プロカメラマンの撮影機材はフルサイズ一眼レフカメラ?プロになる方法とアマチュアフォトグラファーとの違い

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mapカメラでAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを試し撮り

目次

プロカメラマンとアマチュアカメラマンは何が違うのか?

・プロカメラマンとアマチュアカメラマンの違いは何?

・プロカメラマンの撮影機材はフルサイズ一眼レフだけ?

・どうやったらプロカメラマンになれるの?

・ぶっちゃけプロカメラマンって年収いくらなの?

などなど、ぼくはプロカメラマンを名乗っている人に聞いてみたい質問が山ほどある。

写真だけで食っていくフォトグラファーになりたいとは思っていない。

しかし、一眼レフカメラを生かした仕事もしたいと思っているからだ。

そこで、プロカメラマンについてネットで徹底的に調べてみた。

日本語でも英語でもカメラマンについて調べてひたすら情報を集め、それをまとめてみた。

ぼく以外にもカメラマンという謎の職業について知りたい人は多いのではないだろうか?

そこで今回は、プロカメラマンについて調べた情報を公開しよう。

 

 

そもそも、プロカメラマンとは?

そもそも、プロカメラマンの定義とは一体何か?

1.カメラマン、フォトグラファー、写真家の違い

まずは、カメラマン、フォトグラファー、写真家の違いを調べてみた。

カメラマンは依頼主の意向に沿った写真を撮る職人。

写真家は表現を最優先させているアーティストという意見があった。

「カメラマン」とはいわゆる職人的な技術者であり、限られた表現手段の中で自己表現をする人で、そこには写真撮影の依頼主がいて最終的には依頼主の意向が反映されるもの。

「写真家」はいわゆる写真作家、フォトアート作家であり、自己の表現を最優先にしている人。

引用元:2.写真家とカメラマン

図で表すとこんな感じで、フォトグラファーが写真家とカメラマンに二分される。

フォトグラファー、写真家、カメラマンの違い1

別の意見では、カメラマンを「映像カメラマン」と「写真カメラマン」に分ける。

さらに写真カメラマンを、報道カメラマンと商業カメラマンに分けている。

一口にカメラマンと言っても、ビデオカメラマン、つまり映像、ムービーのカメラマンと、静止画の写真を扱うカメラマンに分かれます。

また、写真を扱うカメラマンにも、報道カメラマン(フォトジャーナリスト)と商業広告のカメラマンと大きく2つに分かれます。

引用元:カメラマン、フォトグラファー、写真家、それぞれの違い

図にしてみると、こんな感じ。

カメラマンの分類

さらには、カメラマンを動画撮影、フォトグラファーを写真撮影で分ける考え方もある。

テレビ番組やテレビCMを撮影する人は迷わず「カメラマン」と呼ばれるように、「カメラマン」は動画撮影も含めてカメラ全般を扱う人、それに対して「フォトグラファー」は写真オンリーの撮影を行う人という意味で使われている場合があります。

芸術活動の一環で写真撮影をしている人のことを「フォトグラファー」と呼ぶ場合があるようです。

英語圏では、写真撮影をする人は“photographer”(フォトグラファー)と呼ばれるのが一般的。

英和辞書を引いてみると、“cameraman”の意味は「(映画・テレビの)撮影技師」と記載されている通り、海外で「カメラマン」と言うと、動画の撮影をする人だと思われる可能性が高いため、使い方には気をつけたほうが良いでしょう。

引用元:カメラマンとフォトグラファーの違い

図で表すとこんな感じ。

カメラマンとフォトグラファーの違い

世の中のカメラマンの分類はあまり統一されていないようだ。

そこで簡単にまとめてみた。

カメラマン

・カメラマンは動画と写真に分けられる

・カメラマンは商業的な人を指す

・英語圏では動画撮影の専門技師を指すことが多い

まず「カメラマン」だが、現在私をはじめ写真家と名乗っている多くの人、カメラマンと名乗っている人は、依頼を受けて撮影をしたり、撮影セミナーをしたり専門誌に原稿を書いたりといった仕事として写真撮影をしている。

そこにはクライアント(依頼主)がいて、ターゲット(読者など)にウケる写真を撮らなくてはいけないという形がある。

いわゆる商業ベースに乗っている職業カメラマンだ。

引用元:2.写真家とカメラマン

 

