セルフヘアカットをしてみよう!
「セルフヘアカット」
という言葉を聞いたことがあるだろうか?
セルフヘアカットとは自宅で自分で髪の毛を切る行為のことで、「無料でできるので美容室代を節約できる簡単な節約術」。
・自分で好きな髪型に切りたい!
・美容室代を節約したい!
・セルフヘアカットのコツは?
このように”自分で自分の髪の毛を切ってみたい人”は、意外とたくさんいる。
ぼくは高校生時代からセルフヘアカットを始め、途中美容室に通っている期間もあった。
しかし、合計で5年以上は自分で自分の髪の毛を切っている。
過去には失敗して前髪が短くなってしまったり、襟足がギザギザになってしまったこともあった笑
でも今は、もう慣れたのでいい感じに切れるようになった。
セルフカットは最初は難しいけど、コツさえ掴めば誰にでもできる節約術だと思う。
そこで今回は、美容室代を節約したい人や自分で髪の毛を切りたい人のために、自宅で髪の毛を切るコツをお教えしよう。
無料でできて簡単!セルフヘアーカット術
まずは、セルフヘアカット初心者向けにメリットとデメリットを説明しよう。
1.セルフヘアーカットとは
セルフヘアーカットとは、主に自宅で自分でジブンの髪の毛を切る行為のことである。
一般的に髪の毛は美容室や理髪店でプロに切ってもらうことが多いが、セルフヘアカットでは自分でジブンの髪の毛を切る。
では、一体どんな人がセルフヘアカットをするのだろうか?
学生など美容院代を節約したい人へ
セルフヘアカットをしている人は、主に学生など美容室代を節約したい人だ。
日本の美容室では、カットだけでも安くても2,800円~5,000円ほどの費用がかかってしまうが、セルフヘアカットをすればその費用は無料だ。
仮に一回の美容室代を3,500円として、月に一回の頻度で美容院に通うと想定すると、
3,500円×12か月=42,000円!
ということは、髪の毛を切る費用として、一年間に最低でも4万2千円もかかっていることになる。
しかし、もしセルフヘアカットをすればこの4万2千円がタダになるのだ!
そのため、お金に余裕がない学生や子育て中のご家庭はセルフヘアカットをすることをおすすめする。
青年海外協力隊など海外在住者におすすめ
青年海外協力隊など海外に住んでいて日本の美容室に通えない人にも、セルフヘアカットはおすすめだ。
「海外に住んでいるなら、その国の美容室に通えばいいじゃないか?」
と思う人もいるかもしれないが、海外の美容室で髪の毛を切ってもらうことはリスクが非常に高いのだ。
例えば、ぼくが住んでいた中米パナマ共和国では、
・男性は必ずもみあげを細く剃る
・生え際をすべてカミソリで削られる
・前髪はパッツンにされる
・ジェルで前髪を立たせる
・モヒカンにしなければいけない
なので、モヒカン好きなら問題ないが、そうでない人は髪の毛を自分で切るか友人に切ってもらった方がいい。
余談だが、ラテン人はアソコの毛もツルツルにするし、ぼくもアンダーヘアーをツルツルにしている。
もしアソコの毛を処理したいと思っている人がいたら、こちらの過去記事を読んで欲しい。
参考:アンダーヘアーをツルツルに剃って300日経過!海外のムダ毛・陰毛処理、脱毛方法を紹介
またアフリカなどのクルクルした巻き毛の人が中心の国では、アジア人の特徴である「直毛」を切った経験がない美容師がほとんどなので、どうやって切ったらわからなず、めちゃくちゃに切られることもあるそうだ。
そのため、青年海外協力隊の派遣前訓練では「セルフヘアカット講座」という訓練生主催の自主講座が開催されることが多く、2年間の派遣期間中はセルフヘアカットもしくは友人に切ってもらう隊員が多い。
海外に住んでいる人やこれから海外で生活を始める人は、ぜひセルフヘアカットをマスターして実践して欲しい。
2.セルフヘアカットのメリット
セルフヘアカットのメリットを簡単にまとめてみた。
(1)無料でできる
セルフヘアカットのメリットは、まずはなんといっても「無料」でできることだ。
美容師に通った場合には、年に3万円から5万円程度の出費が発生するが、セルフヘアカットを実践すればそれがタダになる。
生活コストを抑えたい節約家におすすめの節約術である。
(2)いつでも、どこでもできる
美容師や理容室を利用する場合には、事前に予約をしてその時間にお店を訪問しないといけないが、セルフヘアカットはいつでもどこでも行える。
セルフヘアカットをする場所は、自宅のリビングで切ってもいいし、お風呂場で切ってもいいし、天気が良ければ庭で切っても気持ちがいい。
美容院に行く時間がないほど忙しい人にもおすすめの時間節約術である。
(3)自分の好きな髪形にカットできる
美容師さんにカットしてもらうときには、自分の好みの髪型を言葉で伝えなければいけないし、望んだとおりの髪型になるとは限らない。
しかし、セルフヘアカットではコツさえつかめば、自分のイメージ通りの髪型にすることができる。
いちいち美容師さんに自分が希望する髪型の説明をする煩わしさから解放されるのだ。
あなたにピッタリ合ったモテる髪型にすることもできる!
