海外の危険なタクシーに安全に乗る方法!タクシー強盗・誘拐を防ぐ方法

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あなたは海外でタクシーに乗ったことがありますか?

 

目次

海外のタクシー強盗

海外では町の中での近距離移動の手段として、「タクシー」が使われることが多い。

なぜならば治安が悪い地域では、町の通りを歩く行為はそれだけで強盗や強姦に襲われる危険性があるからだ。

国によってはリキシャーやトゥクトゥクを使う国もあるが、バス、電車、タクシーを使うのが多いだろう。

その中でも、バスや電車と違い目的地まで送り届けてくれるのがタクシーの強みで、土地勘がない旅行者には有り難い交通手段だが、一方では「タクシー強盗」に襲われる危険性もはらんでいる。

 

南米エクアドルのグアヤキルの邦人タクシー強盗事件

日本でタクシー強盗といえば「客を装った強盗が運転手を襲う」というのが一般的だが、海外で多いのは「運転手が強盗になり客を襲う」という逆のパターンだ。

例えば、今年の一月には南米エクアドルの最大都市グアヤキルで、新婚旅行中の日本人旅行者夫婦がタクシー強盗の被害に遭うという、凄惨な事件が起きてしまった。

新婚旅行の邦人襲われ夫が死亡、妻も重傷 南米エクアドルで銃撃 ― スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/01/03/kiji/K20140103007319370.html

 

 

 

外国でのタクシー強盗の目的

海外で多発しているタクシー強盗の目的は、主に以下の3つだろう。

1.その場で現金・荷物を奪う

2.誘拐し、キャッシュカードの暗証番号を聞き出し、金を引き下ろす

3.抵抗したら、殺害して金品を奪う

海外旅行をする人は、タクシー強盗に遭わないように対策をすることと、もしタクシーで襲われたら抵抗しないことが肝心だ。

実はエクアドルの極悪都市グアヤキルにも協力隊員は住んでいるし、青年海外協力隊員もタクシー強盗の危険性にさらされている。

 

 

JICAからも注意喚起

独立行政法人国際協力機構JICAが、駒ヶ根訓練所と二本松訓練所で行っている青年海外協力隊の派遣前訓練では、治安が悪い海外でどのように防犯を行うべきかの講義「海外防犯講習」があった。

その講習ではタクシー強盗、誘拐、レイプ、路上強盗、置き引き、ひったくり、などの具体的な事例とその対策について話を聞いた。

JICAのデータによると、世界中で最も犯罪が多いのは中南米で、青年海外協力隊の中で犯罪に巻き込まれた件数が多いのも、やはり中南米地域であった。

「えっ、中南米ってそんなに危険なの?」と思った方は、世界の危険な50都市をGoogleマップにマッピングした以下のリンク先を見て欲しい。

中南米の治安の悪さが一目で理解できるはずだ。

 

世界で危険な50都市をマッピングしてみたら極端なことになった | 世界新聞
http://sekaishinbun.net/2013/12/01/the-most-violent-cities-in-the-world-2013/

 

 

特に中南米で発生件数が多いタクシー強盗に関しては、パナマに派遣されてからもJICA事務所から注意するように促され、元警察官のパナマ人治安顧問から「タクシー強盗に遭わない方法」を教わった。

そこで今回は、海外に住んでいる人や旅行する人がタクシーを利用するときの参考になるように、JICAの駒ヶ根訓練所で教わった方法と、元警察官のパナマ人から教わった方法をまとめて26個の対策を紹介しようと思う。

 

 

 

海外でタクシー強盗に遭わないための26対策

まずは安全にタクシーを呼ぶ方法と捕まえる方法から紹介する。

 

タクシーの捕まえ方

1.店で呼ぶ

道を走っているいわゆる流しのタクシーを捕まえて乗るのではなく、タクシー会社に電話してタクシーを手配すべき。

流しよりは危険性が低い。

 

2.番号を聞き、確認する

タクシーを電話で呼ぶ場合も、派遣されるタクシーの車体番号を聞き、到着したタクシーが本当に派遣されたタクシーか確認する。

タクシー無線を傍受して来た偽物の可能性もある。

 

3.道ではなく、屋内で待つ

タクシーを呼んでからは、屋外ではなく屋内で待つべき。

屋外にいると強盗に襲われる可能性がある。

 

4.最悪、道で拾う

タクシー会社の電話番号がわからない、店でも呼んでくれないという場合には、道で流しのタクシーを拾う。

しかし、出来るだけタクシー会社から派遣してもらうべき。

 

5.無許可の個人タクシーは危険

白タクと呼ばれる無許可の個人タクシーも存在するが、危険性が高いので利用しない。

タクシー車両ではなかったり、車体番号がないので見た目で判別できる。

 