写真家

・写真家は動画を撮らずに、写真だけ撮影する人

・写真家は商業的な活動よりもアーティストとしての表現を優先させている人

一方「写真家」だが、私は本来“完全な自己表現”をしているアート作品を生み出す人の事だと思っている。

お金のためにではなくて、撮りたいものを撮りた いように撮る。

それがアートだと思う。

そしてそのアートを生み出せる人が写真家であり、写真作家であり、フォトアート作家だと。

引用元:2.写真家とカメラマン

 

フォトグラファー

・フォトグラファーは英語圏では写真を撮る人

・フォトグラファーは商業的な人もアーティステックな人もいる

 

2.アマチュアカメラマンとプロカメラマンの違い

泥んこバレー大会のカメラマン

次に気になるのは、アマチュアカメラマンとプロカメラマンの違い。

まずは、アマチュアカメラマンとプロカメラマンの違いは写真のクオリティや機材ではない。

「マネジメントやマネタイズ(収益化)の意識の違い」という意見がある。

世界に開かれたナショナルジオグラフィック(National Geographic)の写真を中心に見てきた限り、私見ではプロとアマチュアの写真の違いはありません。

良い写真にはプロもアマチュアも関係無いのです。

肩書きは関係なく、その写真の訴求力や表現力で感じ方が変わってきます。

あるとすれば意識の違いなのだろうと思います。

アマチュアは自己満足、プロフェッショナルは顧客満足となります。

ただ、プロとアマチュアの立場はハッキリと異なります。

プロフェッショナルな写真家は作品とフォトグラファーとしての自分をマネジメントできており、作品や撮影するというサービスを販売し収益を手に入れることができる人なのです。

反対にアマチュアとは作品や撮影するというサービスで収益を得ることができない人と解釈することができます。

実は、プロよりも長年カメラに触れてきたお爺ちゃんカメラマンの方が知識や経験や技術があるかもしれません。

しかし、プロとしての自分をマネジメントできているかできていないかという部分だけで、アマチュアとプロフェッショナル写真家の違いが生まれるのです。

引用元:プロ写真家

他には、アマチュアカメラマンとプロカメラマンの違いは「経験値」という意見もある。

じゃぁ、プロとアマチュアの違いとは?

真剣に語り出せば1ヶ月は語れるほど「違い」はありますが、その中でも圧倒的に違うのが「経験値」じゃないかと思います。

また「ありとあらゆる現場」で撮影する。

この「膨大な量の経験値」が、アマチュアとは大きく違うのです。

引用元:【プロとアマチュアの違い】

さらに、プロカメラマンの条件は

「確実に希望通りまたは希望以上の写真を撮影して喜んでもらい、次に繋がるようにする事」

という意見もあった。

撮影に関して言えば、「確実に、希望通り、または、希望以上の写真を撮影して喜んでもらい、次に繋がるようにする事」でしょうか。

・確実に写真撮影する
・事前に撮影状況を判断して準備する
・どんな撮影現場でも、最善の撮影をする
・予定外の撮影でも最善を尽くす
・時間を守る
・ご希望通りの撮影をする
・ミスをしても、すぐに修整対応できる
・自分の技量以上に出来ない仕事は受けない
・撮影中、他に迷惑をかけない
・お金をもらっても、それ以上に撮影した写真で喜んでもらえる
・プロカメラマンとしての自覚を持つ
・自分ならこう撮る(他のカメラマンにない個性を出す)

引用元:プロカメラマンとアマチュアカメラマンの違い

プロカメラマンの条件とは

写真という手段を使って世の中を変えようとする人

という意見もあった。

お金を取るのがプロかもしれませんし、技を持っているのがプロかもしれません。

だけど、私はプロカメラマンは、写真(映像)という手段を使って世の中を変えようとする人のことだと思います。

今から思い返すと、この日を境に自分はプロになったのではないかなと思ってます。

スキルが多少劣っても、経験が短くても、被写体と見る人のことを考えて、世の中への影響も考えて撮る人はプロだし、どんなにうまくても何のために撮るのかわからない人はアマチュアです。

