長野県伊那市のクロネコ食堂は超レトロなお食事処
長野県伊那市には、知る人ぞ知る名店「クロネコ食堂」がある。
クロネコ食堂の魅力は何といっても、お年寄りご夫婦が営むお店の昭和時代を思わせるレトロな雰囲気である。
「もしかしたら、もう潰れてしまったかもしれない……」と心配しながら先日2年ぶりにクロネコ食堂を訪問したが、ご夫婦が今でもご健在で安心した。
クロネコ食堂はレトロな雰囲気が魅力のお店だが、実は入店時のマナーとして注意すべき点もいくつかある。
そこで今回は、伊那市のクロネコ食堂の魅力と注意点を皆さんに紹介しよう。
伊那市のクロネコ食堂
昭和時代にタイムスリップできるクロネコ食堂は、長野県伊那市の伊那市駅と伊那北駅の間の線路沿いに建っている。
お車で行く人は、すぐ近くのセントラルパーク駐車場に車を停めて行こう。
1.クロネコは外観が昭和
Googleマップを手がかりに近くまで来たら、クロネコ食堂の見つけ方は簡単だ、ただヤバい建物を探せばいい。
「あれ、ここだけ昭和?」と思った建物があったら、それがクロネコ食堂だ。
木造2階建ての建物で、入り口の扉は歴史の重みがして簡単には開かない。
2.店内も昭和だが、メニューはハイカラ
クロネコ食堂の店内は外観のイメージ通りで、昭和な雰囲気である。
お店を切り盛りしているのはお年寄りご夫婦で、ぼくが大学生の頃から全く変わっていなかったので、逆に驚いた。
メニューは店内の壁一面に貼られていて、50種類以上の品数を誇る。
昭和な雰囲気とは裏腹に意外とハイカラなメニューも取り揃えていて、チキンライスやオムライスまである。
右端の「ホワイト」というメニューに注目して欲しい。
「ホワイトとは、一体何なのか!?」と疑問に思うだろうが、実はただの白飯である。
白飯をホワイトと呼ぶとは、ハイカラだ。
3.そばとうどんがおすすめ
お食事処クロネコに初めて来た人には、そばかうどんをおすすめする。
学生時代は鍋焼きうどんを食べていたが、今回はかきあげ天ぷらそばを頂いた。
丼いっぱいに2枚のかきあげが乗せられ、青菜とネギも添えられている。
学生時代に友人が「かきあげを後乗せしたい」とお願いしたところ、店員さんに気持ちが通じず困っていたので、変な注文の仕方はやめよう。
出し汁をたっぷりと吸い込んだかきあげを食べ進めると、下から蕎麦が現れた。
念のために断わっておくと、クロネコ食堂の蕎麦は本格的な蕎麦屋の信州蕎麦ではなく、あくまでも大衆食堂の蕎麦である。
だが、それがいい!
クロネコ食堂の魅力はあくまでも昭和時代にタイムスリップできるお店の雰囲気なのであって、本格的な蕎麦を食べに行く場所ではないのだ。
ちなみにうどんやご飯ものも懐かしい味付けで、普通に美味しい。
クロネコ食堂に初めて行く時の注意点
クロネコ食堂に初めて行く人には、以下の注意点に気を付けて欲しい。
・大人数で押しかけない
クロネコ食堂はお年寄りご夫婦が営んでいるので、がつがつ稼ごうというお店ではない。
ぼくがお店にお邪魔した日もお二人ともテレビを見てくつろいでいて、お客の入店に驚いていた。
大人数で押しかけると、お二人とも疲れてしまうだろう。
・せかさない
お料理はご主人が一人で作るので時間がかかってしまうので、時間に余裕がない日は別の店に行こう。
接客はおかみさんが対応してくれるが、せかさないようにしよう。
・注文はわかりやすく伝える
料理の注文はおかみさんが暗記して伝えるので、できるだけわかりやすく伝えよう。
ファミレスのような電子端末は使わない。
・変な注文はしない
「かきあげは後乗せで!」のような面倒くさい注文はやめよう。
・遅くまで居座らない
クロネコは20時前にはお店を閉めるので、遅くまで店内に居座らないようにしよう。
以上、これらのことを守りつつ、クロネコ食堂の利用して欲しい。
クロネコ食堂では昭和時代にタイムスリップした気持ちで過ごそう。
まとめ
長野県伊那市のクロネコ食堂に久しぶりに行って来たが、相変わらず昭和時代にタイムスリップした気分を味わえた。
クロネコ食堂に行く時にはお店の負担にならないように気を付けながら、お料理を楽しもう。