コスタリカの首都サンホセの8つの魅力
青年海外協力隊の任国外旅行制度を利用して、2015年2月に中米コスタリカを旅行した。
コスタリカはピュア・ライフという意味の「Pura Vida(純粋な人生)」が合言葉の国であり、大自然と質素な生活が組み合わさった国である。
Pura Vida(プラ・ビダ)はいろんな意味で使えるので、コスタリカ人は一日に100回くらい「Pura Vida!」と口にしている。
首都のサンホセも高層ビルはほとんどなく、日本でいうと長野県長野市くらいの規模しかない。
規模が小さな首都だが、その分数日ですべてを満喫できるし、有名な観光スポットもないので暮らすように旅ができる。
そこで、今回はコスタリカの首都サンホセの魅力をお教えしよう。
1.人通りが多くて賑やか! でも治安が悪すぎて警察官が多い
まずは、道の人通りがとても多いことだ。
サンホセには地下道も地下鉄もなく、路線バスや電車も発達していない。
そして、中心街は2キロ四方に区画にあり徒歩で十分移動できるので、地元住民も観光客もよく歩くのだ。
そのため、路上は人通りが多く、常に活気があっていい雰囲気だ。
しかも、コスタリカは美女が多い、いや多すぎる!!
しかし、サンホセの治安はとても悪く、麻薬常習者やマフィアがたくさんいる。
昼間は警察官が頻繁にパトロールしているので問題ないが、夜には出歩かない方がよい。
ぼくは夜歩いてホテルに帰ろうとしたら、サンホセに長年住んでいる日本人に危険だからと止められた。
2.スーパーのお茶の品揃えがすごい!
サンホセのスーパーの品ぞろえは、日本ともパナマとも違っていて面白かった。
スーパーを見れば地元住民の生活が垣間見れるので、旅行する時にはまずはスーパーに立ち寄ることにしている。
(1)お茶の種類が豊富
コスタリカのスーパーで驚いたのは、お茶をたくさん売っていることだ。
パナマのスーパーではコーラなどのソーダの種類は多いが、お茶は1種類しか置いていない。
しかし、コスタリカのスーパーでは10種類以上のお茶が売っていた!
冷蔵庫だけでなく常温でも売っていて、日本以上に種類が多かった。
すべて砂糖が入っていて、オレンジ、マンゴー、桃などの風味がついているフルーツフレーバー・ティーだ。
ペットボトルだけでなく、お茶パックも売っていた。
お茶パックもパイナップル風味、ミント風味、ハイビスカス風味などフレーバーがついていた。
なんと、この棚すべてがお茶売り場である!
日本以上の品ぞろえだろう。
たまたまスーパーにお茶会社の販売員が来ていたので、コスタリカでなぜこんなにお茶が売っているのか聞いてみた。
「コスタリカ人は健康志向なので、『朝はコーヒー・夜はお茶が健康に良い!』というキャッチコピーでガンガン宣伝したら、お茶文化が定着した」と言っていた。
フルーツジュースも売っていて、水よりも安かった。
(2)コスタリカ料理に欠かせない野菜のピクルスが売っている
コスタリカ料理に欠かせない野菜のピクルスが売っていた。
コスタリカ人はいろんな料理に、ハラペーニョ入りの激辛ピクルスをかけて食べる習慣があるのだ。
(3)ブドウパンが売っていない
パナマにはどこのスーパーにも食パンサイズのブドウパンが売っているので、ぼくはおやつ代わりに買って食べている。
しかし、コスタリカにはどこを探してもブドウパンが売っていないので、コスタリカ人に「ブドウパンはどこで買えるの?」と尋ねたら、「ブドウパン?? なにそれ?」と言われた。
コスタリカにはブドウパンという食べ物がないようだ……
3.市場には面白い果物がたくさん売っている!
スーパー以上に地元住民の生活が見える場所が、市場だ。
サンホセでも中央市場と民芸品市場に行って来た。
(1)八百屋に並ぶ謎の果物
中央市場には、大衆食堂、八百屋、雑貨屋、ペットショップなどいろんなお店があり、なんでも売っていた。
農業が好きなぼくが特に面白かったのは、八百屋だ。
日本でもパナマでも見たことがない野菜や果物がたくさん売っていた。
例えば、この実はご存じだろうか?
