中米パナマ共和国は、まだ誰にも知られていない楽園
パナマ共和国はまだ誰にも知られていない楽園だ。
あなたが海外旅行が趣味の旅好きだとしても、パナマの魅力にはまだ気がついていないだろう。
大都会と大自然、外国人移住者と少数民族、アクティビティと観光、パナマには相反する魅力が揃っているが、その魅力を知っている日本人はとても少ない。
ぼくは青年海外協力隊としてパナマにおよそ2年間暮らしたおかげで、その隠された魅力を知ることができた。
しかし、パナマの魅力が公のものとなれば、きっと日本でパナマブームが巻き起こるだろう、いや起こしたい!
そこで今回は、パナマの魅力を日本のみなさんへ紹介しよう。
10個の地域ごとにパナマを紹介
パナマは10個の地域に分けることができるので、各地域ごとに魅力を紹介することにする。
引用元:在パナマ日本大使館
パナマは以下の10個のエリアに分けられるので、この順番に紹介していこう。
1.チリキ
2.ボカス・デル・トロ
3.ベラグアス
4.ロス・サントス
5.エレーラ
6.コクレ
7.コロン
8.パナマ
9.サン・ブラス
10. ダリエン
1.チリキ Chiriquí
まずは、西部に位置しコスタリカと接しているチリキ県の魅力から紹介しよう。
コスタリカへの中継地 ダビ
チリキ地域の中心地は、ダビだ。
西部最大の都市で生活するには便利な町だが観光スポットはなく、最近は治安が悪化している。
ボケテ、セッロ・プンタ、ボカス・デル・トロへ行くためには、ダビを必ず中継することになる。
そして、ダビ周辺の熱帯雨林には、グアテマラやコスタリカで有名な幻の鳥ケツァールが生息している。
また、パナマからコスタリカへ陸路で行く場合には、ダビからTICAバスに乗ることをおすすめする。
参考:中米の陸路国境越えの注意点!パナマ→コスタリカ国境をTICAバスで格安に通過する方法
ゲイシャコーヒーの産地 ボケテ
ボケテ高原はパナマ最大の避暑地で、「ここはアメリカか!?」と思うほど欧米人が住んでいて、町では英語が飛び交っている。
ゲイシャコーヒーの産地として有名なので、ぜひコーヒー農園が行っているコーヒーツアーへ参加してほしい!
参考:スタバで1杯2,000円の超高級品!パナマ・ボケテ地区ルイス農園のコーヒー農園ツアーで学んだゲイシャ品種の特徴と栽培方法、精製・焙煎技術、値段
コーヒーツアーに参加する時間がない人でも、コーヒー農園直営のカフェに行くと、本格的なゲイシャコーヒーを飲むことができるのでおすすめしたい。
パナマ最高峰 ボルカン・バルー
登山が好きな人は、富士山とほぼ同じ高さのパナマ最高峰の山ボルカン・バルー(3,475m)にぜひ登ってほしい!
ボルカンという町からも登れるが、ボケテ側からの登山道は歩きやすいので、初心者におすすめだ。
ただし、山頂はめちゃくちゃ寒いので、防寒対策はしっかりしていこう。
天気が良ければ、山頂からカリブ海と太平洋が同時に望めるそうだ。
高原野菜の産地 セッロ・プンタ
セッロ・プンタは標高2,000m以上の高原地帯で、パナマ国内の生産量のうち80%の野菜と50%の牛乳を生産している。
そのため有機農業、水耕栽培、灌水設備などパナマ最高の農業技術が集まっている。
山間の美しい景色が広がる避暑地なので外国人旅行者にも人気で、ロッジや別荘、ホテルが建っている。
美しい砂浜とイタリア人の町 ラス・ラハス
海沿いの町ラス・ラハスの魅力は、12キロも続く美しい砂浜。
ラス・ラハスのもう一つの魅力は、イタリアからの移住者がとても多く、おしゃれなレストランやジェラート屋、バー、ホテルを経営していること。
このイタリア人経営のホステルは、なんと壁が「空き瓶」でできていた!
