カメラマン一人目の顧客!写真にハマったきっかけは途上国の貧困集落での撮影依頼

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写真撮影にハマったきっかけは何ですか?」と聞かれることが何回かあり、ぼくの短いカメラ人生を振り返ってみた。

ぼくが初めて一眼レフカメラを買ったのは、青年海外協力隊に参加する直前の2013年。

振り返ってみると、中米パナマ共和国の無電化集落で村人から写真撮影を依頼されたことが、最初の写真撮影の依頼でこれが写真撮影にハマるきっかけになった。

世界トップクラスの秘境&貧困地域で写真をよろこんでもらえたことが印象に残っていて、今でも思い出す。

 

 

目次

青年海外協力隊に参加する直前に一眼レフカメラと防塵防水デジカメを買った

青年海外協力隊に参加する直前に「せっかく2年間も途上国に住むのだから」と思い、初めて一眼レフカメラを買った。

買ったのは初心者向けのNikon D5100というモデル。

農村部では一眼レフカメラを使えないと思ったので、防水防塵のデジカメも用意して仕事中はこちらを使っていた。

オリンパスのタフシリーズ。

ぼくが活動して地域は電気がある村の中心地から、山道を歩いて4~5時間かかる山奥の無電化集落だったので、一眼レフカメラよりも防水防塵デジカメの方が合っていた。

 

 

「代金は払うから子供の写真を町で印刷して持ってきてほしい」と頼まれた

活動の様子を記録したり、子供と遊んでいる様子を撮影したりしていると、村人から「代金を払うから子供の写真を町で印刷して持ってきてほしい」と頼まれた。

村人は一人もデジカメもスマホも持っていないし、町までの往復バス代400円もなかなか支払えない。

でも、子供の写真は印刷代20円がかかってもほしいという。

そこで、ぼくは印刷代をちゃんと払ってもらえる場合には、町で写真を印刷して渡すことにした(協力隊のビジネス行為は禁止されているので利益は0円)。

※ただし、協力隊が村人に写真を渡すことについては「次のボランティアにもねだるからダメ!」など賛否両論あるので、各自で判断してほしい。

 

 

 

ぼくが活動していた村は世界トップクラスの秘境度

ぼくが活動していた無電化集落は町から離れていたし、観光資源が何もないので外部の人間はまったく来ないせいで、世界トップクラスの秘境度だった。

ぼくが知っている範囲ではパナマのエンベラ族、ペルーのアイマラ族、ケニアのマサイ族、ベネズエラのペモン族よりも、パナマのこの村の方が現代社会とはかけ離れていて秘境度が高い。

ちなみにこの村の村人は少数民族ではなく、中南米で多数派である混血である(少数民族の血も含む)。

村の中心部ですらこんな感じ。

家は泥でできていて、昼間でも暗いので子供は外で勉強する。

水道はないので、この池に貯まった水をそのまま飲み水として飲む。

ぼくもこの水を飲んでいたのでほぼ確実に下痢していたし、子供は寄生虫に感染していた。

衛生状態は良くないので、子供がたまに亡くなった。

その代わり赤ちゃんがどんどん生まれるので、子供の数は多い。

 

 

世界最低レベルの貧困層の彼らにとっては、写真は一生の宝物

写真を見れば何となくわかると思うけど、村人は超貧困層なのでお金を全然持っていない。

彼らは自給自足もできていないので、パナマ政府からの「子育て用生活保護」みたいなお金をもらって生きている。

間違いなくケニアのマサイ族や他の少数民族よりも貧乏だったし、世界トップクラスの貧困度だ(紛争地域は除く)。

それでもだいたいみんな楽しく暮らしていたし、20円くらいのお金を使ってでも写真が欲しいといってくれた。

子供の写真を渡すととてもよろこんでくれ、大事にしまっておく人や家の壁に貼る人もいた。

昨年の12月にこの村まで里帰りしたときにも、子供たちの写真を撮った。

今回はデジカメではなく一眼レフで撮影したので、前よりも綺麗な写真が撮れたと思う。

参考:青年海外協力隊OBが任地へ里帰り!ボランティア活動が継続したのか疑問だったので一年半後に調べてきた

 

 

無電化集落で写真を撮ってよろこんでもらえてうれしかった

無電化集落で写真を撮ってよろこんでもらえてうれしかったことを、今でも思い出す。

なぜかこの出来事が強く印象に残っていて、そのよろこびが忘れられず写真撮影にハマったと思う。

日本でもこのよろこびを味わいたくて、写真撮影の技術向上を目指している。

日本人はだれでもスマホを持っていて綺麗な写真が撮れるから、デジカメで普通に撮った写真だとよろこんでもらえないからね。

 

 

 

 

まとめ

写真撮影にハマったきっかけは、パナマの無電化集落に住む村人に写真をよろこんでもらえたことだ。

このときの気持ちを忘れずに、これからも写真撮影をしようと思う。

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