2016年10月から11月にかけてスペイン一周旅行を行い、バスク地方のビルバオにあるビスカヤ橋を観光してきた。
ビスカヤ橋はゴンドラを吊り上げて川の対岸まで人や車を輸送する吊り橋で、世界遺産に登録されている。
ゴンドラに乗ってる川を渡ることができるし、橋の上部を歩いて川を渡ることもできるのでビルバオの人気観光名所になっている。
ぼくは夜景を撮影するためにビスカヤ橋に行って来たのだが、ここでしか撮影できない面白い写真を撮影することができた。
そこで今回は、ビスカヤ橋まで行く方法と写真をご紹介しよう。
ビルバオの世界遺産ビスカヤ橋
まずはビルバオのビスカヤ橋について簡単に説明しよう。
1.ビスカヤ橋(ポルトゥガレテ橋)
ビスカヤ橋はネルビオン川にかかっている世界最古の運搬橋で、ポルトゥガレテ橋と呼ばれることもある。
ビスカヤ橋(びすかやばし,スペイン語:Puente de Vizcaya)はスペインのネルビオン川に架かっている世界最古の運搬橋である。ビスケー湾に面した港湾都市ビルバオの河口付近にあり、ポルトゥガレテ地区とゲチョ地区を結んでいる。地元では単に「吊り橋」「運搬橋」とも呼ばれ、また左岸の自治体名から「ポルトゥガレテ橋」とも呼ばれている。
引用元:Wikipediaビスカヤ橋
2.ビスカヤ橋が吊り橋(運搬橋)になった理由
ビスカヤ橋が運搬橋になったのは、海上交通を妨げないため。
ビスカヤ橋は世界最古の運搬橋であり、世界中の運搬橋のモデルになった。
運搬橋という形式はビルバオに向かう海上交通の妨げになることなく、また長い傾斜路をもつ巨大な橋を造らずにすむ解決策だった。吊り下げられたゴンドラで人や車を運搬するための世界最古の運搬橋であり、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなどの地域で運搬橋のモデルとなった。
引用元:Wikipediaビスカヤ橋
3.ゴンドラで人と車を2分弱で川の対岸へ運べる
運搬橋の長さは164m、高さは45m。
ゴンドラは6台の車と300名の人を運ぶことができ、およそ2分弱で川の対岸まで運ぶ。
運搬橋の長さは164m、水面からの高さは45mである。ビスカヤ橋のゴンドラは164mの距離を2分弱かけて渡る。ゴンドラは6台の自動車と300人ほどの人間を運ぶことができる。運行は24時間営業で、8分ごとにゴンドラが行き来している。
運賃はビルバオ都市圏の交通と一体化しているため、バスや地下鉄と同じクレディトランスという交通カードが使用できる。また、観光用の歩道が上部構造に組み込まれており、50mの高さから港や湾を眺めながら歩いて渡ることができる。引用元:Wikipediaビスカヤ橋
4.ビスカヤ橋は世界遺産に登録された
2006年にビスカヤ橋は世界遺産に登録された。
2006年7月13日、ユネスコの世界遺産に登録された。軽量鉄ケーブルの使用が画期的であり、産業革命期の顕著な建築学上の鉄構造物とみなされた。
引用元:Wikipediaビスカヤ橋
ビルバオのビスカヤ橋までの行き方
次にビルバオの市街地からビスカヤ橋まで行く方法をご説明しよう。
1.地下鉄でPortugalete(ポルトゥガレテ)駅まで行く
まずはビルバオの市街地から地下鉄に乗り、ポルトゥガレテ駅まで行こう。
ビルバオの地下鉄は二股になっている路線なので、移動は簡単。
詳しい乗り方はこちらを見てほしい。
参考:マドリードからビルバオまでバスで移動する方法&ビルバオの地下鉄の乗り方
2.ポルトゥガレテ駅から川に向かって坂道を下る
ポルトゥガレテ駅に着いたら、川に向かって坂道を下ろう。
ぼくは夜景を撮影するために夜にビスカヤ橋へ向かった。
ポルトゥガレテ駅からビスカヤ橋までは坂道で、エスカレーターがある。
屋外で野ざらしの状態でエスカレーターがあって驚いた。
坂道が長いのでエスカレーターが何本もある。
3.ビスカヤ橋に到着
川まで付けばビスカヤ橋はもう目の前。