モテたかったら、髪形を変えよう。
3.セルフヘアカットのデメリット
ここまではセルフヘアカットの良い面だけをお伝えしてきたが、もちろんデメリットもある。
(1)コツをマスターしないと難しい
セルフヘアカットはコツをマスターしないと、上手に切ることは難しい。
下手をすると失敗する可能性もあるので、集中して取り組まないといけない。
何回も実践しているとコツがつかめてくるので、繰り返し練習して欲しい。
(2)特殊な髪形にはできない
セルフヘアカットでは特殊な髪型にすることができない。
あなたが美容師さんバリに高度なカット技術を持っていれば話は別だが、一般人には美容師さんがカットするような特殊な髪型にはカットできない。
ただし、メンズだったらツーブロックくらいは可能だ。
(3)失敗するリスクがある
セルフヘアカットに慣れていない人は、髪の毛を切るときに失敗するリスクがある。
前髪がパッツンになってしまったり、もみあげの長さが左右で違ったり、えりあしを切り過ぎたりする危険性があるのだ。
そのリスクを最小限に減らすために、ここから自宅で髪の毛を切る方法を解説しよう!
自宅で自分ひとりで髪の毛を切る方法
ここからは自宅で、自分ひとりで髪の毛を切る方法をお教えしよう。
1.自分で髪の毛を切るために必要な道具
まずは自宅で髪の毛を切るために必要な道具を揃えよう。
(1)髪切りばさみ
絶対に必要なのが、髪切りばさみである。
髪切りばさみは100円ショップにも売っているし、ホームセンターでも手に入る。
最近では、セルフヘアカット用のはさみセットも販売されている。
自分で髪の毛を切るときにバリカンを使う人もいるが、バリカンでは自由度が低いのでぼくはバリカンは使わない派だ。
(2)すきばさみ
もう一つ、欠かせないアイテムが「すきばさみ」である。
すきばさみとは片方の刃が凸凹になっていて、髪の毛の量を減らすことができるハサミである。
美容師さんもすきばさみを使う人が多いが、セルフヘアカットでは必須のアイテムである。
(3)くし
女性なら髪の毛の流れを整えるくしが必要だ。
男性もあった方がいいが、なくても切れる。
(4)鏡
自分だけで髪の毛を切る場合には、鏡が必須になる。
普通の鏡でも良いが、いろんな角度から見れる鏡や2枚以上の鏡があると作業が捗る。
この鏡はまさにセルフヘアカット用なので、おすすめだ!
(5)髪の毛を集める布
髪の毛を切る場所が、庭先など汚れてもよい場所なら切った髪の毛の処理を気にしなくてもよいが、部屋の中で髪の毛を切る場合には、ヘアーエプロンを使った方が後片付けが楽だ。
もし持っていなければ、床に新聞紙を敷いて集めよう。
2.自分で髪の毛を切る手順
アイテムが整ったら、次に自分で髪の毛を切る手順をお教えしよう。
(1)完成した髪形をイメージする
まずは作業に入る前に、完成した髪形をイメージしよう。
「こんな髪形にしたい!」という参考写真があると便利なので、雑誌かネット上で探してみよう。
【10代から20代向けのメンズヘアカタログ】
【20代から30代向けのメンズヘアカタログ】
(2)衣服を着替え、ヘアーエプロンを付ける
髪形のイメージが決まったら、さっそくヘアカットに移ろう。
その前に衣服に髪の毛がついてしまうので、お気に入りの服はやめて汚れても良い服に着替えよう。
そして、ヘアーエプロンを持っている人はそれを装着しよう。
ヘアーエプロンを持っていない人は、大きめのタオルを首から下に巻くか、大きめのビニール袋を細工して体に髪の毛がつかないようにしよう。
屋内で髪の毛を切る場合には、床にビニールマットか新聞紙をひいて切った髪の毛が散らからないようにしよう。
リビングを汚したくない人は、お風呂場で切るのがおすすめだ。
(3)前髪を切る
準備が整ったら、まずは前髪から切っていこう。
完成した髪形のイメージに合わせて、前髪をその長さまで切ろう。
この時のポイントは、髪の毛に対して絶対に横向きにハサミを入れないこと!
