2016年12月6日から12月25日まで中米パナマ共和国を旅行している。
ぼくは2013年7月から2015年6月まで青年海外協力隊としてパナマで活動していたので、今回の旅行は里帰り旅行である。
これからは2年間暮らしていた村や活動していた無電化集落にも訪問予定。
パナマに入国してから一週間経ったので旅の様子を少し紹介しよう。
青年海外協力隊としてパナマで二年間活動した
パナマには2013年から2015年までの二年間、青年海外協力隊・野菜栽培隊員として活動していた。
任地はパナマの中央部に位置するベラグアス県カニャーサス村で、さらにそこから徒歩で6時間ほどかかる無電化集落で活動をしていた。
協力隊時代の活動については、この辺りの過去記事を読んでみてほしい。
青年海外協力隊の失敗事例を聞いてくれ!ボクが後悔している10個の失敗談
青年海外協力隊の活動パターン!ぼくの2年間はマンパワー→ボランティア活動→マンパワーだった
26回目の無電化集落滞在で、ボランティア活動の最終調査をした
2年前にクビ宣告を受けた青年海外協力隊が配属先のトップに最終報告をしたら「君を○○したい」と言われた話
一年半ぶりにパナマへ里帰り中
2015年6月末に日本へ帰国して以来、一年半ぶりにパナマへ里帰りすることにした。
なぜかというと、ずっとパナマのことが気になっていたので一区切りをつけたかったからだ。
首都パナマシティ
まずは成田空港からカナダのモントリオールへ行き、そこからトロントへ移動しパナマの首都パナマシティへ。
日本からパナマまでの片道航空券はおよそ10万円かかるが、今回は2回も乗り換えをしたので8万5千円という破格の安さだった。
ここがパナマの首都パナマシティ。
「どこが開発途上国やねん!!」と驚かれるかもしれないが、ここは立派な途上国だ。
ただし、首都は大阪市並みに発展している。
首都にはプラダやシャネルなどの高級ブランドが入ったショッピングモールが何軒も立ち並び、高層ビル群には世界中から企業が集まっている。
首都には地下鉄が走りこれからモノレールを建設予定で、道路は綺麗に整備されていてエアコン付きの路面バスが走っている。
参考:なんと、中米初の地下鉄が2014年に開通!パナマシティの新しい交通手段メトロ電車に乗る方法
首都に住めば日本とほとんど変わらないレベルの生活が送れる、お金を持っていれば。
パナマに帰ってきたのでさっそく首都にある海鮮市場へビールを飲みに行って来た。
参考:パナマシティの新観光名所!JICAの援助でできた水産市場と魚介類レストラン街が素晴らしい!
パナマの魚料理といえば、丸ごとフライ。
そして、パナマ料理の付け合せにはパタコンが欠かせない。
パナマ料理の中で日本人の口に一番合うのはパタコンでしょう。加熱用バナナを2cmほどの輪切りにして油で揚げ、一旦取り出したら手の平サイズの石(一家に一個欠かせない)で平らに潰してから二度揚げします。じゃが芋とさつま芋の中間のようなホクホクした食感で、ケチャップをつけて食べると最高。 pic.twitter.com/WQi2vfSMoT
— 宮﨑大輔@パナマ (@JIBURl) 2016年12月8日
ボカスデルトロ県
パナマシティからコスタリカとの国境に面しているボカスデルトロ県へ移動した。
ボカスデルトロはカリブ海に浮かぶリゾート島なので、船か飛行機で行くしかない。
帰りは船で移動したけど、行きは飛行機を使った。
ここがボカスデルトロで一番大きな島コロン島の船着き場。
パナマシティからエアーパナマを使ってコロン島まで飛んだ。
エアーパナマが世界最悪なサービスの航空会社、異論は認めない。
予想通り一時間遅れで搭乗です。さすがパナマ。プロペラ機で島まで飛びます。 pic.twitter.com/942Au3zCJK
— 宮﨑大輔@パナマ (@JIBURl) 2016年12月8日
ボカスデルトロはカリブ海に面しているので透明度が高い。
今は雨季なのでこの程度だったが、乾季になればもっと綺麗。
ツアーに参加していろんな無人島を巡ってきた。
これはイルカウォッチングの様子。
イルカウォッチングは特に欧米人から人気。
みんなでひたすらイルカを待つ。
ボカスデルトロにはイルカがたくさん生息しているので、何回も見れた。
ツアーガイドが優秀な人だったので英語とスペイン語の両方で、イルカのことを解説してくれた。
久しぶりにシュノーケリングもした。
パナマに住んでいた頃にはたまにしていたので、懐かしかった。
シュノーケリングのスポットとしてはいまいちだったけど、サンゴ礁と魚は見れた。
クリハラさん(@kurit3)から頂いたGoproを使って撮影した。
参考:世界一周Youtuberにおすすめ!Gopro(ゴープロ)はコンパクト・防水・壊れにくいので海外旅行に最適なビデオカメラ
このツアー会社では「Deep Bording」というマリンスポーツを開発していた。
世界で唯一のスポーツらしくめちゃくちゃ楽しかった。
船に引っ張られた板を掴んで水中で360度ターンをしたり、水中で技を決めるスポーツだそう。
水面を見ている分にはつまらなそうだが、実際にやってみたらめちゃくちゃ楽しかった!!
