「青年海外協力隊から帰ってきたら、再就職はどうするんだ? 海外で遊んできたやつが就職できるほど世の中そんなに甘くないぞ!」
これは青年海外協力隊が、耳に胼胝ができるほど聞くお説教だろう。
ぼく自身もいろんなおじさんたちから、青年海外協力隊から日本へ帰国しても就職できないぞ系のお説教を1,000回くらい聞かされた。
転職が難しいとされる「新卒で参加した隊員」や「30代後半の隊員」は特に言われやすいと思う。
そんな人には転職漫画エンゼルバンクを読んでから、転職サイトに登録して就職活動をすることをお薦めしたい。
そこで今回は、エンゼルバンクの魅力を青年海外協力隊にお伝えしたい。
再就職に不安を持つ青年海外協力隊は多い
青年海外協力隊になりたい人や現役隊員の多くが、日本へ帰国した後の再就職に不安を持っている。
青年海外協力隊・25年度一次隊だったぼく自身もそうだったし、周りの協力隊関係者はみんな同じだ。
1.青年海外協力隊は就職できない疑惑
ぼくが青年海外協力隊に参加する前にいろんなおじさんたちから言われたお説教は、まとめると以下の3つ。
(1)海外は危ないところだから行かない方がいい。
(2)若者が行っても役に立たないから行かない方がいい。
(3)日本へ帰って来ても就職できないから行かない方がいい。
ただ、こういうお説教をした人に限って、ぼくが帰国すると「俺のおかげでお前は青年海外協力隊に参加したんだよな」みたいなことを言い出すから本当に迷惑だ。
特に家族や身内から言われるのは、「日本へ帰って来ても就職できないよ!? それでもいいよ?」という話。
実際には青年海外協力隊の同期はだいたいが進学か就職をしているが、帰国後に就職できずにニートやフリーターになる人もいるのは事実。
ただその理由はあえて正社員にならないというポジティブな場合もあるし、就職したくても面接や書類で落とされてしまったというネガティブな場合もある。
2.青年海外協力隊の経験は就職活動ではデメリット
JICAが発行している青年海外協力隊向けの機関誌クロスロードには、帰国後ボランティアの就職活動を紹介するコーナーがあった。
そこに載っていたアドバイスをいくつか紹介しよう。
(1)青年海外協力隊の経験は日本企業の就職活動ではデメリットになる
(2)就職したい人は前職の経験をアピールしよう
(3)就職活動を成功させたい人は派遣前や派遣中から就職活動を始めよう
たまにステップアップのために青年海外協力隊に参加する人がいるが、国際協力系の仕事をしたいならいいがそれは以外の分野だと結構難しい。
途上国に進出したい企業ならば青年海外協力隊を積極的に採用する企業もあるが、国内だけで仕事をしている企業だとあまり採用したがらない。
日本社会ではレールから一度外れた人は戻るのが難しい。
3.青年海外協力隊の受験前や派遣前から就職活動しよう
そこでぼくがおすすめしたいのは、青年海外協力隊の受験前や派遣前から就職活動を始めること。
これはJICAのクロスロードにも書かれていたテクニック。
青年海外協力隊に参加する人のほとんどは勤めている会社を辞めて(もしくは辞める覚悟で)、JICAボランティアの採用試験を受ける。
それならば、JICAボランティアの採用試験だけでなく、一般企業への転職活動もしてみよう!
なぜならば一般企業への転職活動をすることで、あなたを市場に売りに出すことになり、「あなたの市場価値」を図ることができるからだ。
自分が市場でどのような評価を受けているのかを把握できれば、青年海外協力隊の任期中でどのようなスキルアップを目指せばいいのかわかるし、帰国して就職活動をする時にも必ず役立つ。
転職業界の裏側を知りたい人は転職漫画エンゼルバンクを読もう
でもどうやって転職活動をすればいいのかわからない人には、転職漫画エンゼルバンクを読んで欲しい。
エンゼルバンクは東大合格漫画ドラゴン桜の続編として誕生したマンガ。
転職エージェントが主人公で、転職業界の裏側を学びながらいろんな転職希望者を転職させていくストーリーなので、これから転職したい人にとってはめちゃくちゃ勉強になる内容だ。
【追記】海外の企業に就職・転職する具体的な手段
海外の企業に就職や転職したい人は、リクルートエージェントに登録しましょう。
こちらの過去記事で、実際にぼくが登録したときの手順を紹介しています。
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