寄稿記事
青年海外協力隊として中南米パナマ共和国に派遣されてから、13ヶ月が過ぎた。
青年海外協力隊の野菜栽培隊員として農業改善活動を行いながら、山奥の村で信州文化紹介をしたり、ホームステイ先の村でサッカーチームに入ったり、楽しいパナマ生活を送っている。
最近になって寄稿記事を頼まれるようになり、いくつかの団体に文章を寄稿した。
青年海外協力隊としての途上国でのボランティア経験を文章化し、多くの人に伝える機会を頂けることに非常に感謝している。
学生の頃から文章を書くことは好きだったので、寄稿記事を書くことは気分転換にもなっているし、自分の考えをまとめるきっかけにもなっている。
これまでに掲載された記事については、出来るだけfacebookやtwitterで紹介してきたが、今回はブログでまとめて紹介しようと思う。
以下の順番で紹介していく。
TABI LABO
ギャップイヤー推進機構協会
JICA世界HOTアングル
facebookページJICA広報室
青年海外協力隊・フィールド調査団
(予定)信州大学農学部同窓会報
TABI LABO・ギャップイヤー・JICA世界HOTアングルに寄稿した。
TABI LABO
TABI LABOとは
TABI LABO(旧:旅ラボ)とは、日本のバイラルメディアサイトである。
世界とつながる、MOVEする
TABI LABOは、世界とつながるネクストマガジンです。引用:facebookページ TABI LABO
TABI LABOは2014年2月にローンチ後、およそ3ヶ月間で爆発的に成長し、月間120万UU/1000万PVを有するバイラルメディアになった。
さらにジャーナリスト・評論家である「佐々木俊尚さん」が、共同編集長を務めていることでも有名だ。
TABI LABOは共同代表の形を取っており、成瀬勇輝さんと久志尚太郎さんが運営している。
記事の寄稿依頼
記事の寄稿に関しては、成瀬さんからメールで連絡を頂いた。
ぼくがJIBURi.comにアップした「ボクのおとうさんは、ボランティアというやつに殺されました。」という投稿を、タビラボにも寄稿して欲しいという依頼だった。
この記事は100万回以上アクセスされており、facebookのいいね!の数も79,000回以上あったので、簡単にページビュー数を稼ぐためにバイラルメディアが目を付けたことはすぐにわかった。
しかも、寄稿の条件に関して「記事の構成・写真を変更したい」という申し出があり、とても驚いた。
それではもはや「寄稿」とは呼ばないと思ったからだ。
しかし、タビラボは好きなサイトだったので、承諾した。
記事の掲載
実際に掲載された記事を見てみると、白人の青年と黒人の男性がボランティアのイメージ写真として使われており、現実とのあまりの違いに違和感を覚えた。
ボクのおとうさんは、「ボランティア」というやつに殺された。その社会貢献、正しいですか? | TABI LABO
http://tabi-labo.com/7068/volunteer/
タビラボのサイトに記事が掲載後は、twitterでキュレーターとしても活躍する佐々木俊尚さんに紹介して頂き、256回リツイートされたおかげで、爆発的にJIBURi.comのアクセス数が急増した。
とても大切な視点>「ボランティアは途上国の幸せのためという正義を振りかざすが、本当に途上国の幸せになるのか。正義は危険な凶器かもしれない。そんなことをモヤモヤと悩んでいる」/ボクのおとうさんは、「ボランティア」というやつに殺された http://t.co/qNfWRVQjBL
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) July 31, 2014
佐々木俊尚さんに取り上げて頂いたのは嬉しかったが、自分の記事ではないような変更を受けたので、これからは記事の寄稿を受けるときには事前に検討しようと思った。
ギャップイヤー
日本ギャップイヤー推進機構協会とは
一般社団法人 日本ギャップイヤー推進機構協会(JGAP)へも寄稿記事を書かせて頂いた。
JAGPとは、日本の学生を対象にギャップイヤーの推進を行っている団体である。
これまでに何人かの青年海外協力隊が記事を寄稿している。
2年間日本を離れ、発展途上国でボランティア活動を行う青年海外協力隊も「ギャップイヤーの一種」として捉えられているようだ。
記事の依頼
記事の依頼は他国で活動中の青年海外協力隊員から、JGAPの代表砂田薫さんを紹介して頂き、ギャップイヤーに関する寄稿依頼を頂いた。
ぼくは青年海外協力隊に参加する前から、日本ギャップイヤーさんのサイトを見て、寄稿者の記事を読んでいたので、この依頼にもすぐに了承した。
記事の執筆
ただし、記事を書こうとすると悩んだ。
アメリカのブラウン大学に留学中の小谷篤信さんが書いた文章「人生よ、ドラマチックであれ。」があまりにも素晴らしすぎて、「ぼくにはこんな文章は書けない…」とビビってしまったのだ。
まだ読んでいない人がいたら、ぜひ読んで欲しい。
参照:「人生よ、ドラマチックであれ。」小谷篤信さん|JGAP
それでも、「新卒で青年海外協力隊に参加したぼくだから書ける言葉もあるはずだ」と思い、なんとか書き上げた。
執筆の依頼を受けてから、一ヶ月以上経っていた。
悩みに悩んだ記事のタイトルは、「これから青年海外協力隊を目指す学生たちへ」。
