コスタリカの超高級リゾートスパ「タバコン温泉」
コスタリカには超高級リゾートスパ「タバコン温泉」がある。
300日ぶりの温泉が恋しくなったぼくは、コスタリカを旅行中にタバコン温泉に行ってきた。
タバコン温泉を知らない人は、まずはタバコン温泉の記事を読んで欲しい。
参照:コスタリカの最高級リゾートスパ!タバコン温泉で体験できる7つの快楽
1.タバコン温泉の入場料金は5,400円~
タバコン温泉の入場料は以下の通りだ。
①入浴だけの60ドル(7,200円)
②入浴+昼食(もしくは夕食)が85ドル(10,200円)
③入浴+昼食+夕食が105ドル(12,600円)
④18時以降の入浴だけが45ドル(5,400円)
⑤18時以降の入浴+夕食が70ドル(8,400円)
要するに、最も安い入場料でも5,400円する。
お金に余裕がある旅行者ならいいが、貧乏旅行をするバックパッカーには支払えない金額だ。
そこで、地球の歩き方などのガイドブックでおすすめされているのが、タバコン温泉の近くにある「バルディ温泉」である。
2.温泉に安く入りたい人には、バルディ温泉がおすすめ
バルディ温泉は、タバコン温泉から車で8分くらいの距離にあるリゾートスパだ。
しかし、入場料金はタバコン温泉のおよそ半額である。
タバコン温泉ほど高級リゾートではないが、ウォータースライダーがあり、どちらかというと若者向けらしい。
タバコン温泉は高すぎるという人には、バルディ温泉がおすすめだ。
しかし、今回はもっとすごい裏情報がある!
3.タクシー運転手からの裏情報
ぼくはタバコン温泉まで、個人タクシーで行った。
そのタクシーはメーターを使わなかったので、値段交渉をしなければならなかった。
運転手との値段交渉で粘って、結局11ドルで乗れることになった。
すると、運転手はタバコン温泉に向かう途中に、こう尋ねてきた。
「で、タバコンリゾートに行くのか? それとも川か?」
「いやいやいや、川ってなんやねん! タバコンリゾート温泉に決まってるでしょ! でも、川って何なん?」
とぼくは答えた。
「タバコンリゾートのすぐ近くに、無料で入れる天然露天風呂があるのさ。無料だけど、お湯はタバコンリゾートと全く同じだぜ!」
「なぬぅーーーーー!?」
という訳で、タクシー運転手から教わった裏情報を基に、タバコン温泉と同じお湯に無料で入れる天然露天風呂を探してみた。
高級リゾートスパ・タバコン温泉に無料で入る裏技
ここからは、高級リゾートスパ・タバコン温泉に無料で入る裏技を紹介しよう。
1.高級リゾートスパ・タバコン温泉の入り口まで行く
まずはタバコン温泉の入り口まで行こう。
ここから左側を見ると、50m先の道沿いに黄色いバーが見える。
そこまで歩こう、徒歩20秒だ。
2.左手に50m進む
タバコン温泉の入り口から、左側に30秒歩くと、黄色いバーに到着する。
バーの左手には道が続いており、車が数台停まっていた。
3.「ここは危険です!」の看板を無視して進入する
黄色いバーをくぐると、「ここは危険です!」という看板がある。
立ち入り禁止ではないが、ここから先は自己責任という訳だ。
フェンスの門に向かわずに、左側にまっすぐ進む。
すると、川に到着する。
この斜面は滑りやすいので、慎重に下ろう。
4.道路の下を抜ける
すると、先ほど黄色いバーの左手に見えていた道路の下に出る。
この道路の下の通路を通過しよう。
この冒険っぽさがたまらない!
タバコンリゾート温泉では、決して味わえない雰囲気だ。
道路の下を通過すると、コンクリート製の壁に突き当たる。
5.コンクリートの壁をよじ登る
突き当たったコンクリート製の壁をよじ登ろう。
荷物が大きいと大変なので、出来るだけ身軽な格好で行こう。
さぁ、よじ登った先には、何が待っているのか!?
100%大自然そのままの天然露天風呂!
そこには、100%自然そのままの天然露天風呂があった!!
