企業向けJICAボランティア帰国報告会&交流会に参加したら、みんなガチでビビった
2015年8月5日に東京のJICA市ヶ谷で開催された、企業向けJICAボランティア帰国報告会&交流会に参加した。
JICAは「青年海外協力隊に就職先を斡旋しません!」という立場を取っているので、形だけの企業交流会かと思ったら予想以上に協力隊OBも企業もガチで採用と就職を考えていて驚いた。
これから日本へ帰国する青年海外協力隊の中で、就職先を探している人はぜひJICAボランティア帰国報告会と交流会に参加するべきだ!
さっそくどんな様子だったのか、紹介しよう。
企業向けJICAボランティア帰国報告会&交流会
企業向けJICAボランティア帰国報告会&交流会は、8月5日に東京のJICA市ヶ谷で開催された。
8月1日から4日までは同じ場所でJICAボランティアの帰国後研修が開催されていたので、半数ほどの協力隊OBがそのまま参加した。
参考:JICAの進路開拓者向け帰国後研修に参加したら期待以上に楽しかったので、青年海外協力隊OBは絶対に参加しよう!
1.企業向けJICAボランティア帰国報告会
まずは企業向けのJICAボランティア帰国報告会が開催された。
6名の協力隊OBが7分間で活動報告を行った。
活動報告といっても現地で何を行ったかよりも、その経験から何を学び、どう日本の企業で生かすのかに重点が置かれた「企業向けの発表」だった。
ぼくはこの活動報告を希望していたが、JICAから断られてしまった。
どのような基準で選んだのかはわからないが残念だった。
2.青年海外協力隊OBと企業との交流会
6名の協力隊OBの活動報告会が終わると、協力隊OBの自己PRタイム、企業の説明タイム、そして交流会が開催された。
(1)自己PRタイム30秒
まずは協力隊OBの60名ほどが全員の前に一人ずつ立ち、30秒間で自己紹介とPRを行った。
発表している様子を見ていると30秒で終わる人はほぼおらず、ほとんどの人が1分以上話していた。
なぜそんなに長く話しているかというと、みんな目立とうと必死で自己アピールしているからだ。
協力隊参加前の前職についてや、自分の性格をアピールしていて、まるで採用面接中の就活生のようだった。
ぼくは就職活動をほとんどしていないし、これから先もする気はないからなのか、同期の協力隊OBが就活生になっている姿に違和感を覚えた。
(2)企業説明タイム30秒
その後、交流会に参加していた企業も30秒ずつ会社説明を行った。
交流会には50社近くの企業が参加していて、業種は開発コンサルタント、食品、農業、サービス、NGOなど様々だった。
中には企業の会長自らが参加している企業もあり、みんな驚いていた。
それほど、本気で協力隊OBを採用したいのだろう。
(3)企業と帰国隊員の交流会
最後に、1時間ほど企業と帰国隊員の交流会が開催された。
立食パーティー形式で、6つほどの机の周りに企業の担当者が集まり、興味がある企業の担当者に帰国隊員が話しかけた。
ぼくは農業系の企業の方と話をしたが「就職する気がない」と告げると興味を持ってもらえなくなった。
交流会では人気がある企業とない企業が出てしまい、誰からも話しかけられない企業の担当者さんは暇そうにしていて、なんだか申し訳なくなった。
また、自己PRがうまくいった帰国隊員は企業から指名を受けて話をしていたので、本気で就職したい人は自己PRタイムでアピールしまくった方がいい。
まとめ
JICAの企業と帰国隊員の交流会は、予想以上にガチな雰囲気だった。
大学生時代の就活イベントのようで、帰国隊員がすっかり就活生になっていた。
本気で就職活動をしたい人は、自己PRでアピールしまくればいいと思う。