Juan Luis Guerra(フアン・ルイス・ゲラ)とは
ドミニカ共和国出身の歌手
Juan Luis Guerra(フアン・ルイス・ゲラ)とは、ドミニカ共和国出身のシンガーソングライターである。
北中米カリブ海地域での知名度は非常に高く、「ドミニカ共和国の顔」である。
またカリブ音楽ジャンルの一つメレンゲ、バチャータと言えばこの人!と言われるほど、中南米はもとより、アメリカやヨーロッパでの人気は絶大である。
見た目は、伸ばした髭が特徴的なイケメンなおじさま。
落ち着いたバーのカウンターで、一人でウイスキーのロックを飲んでいそう。
絶対、女性からモテモテだろう。
なんか、ムカついてきた。
フアンルイスゲッラの歌声でも聴いて、落ち着こう、癒されよう。
彼の音楽性は、甘く透き通った歌声とノリが良いリズム、お洒落な域にまで高めたバチャータが人気の秘密。
ラテン音楽とバチャータ
そもそも「バチャータ」とは何なのか?
日本では馴染みがない音楽である。
実のところ、ラテンアメリカに一年以上住んでいるぼくも、よく理解していなかった。
そこで、ググってみたところ、とてもよくまとめられているサイトがあったので、そこから引用させて頂く。
バチャータとは、「トラッシュ(ゴミ)」という意味のドミニカの地方スラングから名付けられたと言われる。
都会のレストランや大きなホテル等で働く田舎か ら出てきた使用人達が、一日の長い仕事が終わった後の深夜、トラッシュ缶の集まる裏地等で、歌い踊り始めたものと言われているから、彼らの間では「パー ティしよう」の意味になっていたのかも。
バチャータの特徴は、男性歌手があまーい声で伸びやかに歌うメランコリックなメロディー。
歌詞の内容も、片思いとか、失恋とか、ちょっぴり切ないものが多い。
ドミニカのヤバいラテンダンス音楽「バチャータ」 – Excite Bit コネタ(1/2)
グラミー賞受賞
フアンルイスゲッラは、グラミー賞まで受賞している。
2回のグラミー賞と、12回のラテングラミー賞、2回のラテンビルボードを受賞しているのは、彼くらいだろう。
Juan Luis Guerraは、世界中で愛されているシンガーソングライターである。
パナマでもフアン・ルイス・ゲッラは大人気
フアン・ルイス・ゲッラは中米最南端のパナマ共和国でも、大人気である。
パナマのバスの中で、彼のバチャータが頻繁に流されている。
またラジオの音楽番組でも流されているし、ディスコテッカというクラブでも流れている。
パナマでは、Juan Luis Guerraの曲を聴かない日はない。
しかし、日本ではまだまだ彼と、彼の最も愛するドミニカ共和国の音楽「バチャータ」の知名度は低いだろう。
フアン・ルイス・ゲラは日本好き
実は日本人に嬉しいニュースがある。
ドミニカ共和国出身のフアン・ルイス・ゲラは、大の日本好きである。
彼は日本が好き過ぎて、日本の歌を作ってしまったほどだ。
福岡でバチャータを。Bachata en fukuoka
その曲のスペイン語のタイトルは、Bachata en fukuoka。
日本語に訳すと、「福岡でバチャータを。」である。
彼は日本に来たことがあり、日本の中でも特に福岡県を気に入ったそうだ。
そして、福岡県をテーマにした曲を作った。
この曲はパナマでも大人気で、「フクオカ!フクオカ!」とパナマ人から声をかけられることもある。
下のYoutubeの動画が、「Bachata en fukuoka」のPVだ。
いやいやいや!!
ロケ地は福岡じゃないのかよ!!
とPVを見ると思わず突っ込んでしまいそうになるが、まぁドミニカ共和国出身の彼から見ると、日本の福岡県はこう写っているらしい。
曲の途中には、「オハヨウゴザイマス」や「コンニチハ」、「アリガトウゴザイマス」という日本語も出てくる。
おかげで知り合いのパナマ人たちからは、「オハヨウゴザイマスとはどういう意味だ?」と質問される。
いい奴
そして、フアン・ルイス・ゲッラは、慈善活動も積極的に行ういい奴である。
また、アーティスト活動の他、ドミニカ共和国で身障害児を助ける「フアン・ルイス・ゲラ財団」の代表としての社会活動も行っており、2005年にはその業 績が認められビルボード・ラテンミュージック・アワーズにおいてアーティスト功績賞「Spirit of Hope」を受賞。
フアン・ルイス・ゲラ東京公演HPより引用
イケメンだし、歌がうまいし、慈善活動もするし、まさに完璧な男だ!
おすすめの曲
ここからは、フアンルイスゲッラのおすすめの曲を紹介しよう。
カッコの中が、曲のタイトルの日本語訳である。
La llave de mi corazon (私の心のカギ)
この曲は、ノリが良くて聴いていると、ついつい踊り出してしまう。
Ojala Que Llueva Cafe(コーヒーの雨が降ったらいいなぁ)
「コーヒーの雨が降ったらいいなぁ…、ってアホか!」
と日本だったら突っ込まれるだろうが、これはラテン・カリブ海地域の農民の素朴な考えを表した曲である。
最近、ぼくはこの曲のタイトルをもじって、「Ojala que lluvia cerveza de panamá(パナマビールの雨が降ったらいいなぁ)」というジャパニーズジョークを言って、パナマ人たちから笑いを取っている。
スペイン語圏に行ったら、このジョークをぜひ使ってみてほしい。
Las Avispas(蜂たち)
この曲もノリが最高!
嫌なことがあっても、フアンルイスゲッラの曲を聴いているとすっかりと忘れられ、前向きな考えが浮かんでくる。
まとめ
Juan Luis Guerraとは、日本の福岡県を愛するドミニカ共和国出身のシンガーソングライターである。
彼の歌うバチャータを始めとしたラテン・カリブ音楽は、とても美しく聴いていて心地が良く、パナマで大人気だ。
日本の皆さんにも、ぜひおすすめしたい!