エコ雑貨協同組合が主催のエコ雑貨合宿に参加
『第一回エコ雑貨合宿@伊那』に参加しました。
エコ雑貨合宿とは、エコ雑貨協同組合が主催した「こだわりのモノがたりを知るツアー」です。
伊那地方で味わう生活とつながるモノづくり体験
一回目の開催地は、ちょうど僕が住んでいる長野県伊那地域でした。
私用のため、僕は9月21日~22日の「伊那地方で味わう生活とつながるモノづくり体験」にのみ参加しました。
参加したプログラム
【9月21日】
1.「無農薬ハーブ園 樹万培」の見学
2.日本ミツバチ飼育場の見学とお話
3.「リトルプレス きっと」のお話
4.「豆腐工房まめや」のお話
5.「囲炉裏のお宿 ざんざ亭」のお話
【9月22日】
6.早朝ヨガ体験
7.「豆腐工房 まめや」の見学&試食
8.「iPhone用アプリ 高遠ぶらり」を使用した散歩
9.「雑穀レストラン 野のもの」で昼食
(※僕は参加できませんでしたが、22日午後から23日まで「エコ雑貨スクール」が開催されました。)
今回はエコ雑貨合宿のプログラムを、写真を使いながら順番にご紹介していきます。
長野県上伊那郡飯島町の無農薬ハーブ園 樹万培
まずは長野県上伊那郡飯島町の無農薬ハーブ園、樹万培さんから。
エコ雑貨合宿で「無農薬ハーブ園 樹万培(いつきまんばい)」の見学に行きました。
ここはもともとは果樹園で、息子さんが果樹園の一部をハーブ園に変え、その後化粧品作りを始めたそうです。
栽培されているハーブは、なんと数千種類!!
園主の川上さんの経営哲学
園主の川上さんのお話は「付加価値を高める」、「経営面から考えて」という言葉が多く、『農業で生計を立てる』ことを考えていると感じました。
川上さんは農学系大学院の博士課程まで修了していることで、高度な専門知識が高付加価値化に役に立っているのではないかと思いました。
僕は農学系大学院の修士課程を専攻中で将来農家になることを志しているので、とても参考になりました。
ローズヒップの実。かじっってみたら、苦酸っぱい。
ハーブ畑。
二度咲きのラベンダー。
ハーブはお花もキレイ。
ビニールハウスでもハーブ薬草類を栽培しています。
アボリジニが古代から使うteatreeの枝。
蒸留装置で「エッセンシャルオイル」と「ハーブ水」の製造過程を見せていただきました。
樹万培さんでは、ハーブ関係の商品を多数製造しています。
ハーブ好きな方は、ぜひ樹万培さんへ行ってみて下さい!
続いては、日本ミツバチのご紹介です!
エコ雑貨合宿の日本ミツバチプログラム
エコ雑貨合宿で、伊那市長谷(はせ)にある日本ミツバチ飼育場の見学と、富士見高校養蜂部を立ち上げた竹前さんのお話を聞きました。
僕はイチゴ栽培のために大学でセイヨウミツバチを飼育しており、農業に役立つ日本ミツバチやクロマルハナバチやマメコバチ、ヒラタアブ、ハエなどにも興味があります。
昨年まで、信州大学農学部キャンパス内のシラカバの洞に日本ミツバチが住んでおり、毎日観察していました。
というわけで、今回の日本ミツバチプログラムに興味津津です。
日本ミツバチ飼育場見学
飼育場には日本ミツバチの巣箱はいくつもあり、長谷の環境の良さと飼育されている方の腕の良さがわかりました。
日本ミツバチ用の丸太洞巣箱
上の写真の通り、巣箱はセイヨウミツバチ用とは異なり、『丸太洞巣箱』でした。
このタイプの巣箱を見るのは初めてでした。
プチマルシェは重箱式巣箱
伊那市新山(にゅうやま)の「北欧雑貨とレストラン プチマルシェ」では『重箱式巣箱』で日本ミツバチを飼育しています。
伊那市にはセイヨウミツバチを飼育している小松養蜂場もあり、ミツバチ好きにはとても良い場所だと思います。
これだけ養蜂が盛んなのは、ミツバチを飼育できる自然環境が伊那市に残っている証拠でしょう。
囲炉裏でお話をする竹前さん。
かわいいイラスト付きのミツバチ資料。
富士見高校養蜂部OBの日本ミツバチ解説
富士見高校養蜂部を立ち上げた竹前さんは、信州大学農学部2年生です。
同じ大学に通っていますが、初めて会いました。
現在は「ミツバチを通して地域貢献」を目指して、『はにぃビーかれっじ』として活動されているそうです。
竹前さんの用意したミツバチの資料をもとに、ミツバチの生態についてお話を伺いましたが、資料のイラストがかわいく説明もわかりやすく勉強になりました。
信州大学でもミツバチサークルを立ち上げたそうなので、ミツバチを通して地域に貢献できるようにぜひ頑張って欲しいです!
