ぼくは南米ボリビアのウユニ市に30日間滞在し、環境改善プロジェクトを実施している。
一ヶ月間もウユニに滞在しているので、ウユニ市の美味しくて安いレストランと不味くて高いレストランを把握できた。
特におすすめは「リャマ肉の炭火焼BBQ」なので、これからウユニ塩湖へ行こうとしている日本人旅行者には、ぜひウユニ塩湖名物リャマ肉バーベキューを食べてもらいたい。
逆に駅前通りにある観光客向けのレストランは、Wi-Fiはあるが値段は高く味も不味いのでおすすめしない。
ウユニ塩湖ツアーに参加する観光客にはウユニ塩湖だけではなく、ウユニ市も楽しんでもらいたいので、今回はおすすめのB級グルメ情報を公開しよう。
ウユニ市のおすすめB級グルメランキング
さっそくウユニ市のおすすめB級グルメをランキング形式で紹介しよう。
1位 サラダバー付きリャマ肉バーベキュー
今回は、いきなり第一位から紹介。
第一位はサラダバー付きリャマ肉バーベキュー。
ウユニ駅の歩行者用の道を1分ほど進むとダカールラリーのモニュメントにぶつかる。
その前の大通り(RN5)を右手方向に通りを3本ほど通過して5分ほど歩くと、サラダバー付きリャマ肉バーベキューのお店が5軒ほど並んでいる。
すぐ手前にも似たお店があるが、それは観光客向けのバーベキューレストランで値段が高いのでおすすめしない。
お店は一階建ての民家のような雰囲気で観光客向けのレストランではなく、現地人向けの食堂だ。
営業時間は12時前後と17時半以降。
お店の前では炭火焼コーナーがあり、店の主人が鶏肉や牛肉、リャマ肉を焼いている。
メニューは①鶏肉、②牛肉(スペアリブか骨付きカルビ肉)、③リャマ肉(スペアリブか骨付きカルビ肉)、④ウインナーが基本。
スペアリブは「チューレタ」、骨付きカルビ肉は「コスティージャ」と呼ぶ。
気になるお値段は、リャマ肉のスペアリブが15ボリーバル(260円)、リャマ肉の骨付きカルビが20ボリーバル(347円)だ。
すべてのメニューに①ご飯と②フライドポテトと③サラダバーが付いているので、ボリューム満点で激安だ。
お店の入り口で注文しお金を支払い、サラダバーを取ってから席に着こう。
こちらがサラダバー。
お店によって多少野菜の種類は異なるが、キャベツ、レタス、タマネギ、トマト、ニンジン、キュウリ、赤カブ、ニンジンが基本。
サラダバーの隣にお皿があるので、好きなだけよそってよい。
手前にある液体はドレッシングのように見えるが、実は肉用の唐辛子ソースなので間違えてかけないようにしよう。
お店によって多少肉の味付けやサラダバーの種類が違うが、システムは同じだ。
テーブルに塩とサラダ油と酢が置いてあるので、お好みでかけて食べよう。
肉が焼けて出てくるまでに5分ほどかかるので、野菜を食べて待っていよう。
ウユニ市に滞在中は野菜不足になりがちなので、ここのサラダバーは最高に嬉しい。
お店によってはこんな感じ。
マヨネーズが置いてあるお店もある。
こちらがリャマ肉の骨付きカルビ肉、見ての通り超巨大!!
牛肉や鶏肉も注文できるが、せっかくウユニ市に来たのならば「ウユニ塩湖名物のリャマ肉」を食べよう(勝手に名物認定しました)!!
観光客向けのレストランでもリャマ肉ステーキを食べられるが、値段が3倍くらいするし不味い。
現地人向けのバーベキュー店は値段が三分の一で、しかも美味しいので絶対におすすめする!
