青年海外協力隊に防水ビデオカメラ「GoPro」をおすすめする3つの理由と問題点
ぼくは「防水防塵コンパクトデジカメ」と「一眼レフカメラ」の2台を持って、中米パナマ共和国へやってきて2年間青年海外協力隊として暮らした。
防水コンデジと一眼レフの2台持ちでも十分満足した写真撮影ができたが、さらに撮影条件をよくする方法を思いついた。
それは、アウトドア向けビデオカメラGo proだ。
「もし今から青年海外協力隊に参加するとしたら、ぼくはGo proを必ず持って行く!」
そこで今回は、ぼくがGo proをおすすめする理由と問題点を紹介しよう。
ウェアラブルカメラGoProとは?
Go proとは、防水防塵機能付きの小型ビデオカメラである。
静止画、動画、録音、タイムプラスが撮影できる。
ちなみに読み方は「ゴープロ」。
GoPro(ゴープロ)とはアメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオの企業Woodman Labsが所有する探検での撮影向けのヘルメットカメラといったウェアラブルカメラ・カムコーダのブランドである。
プロからアマチュアに至るまで幅広く使われており、またワニやサメ、ホッキョクグマの口の中を撮影するときにも使用されている。
引用元:Wikipwdia
とりあえず、これらの動画を見てもらえばGoProの魅力を一発で理解してもらえるはずだ。
ゴープロのカッコイイ動画集
1.防水・防塵・耐久性カメラ
GoProは機種によるが防水能力は水深40mで、防塵性・耐久性も高い。
参考:Go pro
2.アウトドア・マリンスポーツ・スポーツで本領発揮
Go proはアウトドア、マリンスポーツ、スポーツで本領を発揮するカメラだ。
スキー、スノーボード、スキューバダイビング、シュノーケリング、マウンテンバイク、バイク、スカイダイビング、パラグライダーなどで使用されている。
最新のGo proは水深40mまで使えるので、水中カメラとしても使える。
パナマでスキューバダイビングしたときにGoProを持っていれば、素敵な海中の動画を撮影して、もっとたくさんの人にパナマの魅力をお伝えできたはずなのに……
悔しい、GoProほしい。
サーフィンするときにもGoProを使っていれば、パナマの波に乗った感動を世界中の人に伝えることができたのに……
悲しい、GoProほしい。
3.アクセサリが豊富
Go proシリーズは、まずは本体がサーファー向け、アドベンチャー用などの用途別に分かれている。
さらにスキューバダイビング用のアクセサリや、マウンテンバイク用のアクセサリなど、使用するシチュエーション別にアクセサリが豊富に揃っているので、自分の使い方に合わせてカスタマイズすることができる。
アクセサリを使い分ければ、山でも、川でも、海でも自分の好きなように動画撮影ができるのだ!
自撮り棒もあるので、自分を写しながら写真を撮影できるのも、青年海外協力隊にはおすすめの機能だ。
活動紹介のために「ボランティア自身が写っている何気ない活動風景の写真」を欲しいと言われることがあるが、そんな写真は他のボランティアと一緒に活動してない限り撮れない。
ボランティア活動中の写真をたくさん撮りたい人は、「自撮り棒」を必ず買って持って行こう。
青年海外協力隊に「GoPro」をおすすめする3つの理由
次に、ぼくが青年海外協力隊にGo proをおすすめする理由を説明しよう。
1.これからは動画がアツい!