髪切りばさみは、かならず髪の毛とほぼ平行にしていれ、少しずつ短く切っていこう。
もしはさみを横向きにいれると、パナマの理容室で切られたぼくのように前髪がパッツンになってしまう。
例えば、髪の毛を切る前には、前髪が眉毛にかかっている状態だった。
そして、セルフヘアカットをしたことで、前髪が眉毛にかからずにオデコがしっかりと出て、爽やかになった。
この髪の長さと髪型は、元フライトアテンダントのビジネスマナー講師からも「清潔感がある髪型です!」と褒められた。
(3)サイド・もみあげを切る
前髪の長さが決まったら、次にサイドともみあげをお好みの長さに切ろう。
もみあげもサイドも髪の毛をつまみながら、髪切りばさみと斜めにいれて切るのと、すきばさみで根本と毛先を2回に分けて切ることで少しずつ短くしていこう。
これは基本的に男性向けの切り方だが、女性にも応用できると思う。
ぼくは髪の毛を切る前はもみあげは耳よりも下まで伸び、サイドの毛は耳にかかってしまっていた。
これはビジネスマナー上は「不潔に見えるからダメ」だそうだ。
そして、セルフヘアカットをした後の写真がこちら。
もみあげの長さは耳よりも短く、サイドの毛も耳にかかっていない。
(4)トップの毛を切る
同じ要領でトップ(頭頂部)の毛も切ろう。
髪の毛を人差し指と中指で挟み、そこに髪切りばさみを斜めに入れるか、すきばさみを根本と毛先の2回いれよう。
それを少しずつ場所を変えながら繰り返し、希望の長さまで短くしていこう。
(5)バック・襟足を切る
前髪、サイド・もみあげ、トップが切れたら、次にバック・襟足を切ろう。
自分で髪の毛を切る場合には、後ろを見ることができないので、バック・襟足が一番難しい。
家族や友人がいる場合には、バックと襟足だけは手伝ってもらった方が確実だが、慣れてくれると一人でも切れるようになる。
ただし、失敗するリスクがあることと、指を切る危険性にだけは十分に注意しよう。
髪の毛を切る前は、襟足が伸びて首にかかっていた。
ビジネスマナー的には、正面から見た時に襟足が見えるのはNGだそうだ。
セルフヘアカットをした後には、襟足が短くなりしっかりと首が出ている。
襟足が短くなっただけで、一気に清潔感ある印象になった。
(6)後頭部の毛を切る
最後に、後頭部の毛を切ろう。
ここも切るのが大変難しいので、家族や友人がいる場合には手伝ってもらおう。
ひとりで切る場合には、2枚の鏡を使いながら少しずつ短くしよう。
髪切りばさみよりもすきばさみを使った方が、失敗するリスクは少ない。
3.セルフヘアカットのコツ
最後に、セルフヘアカットのコツをご紹介しよう。
(1)髪切りはさみは必ず「縦」に入れる
髪切りばさみは必ず髪の毛の流れに対して、縦に入れよう。
横向きにいれるとパナマ時代のぼくの前髪のように、見事なパッツンになってしまう。
ちなみにこれはセルフカットではなく、美容室で美容師に切られた前髪だ(笑)
(2)すきばさみは根本と毛先の2回入れる
すきばさみを使う時には、根本だけにいれるとスカスカになってしまうので、根本と毛先の2回に分けていれよう。
すきばさみは髪切りばさみよりも失敗するリスクが小さいが、すきばさみを使いすぎると切り残した毛先がピョンピョンと外にはねてしまうので、頼り過ぎにも注意しよう。
(3)2枚の鏡を使って後ろを確認する
セルフヘアカットをするときには、2枚の鏡を用意して後ろや横からの様子を確認しながらカットしよう。
一気に切ってしまうと切り過ぎて失敗してしまう。
大きめの鏡があると便利だし、なければ洗面台の鏡を利用しよう。
(4)髪の毛は半乾きの状態で切る
髪の毛を切る時には、髪の毛を完全には濡らさずに半乾きの状態で切ろう。
髪の毛を濡らした方がまとまるので切りやすくなるが、一度にたくさんの髪の毛が切れてしまうし、濡れた髪の毛は長く見れるので乾燥した時に短すぎることがよくある。
かといって、ワックスがついたままの髪の毛や癖がついた髪の毛は切りにくい。
そのため、髪の毛を切る時には半乾きの状態で切ることをおすすめする。
(5)慣れないうちは他の人に手伝ってもらう
セルフカットを何年もしているとコツを覚えるのでひとりで切れるようになるが、初めてのセルフヘアカットは難しいので家族か友人に手伝ってもらおう。
特にえり足や後頭部は難しいので、初めての人は他の人に手伝ってもらったほうがいいよ。
(6)お酒を飲んだ後は絶対に切らない
どういうわけかお酒を飲んで酔っ払った後に、セルフヘアカットをしたくなるときがある。
しかし、お酒を飲んだ後にセルフヘアカットをすると100%失敗するので絶対にやめよう!
ぼくは学生時代に飲み会のあとに酔っぱらって自分で髪の毛を切って、大失敗したことがある。
なので、お酒を飲んだ後には絶対にセルフヘアカットはやめよう。
自分で髪の毛を切る方法のまとめ
セルフヘアカットをマスターすると生活費を節約できるし、海外で暮らすことになっても安心だ。
自分で髪の毛を切る場合には、髪切りばさみとすきばさみを使って、髪の毛のパーツごとに少しずつ切っていこう。
セルフヘアカットに挑戦したい人には、ぜひ試してみてほしい!
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