こちらがビスカヤ橋。
Googleマップで位置を見てみよう。
川沿いでビスカヤ橋の夜景を撮影してみた。
街灯が明るくて橋はライトアップされていないので、けっこう難しかった。
4.帰りは対岸のAreeta(アレータ)駅から帰ろう
ビスカヤ橋の観光が終わったらポルトゥガレテ駅まで戻ってもいいし、対岸のアレータ駅から帰ってもいい。
ぼくは対岸までゴンドラで移動して、アレータ駅から地下鉄に乗った。
夜のビスカヤ橋を渡ってみた
ビスカヤ橋を渡ってみることにした。
ビスカヤ橋の足元にチケット売り場がある。
ゴンドラでの通行料金は0.4€(およそ50円)。
チケット売り場の隣にゲートがあるので、そこから入場する。
するとゴンドラは車部分と人部分に分かれているので、人部分に乗る。
こちらがゴンドラの人用スペース。
こちらが車用の運搬スペース。
ひとつのゴンドラに6台の車が入る。
川を移動中のゴンドラの様子。
ゴンドラの移動時間はわずか2分弱なので、立ったまま移動する。
移動中のゴンドラからの眺め。
移動中は揺れはなく、スーと移動していた。
あっという間に対岸に到着。
対岸に着いたらあとはゴンドラから降りるだけ。
こちらがさっきまで乗っていたゴンドラ。
到着したらすぐに車も出発した。
ゴンドラが道路に接続し、人と車を運搬している。
ゴンドラは24時間運航で、常にスタッフが働いている。
到着したらすぐに次の運搬の準備が始まった。
待っていた人と車がゴンドラへ乗りこむ。
ビスカヤ橋は観光スポットだが、地元住民にとっては生活にかかせないインフラ。
ビスカヤ橋はふんだんに鉄が使われていて、巨大な鉄骨で組み立てられている。
ゴンドラは橋で上部から吊られている。
このゴンドラの近未来感がすごくない?
ゴンドラを吊り上げている鉄線がカッコイイ。
出発時刻になるとゲートが閉められる。
ゴンドラのゲートが閉まるとすぐに出発する。
ビスカヤ橋の対岸からゴンドラを撮影したよ
ビスカヤ橋の対岸からゴンドラを撮影した。
ゴンドラは8分間隔で川を往復している。
鉄線で吊られた状態で川を渡るゴンドラ。
水面にもゴンドラの証明が反射して、めっちゃカッコ良くない!?
吊り橋から長い鉄線が伸びていて、ゴンドラを吊り上げている。
吊り橋のユニットが移動することで、ゴンドラが川を往復している。
あっという間に川の中間地点へ。
周辺に住む人にとってはビスカヤ橋は川を渡るための大切な移動手段。
少し待っていると、今度は対岸からこちらへやってきた。
これが世界遺産に登録されているレトロな乗り物だなんて思えない。
吊り橋の上を歩いて渡ることもできる(ぼくは高い所が苦手なので挑戦しなかったけど)。
だって、高くない?怖くない?
シャッターを開きっぱなしにしたら、ゴンドラの光が線になった。
離発着所はこんな感じ。
川の夜景写真も撮ってみた
対岸の夜景をぼかしてみた。
川でボートの練習をしている人たちが。
めっちゃカッコイイ!!
ポルトゥガレテ駅方面の夜景。
丘の上の夜景。
川沿いは静か。
対岸の夜景。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館にも行って来たよ
ビスカヤ橋の撮影が終わった後に暇だったので、ビルバオ・グッゲンハイム美術館へ行って来た。
ビスカヤ橋からは地下鉄で移動しよう。
本当は川の対岸から撮影したかったけど、面倒くさいからやめた(笑)
巨大なクモのオブジェ。
複雑な建物。
巨大な犬のオブジェ。
よく見てみると、お花でできている。
この巨大な犬はパンジーでできていた。
こちらがビルバオ・グッゲンハイム美術館の入り口。
グッゲンハイム美術館の裏側。
橋の反射。
まとめ
今回は、ビルバオのビスカヤ橋に行く方法と撮影した写真をご紹介した。
ビスカヤ橋はゴンドラに乗ることができるし、橋の上を歩くこともできる。
特に夜景は近未来的な雰囲気がカッコイイので、ぜひ行ってみてほしい!