中に入ってみると、いろんな色の瓶を通してカラフルな光が差し込んで、とても綺麗だった。
民族衣装を着たテディベアを販売 ブエノス・アイレス
ブエノス・アイレスは、ノベ・ブグレ族という少数民族インディヘナ(インディアン)の自治区である。
過去に青年海外協力隊員が活動しており、テディベアにノベ・ブグレ族の女性用民族衣装を着せるというアイデアを考案し、ヒットを生み出した。
2.ボカス・デル・トロ Bocas del toro
次はパナマの北西部に位置するボカス・デル・トロの魅力を紹介しよう。
ボカス・デル・トロとは、スペイン語で「牛の口」という意味である。
これはボカス・デル・トロがある島と湾の形が、まるで牛の口のように見えることに由来する。
トロピカルなビーチリゾート ボカス・デル・トロ
ボカス・デル・トロは、バスティメントス島やサパティージャ島などの島々で構成された、カリブ海に面したビーチリゾート地だ。
パナマ人にも外国人にも人気のトロピカルな町である。
複数の島を回るシュノーケリングツアーや、スキューバダイビング、サーフィン、スタンド・アップ・パドル(SUP)などのアクティビティが楽しめる。
パナマ人に人気のリゾート地だ。
ボカス・デル・トロ最大の島であるコロン島のメインストリートには、お土産屋やレストラン、ホステルが並んでいて、夜にはビーチでパーティが開かれている。
ボカス・デル・トロは、ロブスターなどシーフード料理が絶品だ。
3.ベラグアス Veraguas
次は、ぼくが住んでるベラグアスを紹介しよう。
ベラグアス(Veraguas)とは「Ver aguas(複数の水を見る)」と意味で、カリブ海と太平洋の2つの海に面していることから来ている。
典型的な中南米の町 サンチアゴ
ベラグアスの中心都市がサンチアゴだ。
典型的な中南米流の町で、教会と公園を中心に町が形成されている。
参考:中南米パナマ・サンチアゴのキリスト教のお祭りパトロナール(守護聖人祭)に行ってきた!
金の採掘地 カニャーサス
カニャーサスは、ぼくが2年間住んでいる村だ。
観光客は一人も来たことがないようなド田舎の村だが、実は金が採掘されている。
写真の左下に写っているのが金の採掘用の湖で、左上に村の中心地が写っている。
毎年11月には大規模なパレードが開催され、パナマ国内全域から学生が集まる。
参考:美脚ラテン美女とマッチョなイケメン、かわいい外国人子供の厳選写真44枚!村のパレードを一眼レフ&単焦点レンズで撮影
前大統領の地元 ソナ
ソナは小さな村だが、パナマの前大統領リカルド・マルティネリと縁があったため、前大統領が在任中はその恩恵を受けて公共事業の整備が進んだ。
毎年8月には大きなお祭りが開催される。
また、ソナはサーフィン・スポットであるサンタ・カタリーナへ向かうためのバスの出発地点のため、サンタ・カタリーナへの中継地点になっている。
サーファー憧れの地 サンタ・カタリーナ
サンタ・カタリーナはサーフィンの世界大会が開催されるほど、巨大な波がコンスタントに発生するサーフィン・スポット。
そのため、世界中からサーファーが集まっている。
サンタ・カタリーナは外国人サーファー向けのホステルやレストランも充実していて、イタリアン料理のレベルが首都以上に高い。
参考:パナマのおすすめビーチ3選!サンブラス諸島・ボカスデルトロ・サンタカタリーナ(コイバ島)
船でしか行けないビーチ プラヤ・バンコ
ソナの南西にあるプラヤ・バンコは、船でしかたどり着けないビーチだ。
人が少ないのでプライベートビーチのように、ゆったりと過ごせる。
ウミガメと一緒に泳げる コイバ島
コイバ島は大自然と生物種が残されているため世界遺産に登録されており、日本のテレビ番組でも特集を組まれるほど注目が集まっている。
サンタ・カタリーナから小型船に乗り、2時間ほどで到着する。
実は、コイバ島は大昔はエクアドルのガラパゴス諸島の近くに位置していたらしい。
コイバ島周辺でシュノーケリングやスキューバダイビングをすると、ウミガメや魚の大群と一緒に泳ぐことができる。
海のアクティビティが好きな人に、絶対おすすめしたい場所だ!
