あなたは「ウニ」をお腹いっぱい食べたことがありますか?
ぼくは南米チリの首都サンチアゴで、ウニをお腹いっぱい食べることができた。
サンチアゴにある中央市場にあるDonde Augusto(ドンデ・アウグスト)という海鮮レストランで、800円の生ウニを注文したからだ。
山ほどのウニを食べることは雲丹好きにとっては夢のような行為だと思うが、ウニを山ほど食べてみたことで意外な発見もあった。
そこで今回は、サンチアゴの魚市場で食べた「うに料理」について紹介しよう。
南米チリ共和国の首都サンチアゴは海鮮料理が有名
シーフード料理が有名なチリの首都サンチアゴで、海鮮料理を楽しむことにした。
1.南米チリの首都サンチアゴにいる
今、ぼくは南米チリ共和国に来ている。
なぜかというと、南米ボリビアでのウユニ塩湖プロジェクトからいったん離れ、アジアのベトナムで仕事をするためである。
ボリビア→チリ→メキシコ→日本→ベトナムという移動をしているところなのだ。
飛行機の出発まで2日間の余裕があるので、その間にサンチアゴ周辺の観光をしようと思っている。
2.長い海岸を持つチリは海産物が有名
真っ先に思いついたのは、チリの海鮮料理。
チリは南北に細長い国なので海岸線が長く、海産物が豊富に取れる国なのだ。
日本人宿があるビニャ・デル・マールという場所もシーフード料理で有名。
3.サンチアゴの海鮮料理は中央市場が美味しいらしい
サンチアゴで美味しいシーフード料理の情報はないかとネットで検索したり、泊まっているホステルのスタッフに聞いてみると「中央市場(Mercado Central)」がいいと判明した。
ホステルのある場所からは中央市場まで地下鉄(メトロ)で二駅の距離だったので、昼食を食べに行くことにした。
中央市場の海鮮レストラン「ドンデ・アウグスト」が人気
中央市場には海鮮レストランがたくさんあるが、中でもドンデ・アウグスト(donde augusto・「アウグスト氏の場所」という意味)というレストランが人気だ。
1.サンチアゴの中央市場(メルカド・セントラル)
まずは、南米チリの首都サンチアゴにある中央市場に向かおう。
こちらが中央市場。
サンチアゴの観光スポットである「アルマス広場」から歩いて5分ほど。
建物の四方に入り口があるので、どこからでも中に入れる。
市場の付近の店は地元のチリ人で賑わっていたが、市場の中は欧米人やアジア人の観光客ばかりだった。
これがセントラル市場の地図。
2.新鮮な魚介類が売っている魚市場
市場の中には新鮮な魚介類が売っている魚屋さんが何軒も入っている。
生臭い匂いがキツイので、魚介類の臭いが苦手な人は、長く滞在できないと思う。
お店では魚や貝類などが売られていた。
中米パナマ共和国にあるJICAの支援できた海鮮市場よりは規模が小さく、観光地としてもクオリティが低かった。
サンチアゴはパナマシティの水産市場を参考にして改善したらいいと思う。
参考:パナマシティの新観光名所!JICAの援助でできた水産市場と魚介類レストラン街が素晴らしい!
魚屋さんゾーンを抜けると、レストランゾーンに入る。
3.観光客向けのシーフード料理レストラン・お土産物屋
ここが海鮮レストランとお土産物屋さんが並ぶ場所。
数軒のレストランがあり、その奥にはキーホルダーなどのお土産物を売るお店が並んでいる。
内装はレトロな雰囲気でカッコイイ。
レストランはウエイターもつくし、接客態度もしっかりしていた。
そして、こちらが人気海鮮レストランのドンデ・アウグスト。
市場の三分の一くらいの広さはドンデ・アウグストが占めているので、探さなくても絶対に見つかるはず(笑)
新鮮で美味しくて安い「生ウニ」がおすすめ
ドンデ・アウグストの人気メニューは、新鮮で美味しくて安い生うに。
1.美味しいチリ産ウニの食べ方
ウニはスペイン語でErizos(エリソス)と呼ぶそう。
ドンデ・アウグストのメニューにも写真付きで載っていた。
一皿9980チリペソは、日本円でおよそ1600円。
量が多いそうなので、一人で来ていたぼくは半分の量を注文した。
とりあえず、チリ産の白ワインを飲んで待つ。
ぼくが好きな漫画美味しんぼの中で海原雄山は「魚介料理には白ワインは合わない。合うのは日本酒だけだ!」といったけど、やっぱり魚介類を食べるなら白ワインが飲みたくなるよね。
参考:マンガ嫌いがハマった厳選漫画おすすめ25選【面白いギャグ・感動するスポーツ・サッカー・料理・青年誌まんが】
白ワインを飲んでいると、少しずつ料理の添え物が運ばれてきた。
そして、ドドーンと大量のウニがやってきた。
大皿になみなみと盛られているので、半分ではなくて全量出てきたかと思うほどの量だった。
実際にはこれでハーフの量だったので、普通の量を頼んだら食べきれなかったと思う。
ぼくは最近まで内陸国ボリビアに三ヶ月ほど住んでいたので、魚介類をほとんど食べていなかったし、生の魚介類は半年ほど食べていない。
しかも、これはぼくの大好物のウニ。
テーブルには白ワイン、レモン、パン、タマネギ、パクチー、トウガラシソース、バター、塩、オリーブオイル、そしてウニ。
さぁ、宴の始まり。
とりあえず、ウニをスプーンですくって食べてみた。
美味すぎて泣けるかと思いきや、なぜか舌がビリビリしてエグミと臭味があり、いまいち美味しくない!
