外国語の習得時間が半減する5つの裏技
英語、スペイン語など外国語を習得したいと望む日本人は多い。
しかし、日頃の忙しさによって、語学の学習時間を充分に確保できない人もいるだろう。
「できるだけ効率的に、短い期間で語学をマスターしたい!」と誰しも願っているはずだ。
ぼくも同じように楽してスペイン語をマスターしたいと望み、そしてスペイン語のアルファベットも読めない状態から、わずか半年間でそれなりのスペイン語が使えるようになった。
もちろん王道の語学学習も実践したが、それ以外にも「習得時間を短縮するために実践した5つの学習方法」があり、これはスペイン語以外にも英語や中国語など多くの言語に通用するコツである。
そこで今回は、ぼくが外国語を習得するために実践した5つの裏技を紹介しよう。
< 外国語の習得時間が半減する5つの裏技 >
1.紙の辞典ではなく「電子辞書」を使う
2.学習言語で「ブログ」を書く
3.ネイティブスピーカーと「チャット」をする
4.習得したい言語を話す「恋人」を作る
5.語学留学、ワーホリ、協力隊などで「海外に住む」
1.紙の辞典ではなく「電子辞書」を使う
まず語学学習には、紙の辞典ではなく「電子辞書」を使おう。
メリット:電子辞書は時間短縮になる
「電子辞書よりも紙の辞典の方が頭に入って良い」という意見もあるが、作業時間は圧倒的に電子辞書の方が早い。
そのため、できるだけ短時間で効率的に外国語をマスターしたい人は、紙の辞典よりも電子辞書を使うことをおすすめする。
しかも最近の電子辞書は機能が豊富なので、とても便利だ。
例えばぼくが使っているカシオの電子辞書「EX-word」のスペイン語バージョンには、6つの外国語辞書が入っている。
日本語からスペイン語、スペイン語から日本語、英語からスペイン語、スペイン語から英語へ翻訳できる。
ひとり歩きの会話集も16言語も入っているので、世界中どこへでも旅行できる。
他にも日本文化紹介などいろんな機能が搭載されていて、めちゃくちゃ便利だ。
英語などの外国語学習を捗らせたい人は、絶対に電子辞書を買おう!
スマホの翻訳アプリは外出用
スマホの翻訳アプリでも代用可能だが、より詳しく解説や例文が表示される電子辞書の方が、普段の学習には適している。
スマホの翻訳アプリは、外出時に使う補助的な辞書として使おう。
デメリット:マニアックな言語の電子辞書は存在しない
この欠点は、ウズベク語などのマニアックな言語の電子辞書は存在しないことだ。
マニアックな言語の電子辞書はなくても、スマホの翻訳アプリはある場合があるので、探してみよう。
2.学習言語で「ブログ」を書く
語学の習得時間を短縮するためには、学習言語でブログを書くことをおすすめする。
ブログはちょっと空いた時間に少しずつ書くことができるし、文章を書く作業は理解を「倍速」で高める!
メリット:文章を書くことで語彙力が増える
学習中の外国語を使ってブログを書くと、新しい単語を使う必要に迫られるので、語彙力がすごい速度で増していく。
日記を書くことをすすめる人も多いが、誰にも見られない日記では続けるモチベーションが続かないし、文章が間違っていても問題ないので、正確性も向上しない。
しかし、ブログならばコメントをもらえたりSNSでシェアされたりして第三者から反応が返ってくるので、モチベーションを維持しやすいし、文法や単語の綴りを間違えないようにしっかりと調べるようになる。
スペイン語圏向け日本紹介Webサイト
ぼくもスペイン語圏向け日本紹介Webサイトを立ち上げて、スペイン語でブログを書いている。
参考:2 EDIFICIOS QUE VENDEN COSAS JAPONESAS EN LA CIUDAD DE MÉXICO
参考:EL EVENTO JAPONÉS SE CELEBRÓ EN SANTIAGO, PANAMÁ EN EL MARZO EN 2014
デメリット: 読み返すと恥ずかしい
外国語のブログを書くデメリットは、読み返すと恥ずかしくなることだ。
自分のスペイン語ブログを読み返してみると、文法的な間違いもあるし、教科書通りの堅くて不自然な文章も見つかるだろう。
外国人が書いている日本語ブログを読んでみても、日本人から見たら変な文章がたくさんある。
しかし、恥ずかしさを怖がってはいけない。
外国語が下手くそだからこそ、できるだけたくさん恥をかく経験を積むべきだ。
恥をかいた分だけ早く語学が上手くなるのだから。
3.ネイティブスピーカーと「チャット」をする
ネイティブスピーカーと「チャット」をすることもおすすめしたい。
チャットは1回当たり数秒でできて、ちょっとした暇な時間だけで手軽に外国語を学べる。
海外にも日本のLineのようなサービスがあり、例えば中南米ではWhat’s App(ワッツアップ)というチャットアプリが大人気で、Facebookよりも多く利用されている。
メリット:生きた外国語を覚えることができる
チャットをするメリットは、教科書に載っているような不自然な文章ではなく、ネイティブスピーカーが日常的に使っている「生きた外国語」を覚えることができることだ。
例えば、日本語を勉強している外国人は、自己紹介の時に「私の名前は○○と申します」ということが多いが、日本人が自己紹介をする時に「私の名前は宮﨑大輔と申します」ということは少ないだろう。
もっと簡単に「どうも、宮﨑です」くらいで済ませるのが普通だ。
教科書通りの堅くて不自然な外国語ではなく、ネイティブスピーカーが使う自然な文章をマスターするためには、ネイティブスピーカーと会話する必要がある。
そして、会話では聞き取れないあるいは聞き流してしまうような表現も、チャットならば文字として表示されて残るので、語学の学習者には参考資料として最適である。
そのため、ぼくはスカイプでの会話よりも、チャットをおすすめする。
