「ケニアの首都ナイロビに、ゾウの孤児院がある」と聞き、見学してきた。
象の孤児院は象牙の密漁のために親を殺された赤ちゃんゾウを保護する施設で、一日で一時間だけ一般公開している。
ぼくが像の孤児院へ行ったのは、ナイロビ国立公園に行ったあとだった。
なので到着が少し遅くなってしまった。
でも、それでも赤ちゃんゾウがミルクを飲む姿を見ることができた。
かわいい赤ちゃんゾウが見れるし、体に触ることもできるし。
ツーショット写真を撮ることもできるので、ナイロビを観光する人にはおすすめしたい。
そこで今回は、ケニアの首都ナイロビにある象の孤児院を紹介しよう。
ケニアのナイロビにある象の孤児院「シェルドリック動物孤児院」を観光
ナイロビにある象の孤児院「シェルドリック動物孤児院」を観光してきた。
1.シェルドリック動物孤児院(The David Sheldrick Wildlife Trust)とは?
シェルドリック動物孤児院とは、シェルドリック氏によって設立された動物の孤児院で、通称「ゾウの孤児院」と呼ばれている。
ここには密漁によって親を失ったゾウの赤ちゃんが飼育されており、一日に一時間だけ一般公開されているので観光客に人気のスポットになっている。
ケニアの著名な猟区管理官、デビッド・シェルドリックの未亡人であるダフネ・シェルドリックによって設立された動物の孤児院です。ここには密猟によって親を失くした象やサイの子供が、ケニア中から連れて来られます。献身的なスタッフが24時間体制で子象の身のまわりの世話をしています。ある程度まで成長した子象たちは最終的にツァボへ移され、野生の群れへと慎重に戻されます。この動物孤児院は、午前中に一般公開されています。
引用元:ケニア観光情報局
The David Sheldrick Wildlife Trustのホームページ
こちらがゾウの孤児院のホームページなので、活動内容が知りたい人は見てみよう。
活動紹介ビデオ
こちらがゾウの保護活動についての動画なので、ぜひ観てほしい。
The David Sheldrick Wildlife Trustの場所
シェルドリック動物孤児院は、ナイロビ郊外のカレン地区にある。
ぼくが以前紹介した、キリンとディープキスでいるジラフセンターのすぐ近くにある。
参考:【ケニア観光】ナイロビのジラフセンターでキリンとディープキスしてきたよ
2.ゾウの孤児院への行き方・象が見れる一般公開の時間帯・入園料
ナイロビ市内からゾウの孤児院へ行く方法、象が見れる一般公開の時間帯、入園料を紹介しよう。
The David Sheldrick Wildlife Trustへの行き方
まず、シェルドリック動物孤児院へ個人で行く場合には、タクシーを使って行こう。
「カレン地区のThe David Sheldrick Wildlife Trust」といえば通じるはず。
ツアーで行く場合には、サファリカーや車で連れていってくれる。
ゾウの孤児院の入園料
ゾウの孤児院の入園料は、一人500ケニアシリング(およそ500円)。
子供のゾウが見れる広場に入る時に係員に支払う。
これは「寄付」という形式らしいので、もっとたくさん払っても良いそうだ。
子供のゾウが見れる一般公開時間帯
シェルドリック動物孤児院では「ゾウの保護」を一番の目的としているので、観光客を受け入れているのは一日の中で一時間だけ。
一般公開時間は、午前11時から12時までだ。
休日にこの時間帯に行くとたくさんの観光客が集まっているので、早めに行って並ぼう。
平日は空いているらしい。
3.ナイロビ観光ルート!ナイロビ国立公園→ゾウの孤児院→ワニ園の順番に観光したよ
ぼくは今回、一日使ってナイロビ市を観光した。
その時のルートは、ナイロビ国立公園→ゾウの孤児院→ワニ園。
ナイロビ国立公園
ナイロビ国立公園ではサファリカーに乗って野生動物を探し回り、高層ビル群をバックにしてシマウマやサイなどの野生動物を撮影した。
参考:ケニアのナイロビ国立公園でサファリツアーに参加したのでライオンやサイ、キリンの写真を公開するよ
ゾウの孤児院
ナイロビ国立公園でのゲームドライブの後に、今回紹介するゾウの孤児院へ行って来た。
ナイロビ国立公園からゾウの孤児院は近くて、車で10分くらいだった。
ぼくたちはナイロビ国立公園を出発するのが遅かったので、ゾウの孤児院へ着くのが遅くなってしまい赤ちゃんゾウを近くで見ることができなかった。
なのでゾウの孤児院へ行く場合には、早めに行くことをおすすめする。
ワニ園
赤ちゃんゾウのミルク飲みを見学した後には、同じくカレン地区にあるワニ園へ行って来た。
ワニ園も面白かったので、別の記事を書く予定。
ナイロビの象の孤児院でミルクを飲む赤ちゃんゾウを見てきたよ
それではここからは、象の孤児院でミルクを飲む赤ちゃんゾウを見た様子を説明しよう。
1.外国人観光客だらけで小象が見えない
象の孤児院へぼくたちが着いたのは、11時半くらい。
保護されたゾウがいる広場へ向かうと、すでにそこは観光客の人だかりができていた。
ゾウなんて見えないよ!!
