2017年2月21日、TBS朝の情報番組あさチャンのイチゴ特集に農業コンサルタントとして出演した。
実はこれまでにも10回ほどテレビ出演の依頼が来ていて、今までは海外にいたので断っていた。
「なぜ、20代フリーランスのもとに10回もテレビ出演の依頼が来ているのか??」と疑問に思うだろう。
一言でいえば「ブログとTwitterを使って情報発信をしているから」なのだが、今回はもっと詳しくテレビに出演する方法を解説しよう。
テレビに出演してみたい人や仕事に生かしたい人がいれば、ぜひ最後まで読んでほしい。
TBS朝の情報番組あさチャンのイチゴ特集に出演した流れ
まずはぼくがテレビに出演した流れを説明しよう。
ぼくはTBS朝の情報番組あさチャンのイチゴ特集に、農業コンサルタントとして出演した。
参考:TBS朝の情報番組あさチャンのイチゴ特集に農業コンサルタントとして出演しました
最初に連絡を受けたのは2017年2月9日で、インタビューの撮影日が2月14日、放送日が2月21日というスケジュールだった。
イチゴ特集の準備中にぼくのブログを発見し、連絡をくれたそうだ。
専門家の方の話を聞きたいと思い探していたところ、宮﨑さまのサイトを拝見し、ご連絡をさせていただきました。
これまで連絡をくれていたのはテレビ番組制作会社が多かったが、今回は放送局TBSからだった。
これまでに実際に届いたテレビ番組からの連絡
今までにどんなテレビ番組から連絡が届いているのかも紹介しよう。
1.テレビ番組への出演依頼
テレビ番組への出演依頼はイチゴの専門家としてや、海外農業コンサルタントとして、途上国に住んでいる人としてなど。
出演依頼がきた番組
・朝の情報番組(TBSではない)
・バラエティ番組(イチゴ好きな女優の間違いを指摘する)
・海外の秘境に住んでいる日本人を訪ねる番組
・深夜番組
・関西のローカル番組
・ビジネスについて調査する夜明け
などなど
2.テレビ番組への情報提供
テレビ番組への情報提供の依頼もよく来るが、これもイチゴ関連や中南米ネタが多い。
海外にずっといたので、番組に情報を提供しても実際にどのように放送されたのか確かめられなくて残念だった。
3.テレビ番組への写真提供
写真を使わせてほしいという連絡もよくある。
例えば、北海道テレビに海外の日本食レストランの写真を提供した。
事前に「写真の利用料」を問い合わせると返事すらくれない番組制作会社もあった。
4.番組に出演してくれそうな人の紹介
海外にいるからと出演を断ると「じゃあ、代わりに誰か紹介してくれない?」と頼まれることもある。
テレビ番組制作会社は出演者の確保に困っているようだ。
少し前に海外移住者を紹介する番組が流行っていたよね?
5.番組作成のためのネタ出し、撮影協力
日本人旅行者や移住者が少ない国にいると、番組作りへの協力が求められることもある。
残念ながら、問い合わせの態度が不誠実でムカつくことが多い。
テレビ番組制作会社からの問い合わせ例
・あなたがいた国で面白いネタないですか?
・視聴率が取れそうな面白い人はいませんか?
・○○さんを探しているんですが、コネはないですか?
・撮影に協力してもらえませんか?
