長野県松本市のコワーキングスペースknower(s)
松本市大手のコワーキングスペース「knower(s)」のオープニングパーティーに出席しました。
knower(s)オーナーの清水さんとは伊那市のコワーキングスペース「DEN」で開催された一次産業サミットで知り合い、今回のパーティーに招待していただきました。
そのときの様子はコチラ→第一回一次産業サミット
伊那市のコワーキングスペース DEN
コワーキングスペースとは?
そもそも、コワーキングスペースとは、他の利用者と交流しながら、仕事や勉強に集中できるオープンオフィススペースを指し、主な利用者はノマド系IT起業家やフリーランスです。
もともと、コワーキングスペースは都会を中心に開店していましたが、長野県内にも、長野市のOPEN、上田市のHanaLab、伊那市のDEN、そして今月から開業する松本市のknower(s)と各地に開店しました。
今回のパーティーに参加するまで、コワーキングスペースを利用する目的は、「能力が乏しいため人や仕事が集まらないから、人や仕事を探しに来る」という印象がありました。
しかし、出席者とお話をさせていただいたことで、その印象は変わりました。
右側のスクリーンは、店の外にも透けて写っています。
依頼すれば、こちらに宣伝を出してもらえるようです。
knower(s)は松本市大手の通りに面したビルの一階にあります。
パルコから松本城に行く途中にあり、観光客と地域住民の両方の人通りが多い場所なので、宣伝効果はそれなりにあると思います。
最初に清水オーナーの挨拶があっただけで、あとはフリータイム。
特にイベントはなく、少し残念でした。
パーティーには、130名ほどが集まりました。
店舗に人が入りきらなくて、通りまで溢れていました。
その人だかりを見た全然関係ない酔っぱらいのオジサンも乱入してきて、楽しそうに飲んでいました。
コワーキングスペースノウワーズのオープニングパーティの参加者
130人も出席者がいましたが、僕がお話を出来たのは20名ほどでした。
その方たちの職業は農家、デザイナー、その他フリーランスが多かったです。
印象的だったのは、長野県出身あるいは他県出身で、「東京などの企業で働いてから長野県に来てビジネスを始めた」という方が多かったこと。
いわゆるUターン、Iターン組です。
地方で生きるクリエイターU・Iターン者の悩み
そして、彼らは同じような悩みを口にしていました。
「長野県にはツテがなく、なかなか仕事が見つからない。」
「結局、東京で仕事を見つけてきて、長野県で作業をしている。」
長野県のような田舎でコワーキングスペースが必要とされているのは、「長野県内での仕事のツテが欲しい!」と望んでいるフリーランスのU・Iターン組みが多いからだと思いました。
彼らは東京などの企業で実績を積んでいるため、決して仕事ができないわけではないが、仕事のツテがない。
都会のコワーキングスペースと、田舎のコワーキングスペースは、実は”役割”が違うかもしれないと感じました。
お寺がコワーキングスペースの役割に担っていた!?
出席者から、ひとつ面白い話を聞きました。
いえ、正しくは「有り難い説法」を聞かせていただきました。
今回のパーティーには、なんとお寺で働いている方もお見えでした。
「本来は”お寺”がコワーキングスペースのような機能を持っていた。」
「一休和尚が活躍していたころのお寺には、技術を持った職人や知識人たちが集まり、”コミュニティの中心地”・”文化の発信地”だった。」
お寺の人を繋げる機能が失われたことにより、それを補完するカタチでコワーキングスペースが流行しているのかもしれません。
現代のコワーキングスペースに一休和尚がいたら、悩んでいるフリーランスのU・Iターン組みにどんなアドバイスをしてくれるのだろうか。。。
やっぱりコレかな?
あわてない、あわてない
ひとやすみ、ひとやすみ。