文章の書き方は、「過去のジブンへの手紙」という形にした。
No.175: 「これから青年海外協力隊を目指す学生たちへ」(宮﨑大輔さん、パナマ共和国派遣)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/07/post-80.html
「大学つまんねー」と思っている大学生にぜひ読んでもらいたい。
JICA世界HOTアングル
JICA世界HOTアングルとは
ある日、JICA事務所の業務調整員の方から連絡があった。
「JICAの世界HOTアングルに記事を寄稿してもらえませんか?」
JICA世界HOTアングルとは、独立行政法人 国際協力機構JICAが運営する途上国150ヶ国の情報を集めた「JICA途上国情報サイト」である。
JICAボランティアである青年海外協力隊やシニア海外協力隊以外にも、企画調整員や専門家も記事を寄稿している。
さすが運営が日本の国際協力を一手に担うJICAだけあり、寄稿元は【アジア・大洋州・中南米・アフリカ・中東・欧州】と全世界から記事を集めている。
記事の寄稿
寄稿の依頼内容は、①派遣国の伝統文化に関する記事か、②活動に関する記事のどちらか自由に選べるということだったので、ぼくは①と②をミックスさせ「伝統文化に関係する活動の記事」を書くことにした。
そして、伝統的な農業である焼畑農業と野菜栽培の普及活動の関係を紹介する「村人に農業技術を教える前にすべきこと」というタイトルの記事が完成した。
村人に農業技術を教える前にすべきこと – 世界HOTアングル
http://www2.jica.go.jp/hotangle/america/panama/001214.html
この記事は、JICAパナマのホームページにも掲載されている。
facecbookページJICA広報室
JICA広報室とは
今週になって、業務調整員さんからまた連絡があった。
「宮﨑さんの記事が、facebookページにも掲載されました」
添付されたリンクをクリックすると、世界HOTアングルに掲載した記事が、facebookページJICA広報室で紹介されていた。
そもそも国際協力機構に「JICA広報室」という部署があることも知らなかったが、どうやらJICAの中で広報活動を取り仕切っている場所らしい。
facebookページを見てみると、「紹介文」と共にぼくが世界HOTアングルに寄稿した記事がシェアされていた。
ぼくはその紹介文のあまりの美しさに、思わず息をのんだ。
さすが、広報室を取り仕切っているJICA広報室の方である。
いやもしくは、この紹介文を書いたのはプロのライターなのだろうか…。
どちらでもよい、ぼくはとにかくこの紹介文をたくさんの人に紹介したい!
ということで、ここに引用させて頂く。
【村人に農業技術を教える前にすべきこと】
北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置するパナマ共和国。
農業技術を教えるためにパナマに赴任したものの、肥料の作り方をいくら教えても、自分たちだけでは肥料を作ろうとしない現地の村人たち…。
なぜ作ろうとしないのか。その理由を調べてみたところ…。そこには意外な理由がありました。
相手に理解してもらうには、まず相手を理解することから。
まずは村人を理解することに徹してから、農業技術を伝えよう。
そんな学びを得た、青年海外協力隊員からのレポートです。
思わずクリックして読みたくなるし、美しい文章ではないだろうか?
こんな素晴らしい紹介をして頂いて、嬉しくなった。
青年海外協力隊フィールド調査団
青年海外協力隊フィールド調査団とは
青年海外協力隊フィールド調査団の説明は、最近7,000文字を超える長いエントリーを書いたので、そちらを読んでもらいたい。
参照:青年海外協力隊のすべての職種にフィールド調査団を勧める7つの理由|JIBURi.com
最終報告書のダウンロード
記事の寄稿ではないが、ぼくが半年間活動して作成したフィールド調査団の「最終報告書」が公式サイトのデータベースにアップされている。
興味がある人は、ぜひ以下のリンクからダウンロードして欲しい。
ファイルはPDFで形式で、最終報告書のタイトルは「栄養改善のための袋栽培と野菜ビジネス」である。
栄養改善のための袋栽培と野菜ビジネス | 青年海外協力隊・フィールド調査団
http://jocvmrdb.phpapps.jp/?p=342
(予定)信州大学農学部同窓会報ゆりのき通信
信州大学農学部同窓会報ゆりのき通信とは
ぼくは大学院を卒業後にすぐに青年海外協力隊に参加してしまったので、母校である信州大学農学部の同窓会報の存在を知らない。
しかし、青年海外協力隊の活動紹介に関する記事の寄稿を依頼され、ちょうど今執筆中である。
母校のOB・OGの皆さんが読むと思うので、彼らに届けたい文章を書いているところだ。
まとめ
以下の団体に記事を寄稿した、もしくは寄稿予定である。
TABI LABO
ギャップイヤー推進機構協会
JICA世界HOTアングル
facebookページJICA広報室
青年海外協力隊・フィールド調査団
(予定)信州大学農学部同窓会報
これからも寄稿記事の依頼は受け付けます。
ご連絡はfacebookか、このブログまでお願いします。