ブログとTwitterを使ってテレビに出演したければ、ネット上の専門家を目指そう
「なんでこんなにテレビ番組から問い合わせが届くのか?」
テレビ番組から問い合わせが届く理由は、ぼくがイチゴや海外ネタなどの珍しい情報や経験を持っていて、それをブログやTwitterで情報発信しているから。
それでは、「ブログとTwitterを使ってテレビに出演する方法」を詳しく説明しよう。
【目標】テレビ局やテレビ番組制作会社はGoogle検索やTwitterを使っているので「ネット上の専門家」になろう
テレビ番組はGoogle検索やTwitterを使って情報を集めて作られている。
だから有名人でもないぼくのもとに問い合わせがたくさん来るのだ。
なので、テレビに出演したいと思ったら、まずはブログやTwitterを使って「ネット上の専門家」として認められよう。
ぼくのブログがそのままテレビ番組になった例
「本当にネットの情報を使ってテレビ番組が作られているの??」と疑う人もいるかもしれないので、ひとつ事例を紹介しよう。
ある日、海外で撮影コーディネーターをする知り合いから以下のような連絡がきた。
日本のテレビ番組から撮影コーディネートの依頼が来た。
撮影の内容は、宮﨑くんのブログJIBURi.comに書かれたブログ記事の取材。
番組の企画書に宮﨑くんのブログが添付されてきて、「このブログで紹介されている○○を撮影してきてほしい」と書かれていた。
なので、ブログに書かれていない詳しい場所や行き方を教えてほしい。
その企画書を見せてもらうと、本当にぼくのブログ記事をそのままパクった内容だった(笑)
これは極端な例だけど、これまでに届いた出演依頼はすべてブログやTwitter経由だ。
今まではブログだけを重要視してきたけど、最近はTwitter経由で連絡が来ることがあるし、テレビ局の人と話してみても「Twitterで情報を調べている」という。
なので、ブログだけでなくTwitterも有効活用すべきだ。
隠居系男子の鳥井さんの有料note「ネット上で注目される専門家になるためのテンプレは確実に存在する。」を読んでみよう
ネット上の専門家として認められたい人は、人気ブログ隠居系男子を運営する鳥井さんのテンプレを参考にしよう。
ぼくはこのテンプレ(通称:隠居系男子メソッド)を参考にして、週刊誌女性セブンの仕事をゲットした。
参考:無名な一般人のぼくが女性セブンのいちご特集を監修できたのは「隠居系男子メソッド」を一年間実践したから
鳥井さんのテンプレはnoteで有料記事として販売されている。
→ ネット上で注目される専門家になるためのテンプレは確実に存在する。|鳥井弘文
ぼくが説明する内容とは少し違うしわかりやすいので、ぜひ読んでみることをおすすめする!
ブログとTwitterでネット上の専門家になり、テレビに出演する手順
それでは、ここからが実践編。
どうやってネット上の専門家になるのか、ぼくが取った5つの戦略をご紹介しよう!
1.狙った分野の情報を集め経験を積み「レアキャラ」を目指す
まず目標は「レアキャラになること」、「価値を高めること」と言い換えてもいい。
もし普通の大学を卒業して、普通の会社で普通に働いて、普通に生きているだけでは、競合者が多すぎて専門家にはなれない。
専門家になるためには、他の人が持っていない情報や経験を身に付けなければいけない。
テレビに出たり仕事を頼まれるためには、自分の希少価値を高めなければならないのだ。
レアキャラになることの重要性はこちらの過去記事を読めばわかる。
参考:強みを組み合わせてレアカード化し時給を上げる「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」に書かれた会社員・フリーランスが生き残る秘訣
例えば、ぼくが目指しているレアキャラは以下の通り。
世界中のイチゴビジネスを知る男
日本や海外でイチゴビジネスのコンサルをして、どこの国でもイチゴの販売方法や栽培方法を調べている。
マンガの中に「栃木県産あまおう」という表現が出てきましたが、あまおうは福岡県JA経由で出荷されたイチゴ品種“福岡S6号”の商標登録名なので、栃木県産あまおうというイチゴはこの世界には存在しませんよ、と苺ソムリエが申しております。
— 宮﨑大輔 (@JIBURl) 2016年1月6日
ノマド型フリーランスの実践者
家を持たずに各地を転々する働き方を実践している。
2015年6月に青年海外協力隊の任期が終わってから今日まで「世界中を旅しながら働くノマドワーク」を実践してきて、ひとつだけわかったことがあります。
_人人人人人人_
> 家は便利 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄— 宮﨑大輔 (@JIBURl) 2017年2月18日
国際協力や途上国ビジネスの経験者
青年海外協力隊を経験後に、途上国でのボランティアやビジネスをしている。
多言語が話せるフォトグラファー
日本語、英語、スペイン語(挨拶程度ならペモン語、スワヒリ語、マサイ語)が話せるフォトグラファー。
ガチな秘境に詳しいバックパッカー
マサイ族の村に泊まり込んだり、電気も水道もない中南米の村で生活した経験がある。
2.その過程をブログやTwitterなどネット上で「しつこいと思われるくらい」情報発信する
レアキャラになってもその存在を知ってもらわなければ意味がない。
そこで、学んだ知識や情報、経験をブログやTwitterを使って情報発信しよう。
相手に認知してもらわないといけないので、しつこいと思われるくらい狙った分野の情報を発信しよう。
例えば、ぼくはブログに農業関係の記事をいくつも書いているし、海外メイドカフェの取材記事もたくさんある。
Twitterでは中南米の魅力やモテないエピソードを繰り返しツイートしている。
また、ブログとTwitterにはそれぞれメリットがあり、この二つを組み合わせて使うことで最強の情報発信ツールになる。
ブログのメリット
ストック型のメディアなので、長期的に検索流入を狙える。
Twitterのメリット
瞬間的な拡散力があるので、旬な情報をすぐに流せる。
マサイ族はぼくのことを「お前はマサイだ!」と言ってくれるのにマサイ村の近くに住む他の民族は「お前はナイフを持っていないからマサイじゃない」とか「パンツを履いているからダメ」と言ってくる。部外者ほど口出しする習性は世界共通なんだね!
