桃農家でアルバイトをしています
少しまでニートライフを満喫していたが、最近はフリーターに格上げになった。
長野県高森町の桃農家でアルバイトを始めたからだ。
ニートライフも楽しかったが、フリーターライフも悪くない。
そこで今回は、桃農家でアルバイトしているフリーターのお仕事を紹介しよう。
長野県高森町の桃農家でアルバイト
ぼくがアルバイトを始めたのは、長野県下伊那郡高森町の桃農家だ。
1.ニートを卒業
2015年6月30日に青年海外協力隊から日本へ帰国して以来、ぼくはニートライフを満喫していた。
しかし、7月24日に長野県高森町に住む親戚の桃農家へお邪魔した時に、「うちの仕事を手伝ってくれん?」と頼まれてしまったのだ。
ニートがニートであるためには、決して働いてはいけない。
「働いたら、負けだ!」と自分に言い聞かせたが、「だいすけくん、今は暇なんだら? 手伝ってくれたらおかげだに」と言われてしまったので、桃農家でアルバイトをすることになった。
2.長野県高森町の桃農家
ぼくが働き始めたのは、長野県高森町の桃農家だ。
親戚のおばあちゃんとその息子さんが一緒に働いている。
息子さんはサラリーマンなので、平日の昼間はお仕事に行ってしまうので人手不足になる。
そこで、ニートのぼくに白羽の矢が立てられた。
27日から働きはじめ、30日まで働く予定だ。
労働時間は、朝6時くらいから11時までの5時間だけ。
最近ようやくニートが板についてきたぼくは、朝5時に起きるのが辛いがなんとか遅刻せずに出勤している。
まだまだフリーターは板についていない。
3.桃の収穫、選別、出荷
桃農家でしている作業は、桃の収穫、選別、出荷だ。
(1)収穫
桃の収穫は主に木の高い位置だけで、低い位置の収穫はプロのおばあちゃんと息子さんが行っている。
おばあちゃんはすでに90歳近くて優しい人だが、桃を探している時の目は「ハンターの眼」をしていて、カッコイイ。
収穫作業中は農家の必需品であるラジオで、NHK子ども科学電話相談を聞いているのだが、面白すぎて一人で笑っていることがあり他人から見たらちょっと気持ち悪いと思う。
参考:NHKラジオ夏休み子ども科学電話相談は、専門家が子供の質問にタジタジになって面白すぎる!
(2)選別
お二人が収穫した桃の選別はぼくが行い、外観で「出荷できる桃」と「出荷できない桃」に分けている。
選別と言ってもぼくが行っているのは出荷前の選別であり、この後農協の共同選果場で機械によって正式な選別が行われてから市場へ出荷される。
これは出荷できる桃。
「あかつき」という品種で超うまい。
これが出荷できない桃。
日本人はとにかく見た目にこだわるから、美味しくても見た目が悪いと出荷できない。
軽トラに40枚から50枚ほどの桃を積んで、選果場へ運ぶ。
ちなみにおばあちゃんも軽トラの運転ができるが、ちょっと危なっかしい。
(3)出荷
選別が終わった桃はコンテナに入れて、軽トラに積んで近くの共同選果場へ持って行く。
近所の農家がみんなここへ出荷に来るので、選果場は田舎とは思えないほどにぎわっている。
こんな感じにコンテナを10以上高く積む。
積んだら選果場のおじさんがフォークリフトで大型冷蔵庫へ運び、予冷を行う。
桃が詰まったコンテナは10キロ以上あり、おばあちゃんでは1箱を運ぶのがやっとだ。
そのため、桃農家では「力仕事ができる若者」が求められている。
また、マニュアルの軽トラの運転ができることも採用条件だ。
4.野菜の収穫
桃農家といってもアルバイトの仕事は、桃の収穫だけではない。
畑で育てているキュウリやナスなどの野菜の収穫も手伝っている。
桃の作業が忙しすぎて野菜畑の管理が間に合っていないので、ぼくが管理をしている。
青年海外協力隊では野菜栽培隊員だったし、信州大学では野菜栽培の研究室にいたので、ここは力の見せどころだ。
5.お花に水やり
農業関係以外にも、庭のプランターで育てているお花に水やりもしている。
重たい荷物を運ぶこともあるし、とにかくおばあちゃんが困っていることを手助けしている。
おばあちゃんのニーズを探り、自分にできることをしている。
どうやらアルバイトの仕事も、青年海外協力隊でやっていたこととあまり変わらないようだ。
6.桃食べ放題
嬉しいことに採れたての桃が食べ放題なので、毎日桃を食べている。
これが、めちゃくちゃ美味しい!
果肉が程よく軟らかくて、ジューシーで糖度が高く、最高の贅沢だ。
しかし一日中桃を眺めているせいで、グラビアアイドルのお尻を見ても、桃にしか見えなくなってしまった。
桃がアイドルのお尻に見える日を待っている。
まとめ
ニートが板についてきたが、桃農家でアルバイトを始めたので、フリーターになってしまった。
桃農家のおばあちゃんが困っていることを何でも手伝っている。