パナマでしかできない8つの体験
中米パナマ共和国に1年半住み、休みの度に国内を旅して回ったことで、パナマの魅力がわかってきた。
しかし、まだ日本人はパナマの魅力に気がついていない!
そこで、今回は日本のみなさんに「パナマ共和国でしかできない8つの体験」を紹介しよう!
1.パナマ運河を通航する船を生で見る!
パナマといえば、もちろんパナマ運河だ。
パナマに来たら、まずはパナマ運河を通航する船を見よう!
パナマ運河は大西洋と太平洋を結ぶ世界唯一の運河で、 アメリカによって造られた。
しばらくはアメリカに支配されていたが、2000年から運河の支配権がパナマ政府に返還された。
パナマ運河は開門式の運河で、水門に少しずつ水を溜めながら船を通過させていく。
パナマシティにあるミラフローレス水門には、観光客向けの展望台や博物館があり、運河通航体験コーナーもある。
「運河の通航料」がパナマ政府の大きな財源になっているし、国の独立にも深くかかわっており、パナマを語る上で運河は欠かせない。
パナマ運河の詳しい情報
パナマ運河の詳しい情報はこちら。
パナマ観光のプロが教える!パナマ運河の仕組みとミラフローレス水門のおすすめ見学方法
2.世界遺産コイバ島でスキューバダイビングする!
世界遺産コイバ島でスキューバダイビングしよう!
パナマの南西に位置するコイバ島は、「豊富な生物資源」によりユネスコの世界遺産に指定され、パナマの国立公園にも指定され、人の立ち入りが制限されている。
日本のテレビ局もコイバ島特集番組を放送しており、注目度は高い。
なんと、太古の昔コイバ島はエクアドルのガラパゴス諸島の近くにあり、その後の地殻変動により離れたらしい。
そのため、コイバ島はガラパゴス諸島並の生態系の豊かさを誇っている。
コイバ島周辺は漁業を禁止しているため、水中生物の種類と数が豊富である。
そのため、スキューバダイビングのスポットとして有名で、たくさんの種類の魚やウミガメ、タツノオトシゴ、イセエビ、クジラなどを見ることができる。
もちろん、シュノーケリングでも十分楽しめる。
コイバ島の詳しい情報
コイバ島の詳しい情報はこちら。
パナマのおすすめビーチ3選!サンブラス諸島・ボカスデルトロ・サンタカタリーナ(コイバ島)
3.ボケテ高原のコーヒー農園で超高級ゲイシャ・コーヒーを飲む!
ボケテ高原のコーヒー農園で、超高級ゲイシャ・コーヒーを飲もう!
パナマのボケテ高原産のコーヒー品種ゲイシャは、「世界最高のコーヒー」と言われている。
日本ではパナマ産ゲイシャコーヒーは、1杯2,000円から5,000円で販売されているそうだ。
日本でもゲイシャコーヒーは飲めるが、できたてのゲイシャコーヒーを飲めるのは、原産地のパナマだけだ。
しかもコーヒー農園に行けば、コーヒーのプロから栽培や焙煎方法をじっくりと教えてもらえるし、テイスティングのテクニックもレクチャーしてもらえる。
コーヒー農園の見学は一生の思い出になり、コーヒーを飲むたびにコーヒー畑を思い出すだろう。
ボケテコーヒー農園の詳しい情報
ボケテコーヒー農園の詳しい情報はこちら。
パナマ・ボケテ高原のルイス農園のコーヒーツアーで学んだゲイシャ品種の特徴と栽培方法、精製・焙煎技術、値段
中米パナマ・ボケテ高原のレリダコーヒー農園の生産・加工・輸入・テイスティング方法
4.ボルカンバルー岳の山頂から、太平洋と大西洋を同時に眺める!
ボルカンバルー岳の山頂から、太平洋と大西洋を同時に眺めよう!
実は、「太平洋と大西洋を同時に眺められる場所」は、世界中でボルカンバルー岳の頂上だけだ。
ボルカンバルー岳は、パナマ西部のコスタリカとの国境付近に位置していて、標高は日本の富士山とほぼ同じだ。
ボルカンバルー岳の周辺は、コーヒーや高原野菜の産地となっている。
登山口から石だらけの登山道を6時間登ると、頂上に到着する。
残念ながらぼくが登った時は濃霧で、大西洋も太平洋も見ることはできなかった……
登山する時には、天気が良い日を選ぼう。
5.カリブ海に浮かぶサンブラス諸島の無人島に行き、超絶キレイなビーチで泳ぐ!
カリブ海に浮かぶサンブラス諸島の無人島に行き、超絶キレイなビーチで泳ごう。
サンブラス諸島は無数の無人島からなる諸島で、先住民族クナ族の自治区でもある。
まったく開発が進んでおらず、自然のビーチそのものが残っている。
カリブ海に浮かぶサンブラス諸島の海水は、透明度が高すぎて船が空中に浮かんで見えるほどだ。
知る人ぞ知る、秘境の絶景スポットである。
また、サンブラス諸島に住む少数民族のクナ族が作る民芸品「モラ」は、お土産やコレクションとして人気が高い。
サンブラス諸島の詳しい情報
サンブラス諸島の詳しい情報はこちら。
パナマのおすすめビーチ3選!サンブラス諸島・ボカスデルトロ・サンタカタリーナ(コイバ島)
6.少数民族エンベラ族の伝統的な暮らしを見学する!