島内にはホテルも飲食店もないほぼ無人島だが、パナマの環境省へ事前に予約すれば宿泊施設が利用できる。
新しい外国人移住地 マリアト
マリアトという村の先には、アメリカ人やイギリス人、イタリア人が住む地域がある。
彼らはホテルやレストランを経営しながら、農業をしたり釣りをしたりお酒を飲んだり、自由気ままな生活を送っている。
マリアトには大自然が残っているので、都会の生活に飽きた外国人が移住し始めている。
パナマ国内ではすでにボケテやサンタ・フェが外国人移住者の町になっているが、マリアト周辺も近い将来そうなるだろう。
避暑地 サンタ・フェ
サンタ・フェは標高が700m以上あるため気候が涼しく、コーヒー農園やオレンジ農園がたくさんあり、野菜栽培の研究も行われている。
避暑地なので外国人移住者も多く住んでいて、ホステルやレストラン、カフェも多い。
女性器パンの村 サン・フランシスコ
サン・フランシスコは、サンタ・フェとサンチアゴの中間地点にある小さな村である。
この村は「女性器をかたどったパン」が売っていることで有名だ。
4.ロス・サントス Los santos
次は、パナマの南部につき出したアスエロ半島の先端に位置するロス・サントスを紹介しよう。
1,000人ポジェーラ ラス・タブラス
ラス・タブラスはレンガ造りの綺麗な町並みと、1000人の美女が「ポジェーラ」というパナマの伝統衣装を着て練り歩くパレードが有名だ。
中心街から海岸が近いため、休日には家族連れが海水浴に集まる。
マグロが釣れる ベナオ
べナオは海のアクティビティが充実していて、サーフィンもできるし、マグロ釣りもできる。
宿泊施設もリゾートホテルもあるし、バックパッカー向けのホステルもあるし、エコ・ロッジもある。
参考:日本人よ、これが本物のエコツーリズムだ!コスタリカ・パナマ・オーストラリアのエコビレッジ・ロッジ
ウミガメの産卵が見れる カニャス島
カニャス島では、毎年8月にウミガメの産卵を見ることができる。
ウミガメの産卵は神秘的な光景だが、産んだ卵は現地住民に食べられてしまう。
5.エレーラ Herrera
次は、アスエロ半島の付け根に位置するエレーラ地域の魅力を紹介しよう。
セコとアブエロの産地 チトレ
エレーラの中心都市がチトレだ。
最初にスペイン人が移住した地域で、スペイン文化を強く残している独特な町である。
観光客にとっては、ロス・サントス地域への中継地点になっている。
パナマの国民酒であるサトウキビの蒸留酒「セコ・エレラーノ」とラム酒「アブエロ」の産地でもある。
6.コクレ Coclé
次は、コクレ地域を紹介しよう。
住みやすい町No.1 ペノノメ
青年海外協力隊としてパナマへ派遣されてから、最初の一ヶ月間は語学研修のためにペノノメに住んでいた。
ペノノメはパナマの中では中規模の町で、中心部には飲食店やスーパーがたくさんあるし、首都のパナマシティへもバスで2時間ほどで行けるので住みやすい町だ。
毎年2月に開催されるカルナバル(カーニバル)の時期には、ペノノメの中心地で盛大な水かけ祭りが実施されるので、パナマ中から人が集まる。
参考:青年海外協力隊としてパナマに派遣されて一ヶ月、ペノノメという第二の故郷ができた。
黄金のカエルと泥パック エル・バジェ
エル・バジェはパナマシティから日帰りで行ける避暑地で、エル・ニスペロ動植物園やカエル専門施設、泥温泉があり、外国人旅行者に人気の観光地である。
エル・ドラドという黄金色のカエルも展示されているので、カエル好きにはたまらない。
