間農業ビジネス支援→フリーランスの農業コンサルタントとして日本、アジア、中南米、アフリカで、日系企業から依頼を受け4カ国で農業ビジネスのコンサルティングを行っている。

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