9分ほどの動画を撮影したのでぜひ見てほしい。
中盤から終盤が面白いと思う(ただし酔うかも)。
ディープボードのあとはナマケモノ探しへマングローブ林へ。
マングローブ林へ行くと3頭のナマケモノを発見できた。
木にしがみついているナマケモノは老婆みたいで不気味だった。
木の枝の中には寝ているナマケモノの姿も。
ヤマンバギャルっぽくない!?
寝顔はかわいいね。
夜はレストランでファイヤーダンスショーを見た。
カップルのパフォーマーが火の玉がついたヒモや輪を持って、パフォーマンスを行う。
シャッタースピードを合わせれば、かっこいいね!
男性よりも女性のパフォーマーの方が上手だった。
ここで歌をうたっている日本人女性もいるらしい。
ぼくが泊まっている時期はちょうどボカスデルトロフェスティバルが開催されていた。
高校生時代にパナマに留学していた日本人大学生旅行者とも遭遇し、里帰り仲間が見つかって面白かった。
TABILAB○の記事で紹介されたパナマのペットボトル村が本当に実在するのか、突撃取材をしてきた。
詳しくは別記事にまとめようと思う。
ペットボトル村には青年海外協力隊の環境教育隊員と一緒に訪問した。
チリキ県
ボカスデルトロ県からバスでお隣のチリキ県へ移動。
チリキ県は富士山と同じくらいの標高の山があり高原地帯である。
そのため、野菜やコーヒーの栽培が盛んで、高級コーヒーであるゲイシャコーヒーの産地になっている。
過去に2回コーヒー農園の見学をしたことがあるが、3回目のコーヒー農園見学へ行って来た。
参考:パナマ・ボケテ高原のルイス農園のコーヒーツアーで学んだゲイシャ品種の特徴と栽培方法、精製・焙煎技術、値段
参考:ゲイシャコーヒーを育てる中米パナマ・ボケテ高原のレリダ農園の生産・加工・輸入・テイスティング方法
水洗いした後のコーヒー豆を乾燥させていた。
これがコーヒーの木。
熟したコーヒーの果実。
コーヒーテイスティングの準備。
こちらがひきたてのゲイシャコーヒーの粉。
ゆっくりとドリップしてもらう。
ゲイシャ水洗い、ゲイシャナチュラル、ゲイシャの果肉を使ったお茶、ロブスター普通、ロブスター深煎りを試飲した。
ゲイシャコーヒーは柑橘系ハーブティーのような味と香りのコーヒーで、世界唯一の味だ。
ただし、コーヒーっぽくない。
その後は野鳥を撮影することに。
久しぶりにハチドリを見て、懐かしかった。
とまって蜜を吸うハチドリ。
胸が黄色い鳥。
首が赤い鳥。
黄色いヘルメットを被ったような鳥。
赤い前掛けをしているっぽい鳥。
かっこいい鷹。
チリキ県のボルカンには最高に美味しいステーキ屋さんがあった。
まだまだ知らないパナマの魅力がありそうだ。
パナマ史上最高に美味しいステーキを食べてしまった。シェフはパナマに移住したユーゴスラビア人。巨大なフィレ肉の塊をぺろりと頂きました。 pic.twitter.com/bbYfbOd2yA
— 宮﨑大輔@パナマ (@JIBURl) 2016年12月12日
ベラグアス県
そして、今はぼくの任地カニャーサス村があるベラグアス県へ来ている。
今はベラグアス県の町サンチアゴに滞在しているので、これからカニャーサス村に遊びに行く予定。
週末には一ヶ月間暮らしたことがあるペノノメという町へ行き、来週からはボランティア活動をしていた山奥の無電化集落へ行く。
クリスマスまでパナマで、そこからコロンビアのメデジンへ行くよ。
まとめ
今回はパナマに里帰りしてからの様子をさらっと紹介した。
久しぶりのパナマで考えることや気づいたことがたくさんあるので、これからブログにまとめていきたい。