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開発途上国の教育問題!中米パナマの識字率が低い無電化集落の成人向け学校に通う学生の平均年齢は40歳

      2017/01/17


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日本文化紹介のキッカケ

ぼくが日本文化紹介をするキッカケになったのは、ある出来事を目の当たりにし心が動かされたからである。

結論から言ってしまえば、それは大人の授業である。

ぼくはその光景を見て感動して涙を流し、まさに居ても立っても居られなくなり、すぐに校長を捕まえて「ぼくに日本文化紹介をやらせて下さい!」と直訴した。

その出来事を紹介したい。

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読み書きを習う生徒たちの平均年齢は40歳。

山奥の村の学校に滞在中に教室で休憩していると、誰もいないはずの隣の教室から声が聞こえてきた。

子供たちは帰ったはずだし変だなと思って隣の教室を覗くと、そこには子供の親たちが10名と先生が1名いた。

最初は保護者会かなと思ったがどうやら違うようだ。

P5140118_1584

先生 「4かける6は?」

親   「えーと…」

先生 「24でしょ」

親   「そっかぁ」

 

ぼく 「えっ!?算数?」

 

先生 「アルファベットを書いてみて」

親   「a,b,c,ch,d,e…??」

先生 「a,b,c,ch,d,e,f,gでしょ」

親   「難しいなぁ」

 

ぼく  「えっ!?アルファベット?」

 

教室には掛け算やアルファベットを習う親たちの姿があった。

親たちの平均年齢は40歳。

おじさん、おばさん世代が小学校で習うことを教わっている。

日本では想像できない光景だった。

 

文字が読めない人のための成人クラス

授業が終わった後に親たちに話を聞いた。

これは政府の援助で行われている「成人向け授業」だった。

週に3日間、子供の授業が終わった後の教室で成人クラスが開校される。

成人クラスがあるのは夜ではなく、午後である。

なぜならばこの村には電気がないので、夜には授業が出来ないからだ。

幸いにもパナマの学校は朝から昼までしか授業がないので、午後の教室は空いている。

P5140130_1585

授業は掛け算、アルファベットなどの超基礎的な内容が中心だが、中には英語を習っている人もいた。

ちなみにこの村で英語を話せる人は一人もいないし、話す機会は全くない。

 

なぜ勉強しているの?

成人クラスを終えた親たちに、ぼくは思わずこう問いかけた。

「なぜ勉強しているの?」

ぼくは疑問に思った。

40年も掛け算もアルファベットも使わずに生きてきたのならば、今更勉強する必要はないはずだ。

勉強をしたからいい大学に進学できる訳ではないし、いい会社に就職できる訳でもない。

この村で生きていく限り、勉強する必要はないのだ。

英語なんてますます必要ない。

ぼくの質問に彼らは決まってこう答えた。

 

「学びたいから」

 

知的探求心

ぼくは気づいた、人間には知的探求心があるのだと。

文字が読めない女性

40歳になってからアルファベットを習う女性がいた。

日本人でいえば、40歳になってから平仮名を習っている状況だ。

彼女は生まれてから一度も学校に通ったことがなかったという。

成人クラスで生まれて初めて「学ぶ」という行為を経験している。

「勉強が出来て嬉しい」と話してくれた。

今は旦那さんと一緒に成人クラスに通っている。

旦那さんは小学校だけ卒業したそうだ。

 

足し算と引き算しかできない女性

掛け算を習っていた女性には、すごい秘密がある。

なんと彼女は食料品店を営んでいるのだ。

掛け算も知らずに!

足し算と引き算だけでビジネスを始めたのだ。

しかもその元手は、政府からの子育て補助金。

補助金を元手に食料品を仕入れ、山奥の村で販売している。

「より良い暮らしのためにはお金が必要!」と考え、食料品店を始めた。

今、彼女は掛け算を習っている。

山奥の村で英語を習う男性

英語を習っていたおじさんはいつも楽しそうだ。

この村では英語を使う機会はないし、必要もない。

でも彼は楽しそうに英語を習っている。

今、彼が話せる英語はわずかに3つ。

Good mornig, Good afternoon, Good evening.

「なぜ英語を習っているかって?そりゃあ学びたいからさ」と彼は言う。

 

人間の本質

成人クラスで勉強をしている彼らから「人間の本質」を学んだ気がした。

なぜ勉強しなくてはいけないのか?

誰しもが一度は考えたことがある悩みであろう。

特に学生時代はいつも考えていた。

 

本来、人間は学びたい生き物なのだと思う。

ただ他人から強制されるうちにそれを忘れてしまう。

成人クラスのよき生徒たちから大切なことを教えてもらった。

 

そして「ぼくも負けていられない!」と思い立ち、すぐに校長に日本文化紹介の実施を提案した。

実はかねてから頭の中にそのアイデアはあったが、そのうちでいいやぁと提案を先延ばししていたのだ。

ぼくは成人クラスの親たちからパワーと勇気をもらった。

今度はぼくが子供たちにそれを伝えたい。

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宮﨑大輔 Daisuke Miyazaki

【職業】

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VALU

【農業経歴】

1988年 長野県飯田市のリンゴ農家に生まれる

2011年 信州大学在学中に、実家のリンゴジュースを東京のマルシェやネットで販売する

2013年 信州大学大学院で農学修士号取得

2013〜2015年 青年海外協力隊として中米パナマ共和国で2年間農業ビジネス支援

2015年〜 農業コンサルタントとして日本、アジア、アフリカで、苺ビジネスのコンサルティング中

・テレビ出演(TBSあさチャン
・週刊誌監修(女性セブン
・書籍の監修多数

【トラベルフォトグラファー経歴】

2013〜2015年 中央アメリカで写真撮影を始める

2015〜2017年 世界20カ国を旅しながら風景写真を撮影

2017年〜 日本や海外で人物撮影、企業撮影、イベント撮影を行う



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