続いては、長野県伊那市長谷の鹿肉料理とざんざ節の宿、ざんざ亭さんのご紹介です!
長野県伊那市長谷の鹿肉料理とざんざ節のざんざ亭
エコ雑貨合宿で、「豆腐工房 まめや」と「リトルプレス きっと」、「囲炉裏のお宿 ざんざ亭」のみなさんのお話を、ざんざ亭で夕飯を食べながらお聞きしました。
ざんざ亭さんは、まるで映画サマーウォーズに登場する「田舎のおばあちゃん家」という雰囲気。
まずはお話を聞かせてくれた豆腐工房まめやさんと、長野県伊那市のリトルプレスきっと、ざんざ亭の長谷部さんのご紹介です!
長谷の豆工房まめや
まめやさんは、伊那市街地から車で30分くらいの山の中にあり、「春の試食会」や「豆乳スタンプラリー」などでお邪魔したことがありましたが、ご主人のお話を伺うのは初めてでした。
昔ながらの釜を使い、行程のほとんどを手作業で、通常の倍の量の大豆と天然にがりを使い豆腐を作っています。
まめやさんのご主人は、
< 東京大学卒 ⇒ 伊那食品工業(かんてんぱぱ)退職 ⇒ 豆腐屋開業 >
という不思議な経歴の方でした。
また「一生豆腐屋をしたいわけではなく、農村のためになることをしたい」という言葉が印象的でした。
共感出来る話が多く、じっくり語り合ってみたいと思いました。
長野県伊那市のリトルプレス きっと
伊那市のリトルプレスきっとの方たちは、「伊那谷を楽しんでるなー」という印象でした。
きっとのみなさんは、伊那谷で自分たちが気になる人やモノ、場所を取材し、冊子を作っています。
しかも全員、取材や編集、出版の知識・経験がないのに、すごい!!
きっとは今までに5冊出版されていますが、この5冊は『伊那谷の貴重な財産』だと思いました。
長野県伊那市長谷の鹿肉料理のざんざ亭の長谷部さん
ざんざ亭のご主人の長谷部さんは、鹿肉料理の達人です。
しかも、山仕事も出来ます。
なんと、たき火も出来ます!
たぶん何でも出来ます。
そして現在は、古民家での宿業を中心になさっています。
実は今年の11月に開催される信州大学農学部の学園祭「落葉松祭」に出展される長谷部さんのお店を、僕も手伝わせて頂くことになっており、今からとても楽しみです!
シカ肉と郷土食が美味しいざんざ亭のお料理の紹介
ここでしか食べられない信州の味覚。
こだわりのメニュー。
なんと、囲炉裏であぶり松茸も(エコ雑貨合宿特別メニュー)。
僕はコレ以上の贅沢を知りません!
宿で、エコ雑貨組合のメーカーさんのグッズが使えました!
アレッポの石鹸やモンモリロナイトシャンプーも初めて使いました。愛用しよう!