— 宮﨑大輔 (@JIBURl) 2016年8月2日
3.狙うはライバルが少なく価値が高い「海外や日本の地方ネタ」
レアキャラになるためには、戦う場所も見極めるべき。
ぼくは東京では勝てないと思ったので、戦う場所を「海外」に移した。
なぜかというと東京は情報発信者の数が多いし、レベルも高いからだ。
おすすめなのは、海外と日本の地方で活動してそこの情報を発信すること。
日本人は「海外」に弱い
日本人は外国コンプレックスを抱えているので、海外に弱い。
なので、海外の情報を発信するだけでもかなり専門家に近づく。
日本の地方ネタも面白い
最近は地方創生ブームもあり、日本の地方も注目されている。
話題になる地方があったとしても実際に話題になっているのは、その地方全体ではなく数名のプレーヤーであることがほとんどだ。
地方で面白いことをすればそれだけでレアキャラになれる。
4.問い合わせ先を「わかりやすい場所」に書く
ブログやTwitterで情報発信を始めたら、わかりやすい場所に問い合わせ先を書いておこう。
もしあなたがのブログやTwitterアカウントが番組関係者の目に留まっても、連絡先が見つからなければわざわざ探してはくれないからだ。
ブログのサイドバーと記事下に問い合わせ先
プロフィールページだけに問い合わせ先を書いているブログが多いが、それではダメ。
ブログのサイドバーと記事下には問い合わせを必ず表示させよう。
ぼくはこの施行だけで、問い合わせの件数が増えたよ。
Twitterのプロフィール欄にメアド
Twitterの場合はプロフィール欄にメアドを書いておこう。
5.「メディア掲載実績」を積み重ねる
ブログやTwitterで情報発信をしていても、いきなりテレビ番組に呼ばれることは少ない。
だって実績がないと、「この人は本当に専門家かなぁ??」と信用してもらえないからね。
なのでまずはテレビよりもハードルが低いラジオ、Webメディア、新聞、雑誌などから連絡が来るだろう。
それらのメディア掲載実績もブログやTwitterに掲載し、少しずつ掲載実績を積み上げよう。
仕事の実績が新しい仕事を呼んでくれる。
ネット上の専門家として認められ、メディア掲載実績が積み上がれば、テレビからの出演依頼も来るようになるだろう。
お仕事のお問合せ先
ここからは仕事の宣伝。
これから新しくブログを作りたい人
この記事を読んでブログを作りたくなった人は、こちらのサービスをご覧ください。
すでにブログを持っていてセルフブランディングに役立てたい人
すでにブログを持っていて本格的にセルフブランディングに役立てたい人は、こちらのサービスをご覧ください。
ブログやTwitterを使ったビジネスについての講演・執筆依頼
ブログやTwitterを使ったビジネスについての講演・執筆依頼は、こちらからご連絡ください。
なかなか珍しい事例だと思います。
→ お問い合わせ
テレビ番組に出演すると、こんな風にビジネスの横展開にも繋がりますね。
まとめ
今回は、ブログとTwitterを使ってテレビに出演する5つの戦略を紹介した。
1.貴重な情報や経験を積み「レアキャラ」を目指す
2.その過程をブログやTwitterで「しつこいと思われるくらい」情報発信する
3.狙うはライバルが少なく価値が高い「海外や日本の地方ネタ」
4.問い合わせ先を「わかりやすい場所」に書く
5.「メディア掲載実績」を積み重ねる
テレビに出演したい人は参考にしてみてほしい。