エル・バジェの温泉は水温が低く、はっきりいってただの汚いプールだった。
しかし、2種類の泥が用意されており、顔や体に塗って泥パックをすることができる。
高級リゾートビーチ プラヤ・ブランカ
プラヤ・ブランカは太平洋に面した高級リゾート地である。
高級リゾート地のため、パナマ人よりも外国人や中国人が利用している。
高級ホテルやマンションが多く、海外からもセレブがお忍びで遊びに来ているらしい。
参考:お金持ちの華僑が一部屋3000万円のマンションに引っ越す手伝いをした。
7.コロン Colón
次は、フリーゾーンがあるコロンの魅力を紹介しよう。
世界第二位のフリーゾーン コロン
コロンはパナマシティの次に大きな第二の都市で、免税地帯フリーゾーンを設けているため、アメリカ大陸の貿易拠点になっている。
コロンのフリーゾーンの規模は、香港に次ぐ世界第二位だ。
コロン・フリーゾーン、いわゆる免税地帯は、1948年6月17日に制定された法令19号により、パナマ政府の自治体機関として設立されました。
同フリーゾーンの目的は、パナマが植民地時代以来所有している国際貿易拠点としてのメリットを最大限に活かすことです。
コロン・フリーゾーンが大きな成長を遂げることができた一番の理由は、その恵まれた立地環境にあります。
グローバル化が進む現在、同フリーゾーンはアジアをはじめ、欧州に近いという利便性を活かし、世界規模の物流拠点へと変貌を遂げました。
香港に次ぐ世界で最も規模の大きい免税地帯の一つであり、アメリカ大陸において交易の中心になることを目指しています。
更なる発展のため、最新技術を取り入れ、最高の運送サービスを提供できるよう心がけています。
その一環として、フリーゾーン内商品管所の再建設をはじめ、海事や航行システムの改善に日々取り組んでいます。
しかし、コロンは日本の外務省の安全マップでは、「十分注意してください。」とされている危険地域である。
そのため、青年海外協力隊などのJICA関係者の間では、コロンは立ち入り禁止区域に指定されおり、入ることが許されない。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
パナマにはパンディージャスと呼ばれる青年犯罪組織があり、この組織同士の抗争により殺人事件が多発しており、一般市民も巻き込まれ犠牲になっている。
なので信頼できるガイドなしでは、旅行者はコロンへ立ち入るべきではない。
パナマ市、サン・ミゲリート市及びコロン市:「十分注意してください。」(継続)
コロン市では2014年1月、パンディージャスの抗争による殺人事件の急増を理由に、夜間外出禁止令が発令されて以降、未成年者の午後8時以降の単独による市内外出を禁じるなど、警戒態勢が強化されています。
海賊ヘンリー・モーガンを悩ませた要塞 ポルトベーロ
ポルト・ベーロはコロンブスも停泊した小さな港町で、航海の要所として発展したが、1668年に海賊ヘンリー・モーガン の攻撃によって崩壊した。
1980年にサン・ロレンソ要塞と共に、ポルトベーロ要塞も世界遺産に登録された。
ポルトベーロはパナマシティから日帰りで行けるスキューバダイビングのスポットであり、スキューバダイビングのスクールがたくさんある。
8.パナマ Panamá
パナマの首都パナマシティがあるパナマ地域を紹介しよう。
大西洋と太平洋を結ぶ世界の十字路 パナマ運河
パナマで一番有名な観光スポットは、間違いなくパナマ運河だ。
