メキシコ国立人類学博物館の展示品だけで「桃太郎」を書いてみた
なんとなく思い付きで、メキシコ国立人類学博物館の展示品だけで、昔話桃太郎を書いてみることにした。
初めての試みなので、そこまで期待せずに見て欲しい。
もし、桃太郎が陽気なメキシコ人だったら
むかしむかし、ある村に、
おじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんは山に焼き畑農業に、
おばあさんは川へ魚を捕まえに行きました。
すると、おばさんの目の前に大きな桃が流れて来ました。
おばあさんはどうしようか、ヨガのポーズをしながらしばらく悩みました。
そして、桃を頭の上に乗せて、家まで持って帰ることにしました。
おばあさんは桃を家に持って帰り、さっそく料理して食べました。
すると、不思議なことに、おばあさんはこのような姿だったのに、
桃を食べると突然、村で一番美しい美女に若返りました。
すると、若返ったおばあさんを見て、おじいさんは大喜びして以前はこうだったのに、
アレがこんな巨大になり、二人は久しぶりに熱い一夜を過ごしました。
そして翌月、おばあさんは「もしかして?」と思いました。
おめでたいことに、おばあさんは赤ん坊を授かりました。
そして、元気な赤ん坊が生まれ、「桃太郎」と名付けられました。
おじいさんは育児をするイクメンでした。
ある日、成人になった桃太郎はマリファナを一服中に「鬼退治」を思いつきます。
鬼が住む村では、鬼を頂点とした階級制度が存在し、
住民たちは、ピラミッド建設のために働いていました。
そこで、桃太郎は鬼退治に行こうとしましたが、
周りの大人たちは桃太郎を取り囲んで、危険だから鬼退治に行かないように説得しました。
仕方がないので、桃太郎は変なおじさんに変装して、陽気なラテンダンスを踊りながら村を出発しました。
道中で桃太郎はお腹がすいたので、マンモスを狩りました。
桃太郎がマンモスの肉を食べていると、オオカミの群れがやってきました。
「オラ!アミーゴ!」と陽気に挨拶しながら、桃太郎がオオカミにマンモスの肉を分けてやると、オオカミはすっかり家畜の犬になりました。
たまたま見つけた囚われの鳥ケツァールを逃がしてあげると、幸せを運ぶ幻の鳥ケツァールも簡単にアミーゴになりました。
しばらくすると、桃太郎の前に猿も現れました。
賢い猿には、黄金をあげてアミーゴにしました。
桃太郎と犬、鳥、猿は鬼ヶ島に向かいました。
桃太郎たちは、ついに鬼ヶ島に着きました。
さっそく桃太郎たちは、鬼の拠点に戦争を仕掛けました。
鬼は必死に抵抗しましたが、
桃太郎たちは、鬼をドンドン殺しました。
そしてついに、桃太郎は鬼のリーダーを殺しました。
そして、桃太郎が新しい支配者となり、鬼が作ったピラミッドを破壊し、そのレンガを使って新しい神殿を造らせました。
めでたし、めでたし。