6.すぐに乗らない

タクシーを呼び止めたら、すぐに乗ってはいけない。

まずは観察する。

 

7.運転手の人相とヤク中でなにか、酔っぱらっていないかを確認する

人相が悪かったり、ヤク中だったり、酔っぱらっていないかを確認する。

嫌だと思ったら乗らない。

 

8.車の損傷度

タクシー車両の損傷度を確認する。

傷だらけの車の場合、事故をよく起こす運転手である可能性が高い。

 

9.事前に相場を調べておく

タクシー料金の相場を調べておく。

値段交渉でぼられたり、ケンカのもとになる。

 

10.料金の安すぎには危険

利用料金が相場と比べて安すぎる場合には、注意が必要である。

運転手の狙いを確かめる必要がある。

 

11.降車時に支払いでケンカしないために交渉した金額を紙に書き残す

料金を紙に書き、物的証拠を作るべき。

言った・言わないでケンカになることがある。

 

12.タクシーの登録番号を確認し、紙にメモしてポケットへ

車体に書かれている会社の登録番号を紙にメモし、ズボンや服のポケットに入れる。

強盗に遭った場合に役に立つし、抑止力になる。

 

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これでタクシーを捕まえる方法は終わり。

次は安全にタクシーに乗る方法だ。

 

タクシーの乗車の仕方

13.車内の運転手照明写真が本人か確認する

車内にある証明書を見て、運転手が本人かを確認する。

他人の車を盗んで乗っている可能性がある。

 

14.助手席ではなく、運転手から遠い後部座席に座る

座る場所は助手席ではく、後部座席の運転手から遠側。

運転手に襲われた場合に逃げやすいように。

 

15.ドアが内側から開くか確認

後部座席のドアが内側から開くか確認する。

開かないと、もしもの時に逃げにくい。

 

16.窓が開くか確認

後部座席の窓が開くか確認する。

ドアが開かない場合は、窓を開けて手を外に伸ばし、外からドアを開けて逃げる。

 

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タクシーに乗車する方法は以上。

次はタクシーの車内での立ち振る舞いについて。

 

 

 

車内での会話

17.友人にタクシーの登録番号を電話する。

友人にタクシーに乗ったことと登録番号を電話する。

誘拐された場合と抑止力のために。

 

18.必要以上に個人情報を与えない

運転手に必要以上に個人情報を教えない。

日本人と言うと金持ちと思われ、ターゲットにされる。

 

19.ヤバい場所では、常に電話し続ける

犯罪が多発している地域では、タクシーに乗っている間中、誰かに電話し続ける。

連絡を取っていることが、犯罪の抑止力になる。

 

20.ヤバいと思ったら、すぐに降りる

運転手の挙動が不審、車の進行方向がおかしいと感じたら、車を止めさせてすぐに降りる。

ヤバいと思ったら、早めに逃げるべき。

 

21.すぐに降りられるようにカバンは常に隣に置く

すぐにタクシーから降りて逃げられるようにカバンは常に隣に置く。

出来るだけトランクには荷物を預けない。

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車内での会話、立ち振る舞いは理解してもらえただろうか?

最後に、もしタクシー強盗に襲われてしまったら…。

 

 

 

タクシー強盗に襲われたら

22.すべての指示に従い、抵抗しない

すべての指示に大人しく従う。

ナイフ、拳銃を隠し持っている可能性があるので、絶対に抵抗しない。

 

23.ドアを開けて逃げる

財布やカバンを渡したら、ドアを開けて逃げる。

常にドアを開ける準備をしておく。

 

24.ドアをロックされたら、窓を開けて外に手を伸ばし、ドアを開ける

後部座席のドアをロックされたら、窓を開けて外に手を伸ばし、ドアを開けて逃げる。

常に窓を開けられるにしておく。

 

25.貴重品は分けて持つ

財布やカバンは奪われる可能性があるので、セキュリティバッグなどにお金やパスポートのコピーを入れておく。

貴重品は三か所以上にに分けて持つ。

 

26.警察署に行く

タクシー強盗に襲われたら、すぐに警察に行く。

早いほど犯人の逃走範囲が狭くなるし、自分の身も守らないといけない。

 

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以上で、海外でタクシー強盗に遭わないための26対策は終わりだ。

 

 

 

まとめ

今回の対策は、世界一危険なラテンアメリカを対象に考えられた対策なので、海外でも比較的安全な国でこれだけの対策を行おうとすると、煩わしく感じるだろう。

なので、自分が旅行するもしくは滞在する国や地域の治安状況に合わせて、必要な対策を実施してもらいたい。

ただし、海外では安全対策のし過ぎはない。

くれぐれも安全には気を付けて、海外旅行や海外生活を楽しんでもらいたい。

 

 

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