こちらがリャマ肉のスペアリブ。
スペアリブの方が骨付きカルビよりも小さいが柔らかくて食べやすいので、女性におすすめ。
少しだけクセがあるがラム肉よりも食べやすい。
こちらはリャマ肉の骨付きカルビ肉。
ぼくはこのリャマ肉バーベキューにはまってしまい、二日に一回のペースで通っている。
ご飯の上に肉が乗っているので、ナイフとフォークで肉を切る時にご飯をこぼさないように注意しよう。
このリャマ肉バーベキューのお店には、ビールは置いていない。
置いてあるのはコカ・コーラやファンタと、地元のジュースである。
CASCADAは「滝」という意味で、フルーツ果汁のジュース。
Del Valleは「谷から」という意味で、こちらもフルーツ果汁のジュース。
炭酸入りもある。
というわけで、ぼくが一番おすすめするウユニ市のB級グルメは、リャマ肉バーベキューである。
問題はバーベキューを扱う5軒ほどの店は、完全に現地人向けの食堂なのでスペイン語しか通じないことだ。
スペイン語を話せない人が行くと現地人の迷惑になるので、少しでもスペイン語を勉強してから行ってほしい。
参考:英語しか話せない旅人へ!中南米旅行で必ず役立つスペイン語フレーズまとめ【空港・レストラン・ナンパ】
2位 スープ・ご飯・メイン・パン・バナナ付きのセットメニュー
第二位は、アルムエルソとセナと呼ばれるセットメニュー。
アルムエルソとはスペイン語で「昼食」、セナは「夕食」という意味だが、、ボリビアでは「スープとご飯とメインとパンのセットメニュー」を意味している。
ちなみに、日本人のアルムエルソという発音だと通じないので、「アゥムエルソ」と発音しよう。
お昼の時間帯にはアルムエルソが提供され、夜にはセナが提供される。
ウユニ市内にはアルムエルソとセナを提供するレストランがたくさんあり、看板に「ALUMUERZO」や「CENA」と書いてあるので好きなお店を選ぼう。
値段は12ボリビアーノ(207円)から16ボリビアーノ(277円)ほど。
アルムエルソやセナを注文すると、まずはパンとスープが付いてくる。
ボリビアでは食事といえば、前菜のスープが欠かせない。
牛肉ダシのスープが一般的だが、たまにキヌアスープもある。
ご飯や芋が入っていることも多い。
マカロニスープも多い。
こんな感じに提供される。
スープを食べ終わった頃に、メイン料理とご飯が提供される。
メイン料理は鶏肉や豚肉、牛肉から選ぶことになるので、スペイン語を勉強しておこう。
このメイン料理は、牛肉焼き。
ご飯ではなくポテトサラダと一緒に出てきた。
これは牛肉煮込みとご飯。
スープを一皿飲んだ後なので、お腹が満腹になる。
お店によってはデザートとしてバナナが提供されることがある。
これも食べると超満腹になる。
お店によっては料理をお持ち帰りにすることもできる。
その場合には「パラ・ジェバール・ポルファボール(お持ち帰りでお願いします。)」と言おう。
アルムエルソとセナを提供しているお店は、ウユニ市中に点在している。
食堂や街はずれにある地元住民向けの食堂は、値段は安いがスペイン語しか通じない。
逆に駅前通りにある観光客向けのレストランは、値段が高く不味いが英語が通じるお店も多い。
どちらのレストランを利用してもよいが、せっかくなので片言のスペイン語を覚えてローカルのお店に行くことをおすすめしたい!
3位 鶏肉の丸焼き
第三位は鶏肉の丸焼き。
ウユニ市の街中にはこのような「鶏肉丸焼き窯」が置かれた食堂がある。
窯の中に入った鶏肉は自動的に少しずつ回転しながら、じっくりと丸焼きにされる。
①一匹丸ごと、②半分、③四分の一からサイズが選べるが、通常は四分の一で十分だ。
半分は「メディオ」、四分の一は「クアルト」と言う。
ご飯とフライドポテトが必ず付いてくる。
下味がついているので、そのままで十分美味しい。
中南米のレストランでは、牛肉や豚肉料理は不味い可能性があるが、鶏肉は不味い可能性が低いので安全である。
駅前通りの一本隣(駅から見て左手方向)には、鶏肉の丸焼き屋さんが4軒ほど並んでいる。
どこのお店もだいたい同じようなクオリティだ。
値段は12ボリーバル(207円)くらい。
ウユニ市で食べる物に迷ったら、鶏肉の丸焼きを選んでおけば無難だろう。
値段も安いし不味い心配もない。
丸焼き窯を見ているのも楽しい。
4位 屋台のハンバーガーとチョリパパ
第4位は屋台のハンバーガー。
ウユニ市内には小型のキャビンで、ハンバーガーやチョリパパ(ウインナー&フライドポテト)を売っているおばちゃんがたくさんいる。
キャビンは駅前にもあるし、教会の隣にも何軒も並んでいる。
市場の近くでも路上販売しているおばあちゃんがいる。
例えば、この炙り豚肉のハンバーガーは、8ボリーバル(138円)くらい。
駅前通りのキャビンでも6ボリーバルのチョリパパや、8ボリーバルのハンバーガーが売っている。
小腹が空いた時のおやつやビールのつまみに最適である。
とにかく食事を安く済ませたいときや、軽くすませたいときには、キャビンで売っているハンバーガーやチョリパパを利用しよう。
おばちゃんたちは夜遅くまで営業しているのも嬉しい。
5位 フライドチキン
第五位は、フライドチキン。
もはやフライドチキンはどこでも食べられるのでおすすめではないが、たまに恋しくなるときがあった。
駅前のダカールラリーのモニュメントの隣にフライドチキン屋さんがあり、いつでもフライドチキンが食べられる。
嬉しいことにサラダバー付き!
