地域おこし協力隊として田舎暮らしを始めた2014年に買って良かったもの5選|
という長野県長野市の地域おこし協力隊員が書いている素敵なブログ記事を読んだので、勝手にぼくも乗っかることにした。
ちなみに、著者の栗原健さんとは面識はない。
しかし、ぼくは青年海外協力隊よりも「地域おこし協力隊」が大好きなので、日本中の田舎で活動する彼ら協力隊のブログを多数チェックしている。
今回は、地域おこし協力隊の方が書いたブログ記事を、青年海外協力隊風に書き直してみた。
題して、「青年海外協力隊として途上国暮らしを始めた2014年に買って良かったもの5選」である。
2014年に買って良かったもの5選
1.タブレットNexus7
まず、買って良かったと思うものは、タブレットNexus7。
今年の4月に日本に一時帰国したときにNexus7を買い、パナマに持って来た。
ぼくは今年Nexus7を買うまで、スマホもタブレットも使ったことがなかった。
初めてのタッチ画面に最初は戸惑い、アプリというものも使いこなせなかったが、次第にタブレットの操作と機能にも慣れてきた。
一度、タブレットの便利さに慣れてしまうと、もうタブレットなしの生活には戻れない。
今ではどこにでも持ち歩いているので、まるでぼくの体の一部である。
最初はアプリも使いこなせなかったが、今ではトップ画面にFacebook、Twitter、LINE、NewsPicks、SmartNews、はてなブックマーク、feedly、Pocket、Evernote、Dropbox、Kindleなどのアプリが並んでいる。
特に最近は、Kindleから電子書籍を買って読むことが多くなってきた。
地球の裏側にいても日本語の本が買えるなんて、とても便利だ。
参照:ガラケー男子がスマホ男子を飛び越してタブレット男子になってから3ヶ月で起きた変化と変わらない習慣、Nexus7の評価。
2.ポケットWi-Fi
次に買って良かったと思うものは、ポケットWi-Fi。
ポケットWi-Fiは、タブレットNexus7とセットで機能を発揮してくれる。
日本ならポケットWi-Fiなんて当たり前かもしれないが、パナマでは持っている人は少ない。
パナマのネットモデムといえば、家で使う固定式モデムかUSB型モデムなのだ。
しかし、固定式もUSB型も移動先でタブレットを使うのには、不向きである。
ポケットWi-Fiを買ったおかげで、移動中でも旅先でもネットが使えるようになった。
また自分で、ネット環境を整備できるようになったのが良かった。
ポケットWi-Fiを買う前は、ホストファミリーが持っているモデムを使わせてもらっていたが、「料金未払い」で利用できないことがあった。
また、パナマの大きな町には政府の無料Wi-Fiがあり、旅先のホステルにも必ずWi-Fiがあるのだが、どちらも「原因不明の不調」で使えないことが多い。
「タダより高いものはない」というが、本当に必要な物は自分でお金を払って管理するべきだろう。
参照:発展途上国中米パナマでの38日間のインターネット戦争の結末【USBとモデムと不良品】
3.単焦点レンズ
次に買って良かったのは、単焦点レンズ。
ぼくはカメラはNikonのD5100を使っていて、今までは標準ズームレンズを使っていた。
しかし、もっとぼかした写真を撮りたくなり、今年の一月に単焦点レンズ(SIGMA 50mm F1.4)を日本から空輸した。
最初は単焦点レンズ独特の使い方がわからず四苦八苦したが、最近はようやく使いこなせるようになれた。
単焦点レンズのおかげで写真の面白さにハマり、もう一人の写真が趣味のカメラ隊員と共に、パナマ各地の名所で撮影会を行っている。
最近では、彼も単焦点レンズにハマっているらしい。
ぼかした写真が撮れる単焦点レンズのおかげで、とても綺麗な写真が撮れるようになったので、撮影した写真を印刷してパナマ人にプレゼントしている。
参照:美脚ラテン美女とマッチョなイケメン、かわいい子供の厳選写真44枚!村のパレードに一眼レフ&単焦点レンズで挑んだ!
背景がぼけた写真を撮りたい人には、超おすすめだ!
4.登山靴
次に買って良かったと思うのは、登山靴。
ちゃんとした登山靴を買うまでは、革製の作業靴か安物の長靴を使っていた。
山奥の無電化集落に泊まり込んでいるときには、一日に山道を6時間以上歩く。
そうなると、作業靴や長靴では足に負担がかかり過ぎて辛かった。
登山靴を使うようになってからは、今まで以上に遠くの集落まで行動できるようになった。
参照:往復5時間も山道を歩いて山奥の集落に行くの、正直しんどいです。(嘘です、楽しいです。)
5.マチェテと呼ばれる山刀
最後は、中南米の農具でマチェテと呼ばれている山刀。
パナマの農民はマチェテを使って雑草を刈ったり、穴を掘ったり、作物を収穫したり、ほぼすべての農作業を山刀一本で行う。
農民が使っているマチェテは70cmくらいの長さがあるが、ぼくは携帯用の30cmくらいのマチェテを買って、無電化集落に持って行っている。
操作に慣れると缶詰を開ける缶切りにもなるし、何にでも使えて便利だ。
パナマの村人は農作業を行わないときでも、常にこの山刀を持ち歩いている。
それは、タランチュラや毒ヘビなどの毒を持った危険な生き物から、自分の身を守るためだ。
「毒を持った生き物と出会ったら、必ず殺せ」という村の掟があるほどだ。
お店で山刀を買ってもすぐには使えない。
まずは火で焙って、表面の油を落とさないといけない。
その後、金属製のヤスリで削って、自分で刃を研ぎ出す。
そして、毎回使う前にはヤスリで研ぐ必要があり、少し面倒くさく感じるが逆に愛着がわく。
山刀は日本に持って帰って使いたいくらいだが、もし日本でこんな刃物を持ち歩いていたら、銃刀法違反で捕まってしまうだろう。
参照:中南米の農民の必須アイテム!ラテンアメリカの農機具・山刀マチェテで草刈り
まとめ
青年海外協力隊として途上国暮らしを始めた2014年に買って良かったもの5選は、以下の通りである。
1.タブレットNexus7
2.ポケットWi-Fi
3.単焦点レンズ
4.登山靴
5.マチェテと呼ばれる山刀
タブレットNexus、ポケットWi-Fi、単焦点レンズはプライベートで使う電化製品で、登山靴と山刀は農業活動で使うアウトドア用品だ。
それぞれ、プライベートの充実と農業活動の充実のために役立ってくれた。
来年からもこれらのアイテムと共に、途上国暮らしを楽しみたい。
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