引用元:プロとアマチュアの違い ~私がプロカメラマンになった日~

アマチュアカメラマンとプロカメラマンの違いについても、定義が決まっている訳ではないようなので簡単にまとめてみた。

アマチュアカメラマン

・アマチュアカメラマンはマネジメントとマネタイズができない人

・アマチュアカメラマンは経験が浅い人

・アマチュアカメラマンは結果が残せるか不確実で、次の仕事に繋がらない人

・アマチュアカメラマンは写真で世の中を変える意思がない人

プロカメラマン

・プロカメラマンはマネジメントとマネタイズができている人

・プロカメラマンは経験が多い人

・プロカメラマンは確実に結果が残せ、次の仕事に繋がる人

・プロカメラマンは写真で世の中を変える意思がある人

 

3.カメラマンの種類・分類

一眼レフカメラでテプイを撮影する私

カメラマンは撮影する対象物によって細分化されているので、主なカメラマンの対象物をまとめてみた。

スタジオ型(商業カメラマン)、屋外型、ジャーナリスト・アーティスト型の3つに分類できる。

スタジオ型カメラマン(商業カメラマン)

・グラビア

・ファッション雑誌

・食べ物

・ブツ撮り

・洋服

・車

・証明写真

・記念撮影

・結婚式場

屋外型カメラマン

・風景

・スポーツ

・星空

・冒険

・登山

・旅行

・水中

・アート

・野生動物

・航空

・鉄道

ジャーナリスト・アーティスト型カメラマン

・戦場(渡部さんが有名!)

・ジャーナリスト

・アート

 

 

 

プロカメラマンになる方法

では、いったいどうしたらプロカメラマンになれるのだろうか?

プロカメラマンになる方法を探してみた。

1.プロカメラマンになるために資格はいるのか?

まずは、そもそもプロカメラマンになるために特別な資格や免許は必要なのか?

プロカメラマンには資格がない。

なので、写真の専門学校を卒業する必要も、プロカメラマンのアシスタントの経験も必須ではない。

あまり知られていませんが、実はプロカメラマンに「資格」というものはありません。

正直、ここを読んでいる方でも「プロカメラマン」「フォトグラファー」と自称するだけで、実は「プロカメラマン」になれてしまいます。

写真学校を出ているとか、アシスタントをしていなければという基準値もありません。

引用元:【プロとアマチュアの違い】

 

2.プロカメラマンの使用機材はどんなカメラ?

プロカメラマンが使用している機材はどんなカメラなのか?

プロカメラマン専用のカメラがあるのか、それともアマチュアカメラマンと同じなのだろうか。

アマチュアカメラマンとプロカメラマンの使用機材に違いはない

という意見がある。

すなわち、プロとアマチュアの機材についての違いは無いのです。

それはカメラだけではなくモニターや撮影機材なども変わりありません。

一眼レフではなくミラーレスカメラやコンパクトデジカメやスマートフォンでさえ、良い写真を撮れるのです。

そこにプロ・アマは関係無いのです。

引用元:プロ写真家

本当に~??

アマチュアカメラマンは安いコンパクトデジカメ。

プロカメラマンは高額な一眼レフカメラなんじゃないの?

そこで、カメラの種類ごとに調べてみた。

中判カメラ

まずは、センサーサイズがフルサイズ一眼レフカメラよりも大きく高画質な中判カメラ。

中判カメラ(ちゅうばんカメラ)は、120フィルム、220フィルム(ブローニーフィルム)を使用する写真機の総称である。

引用元:Wikipedia 中判カメラ

中判カメラは基本的にプロカメラマンが使っていたそうだ。

ただし、プロカメラマンが全員中判カメラを使っている訳ではない。

また中判カメラを使っている人が、全員プロカメラマンという訳でもない。

中判カメラは、基本的にプロカメラマンが使っていたカメラです。

引用元:中判体験レポート~実践編~ 『露出計のはなし』

中判デジタルカメラのメリットは画素数が多いこと。

中判デジタルを選ぶメリット

中判デジタルの魅力といえば、今なら4,000万画素クラスの解像度とRAWは16bitで、35mm判のデジタル一眼レフカメラのクオリティを上回るところだ。

プロカメラマンの現場では中判デジタルのクオリティを、レタッチや合成の素材撮りとして使っている。

たとえ最終的な印刷物が小さい扱いであっても、素材としてならば5,000万画素の中判デジタルで撮る。

素材として使うならばできるだけ解像度は大きいほうがクオリティを維持できるし、16bitのデータは編集をしても破綻しにくいからだ。

引用元:中判デジタルカメラを選ぶ理由

 