少数民族エンベラ族の伝統的な暮らしを見学しよう。
パナマシティの北部チャグレス川流域では、少数民族エンベラ族が未だに伝統的な暮らしと文化を守って生活している。
彼らの住居は、木とヤシの葉でできている。
村に着くと、古くから伝わる伝統的な舞いや音楽を見せてくれ、木の樹液を使った簡易タトゥーもいれてくれる。
エンベラ族は「観光業」を生業にして生きているのだ。
エンベラ族などパナマの少数民族は蒙古斑を持ち、顔立ちがアジア系なので、「古代にシベリアを渡ってアメリカ大陸に住み着いたモンゴロイド系」という説が有力である。
エンベラ族の詳しい情報
パナマのエンベラ族ツアーに参加して感じた「少数民族のジレンマ」
7.サーフィン世界大会が開催されるサンタ・カタリーナでサーフィンする!
サーフィン世界大会が開催されるサンタ・カタリーナでサーフィンしよう。
コイバ島の近くの海岸サンタ・カタリーナでは、サーフィン世界大会が開催されるほど良い波があり、サーフィンスポットとして世界的に有名だ。
初心者から中級者向けのサーフィンスポットは、いつも地元のサーファーと旅行者のサーファーで賑わっている。
上級者向けの岩場のポイントもあり、日本からわざわざサーフィンに訪れるサーファーもいる。
サンタ・カタリーナは、サーファー憧れの場所なのだ。
サンタカタリーナの詳しい情報
サンタカタリーナの詳しい情報はこちら。
パナマのおすすめビーチ3選!サンブラス諸島・ボカスデルトロ・サンタカタリーナ(コイバ島)
8.「高層ビル群と地下鉄が走る首都」と「電気も水道もない集落」に行き、世界トップクラスの格差社会を体験する!
「高層ビル群と地下鉄が走る首都」と「電気も水道もない集落」に行き、世界トップクラスの格差社会を体験しよう。
パナマの首都には高層ビル群もあるし、キレイな地下鉄も走っていて、まるで東京バリの大都会だ。
首都だけ見たら、とても開発途上国とは思えないほど近代化している。
しかし、田舎に行くと「電気も水道もない集落」があり、一日に2ドル以下の生活を送る貧困地域が存在する。
貧困地域の住民は、川の水を溜めて無処理で飲むため、80%以上の子供は寄生虫に感染しているそうだ。
参考:海外の無電化集落に暮らす究極のミニマリストから学ぶ!シンプルライフを送る12個の方法
パナマは「国内の経済格差」を表すジニ係数が、世界トップクラスに悪く(ワースト14位)、まるで先進国と途上国がくっ付いたような国だ。
そして、パナマの首都の急激な経済発展を支えているのは、もちろんパナマ運河だ。
パナマ運河は、パナマにとって「金のなる木」なのだ。
パナマシティの詳しい情報
パナマシティの詳しい情報はこちら。
海外のマイクロブルワリー!パナマシティのクラフトビールパブLa Rana Dorada(ラ・ラナ・ドラーダ)が美味すぎる!
パナマシティの新観光名所!JICAの援助でできた水産市場と魚介類レストラン街が素晴らしい!
なんと、中米初の地下鉄が2014年に開通!パナマシティの新しい交通手段メトロ電車に乗る方法
パナマ共和国の寿司屋が面白すぎる「揚げバナナ寿司&オレオ天ぷら、ヘイッお待ち!」
まとめ
パナマでしかできない8つの体験は以下の通りだ。
1.パナマ運河見学
2.コイバ島でスキューバダイビング
3.コーヒー農園でゲイシャコーヒーを飲む
4.ボルカンバルー岳から太平洋と大西洋を眺める
5.サンブラス諸島の無人島で泳ぐ
6.エンベラ族の伝統的な暮らし見学
7.サンタ・カタリーナでサーフィン
8.首都と田舎で格差体験
なんと、パナマには海も、山も、街もある!
パナマは雄大な大自然がそのまま残りながら、パナマ運河により経済発展している国なのだ。
まさに、経済発展と環境保護の両立ができている(ごみ処理、下水処理など問題も残されているが)。
こんな面白い国はほかにない!
体験してみたくなった人は、ぜひ中米パナマ共和国にお越しください。
おすすめの記事
絶景ウユニ塩湖の日本人ガイドツアー!パナマの中南米専門旅行会社Only One Travel(オンリーワントラベル)が素敵すぎる!
パナマの観光情報まとめ!旅行者向け観光地を10エリアごとにまとめてみました
パナマシティ旅行者必見!JICAの援助でできた水産市場と魚介類レストラン街が素晴らしい!