2016年10月にスペイン一周旅行を行い、マドリードからセゴビアへ日帰り観光を行った。
セゴビアはマドリードからバスで一時間と近く、水道橋と城(アルカサル)が世界文化遺産に登録されており人気観光地である。
ディズニーの白雪姫城のモデルになった城や水道橋以外にも、大聖堂やラ・ベラ・クルス教会など見どころが多い。
城はいろんな角度に絶景撮影ポイントがあったので、たくさんの綺麗な写真を撮ることができ写真好きにおすすめ。
マドリードからセゴビアまでは日帰り観光が可能なので、ぼくはバスで往復することにした。
そこで今回は、マドリードからセゴビアまでバスで往復する方法と絶景撮影ポイントをご紹介しよう。
マドリードから日帰り観光できる!セゴビア
まずはスペインのセゴビアという町について簡単にご紹介しよう。
1.セゴビア(Segovia)とは
セゴビアとはスペイン・セゴビア県の県都で、マドリードから北西へ87kmの位置にある。
セゴビア(Segovia)は、スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州セゴビア県のムニシピオ(基礎自治体)。セゴビア県の県都である。マドリードからは87km、バリャドリッドからは111kmの位置にある。
引用元:Wikipediaセゴビア
セゴビアの位置
Googleマップでマドリードとの位置関係を見てみよう。
マドリードからセゴビアまでは電車で30分、バスで1時間と近いので日帰り観光地として人気。
セゴビアはマドリードからの日帰り観光地として人気がある。旧市街は長く狭い高台の上に壮大に位置している。大聖堂、古代ローマの水道橋、美しいおとぎ話に出てきそうな古城(アルカサル)などの名所があり、眼下には田舎の景色が広がっている。
セゴビア旧市街と水道橋として観光名所が世界遺産に登録されている。
引用元:Wikipediaセゴビア
2.セゴビアの水道橋
セゴビアで一番有名な観光スポットは、水道橋だ。
紀元一世紀にこんなの作るなんて、当時の技術力の高さはヤバくない!?
紀元1世紀ごろに造られた水道橋。スペインの水道橋としては最大の規模。全長728mにおよぶ。
引用元:Wikipediaセゴビア
3.セゴビア大聖堂
セゴビアの大聖堂も有名。
こんもりとした形をしていて、独特な雰囲気だった。
16世紀から18世紀にかけて建てられたゴシック様式の大聖堂。
引用元:Wikipediaセゴビア
4.セゴビアの城(アルカサル)
アルカサルと呼ばれる城は、ディズニーの白雪姫城のモデルになった。
断崖絶壁に建てられていて、外観がめっちゃカッコイイ。
旧市街の西端、2つの川の間の岩山に建てられている城。ディズニー映画『白雪姫』の城のモデルになった。
引用元:Wikipediaセゴビア
5.ラ・ベラ・クルス教会
ラ・ベラ・クルス教会はテンプル騎士団が建てた教会。
テンプル騎士団によって建てられた教会。旧市街を北にはずれた場所にある。
引用元:Wikipediaセゴビア
マドリードからセゴビアへバスで行く方法
なんとなくセゴビアの魅力をわかってもらえたと思うので、次にマドリードからセゴビアまでバスで行く方法をご紹介しよう。
モンクロア・バスターミナルへ行く
まずはモンテクロア・バスターミナルへ行こう。
モンテクロアバスターミナルは地下鉄モンクロア駅(Moncloa)と繋がっているので、地下鉄の3号線か6号線に乗って向かおう。
モンテクロア駅で降りたら「Terminal de Bus」という案内表示に従って進むと、バスターミナルへ出ることができる。
バスターミナルに着いたら「Taquillas Segovia」の案内に従って進もう。
モンテクロアバスターミナルはこんな感じで、軽食を食べることができる。
ぼくはビールとボカディージョ(バゲットサンド)を食べてからセゴビアへ向かった。
La Sepulvedana(ラ・セプルベダナ)社のバスチケットを買う
セゴビア行きのバスを運行しているのは「La Sepulvedana(ラ・セプルベダナ)社」。
緑色の看板が目印。
ここの窓口で往復チケットが買えるんだけど、ぼくが行った時には「セゴビア名物『子豚の丸焼き付きチケット』を買わない?」と勧められた。
ぼくは断って普通の往復チケットを買ったけど、子豚の丸焼きが食べたい人はそれを買うのもいいかも。
→ La Sepulvedana(ラ・セプルベダナ)社の公式サイトを見てみる
マドリードからセゴビアまで往復で、14.24€(およそ1,600円)だった。
ぼくが買ったのはマドリードを12時15分発、セゴビア21時発のチケット。
マドリードからセゴビアまでバスで移動
チケット売り場の上の階にセゴビア行きのバスの乗車場所がある。
セゴビア行きのバスは人気で行列ができていた!