まず、これからは動画を使うことで情報を分かりやすく伝えることができるからだ。
ぼくは2年間ブログを通して「文章」と「写真」で、パナマの情報やボランティア活動の様子を発信してきたが、動画も使うこともできれば情報発信の幅はさらに広がると思う。
文章と写真と動画の分かりやすさは、【文章:写真:動画=1:10:10,000】くらい違うと思う。
「百聞は一見に如かず」ということわざがあるが、「百見は一動画に如かず」だ。
実際、海外情報を動画で発信している人や計画している人は多い。
例えば、台湾にワーホリに行く前原さんは、Go proではないが動画を使って台湾の観光情報を発信をするそうだ。
参考:外国人にも伝えたいなら英語より動画じゃない?ネットで動画サイトをやりたいブロガーのぼくが狙っている機材を5つ紹介します
また、GoProを活用して旅のリアルやワクワクをお届けする世界一周動画ブログ「ボク旅、キミ旅。世界一周」では、海外旅行用のビデオカメラとしてGo proをお薦めしている。
参考:GoProを旅の防水カメラにおすすめする5つの理由と弱点
2.防水・防塵・耐衝撃・コンパクトで途上国向き
Go proはアウトドア向けカメラなので、防水、防塵、耐衝撃機能付きで超頑丈なカメラだ。
途上国では突然のスコールや、砂漠から舞い込む砂埃、舗装されていない道を走るオンボロバスが当たり前なので、電子機器は非常に壊れやすい。
そこで、ぼくはオリンパス製の防水防塵コンデジを持って行ったが、なんと防水カメラなのに水没して壊れてしまった!
参考:防水コンデジの罠!水没した防水カメラを復活させる方法&故障する原因
発展途上国に2年間も暮らす青年海外協力隊は「毎日キャンプ・24時間サバイバル生活」なので(田舎に派遣された場合は)、 電子機器もアウトドア向けの頑丈な物がおすすめだ。
そういう観点からも、超頑丈なGo proは圧倒的にお薦めできる!
しかも、Go proは小型なので持ち運びも便利で、強盗に襲われる可能性も低い。
一眼レフは見るからに高額なカメラだとわかるし、大きすぎてカバンに入らない場合もあり、首から下げていると強盗のターゲットになりやすい。
しかし、Go proはポケットにも入るほどの超小型だし、強盗も高額なカメラだとは気づかないだろう。
3.未来のYoutuberを発掘できる
ぼくはパナマの無電化集落で自分で動画を撮影したり、子供にデジカメを渡して動画を撮影してもらっている。
子供が撮る動画は迫力満点でめっちゃ面白いからだ!
途上国の子供たちは、未来のYoutuberになれる可能性を秘めていると思う。
日本に帰ってからパナマが恋しくなっても、この動画を見ればパナマを思い出せるだろう。
ちなみに、手作りシーソーはディズニーランドのアトラクションよりも楽しい。
Go proを途上国で使う時の問題点・デメリット
しかし、Go proもメリットだけではなく、問題点もある。
次はGo proのデメリットを紹介しよう。
1.各種アクセサリを買うと値段が高い
まず、高性能な機種を買おうとすると本体価格が4万円以上する。
これだけなら安い一眼レフと同じ値段だが、Go proの場合には各種アクセサリが豊富に揃っているので、ついつい買いたくなってしまうし、アクセサリがないと上手に撮影できないそうだ。
そのため、完全にすべての道具をそろえると、10万円近い金額になってしまう。
2.途上国では部品が手に入りにくい
また、日本や先進国ではGo proグッズが売っているが、発展途上国ではあまり手に入らない。
そのため、もしアクセサリが壊れたら新品を日本から送ってもらう必要があるし、本体が故障した場合にはわざわざ日本へ送り返す必要があるだろう。
ちなみにパナマは発展しているので、首都ではいたるところでいろんな種類のGo proが売っているし、地方都市の電気屋さんでもGo proが売っている。
3.動画をYoutubeアップするには、高速インターネット回線が必要
一番の問題は撮影した動画をYoutubeやVimeoにアップロードするためには、高速インターネット回線が必要なことだ。
ぼくが住んでいる村のネット速度は比較的早いが、停電とネット接続の断裂が頻繁に起こるので、動画のアップロードに失敗することが多い。
それと、通信量制限も問題になる。
ぼくのWi-Fiは通信量の制限が決まっているが、なぜか上限以上に利用できているので動画をアップできるが、もし上限に達すると使えなくなったり、データ通信料に応じて料金を支払う場合には料金が高額になる。
青年海外協力隊が生活する地域ではネット回線が遅かったり、そもそも存在しないことも多いので、Go proを持って行っても録画はできても発信はできないかもしれない。
まとめ
GoProほしい。
【追記】GoProをプレゼントしてもらいました。
参考:Amazonのほしい物リストを公開したらGoPro+3を頂いた!栗原さんありがとうございます