パナマシティにあるミラフローレス水門に行くと、狭い関門を通過する大型船を眺めることができる。
パナマを訪れた旅行者は、必ずパナマ運河を見学して欲しい。
パナマ運河の幅ギリギリの大きさの巨大な船を、「パナマックス」と呼ぶ。
パナマックス級の船が通過する光景を見れば、誰しも感動するだろう。
参考:プロが教える!パナマ運河の仕組みとミラフローレス水門のおすすめ観光情報
世界遺産 パナマ・ビエホ
パナマシティにある世界遺産がパナマ・ビエホ遺跡だ。
パナマ湾沿いに巨大な遺跡が残されており、広い敷地を散歩しながら見学できる。
教会跡地の塔には登ることができ、頂上からは新市街の高層ビル郡を眺められる。
参考:パナマシティ観光の名所スポット!世界遺産の古代遺跡パナマ・ビエホのおすすめの見所
美しいレンガの町並み カスコ・アンティグオ(カスコ・ビエホ)
もう一つの世界遺産が、カスコ・アンティグオ(カスコ・ビエホ)である。
カスコ・アンティグオ一帯は旧市街と呼ばれ、ヨーロッパのような美しい町並みが残っている。
観光客に人気の観光スポットなので、お土産物屋やレストラン、カフェも揃っており、旅行者なら誰でも楽しめる場所である。
参考:パナマシティ旅行者へ!世界遺産カスコ・ビエホ(カスコ・アンティグオ)の観光情報
カスコ・アンティグオのすぐ隣には、自家製クラフトビールが飲めるラ・ラナ・ドラーダというパブがあるので、ビール好きの方はぜひ立ち寄ってほしい。
参考:海外のマイクロブルワリー!パナマシティのクラフトビールパブLa Rana Dorada(ラ・ラナ・ドラーダ)が美味すぎる!
日本の援助で作られた 水産市場
パナマシティのパナマ湾沿いには、日本の資金・技術援助により建てられた漁港と水産市場がある。
入り口と建物には日本国旗の日の丸が掲げられており、誇らしい。
水産物市場の中では、ロブスターや白身魚など新鮮な魚介類が販売されていて、観光客でも買うことができる。
また、水産物市場の外には観光客向けのレストランが並んでおり、中南米風魚介類マリネ・セビーチェなどの新鮮なシーフード料理を食べられる。
参考:パナマシティ旅行者必見!JICAの援助でできた水産市場と魚介類レストラン街が素晴らしい!
伝統的な暮らしを守る少数民族 エンベラ族
パナマシティとコロンの間に位置するチャグレス川流域には、エンベラ族という少数民族が住んでおり、彼らの伝統的な暮らしや風習を見学できるツアーが開催されている。
村に着くとエンベラ族に伝わる伝統的な舞いを踊ってくれ、彼らの独特な衣装を借りて着たり、タトゥーを描いてもらえる。
村長さんからエンベラ族の歴史や観光ツアーを受け入れている理由を説明してもらったり、彼らの伝統的な食事も食べることができる。
「タグア」と呼ばれる象牙ヤシの実を使ったエンベラ族の民芸品も買うことができる。
そして、こんなにかわいい女の子たちと一緒にサッカーをしたり、記念撮影もしてもらえる。
参考:パナマのエンベラ族ツアーに参加して感じた「少数民族のジレンマ」
パナマ湾に浮かぶ静かな島 タボガ島
パナマ湾に浮かぶタボガ島には、「アマドール」という岬のフェリー乗り場から定期船で行ける。
パナマシティにありながら、あまり観光地がされておらず、とてもゆったりした時間が流れている。
タボガ島はのんびりとした休日を過ごしたい人におすすめの島だ。
パナマシティ市民向けビーチ プラヤ・エル・パルマール
パナマシティからペノノメに行く途中にあるビーチが、プラヤ・エル・パルマールだ。