タカコという植物で、果皮は硬くて、小さなトゲが生えていて、切ると中はめちゃくちゃ青臭い。
バターで煮て食べるらしい……
他にも熱帯気候ならではのフルーツがたくさん売っていた。
八百屋のおじさんと話をしながら、いろいろ勉強させてもらった。
(2)大衆食堂は2階に厨房があり、セビーチェが美味しい
小腹が空いたので、中央市場の大衆食堂でセビーチェを食べることにした。
セビーチェとは中南米料理で魚介類のマリネのことだ。
白身魚、タコ、エビと一緒に、タマネギとパクチーのような香りの香草も入っていて、パナマのセビーチェとほぼ同じものだった。
チップスと一緒に出てきた。
たっぷり2人前はある。
チップスに乗せて食べた。
レモンで魚介類をしめてあって美味しいけど、2人前は多すぎた。
中央市場の大衆食堂には秘密がある。
なんと、厨房は2階にあるのだ!
お客の真上で料理人が調理をしている。
狭いスペースにたくさんの店舗が入っている中央市場では、すべての大衆食堂がこのスタイルで営業していた。
2階建てスタイルの屋台みたいで面白かった。
(3)民芸品市場
中央市場とは全然別の場所に、民芸品市場がある。
ここが入り口。
民芸品市場には、たくさんのお店があり、カバンやTシャツ、民芸品を売っている。
パナマの民芸品よりはクオリティが高いが、メキシコよりは低い。
狭い通りの左右に、ずらっと民芸品店が並んでいる。
歩いていると左右に待ち受ける店員さんから、声をかけられる。
残念ながらコスタリカの民芸品は、サルチーなど一部を除いて大したものがない。
4.地面に商品を並べる「物売り集団」が1m間隔で立っている!
サンホセの街を歩いていると、地面に商品を並べて物を売る人が並んでいる。
売っている物は、財布、靴下、CD・DVD、雑誌などだ。
彼らは仲間で一緒に協力して物を売っているらしい。
常に道の真ん中を占領している。
これは違法行為なので、警察官がパトロールに来ると商品を持って別の場所に移動しないといけない。
移動しながら一日中路上でモノを売っている。
パナマでも路上で物を売る人や、バスの中に入って来て物を売る人がたくさんいるが、サンホセほどは多くない。
5.巨乳で乳首ビンビンのマネキンが面白い!
サンホセといえば、巨乳で乳首がビンビンのマネキンだ。
理由はわからないが、とてもセクシーなマネキンがそこらじゅうに立っている。
詳しくは過去の記事を読んで欲しい。
参考:かわいい女性だらけ!世界三大美女国コスタリカで「Sexy巨乳美女図鑑」を作った
6.ホテル・Hostal Pangeaがカッコイイ!
ホテルはHostal Pangeaが超カッコイイ!
風俗街にあるので治安には注意が必要だが、中に入ってしまえばそこは超オシャレなパーティホステルだ。
これも詳しくは過去記事を読んで欲しい。
参考:中米コスタリカの首都サンホセにあるHOSTAL PANGEAをお勧めする10個の理由
7.カフェのクオリティが高い! この味は観光客も満足するはず
サンホセにあるカフェのクオリティはめちゃくちゃ高い!
どのカフェにも、美味しそうなパンやケーキが並んでいる。
しかも、コスタリカはコーヒーの産地なので、ちゃんとしたお店で飲めばコーヒーも美味しい。
このパンがとても美味しかった。
こんなオシャレなパン、ぼくが住む田舎の村には存在しない。
パナマでも首都か外国人経営のカフェに行かないとないだろう。
パンの中にはリンゴジャムがたっぷりと巻かれていた。
こんな美味しいパンがあるなんて、サンホセはすごい!
しかし、なぜかカフェでもパン屋でも、ブドウパンだけは置いてなかった。
このカフェには電源も完備していた。
しかし、この地区は昼でもガラの悪い若者がたむろっていたので、パソコンを出して作業する気持ちにはなれなかった。
8.日本大好きなコスタリカ人だらけの日本語学校Centro Cultural Japonésがある
サンホセにはCentro Cultural Japonésという日本語学校があり、日本大好きなコスタリカ人が集まって日本語と日本文化を学んでいる。
ぼくは旅行中にこちらの授業に参加させてもらった。
こちらの学校の先生は日本人なので、ネイティブな日本語を学ぶことができる。
日本語を勉強しているコスタリカ人の姿に感動して、スペイン語圏向け日本紹介サイトを作る作業に取り組むことができた。
参考:スペイン語圏向け日本紹介WebサイトJAPÓNes.jpを立ち上げた
以上が、ぼくが旅して感じたサンホセの8つの魅力だ。
まとめ
コスタリカの首都サンホセには、有名な観光スポットがないので、暮らすように旅ができる町である。
サンホセはコスタリカの標語である「Pura Vida」を体験できる場所だ。
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