フルサイズ一眼レフカメラ

一眼レフカメラD750

プロカメラマンが使っているカメラといえば、フルサイズ一眼レフカメラ。

プロカメラマンの方が、プロがフラッグシップ機(フルサイズの最上位機種)を使う理由を分かりやすくまとめていた。

プロがフルサイズのフラッグシップ機を使う理由は、

・壊れるリスクが少なく

・画質が良く

・失敗するリスクが少ないから

だそうだ。

プロがフラッグシップを使う理由

1.壊れない
2.基本的な画質がいい
3.失敗リスクが少ない

引用元:プロがデジタル一眼レフのフラッグシップ機を使う本当の理由

他にも、

画質の良さからフルサイズ一眼レフカメラを選ぶ比率が高い

という意見があった。

これはなぜプロカメラマンは圧倒的にフルサイズカメラを使う比率が高いのかということを考えると、自ずと答えが見えてくると思います。

取り回しの悪いフルサイズフォーマットの大きなカメラとレンズを使うのは、そこに画質の絶対的な優位性があるからです。

引用元:フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズ画質論争に終止符を。

ちなみにぼくが使っているのはNikonのフルサイズD750。

2015年に購入したが、とても気に入っている。

 

APS-Cサイズ一眼レフカメラ

カメラとレンズ

APS-Cサイズ一眼レフカメラは、フルサイズよりもセンサーサイズが小さいカメラ。

プロカメラマンもAPS-Cサイズの一眼レフカメラを使っているらしい。

APS-Cサイズのメリットは、フルサイズよりもコンパクトなので持ち運びがしやすく、望遠になること。

APS-C機の利点は

①なんと言っても、ボディもレンズもコンパクトで、安価。持ち運びや取り扱いが楽で、旅行や街歩きのスナップ写真に向いている。

②同じ焦点距離のレンズを付けた場合、フルサイズ機よりも望遠になるので、スポーツや野鳥の撮影には有利。

引用元:フルサイズとAPS-C、どっちがいいの?

ちなみにぼくが最初に買った一眼レフカメラは、NikonのAPS-CサイズのD5100。

2013年に購入して2015年まで使っていた。

 

ミラーレスカメラ

ミラーレスカメラは、電子ビューファインダーや液晶ディスプレイを通じて像を確認する形式のレンズ交換式デジタルカメラ。

最近はミラーレスカメラが、カメラ女子用や初めての本格的カメラとして流行っている。

ミラーレス一眼カメラ(ミラーレスいちがんカメラ)とはデジタルカメラの分類のひとつで、一眼レフカメラの光学式ファインダーの代わりに電子ビューファインダーや液晶ディスプレイを通じて像を確認する形式のレンズ交換式デジタルカメラの総称である。

引用元:Wikipedia ミラーレス一眼レフカメラ

そして、実はミラーレスカメラを使用しているプロカメラマンもいる。

例えば、旅するフォトグラファー有賀正博さんはミラーレスカメラを使っている。

ゆくゆくは、ミラーレスが一眼レフに置き換わることは間違いない。

その最大の理由は、ピント精度。

画素数が多くなればなるほど高いピント精度が求められるが、一眼レフのように撮像素子とAFセンサーが別の場所にあるシステムは、ピント精度がどうしても甘くなる。

それに対してミラーレスのコントラストAFなら、確実なピントが得られる。

引用元:一眼レフ VS ミラーレス プロはどっちを選ぶ

最近ではプロカメラマンの間でフルサイズ一眼レフが衰退。

代わりに、ミラーレスカメラが普及しているそうだ。

僕は仕事でカメラマンもどきをやっているのだけど、その現場で感じたのが「フルサイズ一眼の衰退」と「小型ミラーレス一眼の普及」だ。

具体例で言うと、3年くらい前までは、取材で撮影に来るカメラマンの多くがフルサイズ一眼を使用していた。

巨大なアルミのキャリーバッグに機材をごっそり入れて持ってくる人が一般的で、それをイスにして待ち時間待機している姿も当たり前だった。

だがしかし、ここ最近は多くの方がミラーレス一眼に機材を変更。

小型のトートバッグやリュックにカメラとレンズを入れてきており、ひと目ではカメラマンなのかライターなのか判別できない場合も多々あるようになってきている。

ではなぜそうなってきたのか?