ここはパナマシティに住むサーファーと、海水浴を楽しみたい家族連れに人気の海岸だ。
パナマシティの近くでサーフィンを楽しみたいなら、プラヤ・エル・パルマールへ行こう。
空の玄関口 トクーメン国際空港
パナマの空の玄関口が、トクーメン国際空港だ。
パナマへ飛行機で入国する時には、トクーメン国際空港へ到着するはずだ。
空港の近くには何もないので、タクシーもしくはメトロバスもしくはチキンバスで市街地へ行く必要があるが、空港のタクシーはボッタくってくるので気を付けた方が良い。
参考:強盗に襲われる前に!世界5位の殺人率都市の警察が勧める海外のタクシーに安全に乗る26の方法
パナマシティの交通の要所 アルブルック・ターミナル
パナマシティの西部にあるアルブルック・ターミナルは、パナマシティの交通の要所である。
アルブルック・ターミナルは、長距離バス、メトロバス、チキンバス(ディアブロ)、地下鉄のターミナルであり、パナマシティのすべての公共交通機関の中心部なのだ。
パナマをバックパッカーのように個人旅行する人は、必ず利用することになるだろう。
参考:なんと、中米初の地下鉄が2014年に開通!パナマシティの新しい交通手段メトロ電車に乗る方法
バスターミナルの隣には、巨大なアルブルック・モールも併設されており、ここでは日本に売っているほとんどすべてのモノが買える。
パナマ国内にはこのような巨大なショッピングモールが10個ほどあり、ショッピングモールを利用すれば日本の都会と同じレベルの生活を送ることができる。
【移住者向け情報】まるで日本みたい 日本人学校
パナマシティには、日系企業の駐在員のお子さん向けに日本人学校があるので、パナマに永住することになっても、お子さんの教育に困ることはない。
日本人学校の内部は、まるで日本の学校のようで驚いた。
参考:パナマ日本人学校で無電化集落の掟を紹介「ヘビ、サソリ、タランチュラを見つけたら必ず殺せ」
中華街 ドラド
パナマシティのドラドという地域に、華僑が集団で暮らす中華街がある。
ドラドには中国人経営の中華レストランがたくさんあり、それぞれのお店に超美味しい看板中華料理がある。
例えば、ぼくはこの写真のチンジャオロースが世界で一番美味しいと思っているし、炒飯が異様に美味しいお店や絶品ワンタン麺が食べられるレストランもある。
パナマには華僑がたくさん住んでいるので、中華料理のレベルが高いこともパナマの魅力の一つだろう。
ドラドには中華料理レストランだけでなく、アジア食材店もあり日本食材を買うことができる。
真空パックのうどんや、かっぱえびせんやコアラのマーチなどの日本のおやつも売っている。
パナマでは日本食材が手に入るので、日本人の長期滞在もしやすい国だろう。
パナマ流の和食が食べられる 日本料理レストランと巻き寿司チェーン店
パナマシティには、日本料理レストランと巻き寿司チェーン店がたくさんある。
すべて日本人経営ではないので、パナマ流にアレンジされているメニューもあるが、そこそこ本格的な和食を食べることができる。
(1)日本料理レストラン
パナマシティには、松栄や銀座という日本料理レストランがある。
おすすめはカツ丼だ!
参考:海外で人気の日本食ブームの実態は?パナマの和食レストランで2000円のKATSUDONを注文してみたら
(2)巻き寿司チェーン店
パナマには巻き寿司チェーン店が4つほどあり、ショッピングモールのフードコートに店舗が入っている。
和食が恋しい人におすすめは、アボカドとクリームチーズ入りのサーモンロールだ!