値段は12ボリーバルくらい。
ボリビア料理に飽きたら、フライドチキンでも食べて気を紛らわそう。
6位 駅前通りの観光客向けのレストラン
最下位の第六位は、観光客向けのレストラン。
ウユニ駅前の通りに観光客向けのレストランが集まっていて、値段が高くて味が不味い。
一品が50ボリーバル(865円)からという感じ。
これはボリビア名物のピケ・マチョ。
美味しいけど観光客向けにアレンジされていた。
ウユニ市には韓国人旅行者が多いので、韓国料理を提供するレストランが二軒ある。
日本人旅行者も韓国人に負けないほど多いが、日本料理を出すお店は一軒もない。
駅前のレストランで食べたスパゲティは、お湯が切れていなくて茹で汁に浸かっていた。
唯一おすすめなのは、駅前通りの小屋で売っているハンバーガーとサンドイッチ。
値段は20ボリーバルほどするが、味は美味しい。
小腹が空いたときにハンバーガーがお世話になった。
駅前通りのレストランでもハンバーガーが売っているが、30ボリーバル以上するのに全然美味しくない。
ウユニ駅前のレストラン街には観光客向けのお店しかなく、値段は高いが味は不味い。
英語が通じたり、Wi-Fiが使えたり、まともな接客を受けられるメリットはあるが、せっかくウユニに来たのだからぜひローカルレストランに言ってもらいたい。
ただし、飲食店でビールが飲めるのは観光客向けのレストランくらいなので、ビールが飲みたい人は駅前のレストランへ行こう。
【番外編】ウユニ市のおすすめスイーツ
ここからは、番外編のウユニ市で食べられるスイーツを紹介しよう。
駅から見て左斜め前に5分ほど歩くと、スイーツが売っている小屋が連なっている場所がある。
そこではフルーツシェイクやアイスクリーム、パフェを食べることができる。
これはマンゴーシェイク。
値段は3ボリーバルほど。
これはアイスクリーム。
3ボリーバル。
地元の子供や女性たちが集まってスイーツを楽しんでいるので、そこに混ざってみよう。
もう少し本格的なアイスクリーム屋さんが教会の斜め前にあるので、そこもおすすめだ。
【番外編2】ウユニで買えるお菓子
ここからは、ウユニ市で買えるお菓子を紹介しよう。
コカ・コーラ、ポテトチップス、チョコレートなど通常のお菓子は何でも売っているが、特におすすめしたいものを紹介する。
まずは、麦芽糖炭酸飲料のマルタ。
マルタは中南米とアフリカで販売されているソーダで、初めて飲んだ時には不味すぎてビビるが、5回くらい飲むと病みつきになってしまう飲み物だ。
参考:が、がまんできないっ!海外の麦芽糖ノンアルコールビール「マルタ(Malta)」中毒にご注意ください
次は、カトゥンというチョコレート菓子。
「チョコレート味の小さな舌」という説明のお菓子で、かわいい猫ちゃんが目印。
日本にはないお菓子で、超美味しい!
最後は、リャマ肉ジャーキー。
香りは臭く、食感は硬いが、味は美味しい。
ビールのツマミにピッタリだ。
クリスマスに路上で売っていた「ドゥルセ・デ・ヌエス(甘いクルミ)」。
見た目は完全にタコ焼きで笑った。
ホットケーキのような味で、練乳をかけて食べる。
素朴な味。
黄色いのがボリビア名物サルテーニャ。
パイ生地の中に煮込みスープが入っていて、一口食べるとスープが溢れてくるので啜ってから食べよう。
小籠包のような食べ方が正解。
【例外】ウユニ塩湖の塩で作った塩ラーメン
最後に例外として、ウユニ塩湖の塩で作った塩ラーメンを紹介しよう。
旅人育成団体タビイクツアーの参加者が、ウユニ塩湖の塩を使って塩ラーメンを作ってくれた。
インスタントラーメンではなく、鶏肉の足や野菜を二日間煮込んで出しを取った本格的な塩ラーメンで超美味しかった!
次はウユニ塩湖の塩で、ソルティドッグを作りたい。
まとめ
今回はウユニ市のおすすめB級グルメをランキング形式で紹介した。
1位 サラダバー付きリャマ肉バーベキュー
2位 スープ・ご飯・メイン・パン・バナナ付きのセットメニュー
3位 鶏肉の丸焼き
4位 屋台のハンバーガーとチョリパパ
5位 フライドチキン
6位 駅前通りの観光客向けのレストラン
これからウユニ塩湖へ行こうとしている日本人旅行者には、ぜひ参考にしてもらいたい!
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