駒ヶ根市にある青年海外協力隊の聖地アンシャンテで本格バングラデシュカレーを食べてきた!
長野県駒ヶ根市にある青年海外協力隊の聖地アンシャンテに行き、本格的なバングラデシュカレーを食べてきた。
アンシャンテのオーナーさんは青年海外協力隊・バングラデシュ派遣のOBで、数年前には長野県のテレビ番組の企画としてバングラデシュの配属先を数十年ぶりに訪問する様子が放送されており長野県では有名人だ。
ご主人様は普段は駒ヶ根市でアンシャンテというバングラデシュカレー屋さんを経営しており、このお店はJICA駒ヶ根訓練所で訓練をしている訓練生や青年海外協力隊として派遣されてから帰国した隊員が集う場所として「聖地」のような場所になっている。
ぼくも訓練生時代にカレーを食べに行ったし、日本へ帰国してからも先日お邪魔してきた。
そこで今回は、駒ヶ根市の青年海外協力隊の聖地アンシャンテをご紹介しよう。
駒ヶ根市のJICA駒ヶ根訓練所
長野県駒ヶ根市にはJICA駒ヶ根訓練所があり、青年海外協力隊やシニア海外ボランティアが派遣前訓練を受けている。
1.青年海外協力隊とシニア海外ボランティアの派遣前訓練
青年海外協力隊はおよそ二ヶ月間の派遣前訓練を受け、シニア海外ボランティアはおよそ一ヶ月間の訓練を受ける。
派遣前訓練は最終試験も兼ねているので、この訓練中に「語学能力が基準に達しない場合」や「ボランティア適正がない」と判断された場合には派遣が取りやめになる。
そのため派遣前訓練は、JICAボランティアになるための最後の関門なのだ。
参考:JICAボランティア派遣前訓練の服装&持ち物&日程 in 駒ヶ根訓練所
2.派遣前訓練の息抜き
派遣前訓練ではすべての訓練生が訓練所に宿泊し、まるで社会実験のような閉鎖された環境の中で集団生活を送る。
駒ヶ根マジック
そのため、男女の訓練生の間で恋愛感情が発生しやすく、たくさんカップルが誕生する。
この超常現象は「駒ヶ根マジック」と呼ばれていて、青年海外協力隊業界では超有名である。
参考:青年海外協力隊の恋愛ぶっちゃけます!JICA訓練所で駒ヶ根マジックがおきる5つの理由
買い物、飲み会
訓練所生活での息抜きといえば、恋愛かスポーツか週末に飲みに行くことくらいなので、ストレスがたまりやすい。
またバスか自転車に乗って駒ヶ根市内へ買い物に行くことも、限られた楽しみである。
駒ヶ根市で一番大きな商業施設は、ベルシャイン駒ヶ根(略してベルコマ)なので外出できる日曜日には訓練生と遭遇する可能性が高い。
バングラデシュカレーのアンシャンテ
駒ヶ根市を満喫したい青年海外協力隊の訓練生におすすめしたいのが、駒ヶ根市にあるバングラデシュカレーのお店アンシャンテだ。
1.青年海外協力隊OBのカレー屋アンシャンテ
アンシャンテのオーナーは青年海外協力隊・バングラデシュ派遣のOBで、長野県のローカルテレビに出演している有名人だ。
テレビでは数十年ぶりにバングラデシュに渡り協力隊時代の配属先に行き、当時の教え子と再会する場面が感動的に放送された。
そのため、長野県では「青年海外協力隊OBといえば、アンシャンテのオーナー!」と考えられている。
こちらがアンシャンテのホームページ。
アンシャンテの場所は、バイパスの少し下だ。
駒ヶ根訓練所から車では5分くらいだが、自転車だと20分くらいかかると思う。
2.本格バングラデシュカレーを食べてきた
ぼくは2013年春の訓練生時代にアンシャンテに行き、過去の訓練生のアルバムや寄せ書きを見て、やる気を充填していた。
最近、長野県出身ボランティアの帰国報告会があり駒ヶ根市に行ったので、昔を懐かしむためにアンシャンテに行って来た。
アンシャンテは「Enchanté」と書く。
外観は綺麗でお洒落なお家。
店内も落ち着いた雰囲気で、青年海外協力隊の候補生の写真やアルバム、寄せ書きなどが置いてある。
ぼくが行った時には駒ヶ根訓練所の語学の先生が来ていたし、ぼく以外にも協力隊OBも来ていた。
アンシャンテには日本中から駒ヶ根訓練所の関係者が集まり、まるで「青年海外協力隊の聖地」と化している。
基本的には予約営業らしいので、行く時には予約して行こう。
本格バングラデシュカレーなので、お値段も本格的で2,000円から。
ぼくが注文したのは、2種類のカレーセット。
長野県のレストランで食べるサラダは新鮮なので、東京で出てくるサラダとはレベルが違う。
バングラデシュ風ではなかったけど、野菜の味が濃くて美味しかった。
これがカレーセットの2種類のカレーで、巨大なナンとご飯もついている。
「え、何コレ?」と思うかもしれないが、こちらがエビのカレー。
本格バングラデシュカレー過ぎて、日本人の「カレー」という概念を超越しているのだ。
見た目はものすごく料理が下手な人が作ったカレーっぽいが、食べてみるとスパイスが効いていてめちゃくちゃ美味しい。
こちらが公式ホームページの説明で、これを読んでから食べると目の前にバングラデシュの光景が広がると思う。
エビカレー(チングリーブナ)
約10時間かけて炒めた玉葱とペースト状にして水分をとばした玉葱を合わせ、ターメリック コリアンダー クミン ガラムマサラ等のスパイスとトマトを加え更に焦げる寸前まで炒めたものにエビを入れたカレーです。
バングラディシュ東南部、国境をミャンマーと接する側のベンガル湾に浮かぶ小さな島チッタゴンより鉄製の船で3~4時間の島サンドウィップ島まで行き、そこから木製の舟で更に3~4時間の所にある電気も無く力車も無い、満潮になると海水が水路を伝って島の中まで入って来るような、そんな島のコバルトブルーのエビを使って作られていたカレーです。
引用元:アンシャンテ
具の海老はとても大きくて、ぷりっぷりっした食感で美味しかった。
濃厚なカレーペーストはご飯と相性抜群!
こちらはチキンカレー。
スプーンで中をすくうと、ゴロゴロと胸肉が入っていた。
チキンカレーの説明も読んでから食べよう。
味は美味しかったが唐辛子の量が本格的なので、ぼくには辛すぎた。
チキンカレー(ムルギーモシュラ)
玉葱を10時間以上炒めたものに、チリ ターメリック コリアンダー クミン クローブ カルダモン ベイリーフ シナモン ガラムマサラ等のスパイスを加えたカレーベースに徳島の地鶏・阿波尾鶏を使用しました。
50メートル位は軽く飛んでしまうバングラディシュの元気な鶏に近い味わいと、バングラディシュ北西部インドとの国境に近いクスティア・ドウラトプールの田舎にある小さな食堂で食べたカレーの味を思い出しつつ再現してみました。
引用元:アンシャンテ
激辛チキンカレーはナンと一緒に食べるとちょうど良かった。
ナンは焼きたてでモッチモチした食感で超美味しい!
まとめ
長野県駒ヶ根市のアンシャンテで本格バングラデシュカレーを食べてきた。
青年海外協力隊の聖地といってもいいような場所なので、派遣前訓練中の候補生にぜひ行ってみてほしい!