パナマ流のSUSHIに挑戦したい人は、揚げバナナ寿司を注文してみてほしい。
参考:パナマ共和国の寿司屋が面白すぎる「揚げバナナ寿司&オレオ天ぷら、ヘイッお待ち!」
9.サン・ブラス(クナ・ヤラ) San blas(Kuna yala)
さて、長いパナマ地域が終わったところで、お次はカリブ海側のサン・ブラス地域だ。
サン・ブラスは、サン・ブラス・クナ・ヤラと呼ばれたり、クナ・ヤラと呼ばれたりする。
350以上の島でできた サン・ブラス諸島
サン・ブラスにあるのは、350以上の島からなるサン・ブラス諸島だ。
サン・ブラス諸島には無人島もたくさんあり、まるで映画のセットのような光景が浮かんでいる。
カリブ海に面しているため、海水は怖いほどに透き通っていて、船が浮かんで見えるほどだ。
ここで海水浴すると、とても気持ちが良い。
サン・ブラスはクナ族という少数民族の自治区で、彼らが独特の文化や習慣を守りながら生活している。
女性は頭に赤いバンダナを巻き、腕にド派手な装飾品を付けているので、すぐにクナ族だとわかる。
クナ族の刺繍は「モラ」と呼ばれていて、世界的に有名でコレクターも多い。
昔は幾何学模様だったが、近年は魚や鳥など身近な動植物を刺繍で描いている。
クナ族の民芸品は個性的で美しいので、お土産にお薦めである。
サン・ブラス諸島はあまり開発が進んでいないため、とても美しい島を守っているのだが、代わりにサン・ブラス諸島に宿泊する場合は、サバイバルな生活になる。
ホテルは海の上に浮かんでおり水は雨水を使っているので、飲み水や蚊取り線香などサバイバルグッズをたくさん用意して持って行こう。
参考:パナマのおすすめビーチ3選!サンブラス諸島・ボカスデルトロ・サンタカタリーナ(コイバ島)
10.ダリエン Darien
最後の地域がパナマ東部に位置して、コロンビアと接しているダリエン地域だ。
コロンビア国境が近い ラ・パルマ
ダリエンの中心都市はラ・パルマで、未開発地域が多いため熱帯雨林が残っており、野鳥などの野生動物が豊富に生息している。
しかし、ラ・パルマよりも東部は、日本の外務省の安全レベルでは「渡航の是非を検討してください。」とされる危険地域だ。
もちろん、青年海外協力隊も立ち入り禁止になっている。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
原因はコロンビア革命軍と麻薬の密輸団が活動していて、警察隊と銃撃戦が起きているからだ。
このエリアには対人地雷が埋まっているらしい……
ダリエン東部に行きたい場合には、武器を携帯した現地ガイドを雇うべきだろう。
ダリエン県、エンベラ自治区及びクナ・ヤラ自治区のコロンビアとの国境地域 :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
ダリエン県、エンベラ自治区及びクナ・ヤラ自治区のコロンビアとの国境地域は、治安当局の監視が十分行き届かない密林地帯であり、コロンビア革命軍(FARC)が潜伏している可能性がある他、コロンビアから越境してくるBACRIMが麻薬の密輸等を行っています。
治安当局は、こうした不法入国者を防止するため、犯罪の取り締まり及び監視体制を強化しており、2013年6月には、国境から約2km離れたクナ・ヤラ自治区内で、パナマ国内初となるFARCのコカイン違法栽培地帯を発見し、常駐していたコロンビア人を逮捕するとともに精製工場を解体しました。
他方、2013年以降、それまで国境付近で発生していた国境警備隊と武装集団との銃撃戦が、国境から約100km離れたダリエン県内でも発生し初め、2014年には、同県内で銃撃戦が5回発生し、死傷者が出るなど、同地域では依然として緊張した状態が続いています。
また、国境から約50km離れたダリエン県ハケ地区の太平洋沿岸付近では、麻薬組織が麻薬輸送ルート(積み荷ポイント)の発覚防止や自衛のため、対人地雷を設置していると見られています。
従って、同地域への渡航には相当の危険が伴うものと考えられるので、同地域への渡航・滞在を予定している方は、不要不急の渡航は控えるようにし、渡航すべきか否かは、渡航目的の緊急性、とりうる安全対策等に応じて、ご自身で十分に検討を行った上、判断してください。
上記の情勢にもかかわらず、やむを得ない理由で渡航する場合には、報道等より最新の情報を入手するよう努めるとともに、必要に応じて警護員を付けるなどの適切な安全対策を講じ、危険を回避するよう心掛けてください。
まとめ
2年間住んだパナマの魅力を10個の地域別に紹介した。
パナマは大自然と都会、外国人移住者と先住民族が共存する面白い国だ。
まだパナマブームが起きていない今のうちに、ぜひパナマへ旅行してほしい!
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