高校生へ青年海外協力隊の活動紹介をした
先日、長野県の英会話学校AtoZに通う高校生およそ20名に対して、青年海外協力隊の活動紹介を行った。
日本人の高校生と話す機会は全然なかったので、どのような話をしようか悩んだが、自分なりに伝えたいことをまとめて発表した。
当日は高校生とグループワークも行い、10歳も年下の彼らから刺激を受け取ることができ、やる気をもらった。
そこで今回は、高校生へ行った青年海外協力隊の活動紹介を紹介しよう。
長野県の英会話スクール AtoZ
ぼくが青年海外協力隊の活動紹介を行ったのは、長野県松本市と岡谷市の英会話学校AtoZさんのHigh School Nightというイベントだ。
1.松本市と岡谷市の英会話学校 AtoZ
英会話学校AtoZさんは、長野県松本市と岡谷市にある英会話学校である。
英会話学校AtoZでは、英語以外にも、中国語、韓国語、スペイン語などの多言語も教えている。
幼児教育から一般まで幅広い年代に対応して、英会話などの外国語を教えているそうだ。
2.イベントHigh School Night
英会話スクールAtoZさんでは、毎年High School Nightという高校生向けのイベントを開催していて、ゲストスピーカーを招いて講演を聞いている。
今年は光栄にもぼくもゲストスピーカーとして呼んで頂き、英会話学校に通う高校生に対してパナマ共和国での青年海外協力隊の活動についてお話しすることになった。
今年の参加者は20名強で、長野県内の高校に通いながら英会話を学ぶ高校生だった。
3.国際的な視野を持ったグローバル高校生
参加者はすでに留学経験がある生徒や、これから留学する人、海外の大学へ進学する学生など、国際的な視野を持ったグローバルな高校生が多かった。
ぼくが高校生の頃には部活の硬式テニスしかしておらず、海外へ行く気持ちは0.0000000000000000000000001%も持っていなかったので、国際的な視野を持った高校生に驚かされた。
テレビのニュースなどでは「最近の高校生は○○だ!」と批判的なコメントばかりを耳にするが、今の高校生はハイレベルな教育を受けているので、実際には大人よりもはるかに優れていると思う。
青年海外協力隊の活動紹介のテーマは、伝える力
ハイスクールナイトは、3つのアクティビティが用意されていた。
1.コミュニケーションの難しさ体感するアクティビティ
まずは、英会話学校のスタッフさん主導で、高校生とコミュニケーションの難しさを体感してもらうアクティビティをした。
ボディラングエージと会話を禁止、言葉だけで紙に書かれた図を相手に説明するというアクティビティで、言葉だけでコミュニケーションを取る難しさを体験できた。
イベント自体の緊張感もこのアクティビティでほぐしていただいたので、後の講演がとても話し易くなった。
2.青年海外協力隊の活動紹介
次に、ぼくから青年海外協力隊の活動紹介を行った。
内容は主に自己紹介、青年海外協力隊の紹介、伝える力についての3つ。
(1)自己紹介
始めた会う人ばかりだったので、まずは自己紹介を行った。
長野県飯田市の飯田風越高校出身ということ、信州大学出身ということを説明した。
そして、青年海外協力隊から帰国してから今はニートであることと、これからやりたいことについても話させてもらった。
(2)青年海外協力隊とパナマについて
次に、JICAの説明と青年海外協力隊の説明を行い、中米パナマ共和国の文化や生活の紹介を行った。
今回の講演ではプレゼンテーションを作成し、写真や図を見せながら説明を行った。
時折クイズも織り交ぜて、高校生に興味を持ってもらえるように意識した。
(3)青年海外協力隊で体験した「伝える力」エピソード
そして、最後に今回のハイスクールナイトのテーマである「伝える力」についてパナマで体験したエピソードを紹介した。
例えば、こんな話。
・スペイン語が理解できず、ファーストフード店で追い出された失敗談
・スペイン語が話せず、パナマ人の上司から「日本へ帰れ!」と怒られた失敗談
・サッカーを通して友人を作ったこと
・パナマの会釈はアゴを上にあげること
・パナマの返事は「あうー!」と犬の鳴きマネをすること
・スペイン語が読めない農民へ文字の野菜栽培マニュアルを配ってしまった失敗談
などなど、成功事例や失敗談を紹介した。
発表スライド
活動紹介に使用したスライドをスライドシェアで公開したので、興味がある人はぜひ見て欲しい。
3.高校生とマインドマップ
最後に、高校生と一緒にマインドマップを作成するワークショップに参加した。
現役の高校生と地元の話や夢について話しをすることができて、めちゃくちゃ面白かった。
今でも高校生はファイナルファンタジーをやっているのに驚いたし(バージョンは違うだろうけど)、高校生がTwitterの話をしていて自分が高校生の頃との違いにも驚いた。
いつの間にか高校生は自分よりも10歳も年下になってしまったことに焦りを感じたが、彼らとの交流は自分の刺激になり貴重な経験を積ませて頂いたことに感謝している。
「ぼくも高校生に負けないように、もっと夢に向かって頑張ろう!」とやる気が出てきた。
まとめ
長野県松本市と岡谷市の英会話学校AtoZさんのイベントで、青年海外協力隊の活動紹介をさせて頂いた。
国際的な視野を持った高校生と交流ができていい刺激になり、やる気が出てきた。
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