メキシコシティのホステル「Casa San Ildefonso」
青年海外協力隊の任国外旅行制度を利用してメキシコシティを旅した時には、 「Casa San Ildefonso(カサ サン イルデフォンソ)」という北欧風ホステルに宿泊していた。
Casa San Ildefonsoは、内装がオシャレな北欧風のホステルで、メキシコシティの中心街やソカロという広場にも近くて、とても便利だった。
メキシコシティを旅行する予定の日本の皆さんへ、ぜひおすすめしたい!
そこで今回は、メキシコシティを旅行する人のために、メキシコシティのホステルCasa San Ildefonsoの魅力を紹介しよう。
北欧風ホステルCasa San Ildefonso
まずは、こちらがCasa San Ildefonsoのホームページだ。
英語で書かれているので、スペイン語が分からない人でも理解できる。
ちなみにCasa San Ildefonsoの意味は、「サンイルデフォンソの家」という意味、サンイルデフォンソは後で説明しよう。
どうやら経営者がノルウェー出身らしく、内装が北欧風になっている。
ホステルには常に英語が話せる従業員がいるので、スペイン語が話せない人でも安心だ。
Casa San Ildefonsoはメキシコシティの中心街にあるソカロ広場から、北側へ向かって徒歩5分ほどだ。
1.建物の外観
Casa San Ildefonsoはこの白い建物で、緑色のひさしが目印だ。
入り口は小さいが、奥行きがある構造になっている。
2.入り口
入り口は鉄格子で24時間施錠されているので、中に入りたい場合には近くに常駐しているスタッフに声をかけないといけない。
メキシコシティは治安が悪いので、JICAボランティアは「常にスタッフが入り口にいるホテル」にしか泊まってはいけない規則になっている。
3.中庭
建物は2階建てで中央に長い中庭がある。
1階に受付と食堂があり、2階にドミトリーや個室の宿泊部屋がある。
このホステルは朝食付きなので、この食堂やこの中庭で朝食を食べられる。
朝食は超美味しいパン屋さんのパン、コーンフレーク、バナナ、オレンジジュース、牛乳、コーヒー、ジャムが用意されていて、セルフサービスで取って食べた。
4.フリースペース
1階と2階にフリースペースがあり、パソコン作業をしたり、旅人とお喋りをすることができる。
写真を見てもらえばわかると思うが、内装がとにかくお洒落だった。
大型テレビとソファも置かれていた。
建物自体はとても古いが、リフォームされていて汚い印象はなかった。
中世のヨーロッパのような部屋。
小物の多くが北欧風デザインだった。
5.ドミトリーのベッド
ここがドミトリー。
このホステルは2名ずつの個室ドミトリーで、部屋同士が廊下で繋がっているという珍しい構造だった。
ゲストハウスらしい2段ベッドはなく、一人一人に大きなベッドが用意されていた。
これで一泊2,400円ほど。
カギをかけられる大型の貴重品ロッカーもあった。
荷物が多いバックパッカーには有り難い。
6.個室
JICAボランティアはメキシコ旅行中は個室に泊まらなくてはいけないので、ぼくはシングルルームに泊まった。
この写真はツインの部屋だが、このようにすべての部屋が統一感あるデザインだった。
ベッドも衛生的だった。
そして、メキシコシティは夜とても冷えるのだが、毛布が備え付けられていたおかげで、ぐっすりと眠ることができた。
7.トイレ・シャワー室
海外のホステルではトイレとシャワー室が汚いことが多いが、Casa San Ildefonsoはとても綺麗だった。
ちなみに中南米のトイレでは、水圧が弱いために使ったトイレットペーパーは便器に流すことはできないので、隣の小さなゴミ箱へ捨てなければいけない。
シャワー室も綺麗だったし、利用者にプレゼントされた石鹸が、ハーブ入りのとても良い石鹸だった。
細かいサービスに感動した。
8.オシャレな小物たち
ホステル内にはとにかくオシャレな小物がたくさんあったので、紹介しよう。
まずは壁に掛けられたかわいいカード。
アンティーク風なお皿も飾ってあった。
このような雰囲気のため、客層は欧米人が多かった。
ソファの前に敷いてある布さえ、このかわいさ!