みつろうキャンドル(たぶん)。
ざんざ亭の朝ごはん。
他にも鹿カレー、春菊のお味噌汁、はちみつコーヒーも。
ざんざ亭の自家製納豆。
6種類くらいの豆が入っていて、それぞれの豆の味と食感がする納豆です。
この納豆のせいで、朝からご飯おかわり必須です。
ざんざ亭さんは、伊那市の郷土料理と鹿肉料理が美味しいお店です。
伊那市にお越しの際には、ぜひざんざ亭にお泊りください!
続いては、長野県伊那市長谷の豆腐工房まめやさんのご紹介です!
長野県伊那市長谷の豆工房まめや見学
エコ雑貨合宿で、豆腐工房まめやに見学に行きました。
まめやさんの店舗は、長野県伊那市長谷地域にあります。
伊那市街地から車で30分ほどかかります。
豆工房まめやの特徴
豆工房まめやさんの豆腐作りの特徴は、以下の通りです。
1.釜で薪を焚いて大豆を炊く。
2.天然にがりを使っている。
3.手作業で作っている。
写真で紹介します。
昔ながらの大釜。
よほど気に入ったのか、豆乳を3杯もおかわりしてた。
素晴らしいデザイナーの作品。
こちらが店舗。
伊那市高遠長谷の豆腐工房まめやの店頭販売
店頭では、こだわりの豆腐と豆乳、がんもなどが購入できます。
どの商品も豆の味を感じられとても美味しいです。
長野県伊那市にお越しの際には、ぜひ豆腐工房まめやさんにお立ち寄りください!
続いては、街歩きアプリの高遠ぶらりのご紹介です!
長野県伊那市高遠城址公園で高遠ぶらり体験
エコ雑貨合宿で、iPhone&iPad用アプリの高遠ぶらりを利用した「高遠散歩」を行いました。
高遠城址公園の周囲を、伊那図書館館長さんの案内と貸していただいたiPadに従い、散策しました。
参加者の手にはiPhoneかiPadが。
葉桜の高遠城址公園。
高遠城址公園で高遠ぶらり体験
高遠城址公園は桜の名所として有名で、桜の時期には全国から観光客が押し寄せます。
ですが、桜の時期以外には観光客は誰も来ないと思っていました。
桜の名所の意外な事実
しかし、高遠散策をしていると、何組かの観光客と出逢いました。
実は高遠には、桜以外にも歴史的に興味深い人物や家屋の痕跡が残っており、観光客が来ていたのです。
高遠ぶらり体験をしたことで、高遠の魅力を知ることができました。
続いては、長野県伊那市高遠の雑穀と野菜のレストラン「野のもの」のご紹介です!
長野県伊那市道の駅南アルプス村にある雑穀と野菜のレストラン野のもの
エコ雑貨合宿で、野のもので食事をしました。
野のものとは、長野県伊那市長谷の「道の駅南アルプスむら」にある、雑穀と野菜を使った料理のお店です。
例えば、アマランサスパスタや、雑穀ハンバーグといったメニューがあります。
定番メニュー。
今回食べたのは、こちらのお弁当。
野のものの雑穀料理のすごいこと
このお店がすごいのは、雑穀を使っているのに『満足感が得られる』ということ。
「あまり美味しくないけど、健康に良いから我慢して雑穀を食べる」という感覚ではありません!
とても美味しい料理で、しかも雑穀を使っているという印象を受けます。
長野県伊那市に来た際には、ぜひ野のものに行き、雑穀料理を食べてみて下さい!
最後に、エコ雑貨合宿に参加しての感想をまとめました。
エコ雑貨合宿に参加して気づいたこと
今回のイベントに参加して、気付けたことがあります。
「僕はまだまだ伊那のことを知らない」
この地域に住むあと10カ月間に、もっと伊那のことを知ろうと思います。
エコ雑貨合宿に参加したおかげで、大切なことを気づかせてもらえました。
どのスポットも伊那市を観光にお越しの方におすすめです。