理由は至極簡単で、「小型で軽く、それでいて充分に撮れるから」だ。

引用元:プロカメラマンがフルサイズを使わない理由

 

カメラのメーカー

mapカメラでAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを試し撮り

Canon、Nikon、Sony、PENTAX、Olympusなどのカメラメーカーがある。

でもプロカメラマンが選ぶのは、実績があるキヤノンかニコンが多い。

オリンピックではCanonとNikonのカメラとレンズの数が競われているそうだ。

1959年、ニコンがフィルム一眼レフカメラNikon Fを発売し、以来ニコンFシリーズは報道系カメラの頂点として君臨していました。

キヤノンがそのニコンFシリーズの巨大な牙城を切り崩すべく1971年にCanon F-1を投入。

その時からこの2大ブランドのオリンピック対決は現在に至るまで続いています。

また今回のオリンピックでどちらのメーカーの機材が多く使われていたか、白(キヤノン超望遠)が多かった、黒(ニコン超望遠)が多かったと、超望遠レンズの砲列をカウントするといったファンまで巻き込んだ戦いが繰り広げられています。

引用元:オリンピックカメラマンの撮影機材をご紹介!気になるNikon vs Canonの行方は!?

ちなみにぼくはNikon派ですから!

 

4.カメラの専門学校を卒業しないとダメ?

プロカメラマンになるためには、カメラの専門学校を卒業することは必須ではない。

しかし、専門学校にカリキュラムを受ければカメラの基本的な使い方と撮影技術を身につけることができる。

なので、プロカメラマンになる近道になるはずだ。

卒業したらすぐにプロカメラマンになれますか?

プロカメラマンのスタートとしての第一歩に必要な知識と技術を習得することができます。

また仕事をスタートするにあたっての人脈や糸口を提供することはできます。

しかし、オリジナリティーある作品作りと、クライアントの様々な要望に対応する撮影経験を身につけるかどうかは、あなた次第です。

ちなみに現在スタジオ勤務している修了生達の活躍が引き金となり、開講以来スタジオへの内定者が増加しております。

引用元:プロカメラマンコース本科

 

5.プロカメラマンのアシスタントになる方法

プロカメラマンのアシスタントを経てから、プロとして独立する人も多い。

アシスタントの給料は安いと思うが、撮影技術や仕事術が学べるし人脈も作ることができるからだろう。

ぼくの友人でもプロカメラマンのアシスタントをしている人がいる。

例えば、蜷川実花氏のような有名写真家でもアシスタントを募集することがあるそうだ。

蜷川 実花氏は、1996年在学中に「第7回 写真ひとつぼ展」グランプリ受賞・「第13回 キヤノン写真新世紀」優秀賞受賞して一躍有名になりました。

それ以来写真界をリードしている存在ですが、カメラマンアシスタント募集を募集しています。

引用元:【気になる求人情報】 蜷川実花アシスタント・Amazonフォトグラファー

 

6.プロカメラマンの年収っていくら?

どうしても気になるのが、プロカメラマンの収入はいくらなのか?

例えば、日本人サラリーマンの平均年収は統計データが公開されていてズバリ400万円強。

手取りだと300万円ほどらしい。

しかし、カメラマンの収入は謎に包まれている。

有名ブロガーのJUNICHIさんは、プロカメラマンの平均年収を調べて公開している。

その額はなんと980万円!

平均年収は980万円

引用元:ちょっとやらしい話だけど、カメラマンの平均年収を調べてみたよ【980万円】

プロカメラマンのTSURUTA MAKOTOさんは、無職の状態から年収800万円になった経緯と

年収を気にするならカメラマンにならない方がいい

というアドバイスをブログに書かれている。

Twitterでも相談されますが
彼女と同棲してるからとか家族がいるからとか
年収が不安なんです!って言われたら
ほぼ間違いなく、「年収気にされるのであればカメラマンやらない方がいいですよ」
っとお答えしております。

その理由は今回の記事の中にある、
『0からのスタートではなかなか安定しないこと』です。

安定してカメラマンの仕事を探すのであれば
現在行っている仕事の休日や、仕事前や後に入れてみたりしながら
カメラマンだけで生活出来る金額を稼げるようになってからをおすすめ致します。

引用元:突然の無職からのスタート カメラマンで年収800万までたどり着いた方法

 

 

プロカメラマンの収入源

そういえば、プロカメラマンは収益化することが重要だと聞いたけど、どのような収入源があるのだろうか?