一時間ほどでセゴビアの大通りに到着。
帰りはバスを降りた場所の道の反対側からマドリード行きのバスに乗るよ。
セゴビアのバス停の場所
セゴビアのバス停から水道橋まで歩く
バスは大通り沿いで停まるので、そこから一番近い観光スポット水道橋まで歩こう。
セゴビアはレトロな建物が多くて素敵な雰囲気。
この道を真っ直ぐ10分ほど歩くと水道橋に到着する。
この辺りはオシャレなカフェやレストランが多い。
狭い場所に集まっている民家もいいね。
しばらく歩くと水道橋が見えてきた!
水道橋は巨大だから絶対に見逃さないね(笑)
近づくにつれて、巨大さが伝わってくる。
人と比べると大きさが伝わるかな?
世界遺産セゴビアの水道橋
そんな訳で最初の観光スポット水道橋に到着。
水道橋の場所
水道橋は世界文化遺産に登録されている。
人気観光地なので観光客が多かった。
水道橋前の広場から路地まで観光客でギッシリ。
水道橋に近づいて見上げてみた。
マジで巨大!
石だけでできていて綺麗。
水道橋は接着剤を使わずに、本当に石だけで作られたそう。
こんなものを紀元一世紀に作るなんてすごいね。
水道橋の大きさと精巧さに圧倒される。
水道橋の端まで歩いてみると、とても低い段差もあった。
水道橋の折れ曲がっている部分。
水道橋は全長728mだそう。
水道橋の上部は細かい石でできている。
近づいてみても面白い。
石の大きさはまちまちだけど、それがぴったりと合わさっている。
当たり前だけど、触ってみてもビクともしなかった(笑)
運ぶために使ったのか、石には小さな窪みが付いていた。
気にして見れば、すべての石に窪みがついている。
十字架が飾られていた。
マリア像も。
こちらにもマリア様。
水道橋の近くには観光客向けのカフェが多いので、コーヒーを飲みながらゆっくり眺めるのも良さそう。
水道橋には日本人観光客も多いのか、看板には日本語も書かれていた。
水道橋の上の展望台へ
水道橋の隣にある階段を登ると、展望台へ行くことができる。
展望台に行く手前には小さな広場があり、ここからの眺めもいいよ。
ここが一番全体像を見やすかった。
さらに階段を登ってみる。
水道橋の上部と同じ高さまで来た。
ここからはセゴビアの町も眺められる。
水道橋の下からの両サイドの眺め。
反対側も街がある。
一番上には展望台があるよ。
展望台から水道橋を見つめる。
さっきの写真は下の部分から撮影したよ。
水道橋から大聖堂まで歩く
水道橋の観光が終わったら、展望台からそのまま真っ直ぐ進んで大聖堂まで歩こう。
5分ほど歩けば大聖堂の手前の広場に出る。
こちらが大聖堂前の広場。
セゴビアの大聖堂
お次はセゴビアの大聖堂。
大聖堂の場所
こちらも巨大な教会。
トゲトゲの塔が印象的なデザイン。
こんな巨大な教会をいくつも作ったキリスト教の力は強力だったんだろうね。
大聖堂から城まで歩く
大聖堂の近くにはお土産物屋やレストランがたくさんあるので、ぶらぶらするのも楽しい。
こちらはカゴ屋さん。
別の教会。
町並み。
大聖堂から城までは歩いて10分くらい。
白雪姫城のモデルになったセゴビアの城
大聖堂から城へ向かうと、こちらの門にぶつかる。
アルカサルの場所
城の中には花壇や樹木があって綺麗だった。
栗も拾ったよ!※食べられないらしい
こちらがセゴビアのアルカサル(城)。
白雪姫城を知らないけど、こんな感じなの?
チケット売り場は向かって右側。
この建物がチケット売り場。
10時から18時か19時まで空いている。
入場料は一人5.5€(およそ630円)。※塔に登りたい人はプラス2.5€。
アルカサルには日本語パンフレットがあったよ。
日本語でめちゃくちゃ詳しく説明文が書いてあった。
チケットを持って再びお城へ。
ここがお城への入り口。
お城へはこの陸橋を渡って入る。
下を見下ろして見ると、めっちゃ深い。
隠し通路みたいな場所もあった。
陸橋の反対側も深い堀。
360°を断崖絶壁で囲まれているから、防御が完璧な城だね。
セゴビア城の内部へ
それではセゴビア城の中へ入ってみよう。
まずは西洋の盾がお出迎え。
中は中央に広場があり、その左右に部屋があった。
渋いベンチがあったので少し休憩。
まずは甲冑の部屋から見学。
今にも動き出しそうな甲冑がたくさんあって怖かった。
名探偵コナンの世界なら動き出して、人を殺しそう。
重大な会議で使われてそうなテーブルと椅子。
めちゃくちゃ歴史がありそうな壁絵。
ダイの大冒険っぽい紋章。
※気がついたと思うけど、ガイドを付けなかったから詳しくは不明。
観光地あるあるな、ガイドを付けた欧米人グループと鉢合わせして一緒に進むしかなくなったパターン。
ステンドグラス。
ゴージャスな天井。
王様が座ってそうな椅子。
観光を楽しむ観光客たち。
ガイドさんは英語で説明していた。
アルカサルの窓。
綺麗な壁画が描かれた部屋。
模様が不思議な天井。
ステンドグラス。
紋章。
ガイドさんが教えてくれたんだけど、このライトはゴキッと曲げることができて、隠し扉のスイッチらしい。
名探偵コナンっぽいね!
