「べとまる」というベトナムの紹介ブログを運営しているネルソン水嶋さん(@nelson_mzsm)が、デイリー・ポータルで「外国に在住している日本人が日本へ一時帰国した時のあるあるネタ」を募集している。
お住まいの国とあるあるの内容を、こちらから投稿いただくか、ハッシュタグ #一時帰国あるあるDPZ をつけてツイートしてください。
もしかして、コレってぼくのための企画?
青年海外協力隊として中米パナマ共和国に2年間暮らして昨年帰国し、その後中南米に半年間滞在し最近日本へ帰国したブロガーであるぼくのための企画としか思えない。
そこで今回は、青年海外協力隊と海外フリーランサーとして日本へ帰国した時に体験した「一時帰国あるある」を紹介しよう!
青年海外協力隊・海外フリーランサーが経験した一時帰国あるある5選
一時帰国あるあるの前に、少しだけ自己紹介を。
ぼくは青年海外協力隊として2013年7月から中米パナマ共和国に滞在し、2014年4月には日本へ一時帰国をした。【一度目の一時帰国】
その後2015年6月に青年海外協力隊の任期が終了したので日本へ帰国した。【二度目の一時帰国】
そして、フリーランサーとして独立し、2015年9月からベネズエラとボリビアで仕事をして、2016年2月に日本へ帰国した。【三度目の一時帰国】
今年は台湾、ケニア、ベトナム、ベネズエラ、ボリビアとアジア・アフリカ・中南米で仕事をする予定で、これからも世界中を旅しながら仕事をするつもりだ。
それでは3回の一時帰国を経験したぼくが、一時帰国あるある5選を紹介しよう!
01. ダシを飲むと体が震える、牛丼を食べたら脊髄に雷が落ちる
日本へ一時帰国して最初にすることといえば、日本料理を食べることだろう。
青年海外協力隊の一時帰国制度を利用して日本へ帰国した時には、真っ先にうどんを食べた。
するとどうだろう、一年ぶりに口にしたダシの美味さに体が驚き、ブルッブルッと体が震えはじめたではないか。
中南米の料理にはダシという概念がないので、ダシの旨み成分をずっと摂取できないでいた。
そのため一時帰国で一年ぶりにダシを口に含むと、体が驚いて「ダシ過敏症候群の発作」が起きるのだ。
うどんや蕎麦のダシだけでなく、ちゃんぽんやラーメンのダシでもこの発作は起きるので注意して欲しい。
ちゃんぽんの魚介ダシ、ラーメンの豚骨や鶏がらダシも美味すぎて危険だ。
もう一つの食べ物系一時帰国あるあるは、牛丼を食べると脊髄に雷が落ちること。
ようするに、牛丼落雷症候群。
中南米では「薄切り肉」が全く存在しないので、その柔らかさと醤油ベースの味付けの美味さに脊髄がダメージを受ける。
牛丼に生卵なんて乗っていたら、そのダメージはさらに深刻になる。
中南米では衛生状態が悪いので生卵は食べられない。
一年ぶりに食べる卵かけごはんの美味さは、もはや殺人的だ。
紅ショウガを乗せたら、死を覚悟するしかない。
「牛丼美味すぎてショック死」が死因の迷宮入り事件に発展するだろう。
セットの豚汁は【ダシの旨み × 味噌 × 豚肉】で最強の刺客。
日本へ一時帰国すると日本料理の美味さを再確認するよね。
◆一時帰国あるある:01. ダシを飲むと体が震える、牛丼を食べたら脊髄に雷が落ちる
02. 日本人女性の若さと可愛さに惚れ直すが、エロさが物足りない
日本へ帰国すると日本人女性の若さと可愛さに惚れ直す。
「なぜ、日本人女性は歳を取らないんだ?」という外国人の疑問も頷けるほど、日本人女性は実年齢よりも若く見える。
ただし、エロさが物足りない……
中南米では女性は肌を露出してセクシーさをアピールしまくるので、日本人女性の服装は物足りなく感じてしまう。
ラテン女性は「さぁ、わたしを見なさい!」という意識が凄いからね。
さらに、ラテン人女性のボンッ・キュ・ボンッの体型を見慣れてしまうと、アジア人女性の体型は子供っぽく見えてしまうのだ。
ただし、日本人女性の方が可愛さは感じる。
中南米では「エロセクシー系女性」が人気で、日本では「ロリ可愛い系女子」が人気なのだ。
◆一時帰国あるある: 02. 日本人女性の若さと可愛さに惚れ直すが、エロさが物足りない
03. インターネットの速度が早すぎて、スマホの操作が追い付かない
日本はインターネットの速度が早すぎて、スマホの操作が追い付かない(笑)
開発途上国のネット速度は遅いので、スマホでの操作もゆっくりになる。
例えば、YouTubeなんて全然見れないし、写真を一枚アップするためにも3分くらい時間がかかる。
しかし、日本のネット速度はめちゃくちゃ早いので、もはや途上国の速度になれているぼくには早すぎて着いていけない。
◆一時帰国あるある:03. インターネットの速度が早すぎて、スマホの操作が追い付かない
04. 身なりや持ち物が綺麗なので、日本人はお金持ちだと実感する
日本へ帰ってくると「日本人ってお金持ちだなー」と実感する。
なぜかというと、街を歩いている日本人が綺麗な服を着て、高級そうなカバンを持っているからだ。
途上国ではみんな安物の服を着ていたし、子供が学校でもらってきた学校用カバンを親が使っていることも多い。
識字率はほぼ100%で教育水準も高いし、日本の平均月収(30万円)は中南米(3万円)の10倍以上。
日本という国は超トップクラス先進国で、中南米やアジアはまだまだ後進国なのだと実感する。
◆一時帰国あるある:04. 身なりや持ち物が綺麗なので、日本人はお金持ちだと実感する
05. 外国人と外国語でお喋りしたくなる
日本へ一時帰国した直後は日本が楽しくて、日本人と日本語で会話することにホッとするが、しばらくするとだんだん別の欲求が生まれてくる。
それは、外国人と外国語でお喋りをしたくなるのだ!
ぼくの場合には中南米でスペイン語を使うことが多いので、ラテン人とスペイン語で会話をしたくなる。
ラテン人独特のハイテンションで感情を込めた話し方や、日本語に訳したセクハラ間違いなしな下ネタ全開のトークが懐かしくて仕方ない。
他にも、スペイン語圏のくしゃみをした人に「Saludo(サルー)」と声をかける習慣などを我慢することが苦痛になってくる。
日本へ一時帰国してからも海外での暮らしを求めている自分に気が付く。
◆一時帰国あるある:05. 外国人と外国語でお喋りしたくなる
まとめ
今回は青年海外協力隊と海外フリーランサーのぼくが経験した「一時帰国あるある5選」を紹介した。
01. ダシを飲むと体が震える、牛丼を食べたら脊髄に雷が落ちる
02. 日本人女性の若さと可愛さに惚れ直すが、エロさが物足りない
03. インターネットの速度が早すぎて、スマホの操作が追い付かない
04. 身なりや持ち物が綺麗なので、日本人はお金持ちだと実感する
05. 外国人と外国語でお喋りしたくなる
海外に居ても日本の良い所や悪い所を考えているが、一時帰国するとさらに見えてくるようになる。
「一時帰国あるある」は海外在住ブロガー・ライターとして活躍している人の出番だと思うので、ぜひ書いてみてほしい!
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