ぼくは日曜日に行ったのだが、その時には欧米系旅行者やインド系旅行者、アジア系旅行者がたくさん来ていた。
赤ちゃんゾウがいる広場の柵の周りに観光客がぎっしりと集まっているので、全然ゾウなんて見れない。
ぼくたちは11時半に着いたのだけど、もっと早く来るべき!!
2.保護された象がグループごとにミルクを飲む
一眼レフカメラを頭上に持ち上げて写真を撮影すると、なんとかゾウの姿を見ることができた。
小さな赤ちゃんゾウが10匹くらい集まっていた。
赤ちゃんゾウは小さくてかわいいけど、彼らは親を人間のハンターに殺された「孤児」だと思うと複雑な心境になる。
ぼくが到着する前にすでにミルクを飲み終わったようで、彼らは奥の森へ帰っていった。
係員の指示に従って行動していて驚いた。
10匹ほどの赤ちゃんゾウのグループが森へ帰ると、別の赤ちゃんゾウのグループが森からやってきた。
先ほどの象よりも体が少し大きい。
彼らも係員から巨大な哺乳瓶でミルクをもらって飲んでいた。
そして、広場の中を歩いて観光客へお披露目。
係員や観光客へじゃれついて遊んでほしそうにする仕草が可愛かった。
3.NGOの係員が保護されたゾウについて説明する
会場には緑色の服を着た係員がいて、ここに保護されている赤ちゃんゾウについて説明していた。
彼らはもう少し大きく成長すると、野生へ帰されるそうだ。
4.保護されたゾウに触れる&ツーショット撮影できるサービスタイム
赤ちゃんゾウが柵の近くに来たら、体に触ることができる。
ぼくは写真を撮っていたので触れなかったが、触った人曰くゴツゴツしているそうだ。
ゾウとのツーショットをスマホで自撮りしている人が多かった。
5.孤児院を支援する物品販売
12時になるとこのグループも森へ帰っていった。
これで赤ちゃんゾウとの触れ合いは終了。
会場の隣には「ゾウの孤児院グッズ」が販売されていて、孤児院の運営費になるようだった。
象の孤児院で使った撮影機材
ケニアを訪問予定の観光客の皆さんのために、撮影機材を紹介しよう。
Nikon D750はチルト液晶だから頭上に持ち上げて撮影できる
象の孤児院でぼくが使ったカメラは、Nikonのフルサイズ一眼レフカメラD750。
D750はチルト液晶といって、液晶画面を手前に広げて上下に動かすことができる。
そのため、カメラを頭上に持ち上げながら写りを確認することができ、人混みの中でも写真撮影が可能だ。
Nikkor 標準ズームレンズ24-70mmはちょうどよい距離感
使ったレンズは、Nikkorの24-70mmF2.8。
サファリツアーでは望遠が足りないが、象の孤児院ではちょうどよいズーム域だった。
そして、Tamronの望遠ズームレンズよりも写りが綺麗。
参考:TAMRON望遠ズームレンズSP70-300mmF4-5.6は手振れ補正とコスパが最高なので週末カメラマンにおすすめ
【追記】YouTubeにケニアの動画をアップしました。
ケニアのマサイマラ国立公園とナイロビ国立公園で撮影した動画と、マサイ族の村にホームステイしたときの動画をYouTubeにアップしました。
赤ちゃんライオンや赤ちゃんゾウ、マサイ族の青年からマサイ語を習っている様子もあるので、ぜひ見てみてください!
チャンネル登録もよろしくね〜!
ナイロビの象の孤児院まとめ
今回はナイロビにある「象の孤児院」を紹介した。
可愛い赤ちゃんゾウがミルクを飲んでいる姿を見れるので、ナイロビに来たらぜひ行ってみよう。
ただし、週末は観光客で混雑するので11時前に行こう。
【追記】アフリカ旅行でのお金の持ち歩き方
アフリカへ行きたい人、アフリカへ旅行する予定がある人へ。
アフリカ4カ国に8ヶ月間滞在した私の経験から、安全なお金の持ち歩き方をまとめました。
ぜひ読んでみてください!
いたずら子ぞうのパオ
象と生きる
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