壁にはカラフルな布が飾られていた。
オシャレなタイルの壁画とベンチ。
マニアックすぎるが、コンセントまでオシャレだった。
細部までこだわっていて、感動した。
9.接客態度
スタッフの接客態度も親切でとても良かった。
経営者は欧米人だが、スタッフは全員がメキシコ人だった。
このホステルに泊まっていたおかげで、とても快適なメキシコシティ観光が楽しめた。
ホステル付近の観光スポット
続いては、 Casa San Ildefonsoの周辺の観光スポットを紹介しよう。
1.サン・イルデフォンソ学院
Casa San Ildefonsoの名前の由来は、ホステルの目の前に建つ「サン・イルデフォンソ学院」である。
ホステルからは徒歩5秒で、ここは壁画が有名である。
2.中央市場ソカロ
中央広場ソカロは、神殿に囲まれた重要な場所だ。
ホステルからは徒歩5分だ。
巨大なメキシコ国旗が掲揚されているので、記念撮影のスポットとしても観光客に人気である。
ぼくがメキシコシティに滞在している時に、ちょうどソカロでイベントが開催された。
歌手が歌を唄ったり、メキシコの省庁がブースを出展していた。
メトロポリタン・カテドラルを背景に、仮設テントができていておかしな光景だった。
しかし、メキシコ市民の人だかりはすごかった。
3.テンプロ・マヨール
ソカロの北側にテンプロ・マヨールという、アステカ帝国時代の中央神殿跡地とその博物館がある。
ホステルから歩いて5分ほどで行ける。
テオティワカン遺跡ほどの感動はないが、市街地にある遺跡の中では一番面白いと思う。
参考:メキシコシティの世界遺産テオティワカン遺跡へのバスでの行き方&おすすめ絶景撮影スポット
メキシコ国立人類学博物館ほどではないが、展示品がたくさん公開されている。
参考:「もし、桃太郎が陽気なメキシコ人だったら」桃太郎をメキシコ国立人類学博物館の展示品だけで書いてみた
4.メトロポリタン・カテドラル
ソカロの北側には、メトロポリタン・カテドラルという、メキシコのキリスト教の総本山的な教会がある。
巨大な建物なので、近付くとその迫力に圧倒された。
ここは観光スポットでもあるが、メキシコ市民に愛されている教会でもあるので、観光中はミサに来たキリスト教徒の邪魔にならないように気を付けよう。
5.ラテンアメリカ・タワーとベジャス・アルテス宮殿
ソカロから10分ほど歩くと、ラテンアメリカ・タワーとベジャス・アルテス宮殿に到着する。
ぼくは登らなかったが、ラテンアメリカタワーからはメキシコシティが一望できるそうだ。
そして、ラテンアメリカ・タワーの目の前には、メキシコシティのオタクの聖地「アキバビル」が建っている。
参考:海外のアニメオタクの間で日本食ブームが起きている!?メキシコのアキバビルのメイドカフェで280円のDragon Ballsを注文してみたら
ベジャス・アルテス宮殿も有名な観光地である。
この周辺は人通りがとても多いので、スリに気を付けよう。
6.メキシコシティ市街地
ラテンアメリカ・タワー周辺がメキシコシティの中心市街地である。
平日にはビジネスマンを多く見かけたが、休みの日にはサイクリングロードになり、市民の憩いの場になっている。
オシャレなカフェやバーも多く、メキシコシティの生活を楽しむことができる。
コロナビールの直営バーでは「コロナ黒生ビール」が飲めるので、ビール好きな旅行者にはおすすめだ。
参考:メキシコシティのコロナビール直営のバーSalón Coronaの「コロナ黒生ビール」を飲まずに死んじゃダメ!
大通りから脇道へ入ると、古本市があったり、ストリートミュージシャンやアーティストが活動している。
メキシコシティの文化を感じられる。
7.お隣に美味しい持ち帰り用コーヒー屋がある
Casa San Ildefonsoの隣には、美味しい持ち帰り専門のコーヒー屋がある。
このホステルを利用する人は、ぜひ飲んでみてほしい。
8.すぐ近くにうまくて安いタコス屋台がある
ホステルから右手に出て1分ほど歩く、うまくて安いタコス屋台がある。
見た目が汚いので地元民しか食べていなかったが、味は保障する。
ここのタコスを使って、新メキシコ名物「バッタコス」を作った。
参考:バッタコス?イナゴを食べて育った長野県民が、昆虫食文化が残るメキシコでクモ、サソリ、カメムシなど9種類の虫料理を食べ尽くした
まとめ
メキシコシティのホステルCasa San Ildefonsoは、ソカロまで徒歩5分で行け、北欧風デザインでオシャレで清潔感があり、スタッフの接客態度も良い。
メキシコシティを旅する旅行者へおすすめの宿である。
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