1.川の上流にある天然露天風呂
道路よりも上流には、露天風呂スペースが広がっていた。
地元住民や情報を聞きつけたバックパッカーが、水着姿で温泉を楽しんでいた。
道路に駐車してあった車は、彼らの車だった。
露天風呂の秘密
露天風呂と呼んでいるが、実際にはただの川である。
しかし、川の水はちょうど良い温度に温かい。
少し上流に行くと、2本の川が合流する地点があった。
そこに立ってみた。
なんと、右足は冷たいが、左足は温かい。
水の川と温泉の川が入りまじり、奇跡的にちょうど良い湯加減を作り出していた。
タバコンリゾートスパにある温泉も、この川のお湯を施設内に汲み上げてそのまま流しているそうだ。
なので、この川のお湯の性質と効能は、タバコンリゾート温泉と全く同じである!
無料温泉は、タバコン温泉以上の大自然
タバコンリゾート温泉を超える大自然ぶりである!!
タバコン温泉は人工的に作られた「自然っぽさ」だが、この露天風呂は100%天然の熱帯雨林の中にそのまま存在している。
周りは完全に熱帯雨林で、緑が綺麗だった。
ビキニの女性も綺麗だった。
温泉に浸かりながら上を眺めると、大自然の息吹を感じられる。
せっかくなら全裸になりたかったが、自粛した。
ここは無料で入浴しながら、森林浴まで楽しめる隠れスポットだ。
地元住民に愛されているのも頷けるクオリティだ。
地元住民に大人気
この無料入浴スペースには、家族連れやカップルがたくさん集まっていた。
地元住民はタバコンリゾート温泉には行かず、この川で入浴するのが当たり前だそうだ。
確かに、ぼくがタバコンリゾートに行ったときにいたお客さんは、欧米人と中国人と日本人(ぼく)だけだった。
ここは地元のコスタリカ人やラテン人が多くて、にぎやかな雰囲気だった。
ぼくも地元住民に混ざって、露天風呂を楽しんだ。
タバコンリゾートの温泉よりも、この川は流れが速いので、体の力を抜くと流されてしまう。
2.道路の下流にも入浴スペース
道路の下流にも入浴できるスペースがあり、こちらも大人気だった。
タバコンリゾートよりも、たくさんの入浴客がいた。
3.アドバイスと注意点
無料の天然露天風呂に入浴するときの、アドバイスと注意点をお知らせしておこう。
(1)ジャングルで全裸になるか、水着を着て行こう
ここはただの川なので、更衣室はない。
ぼくは普段の無電化集落での生活で、ジャングルで全裸になることに慣れているので、ここでもジャングルの中で全裸になって着替えたが、苦手な人はあらかじめ水着を着て行こう。
(2)荷物が濡れないようにビニール袋を持って行こう
ぼくが行ったのは乾季だったが、それでも雨が降って来て荷物が濡れてしまった。
地元住民は、大きなビニール袋を持って来て、その中に荷物を入れていた。
ビニール袋があれば汚れる心配もないので、おすすめだ。
(3)荷物が盗まれないように気を付けよう
ここはただの川なので、タバコンリゾートのように従業員はいないし、ロッカールームもない。
荷物の管理は自己責任である。
荷物は常に視界に入るようにしよう。
(4)動物、虫、植物に注意しよう
川には上の写真の野生動物がエサを探しに来ていた。
蚊もたくさんいて、何か所も刺された。
また全裸で着替えている時に何かの植物に触れてしまい、皮膚が一部かぶれてしまった。
動物、虫、植物には十分に注意しよう。
(5)怪我に注意しよう
繰り返すが、ここは人工的な温泉施設ではなく、ただの川である。
そのため、底には川石がゴロゴロと転がっているし、流れは急である。
怪我には十分に注意しよう。
タバコン温泉に無料で入る裏技のまとめ
タクシー運転手の言った通り、タバコンリゾートのすぐ近くの川で天然露天風呂に無料で入ることができた。
タバコンリゾートよりも危険でホスピタリティの「ホ」の字もないが、本物の自然がありアウトドア気分を堪能できる。
お金を節約して温泉を楽しみたいバックパッカーや、ワイルドなアクティビティが好きなアウトドア派の旅人におすすめな、コスタリカの穴場スポットだ。