JICA駒ヶ根訓練所で帰国報告を行ったら、なんだか心の整理ができたけど……
2015年8月9日にJICA駒ヶ根訓練で開催された長野県出身のボランティアによる帰国報告会で、活動報告を行った。
発表を行ったのは6名で、みんな同じ時期に帰国した隊員だった。
自分が派遣前訓練を受けたJICA駒ヶ根訓練所で活動報告を行ったことで、自分の中で協力隊について一区切りをつけることができた。
しかし、後日駒ヶ根訓練所の職員から書類が届き、発表内容についてダメ出しをされたのでへこんだ。
そこで今回は、帰国報告の様子をご紹介しよう。
長野県出身ボランティアの帰国報告会で活動報告を行った
8月9日にJICA駒ヶ根訓練所で、長野県出身者の帰国ボランティアによる活動報告会が行われた。
1.JICA駒ヶ根の帰国者報告会
今回の帰国者報告会は、2015年の6月末から7月上旬に帰国した長野県出身のJICAボランティアが6名集められ、一人当たり20分間で活動報告を行った。
報告したボランティアは全員が長野県出身者だったが、派遣された地域は中南米、アフリカ、中東など世界各地様々だった。
もちろん職種もバラバラだったが、ぼく以外の5名は学校で勤務する教育系の隊員だった。
こちらが事前に準備された報告者のパネル。
ぼくの紹介パネルはこちら。
パナマの山奥の集落でポット育苗を教えている場面の写真を使ってもらった。
村人は完全に嫌々な表情をしているが、なんとか雰囲気は表現されている。
2.発表順は2番目
ぼくの発表順は、6名中2番目だった。
まだ会場の空気が硬かったので、最初にアイスブレークとしてパナマ流のお辞儀と返事を紹介した。
これは鉄板ネタなので、今回の会場でもまぁまぁウケていた。
それから、事前に準備したPowerPointを使いながら、パナマの生活の話と配属先の話を説明した。
実は事前にJICAから発表内容について指定があり、「1.任地の生活 2.配属先 3.まとめ」の3点についてのみ話すように言われていた。
そのため、ぼくはその指定を忠実に守り、任地の生活、配属先、まとめの3点だけをお話したので、ストーリー性がないクソつまらない発表になってしまった。
こちらが帰国報告会で使用したプレゼンだが、あまり面白くないのでよほど興味がある人以外は見ないでほしい。
3.会場の様子
JICA駒ヶ根訓練所で開催された帰国報告会の様子はどうだったかというと、予想以上に訓練生の数が少なく参加者自体も少なかった。
ぼくが確認した訓練生は2名だけで、あとは一般参加者だった。
一般参加者といっても帰国隊員の家族やJICAスタッフや訓練所スタッフが多く、本当に外部から話を聞きに来た人はほとんどいなかった。
そのため、最後まで「このイベントは誰向けの何のためのイベントなのか?」という疑問が消えなかった。
しかし、それでも自分自身としては、駒ヶ根訓練所で派遣前訓練をした自分が帰国後に駒ヶ根訓練所で活動報告を行えたことが嬉しかった。
青年海外協力隊の活動に一区切りをつけられたようが気がしたからだ。
4.後日、家にJICAスタッフの評価表が送られてきた
「ついに、ぼくの青年海外協力隊生活も一区切りがついたなー」と思っていると、家にJICA駒ヶ根訓練所から一通の封筒が届いた。
中を開けてみると、そこには訓練所での発表の内容と姿勢について、訓練所スタッフが下した評価が入っていた。
5段階評価で点数がつけられていて、「ここがダメだった、もっとこうした方がいい」というアドバイスも添えられていた。
「いやいやいや、別にプレゼンについて第三者からの視点でアドバイスをくれるのは嬉しいけど、活動報告会って帰国隊員がJICA訓練所のスタッフから評価を下されるイベントだったの?? だったら、発表内容もぼくらに任せてくれよ!」と思った。
「訓練所まで活動報告に来てください」と呼んでおいて、「あなたの発表はここがダメです!」と評価を下すとは何様のつもりなのだ。
だったら最初から、発表内容の審査をすると伝えてほしかったし、嫌な気分になった。
ただし、ぼくはJICAと2年以上関わっているので、JICAが絶対に改善されないことはもう認識している。
なので、これから帰国報告をする隊員は覚悟して欲しい。
まとめ
青年海外協力隊の長野県出身向けの帰国隊員報告会に参加して、青年海外協力隊に一区切りつけることができた。
しかし、JICAの対応に不快感を感じたので、これから帰国報告会に参加する隊員は覚悟して欲しい。