青年海外協力隊に派遣されて3ヶ月
青年海外協力隊の24ヶ月のうち、3ヶ月が経過した。
フルマラソンに例えたら、ようやく競技場のトラック2周を終えて、競技場の外のコースに出たところだろう。
では、競技場の外に出た僕はどこを目指して走ればよいのだろうか。
一体「僕のゴール」はどこにあるのか。
JICAボランティアのゴールとは?
有り難いことに「協力隊のゴール」は自分で決めることが出来る。
それは特にJICAから成果(=ゴール)を期待されていないからだ。
その点で言えば、協力隊活動なんてただの自己満足だと思う。
他人を救う自己満足を、人は愛と呼ぶ
しかし、自分の望むことが「他人を救うこと」である場合、その人の自己満足の追及は愛と呼ばれる。
愛なんて自己満足に過ぎないのだ。
例えばインドでのマザー・テレサの行為だって、僕は自己満足の追及だとも思う。
もちろん、僕も自己満足の追及のために協力隊員になった。
そのため「自分がしたいことを達成させること」が、僕のゴールだと思う。
では、それは具体的には何か?
貧困地域の役に立つ村落開発が青年海外協力隊としての目標
それは、貧困地域の役に立つ村落開発だ。
さらにそれを野菜栽培隊員としての活動で考えると「農民のニーズにあった農業技術を定着させること」だと思う。
僕はこの夢を実現させるためにここにいる。
農民のニーズにあった農業技術を見つけだし、農民に対して技術習得の動機づけを行い、僕がいなくなってからも技術が残るように技術を繰り返し指導する。
これが僕のゴールだ。
僕のゴールが見つかった。
そこで早速、このゴールのために僕の大好きなキャッチコピーを考えてみた。
1つの村に、1つの技術を、10年後まで
「1つの村に、1つの技術を、10年後まで。」
農業技術は「普及した地域に10年後まで残れば大成功」と言われている。
しかし、僕のような未熟者がそれを達成するのは、限りなく不可能に近い。
そこで、少しでも可能性を上げるために「地域」と「技術」を絞り込むことにした。
活動する集落と技術を絞ることで、活動の質と量を向上させ、僕の未熟な力を一か所に集中することが出来る。
未熟な力でも一か所に集中すれば、少しはましになると思う。
青年海外協力隊の活動計画
可能性を上げるために「活動計画」も考えた。
少しでも効果的な活動をするためにだ。
もちろん、日本居た頃以上に計画通りには事は運ばないだろう。
そんなことはわかっている。
しかし、だからこそ発生するであろう問題とその対策まで考えた計画を立てることは、とても大切なことだと思う。
しかも、計画を立てる時間は日本に居た頃以上に十分にある。
活動が終了するのは2015年。
そしてその10年後は2025年だ。
2025年に僕はまたパナマに戻って来る。
普及した技術が残っているか確認するために。
I’ll be back…