JIBURi.com

宮﨑大輔が青年海外協力隊・海外旅行・ライフハック・農業技術・ノマドライフを紹介します

「青年海外協力隊」カテゴリの人気記事

中南米の降水に依存した焼畑農業の共同作業(フンタ)に参加し伝統的な焼畑農法を学んだ

      2017/01/20


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

焼畑農業

ぼくは2007年に信州大学農学部に入学し、その後信州大学大学院農学研究科に入院し、2013年に卒院するまでの6年間農学を学んだ。

農学の教科書の最初のページには、山火事の後のような急斜面の畑の写真と一緒に簡単な解説が書いてあった。

「もっとも原始的な農法で収穫量が少なく、環境問題を引き起こします」

この知識を吹き込まれているパナマの農業技師の中には、焼畑農業を「知識がない馬鹿な農民の環境を破壊する悪い行為」と捉えている者も多い。

しかし焼畑農業に関する最近の研究では、「急傾斜地にある農地では労働投入量と収穫量が釣り合う合理的な農法で、農村の人口が許容範囲以内ならば環境には悪影響を与えない」という説が有力だ。

日本でも岐阜県や宮崎県などでは盛んに焼畑農業が行われていたし、今ではその農耕文化を残すために焼畑保護活動も行われている。

そうはいっても、現在の日本ではなかなか見ることが出来ない農法なので、ぼくはとても興味があった。

そこで焼畑農業について知りたいと村人に質問をしたり、木の伐採などの農作業の手伝いをしてきた。

「野菜栽培隊員だから野菜の育て方しか教えていない」と思ったら、大間違いやで! JIBURi.com

 

種まき8時間!

先週村に滞在している間に、「村人が焼畑農業の畑に種をまく」という情報を得たので、手伝わせてもらうことにした。

作業開始は朝7時。

畑に行くと、4組の夫婦とその子供が集まっていた。

畑の持ち主は一家族であるが、今回はフンタと呼ばれる共同作業だったので、複数の家族が一緒に作業する。

P4290128_1468

播くのは、陸稲の種(モミ)。

肩掛けの麻袋かプラスチック容器に入れて、一人ずつ持ち歩く。

P4290129_1469

 

一か所に播く量はおよそ10粒。

P4290130_1470

コアと呼ばれる農機具を地面に突き刺し、溝を開ける。

P4290131_1471

その溝にモミを落とし入れる。

P4290132_1472

以上終わり!

土をかけたり、肥料を置いたり、水をあげたりなど他の作業は一切ない。

P4290133_1473

村人は慣れた手つきで種まきをする。

P4290137_1475

溝と溝の感覚はおよそ30cm。

列は作らずに、ランダムに播く。

P4290134_1474

焼いた後の畑にも雑草が生えていた。

完全に雑草を防げるわけではないので、発芽してからは草刈りをするそうだ。

P4290144_1479

この村では、畑を7年間休ませるそうだ。

1年間栽培したら、7年間放置して森に戻し、再び種を播く。

下の写真が来年畑になる予定の森。

P4290148_1481

子供たちも親に着いて来ていた。

カバン一杯に木の実を集め、パチンコで弾いて遊んでいた。

P4290142_1477

畑の半分ほどに播き終わった15時頃になると大雨が降り出したので、作業を中止して村人の家に帰った。

子供たちはずぶ濡れになりながらサッカーをしていた。

P4290153_1483

7時から15時までの8時間、食事は全くない。

村人はグワァラポというサトウキビの発酵酒を飲みながら作業していたが、ぼくは水しか飲んでいなかったのでお腹がペコペコだった。

共同作業の習わしである作業後の食事を頂く。

P4290158_1482

今回は陸稲を播いたが、その後トウモロコシを同じ畑の同じ場所に播く。

トウモロコシの植穴の感覚は陸稲よりも広く、1mほどだ。

播く種の数は一穴当たり4粒。

さらにその後、同じ畑の同じ場所にキャッサバや長芋を植える。

 

 

焼畑農業がぼくに教えてくれたこと

無施肥、一か所に10粒のモミを播く、陸稲・トウモロコシ・イモ類の混植などは、日本の農業の常識からは考えられない行為である。

パナマの伝統的な農業には、驚かされるし困惑する。

そこで、あることに気づく。

 

彼らパナマの農民も、ぼくが教えている日本式の農業に驚き困惑しているのだと。

焼畑農業を基本としている農民からすれば、有機肥料を作ることや使うことなんて受け入れられないだろう。

苗床に列を作って種を播いて、それを畑に移植させることも。

マルチを敷くことも、追肥をすることも。

ぼくが教えることのすべてが彼らにとっては、自分たちの農業とはあまりにもかけ離れた不思議なことだろう。

 

そのことを考慮して活動しないといけない。

焼畑農業はぼくに大切なことを教えてくれた。

Amazonがお得な期間限定セール中!


  

合わせて読むと役立つ関連コンテンツ


DMM英会話の無料体験レッスンで英会話能力を鍛えよう

まだ英会話が苦手なの? 海外で働きたいなら英会話能力は必須!

DMM英会話なら「25分の無料体験レッスン」が2回も受けられるので、英会話レッスンをタダで試すことができます。

今、海外で働いている友人たちはDMM英会話で英会話能力を鍛えた人が多いですよ~。

公式サイトを見てみる→ DMM英会話

海外移住する10個の方法!英語が話せない仕事がない人でも外国に住む裏技

海外移住する10個の方法

「青年海外協力隊」カテゴリの人気記事ランキング

スポンサーリンク








  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最後までお読み頂き、ありがとうございます。ぜひSNSでシェアしてください!

この記事が気に入ったら
いいね!をお願いします

いいね、ありがとうございます。

フォロワー7,500人のTwitterを見てください→

宮﨑大輔の紹介

一眼レフカメラを握る宮﨑大輔

宮﨑大輔 Daisuke Miyazaki

職業

■農業コンサルタント

■フォトグラファー

→ 詳しいプロフィールはこちら

→ 青年海外協力隊になりたいあなたへ

→ 人生で報われた決断ベスト10

→ 2016年に書いたベスト15記事

農業経歴

1988年 長野県飯田市のリンゴ農家に生まれる

2013年 信州大学大学院で農学修士号取得

2013〜2015年 青年海外協力隊として中米パナマ共和国で2年間農業ビジネス支援

2015年〜 農業コンサルタントとして日本、アジア、アフリカで、苺ビジネスのコンサルティング中

・テレビ出演(TBSあさチャン)
・週刊誌監修(女性セブン)
・書籍の監修多数

写真経歴

2013〜2015年 中央アメリカで写真撮影を始める

2015〜2017年 世界20カ国を旅しながら風景写真を撮影

2017年〜 日本で人物写真を撮影中

お問い合わせ先

農業コンサルタントの依頼

ライター執筆&寄稿

写真の撮影依頼&写真の利用

撮影モデル募集

ブログのコンサル

PR記事の作成

  同じカテゴリの記事