1.撮影した写真を売る

カメラが気になる猿

まず最初に思い浮かんだのは、撮影した写真を売ること。

スタジオで撮影する

ファッション、グラビア、ブライダルなどの専門カメラマンは、スタジオで撮影することと撮影した写真を提供することで利益を得ている。

雑誌、広告などの経済活動に使われるから稼いでそう!

新聞・雑誌・テレビに売る

ジャーナリストや戦場カメラマンは取材地で撮影した写真を、新聞社やテレビ局に売るそうだ。

戦場カメラマンの渡部陽一さんの本「戦場カメラマンの仕事術」に書いてあった。

ぼくのブログにも

「テレビ番組で写真を使わせてください」

「旅行雑誌で写真を使わせてください」

という連絡がたまに来るので、海外写真は意外と需要はある気がする。

 

個展で売る

アーティスト系のフォトグラファーは、個展を開いてそこで写真を売ることが多いらしい。

個展を開催することの大変さはこの記事を読むとわかるかも。

→ 個展をひらいてみたらたいへんだった

 

インターネットで売る

最近はインターネットでも写真を簡単に売り買いできるそう。

便利な世の中になったねぇ。

写真を売れるサイトはここにまとまっている。

→ 素人でも写真が売れるサイトのまとめ

 

2.イベント・ツアーを撮影する

アウヤンテプイの頂上キャンプ場

屋外で仕事をするカメラマンは、イベントやツアーを撮影することで収益を出している。

スポーツ大会

スポーツ大会で写真を撮影し、それを主催者に提供することで報酬を得られる。

イベント

イベントで撮影する場合も同じ。

意外とぼくの元にもイベントカメラマンの依頼が来たことがある。

イベントの雰囲気を記録に残して、Webサイトにアップしたり翌年の宣伝・告知に使うそうだ。

カメラマンと一緒に行く旅行ツアー

ぼくの知り合いでいるのは、旅行のガイド兼カメラマンとして働いている人。

ガイドとして案内しつつ、ツアー客の写真を撮ることでカメラマンとしても報酬を得ている。

ぼくもスペイン語圏なら通訳兼カメラマンの依頼が来る。

なので、意外と狙い目だと思っているし、実際に旅行会社から依頼が来ることもある。

有名なカメラマンになれば

「○○カメラマンと行く5泊6日の旅行ツアー」

なんていうツアーもできるだろう。

欧米出身のフォトグラファーはこの手の収益化をしている人が多い気がする。

 

3.撮影旅行ツアーを行う

ウユニ塩湖の星空

有名な風景カメラマンや冒険フォトグラファーは、カメラマン同行撮影ツアーを開催して利益を生んでいる。

有名カメラマンのファンならば一緒に撮影できるだけで嬉しいし、撮影技術も教えてもらえるだろう。

欧米人フォトグラファーはこれをやって利益を出している人がいる。

 

4.写真教室を開く

プロカメラマンの人は写真教室を開催していることが多い。

単発のセミナーを開く人もいるし、年中開講している人もいる。

プロの撮影技術を生かした収益方法だと思う。

 

5.コンテストで入賞する

写真コンテストは入賞すると、賞金がもらえる。

もちろん賞金だけでは食っていけないが、たまに数十万円や数百万円が手に入るのは嬉しいだろう。

しかも、コンテストで入賞すれば知名度が上がり、他の仕事も受けやすくなるはず。

例えば、ナショナルジオグラフィックの優勝賞金は100万円。

国際的に活躍できるドキュメンタリー写真家を発掘し、日本から世界へ送り出したい―。

そんな願いを込めて創設された日経ナショナル ジオグラフィック写真賞。

今年、2016年は第5回目にあたります。

わたしたちの賞は世界基準で通用する作品を探している一方、 子どもたちでも感じ取れる作品の強さも同時に求めています。

今年も世界での活躍を望む 写真家の、力あふれるドキュメンタリー写真のご応募をお待ちしています。

引用元:日経ナショナルジオグラフィック写真賞2016

 

 

 

プロカメラマンとして仕事を得る方法

プロカメラマンとして仕事を得るためには、いったい何をすればいいのか?

カメラマンとして仕事が欲しいぼくはマジで知りたい!