お姫様が寝てそうなベッド。
歴代の王っぽい像。
こんな感じで部屋を見て回った。
この部屋が最後。
窓からの眺めも最高。
真ん中上部がベラクルス聖堂で、左手手前が絶景撮影ポイントの芝生なのでだいたいの位置を覚えておこう。
キリスト教関係の展示物が多い。
広場に出たら部屋が終わり。
塔を見たい人は入り口の横から塔へ行こう。
もう見学が終わった人は城の外へ。
絶景撮影ポイントへ移動する
お次は絶景写真を撮影しよう!
まずは城の入り口まで戻る。
入り口の右側に展望台がある。
ここから城の左側が一望できる。
右側にあるのがベラクルス聖堂なので、あそこまで歩いて移動しよう。
展望台の先50mくらいの場所に階段がある。
この階段を降りていくと、ベラクルス聖堂への近道。
断崖絶壁を階段で降りていく。
道に出るのでそのまま道沿いを歩く。
橋を渡る。
そうすると、左側にお城が見える。
こんな感じね。
その先にあるバルが最高に美味しかったけど、スペイン語が話せない人はやめておこうね。
ここまで来るとベラクルス聖堂の看板がある。
ベラクルス聖堂から絶景写真を撮影1
こちらがベラクルス聖堂(すごく地味)。
ベラクルス聖堂の場所
ベラクルス聖堂の目の前の空き地から、お城を綺麗に見える。
広角で撮るとこんな感じね。
寄ると城の右側が写る。
絶景撮影ポイント2:下から見上げる
お城の窓からの写真をもう一度見ると、真ん中ベラクルス聖堂があって、右手前に芝生が見える。
その芝生まではこちらの遊具コーナーを突っ切る。
そうすると、広い芝生に出る。
ここから城を見上げる角度の写真が撮れる。
森と一緒に城を撮ってもいいし、
もう少し寄ってもいい。
この角度がよく見るアルカサルの写真。
夕方にこの広場へ行ったときには観光客が多かったけど、昼間は全然いなかった。
夕陽を浴びているお城。
絶景撮影ポイント3:正面を見る
お次は芝生の先を進んで、この岩まで行く。
この岩を無視して広い道沿いを歩いていくと、こんな感じに森の中から城が撮影できる。
岩の隣にある細い歩道に入ると、こんな感じの遊歩道に出る。
遊歩道を登っていくと城の正面が見えてくる。
この位置が城の正面を撮影できるポイント。
ぼくは正面の角度が好きだった。
絶景撮影ポイント4:右側を撮る
城の右側を撮影したいときは、遊歩道の先にある階段を登る。
すると展望台に出る。
絶景写真の撮影ポイントの場所
ここから城の右側を撮ることができる。
縦構図でも断崖絶壁がよく見れるね。
寄ってみた。
塔のチケットを買えば、一番高い塔へ登れるそう。
左端に写っているのが先ほどのベラクルス聖堂ね。
太陽が沈むと夕陽とライトアップが撮影できるので、ぼくは昼間、夕陽、夜の三回撮影した。
少しずつ陽が落ちていく。
城のライトアップが始まった。
だんだんと辺りが暗くなり、ライトアップが目立つようになる。
夜の撮影開始(下の写真はスマホで撮影)。
基本的に三脚を使って撮影している。
夜のお城も綺麗だね~。
ライトアップした城の全体像。
セゴビアの城は、ディズニーの白雪姫城のモデルになったそう。
この場所からバスターミナルまでは歩いて30分くらい。
バスに乗り遅れないように移動しよう。
セゴビアからマドリードへバスで帰る方法
セゴビアからマドリードまでのバスは、バスを降りた場所の道の反対側から出発する。
こちらがバス会社の事務所でチケットを買うこともできるので、片道チケットしか買わなかった人はここで買おう。
帰りもバスは一時間ほど(直行便の場合)で、マドリードのモンクロア・バスターミナルに到着する。
バスターミナルから直結のメトロのモンクロア駅(3号線・6号線)に行き、地下鉄でホテルまで帰ろう。
21時のバスに乗ると帰ってくるとは22時過ぎなので、スペインでは夕食に最適な時間帯だ。
まとめ
今回は、マドリードからセゴビアまでバスで行く方法と絶景写真の撮影ポイントをご紹介した。
マドリードのモンクロアバスターミナルからセゴビアまではわずか一時間で行けるし、値段も往復でたった1,600円。
セゴビアは水道橋、大聖堂、お城、ベラクルス聖堂など見所が多くて、絶景写真も撮影できるのでおすすめしたい。
マドリードに来た時にはぜひセゴビアまで足を伸ばしてみよう!