青年海外協力隊の派遣期間が終了したので、明日ついに日本へ旅立ちます。
2015年6月26日で、ぼくの青年海外協力隊の派遣期間が終了した。
6月28日の早朝の飛行機でパナマを出国し、アメリカのニューヨークで乗り継ぎし、30日には日本へ到着する予定だ。
今はパナマ時間で27日の朝なので、パナマに滞在する時間は残り24時間である。
今回は、活動終了から日本へ出国するまでの道のりを紹介しよう。
2年間暮らした村を旅立ち、首都へ上京
6月25日に2年間暮らした村を旅立ち、帰国準備のため首都へ上京した。
1.ホストファミリーとの感動的な別れ
6月26日に首都でJICAの最終報告会があるので、地方に住んでいるぼくは25日に村を旅立つことになっていた。
ぼくが2年間一緒に暮らしたホストファミリーは、ぼくを本当の家族のように接してくれ、帰国直前には送別会も開いてくれた。
参考:ついに明日2年間暮らした村を旅立ち、パナマの首都へ上京します。
ぼくが村を旅立つ朝には、いつも以上に豪勢な朝食を用意してくれた。
そして、2年間暮らした家と一緒に過ごしたホストファミリーに別れを告げた。
抱きしめ合って、再会を誓い、お互い少し泣いていた。
2.バスに乗車拒否され、村を旅立てない
感動的な別れの余韻に浸りながら、バス乗り場に行き首都へ行くためのバスに乗ろうとすると、バスの運転手から乗車を拒否された。
理由は、ぼくの荷物が多すぎるから。
ぼくの帰国荷物はバックパックとスーツケースだけなので、海外在住者にしてはかなり少ない方だと思うが、バスの運転手にはそんなこと関係なかった。
バスが空いているときならば荷物が多くても載せてもらえるが、そのバスはすでに満員気味だったので荷物が多いぼくは乗せてもらえなかった。
仕方がないので次のバスを待つことにしたが、時刻表の時間になってもバスは来ない。
バスに乗りたい村人はたくさん集まっているがバスが来ないので、みんな待つしかない。
こういう状況は当たり前のことで慣れてしまったが、最後の最後までパナマ流なのがむしろ嬉しかった。
1時間半ほど待つとバスが来たので、なんとか首都へ上京することができた。
3.中南米専門旅行会社オンリーワントラベルさんに最後のご挨拶
首都に行ってからは、中南米専門旅行会社のオンリーワントラベルさんに、最後の挨拶に行った。
パナマシティに本社を構えるオンリーワントラベルさんには、半年ほど前からお世話になっていたからだ。
参考:絶景ウユニ塩湖の日本人ガイドツアー!パナマの中南米専門旅行会社Only One Travel(オンリーワントラベル)が素敵すぎる!
オンリーワントラベルの社長さんや社員のみなさんから中南米の環境問題や旅行業の話を聞かせて頂いて、逆にぼくからはボランティア活動の話をさせて頂いた。
パナマでビジネスをしている日本人のお話を聞ける機会はないのでどの話もとても刺激的だったし、若い社員さんが多いのでざっくばらんにいろんな話ができて楽しい時間だった。
大変お世話になりました!
JICA最終報告会と日本大使館への挨拶
26日にはJICAの最終報告会と日本大使館への挨拶を行った。
1.JICAの最終報告会
まずは、JICAの最終報告会に参加し、15分間の最終活動報告プレゼンを行った。
15分間では2年間のすべて活動を報告することは不可能なので、ひとつの活動だけを紹介した。
最終報告会で発表したスライドをスライドシェアにアップしたので、興味がある人には見て欲しい。
スペイン語で書かれているが写真と図が多いので、なんとなくわかると思う。
今回の報告会にはぼくの配属先である農牧省から3名の同僚が参加する予定だったが、報告会が始まっても誰も来なかった。
来る予定だった同僚に電話してみると「車の故障で行けなくなった」と言われたが、ある程度予想していたので特に驚きはしなかったが残念だった。
プレゼン発表の最後に「ぼくはパナマが大好き。生まれ変わったら、パナマ人になりたい」と言ったら、傍聴していたパナマ人にウケたので良かった。
2.在パナマ日本大使館へご挨拶
午後には在パナマ日本大使館へ離任のご挨拶に向かった。
簡単に活動報告を行い、大使館の方と意見交換を行った。
日本大使館の方々には、大使館主催の日本文化イベントなどでお世話になっていたので、最後に帰国のご報告ができてよかった。
参考:日本大使館イベントで決意「日本を好きなラテン人へ、もっと日本を伝えたい」
3.中華料理屋さんで協力隊員の送別会
その後、パナマで活動している協力隊が中華料理屋さんで簡単な送別会を開いてくれた。
この中華料理屋さんにはパナマに到着した直後からお世話になっていて、ぼくにとってたくさんの思い出が詰まった店だった。
特にこの店の看板メニューである餃子は、安くて美味しい。
ぼくが2年間活動を頑張れたのは、この店の餃子とビールのおかげといっても過言ではない。
店のママに日本へ帰国することと感謝の気持ちを伝え、一緒に写真を撮ってもらった。
まとめ
2年間暮らした村を旅立ち、首都で最終報告会を行い、お世話になった人へ挨拶をした。
ついに明日の朝パナマを出国し、ニューヨーク経由で日本へ向かう。