調べてみるとどうやら日本で食べられているウニとは種類が違うらしく、生食には向かないらしい……
そこでウエイターに教えられた通りに、チリ流の食べ方で食べることにした。
まずはウニにタマネギとパクチーを大量にかける。
そこに塩を振って、レモンを絞り、オリーブオイルをかける。
日本の寿司屋でこんなことをやったら、寿司屋の主人に殴られそう(笑)
最後にトウガラシソースをかけたら、「ウニのセビーチェ風」の完成!
セビーチェとは中南米で食べられている海鮮マリネのことで、特にペルーが有名。
ウニのチリ風セビーチェとチリ産白ワインを一緒に頂きましょう。
完成したウニのセビーチェをかき混ぜる。
見た目はグロイけど、良い香り。
ただし、すごい量。
次は、添え物の温かいパンをちぎる。
パンにウニと香草たちを乗せて、バクリ。
これ、うんまーーーーーーーーーーーーーー(*’▽’)
香草やオリーブオイル、レモン果汁のおかげで、先ほどまでのウニのビリビリ感とエグミが感じなくなり、めっちゃ美味しい。
2.日本人なら醤油とワサビ、ご飯で食べたくなるはずだが
ウニと聞くと日本人は醤油とワサビ、そして白飯が欲しくなるだろう。
そのため、ドンデ・アウグストでは醤油とワサビ、白飯のすべてを揃えてくれているそうだ。
しかし、ぼくは言いたい!
「わざわざ南米チリ共和国まで来て、ウニを醤油とワサビ、白飯で食べるんですか?」と。
例えば、アメリカ人が日本の寿司屋にやってきて「カリフォルニア・ロール、プリーズ!」と言ったらどうしますか?
「いやいや、カリフォルニア・ロールならアメリカでも食えるだろ! せっかく日本の寿司屋に来たんだから、ここでしか食べられない握り寿司を食べなさい!」というのではないだろう。
だからぼくは皆さんに伝えたい。
チリでウニを食べる時は日本流の食べ方ではなく、チリ流の食べ方で食べましょうよ!
3.うに丼が美味すぎる!
とか言いながら、ちゃっかり白飯を注文しちゃった(*’ω’*)
だって、ウニと白飯は絶対に合うじゃないですか~
お皿の上にご飯を乗せて、そこにウニを乗っける。
これで、うに丼の完成!!
ウニと白飯のコントラストが美しすぎる。
うわぁ~、もう美味しいよね、食べる前から「美味しい!」って言うの確定済みだよね。
見ての通り、うに丼は最高に美味かった。
ウニの大皿は日本円でたった800円!
日本でウニをこのサイズで頼んだら値段はこの5倍から10倍はするだろう、チリは激安でウニが食べられる。
白ワインは400円、白飯も400円。
合計1600円とウエイターへのチップで2000円弱でした。
激安の雲丹の大皿を完食後の感想
ぼくはウニが大好きだったのだが、一人でウニの大皿を食べきるとウニが嫌いになると判明した。
ウニはお寿司の軍艦巻きを一つか二つ食べるから美味しいのであって、大皿でバクバク食べると飽きるし嫌いになるようだ。
しばらくウニは食べたくないし、見たくない。
三日後には日本へ一時帰国するが、ウニは食べたい物リストから外された。
ほどほどが一番。
ドンデ・アウグストでは通常サイズは4名分くらいだと思うし、二人で行くならハーフサイズで十分。
一人で旅行している人は、誰かを誘って行くのがおすすめだ。
まとめ
南米チリ共和国の首都サンチアゴにある中央市場で、ウニを食べてきた。
ウニはチリ風セビーチェにすると臭味が消えて美味しかったが、一人でハーフサイズを食べたところ食べ過ぎてウニが嫌いになってしまった。
ウニは軍艦巻きで1個か2個食べるから美味しいのだろう。
「何事もほどほどが一番」という人生の教訓を学べた。
追記:別の海鮮レストランへ行ってきました
サンチアゴの中央市場の中にある別の海鮮レストランへ行き、格安の海鮮スープとセビーチェを食べてきた!
→ 生ウニを食べたチリ・サンチアゴの魚市場で具だくさん海鮮スープとセビーチェを600円で食べてきたよ
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