チャットをする方法
Facebookには外国語学習者のコミュニティがあるので、そこに参加して交流して仲良くなった人とFacebookのメッセージやワッツアップでチャットをしよう。
外国人の友人がいれば、その人から紹介してもらってもよい。
将来的には、日本に興味があるスペイン語圏の人とスペイン語圏に興味がある日本人を繋げるサービスを作りたいと思っているので、期待して待っていてほしい。
デメリット: 若者だけが使うネットスラングが出てくる
チャットを使うデメリットとして、若者だけが使うネットスラングが出てくることがある。
日本では若者だけがネット上で使うネットスラングとして「www」や「orz」などがあるが、スペイン語でも「k tal ?」、「Xq」のような短縮形のネットスラングがある。
ネットスラングはリアルの会話の中や文章中で使ってはいけないし、年配の人には通じない。
自然な外国語を覚えるためには、汚い言葉やスラングも多少知っていた方が良いが、そればかり使うようになってしまってはいけない。
4.習得したい言語を話す「恋人」を作る
習得したい言語を話す「恋人」を作ることが、最強の語学学習促進法だ。
恋人ができれば四六時中外国語を学ぶことができるので、10倍以上早く語学をマスターできるといわれている。
メリット:語学を学ぶモチベーションになる
習得したい言語を話す彼女や彼氏ができると、好きな人のことをもっと知るために、自分のことをもっと知ってもらうために、語学学習に没頭するようになる。
語学を習得するためにはモチベーションを維持することが、最も難しく重要なことだ。
最悪、「片想い」でもいい思う。
デメリット:恋に溺れる
欠点としては、外国人の彼氏や彼女の魅力にはまってしまい、言語学習が手に着かなくなる可能性もある。
そして、失恋した場合にはその言語を聞きたくなくなるだろう。
外国人の恋人を作るのは、諸刃の剣だ。
5.語学留学、ワーホリ、協力隊などで「海外に住む」
どうしても短期間で新しい語学をマスターしたい場合には、日本語が通じない海外に住むのが効果的だ。
24時間外国語に触れられるので、日本で暮らす場合の何倍も早く効率良く外国語をマスターできる。
語学留学やワーホリ、青年海外協力隊など海外に住む手段はいくらでもある。
メリット:日本語が通じないので、新しい語学に集中できる
習得したい言語が公用語の国に住めば、生きていくために語学力が必要になるので、自然と語学力は向上していくだろう。
人間は変わりたければ、思考を変えるよりも「環境を変える」のが一番なのだ。
デメリット:下手くそな語学学習者だけで固まる
欠点としては、現地の語学学校に通っても、結局は語学留学している日本人やアジア人で固まってしまい、ネイティブスピーカーとの交流が少なくなってしまうことがある。
下手くそが何人集まっても、いつまでも下手くそなままだ。
語学を上達したかったら、ネイティブスピーカーの中に一人で飛び込んでいくのが一番だ。
フィリピン留学
特に最近流行の「フィリピン留学」では、日本人同士で固まって英語力が伸びないことが課題になっている。
本当に語学をマスターする気持ちがある人は、外国に住まなくても日本で学習すればマスターできるはずだし、逆に本気で勉強する気がない人が何年外国に住んでも語学力は向上しない。
青年海外協力隊
青年海外協力隊はまさにその環境に身を置けるが、もちろんそれは語学を勉強するためではなく、ボランティア活動を行うために必要だからだ。
ただ、結果的に語学力を身につけることができる。
【追記1】外国語を勉強する時には電子辞書が必須!
外国語を勉強するときに最初に買うべきなのは、外国語用の電子辞書!!
ぼくはスペイン語を勉強し始めてから数週間後に電子辞書を買ったのだけど、勉強の進むスピードが10倍早くなって驚いた。
紙の辞書よりも電子辞書の方が絶対に良いよ!!
ぼくが使っているのはカシオのEX-wordのスペイン語バージョンで、こちらが最新モデルだ。
カシオは各言語に対応した電子辞書を販売しているので、下のリンクから探してみよう。
【追記】外国語を覚えるためには外国人の恋人を作るのがベストかも!?
新しい語学を身につけるための最強な裏技は、その言語を話す恋人を作ること!
なので例えば、スペイン語をマスターしたい人はスペイン語圏の異性と付き合ってみよう。
「そんな出会いないよ!!」という人は、マッチ・ドットコムを使ってみよう。
このサービスは世界中で展開しているので英語話者やスペイン語話者がたくさん登録していて、異性とチャットをしたり知り合うことができる。
ぼくもこれを試してブログに書こうと思っている!
スペイン語学習の関連動画
YouTubeにスペイン語学習の動画をアップしているので、ぜひ見てほしい。
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動画でぜひアクセントや言い方を覚えてほしい。
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まとめ
1.紙の辞典ではなく「電子辞書」を使う
2.学習言語で「ブログ」を書く
3.ネイティブスピーカーと「チャット」をする
4.習得したい言語を話す「恋人」を作る
5.語学留学、ワーホリ、協力隊などで「海外に住む」
以上の5つの裏技を実践すれば、外国語の習得時間を半減させることができるはずだ。
効率的に外国語を習得したい人には、ぜひ試してみてもらいたい!
ネットが簡単にできる英会話サービスは、最安値のDMM.英会話がおすすめだ!
青年海外協力隊の中にはDMM英会話で英会話能力を鍛えている人がけっこう多いよ。
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