1.コンテストで入賞して有名になる

どんな職業も同じかもしれないが、フォトグラファーも知名度が大切だそう。

なので、まずはコンテストで入賞して実績を積んだ方がいい。

海外フォトグラファーのマネタイズ方法

風景写真がメインのカメラマンならば、こちらの英語の記事が参考になると思う。

(ぼくは風景写真が好きなので)

参考:50 tips to make money with Landscape Photography(訳:風景フォトグラファーがお金を生み出す50の方法)

参考:How To Sell Your Photos If You Shoot: Landscapes(訳:どうやってあなたの風景写真を売るか)

 

2.写真を持ち込む、個展を開くなど営業を行う

写真を商品にして売り込もう!

写真を持ち込む

戦場カメラマンの渡部陽一さんは、新人の頃に新聞社に何回も足を運んで顔を覚えてもらったらしい。

そして、人のつてを使ってなんとかサンプルを見てもらったそう。

個展を開く

個展を開くのも効果がある。

自分の世界観を知ってもらい、お客さんに見つけてもらおう。

 

3.SNS(Facebook, Instagram, Twitter)で写真を公開する

最近の若手カメラマンは、SNSを使って営業活動を行うそうだ。

FacebookやInstagram、Twitterに写真を投稿することで、仕事を得るきっかけになることもあるそう。

カメラマンの仕事を少しずつできるようになったのは、SNSを活用したおかげです。

どんなに小さな仕事でも、携わったものは実績としてFacebookやtwitter、Instagramにアップロードして、自分の情報をどんどん発信しました。

そんなことを続けているうちに、SNSで多くのファンがいるモデルの撮影ができたことも僕のカメラマン人生を変えたきっかけになりました。

例えば、今も仲良くしているモデルの『時人』くんが、自分の写真を気に入って拡散してくれたんです。

彼のツイッターのおかげで「飯岡さんの写真を見ました」って言ってくれる人たちが増えました。

引用元:「いつ辞めるの?今でしょ!」うだつの上がらなかった会社員が、好きなカメラを仕事にできた話。(フリーカメラマン・飯岡)

ぼくもInstagram始めましたよ。

参考:世界中を旅しながら一眼レフカメラで撮影した写真をinstagramへ投稿しています

【追記】Instagramで人気のプロカメラマンのイベントレポ

Instagramで10万人以上のフォローワーがいる、人気のプロカメラマンの濱田さんと保井さんのトークライブに行ってきた。

こちらにレポート記事を書いたので、ぜひ読んでほしい。

参考:「Instagramはフォロワーとのラリー」人気フォトグラファー濱田英明×保井崇志トークライブ

 

4.就職して会社員カメラマンとして働く

ここまではフリーカメラマンの話だったが、一番手っ取り早く稼げるカメラマンになる方法は、企業に就職して会社員カメラマンになること。

新聞社、雑誌、結婚式場、写真館、スキューバダイビングクラブなどの専属カメラマンになれば、毎月決まった額の給料をもらうことができる。

まずは企業に就職して撮影スキルと経験を積んでから、独立するのが理想的だと思う。

 

【追記】Instagramで人気のプロカメラマンのイベントレポ

Instagramで10万人以上のフォローワーがいる、人気のプロカメラマンの濱田さんと保井さんのトークライブに行ってきた。

こちらにレポート記事を書いたので、ぜひ読んでほしい。

参考:「Instagramはフォロワーとのラリー」人気フォトグラファー濱田英明×保井崇志トークライブ

 

 

プロカメラマンの機材と働き方情報まとめ

今回はプロカメラマンについて徹底的に調べてみた。

当たり前だけど、プロカメラマンになるのって大変だね(笑)!

 

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編集長が実際に買ったAmazonのおすすめ便利グッズ

Amazonで編集長が実際に買って使っている便利グッズを紹介します。

①デスクワーク・在宅ワーク用品

②YouTubeの撮影用品

③農業や家庭菜園用品

Amazonは詐欺商品が多いので注意しないといけないですが、使い勝手が良い通販サイトです。

Daisuke MiyazakiのAmazonの購入履歴

編集長が実際に買った楽天市場のおすすめグッズ

楽天市場で編集長が実際に買って使っているグッズを紹介します。

①イチゴ栽培に使うもの

②家庭菜園の野菜づくりに使うもの

③ビールやワイン

④おつまみとおかず

楽天市場は0と5が付く日と18日はポイント還元率が高くなるのでお得です(毎月5日、10日、15日、18日、20日、25日、30日)。

ポイント還元を含めて考えると、近所のスーパーマーケットで買うよりも安いことが多いです。

Daisuke Miyazakiの楽天市場の購入履歴

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