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中米パナマではオクラをコーヒーとジュースにする!青年海外協力隊の農業指導で生きる発見

      2016/02/05


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オクラの栽培マニュアル

「Manual del cultivo de Okura(オクラの栽培マニュアル)」が完成した。

これは僕の愛する出木杉くんのために僕が愛を込めて作ったものだ。

日本から持ってきた野菜栽培の本を参考にしてスペイン語で栽培指針を作り、大学時代に育てていたオクラの写真と、パナマに来てから育てているオクラの写真を挿入した。

 

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またパナマ人向けの栽培マニュアルにするために、マニュアルの構成は「パナマの農業研究所IDIAP」と「アメリカの国際開発庁USAID」が作成した栽培マニュアルを参考にした。

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マニュアル化した瞬間、その技術は死ぬ

以前に書いたように農家向けにマニュアルを作ることは、僕はあまり意味がないと思っている(→「マニュアル化した瞬間、その技術は死ぬ」)。

しかし、僕の出木杉くんは巡回中に知らない野菜の病気を見つけると、事務所に帰ってからUSAIDのマニュアルを見て病気とその対策法を探している。

勉強熱心な彼ならオクラの栽培マニュアルも生かしてくれるだろう。

 

しかし、僕が作った栽培マニュアルは100%完成した訳ではない。

これからパナマの気候でオクラを栽培していくうちに撮影した写真と、発生した問題とその解決法を盛り込んだ刷新版を作る必要がある。

 

さらにオクラが持つ栄養価と食品としての機能性も含めるべきだろう。

しかし今回は、同期の栄養士隊員から教えてもらった栄養価と機能性を、僕の出木杉くんに口頭で伝えるだけに留めておいた。

いきなりボリュームたっぷりの情報を伝えると、大事なことが伝わらなくなってしまうだろう。

 

そもそもオクラに注目するようになったのは、村落隊員のおかげである。

彼女が栽培するオクラを見た翌日に、僕の出木杉くんとオクラについて議論になった。

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ある日のオクラに関する会話

のび太 「日本では、未熟の果実を刻んで食べるよ」

出木杉 「パナマでは、完熟した果実の種をコーヒーとして飲むよ」

 

のび太 「へぇ~コーヒーか。日本では、スープにして飲むこともあるよ」

出木杉 「マジか!実は、パナマには未熟の果実をスープに入れて食べる品種もあるんだ」

 

のび太 「興味深い!その品種の種は手に入らないかな?」

出木杉 「残念だけど、最近は栽培する農家が減ったから難しいよ」

 
おばさん 「その品種なら私の畑にあるわよ」

のび太&出木杉 「マジ!? ってか、おばさん誰?」

 

 

このおばさんは事務所に用事があって、たまたま来ていた近所の農家だった。

奇跡的にスープ用品種の種は、このおばさんから貰えることになった。

この議論をきっかけにして「オクラ普及計画」が始まった。

その手始めとして、僕は栽培マニュアルの作成を依頼された。

 

 

オクラの情報が集まる

この日以降、僕の頭の中には常に「オクラ」の三文字が存在していた。

すると、不思議なことにまるで芋づる式にドンドンとオクラ情報が集まって来る。

 

同僚 「完熟した果実の果皮を絞って砂糖を加え、ジュースにして飲むこともあるよ」

ママ 「オクラにそっくりな薬草があり、果実は成らないが茎をお茶にして飲むのよ」

 

オクラジュースという意外な利用方法や薬草の情報まで手に入った。

そして、すぐにオクラの木を見つけられるという特殊能力が身に付き、村の至る所でオクラの木を見つけた。

意外と道端や公園の隅にオクラの木が生えていた。

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パナマのオクラは木化する。

 

日本の偏見でパナマを見ていた

ここであることに気が付いた。

僕はパナマに来てからも、自然と日本の常識で物事を考えていたのだ。

オクラでコーヒーやジュースを作るなんて考えなかったし、オクラが道端や公園に生えているなんて考えなかった。

自然とパナマでわずかに得た知識を、日本の常識で補って考えてしまっていた。

これはオクラだけでなく、他の農作物や文化・風習についても同じことが言えるだろう。

 

日本の経験・常識というバイアス(偏見)でパナマを見ていたことを、オクラが僕に教えてくれた。

 

 

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左:オクラのマヨネーズ和え、右:オクラの醤油和え

オクラ料理

試しにホストファミリーにオクラを食べさせてみると、予想以上に好評だった。

しかも、パナマでは一般的なマヨネーズを使ったマヨネーズ和えよりも、パナマでは超珍しい醤油を使った醤油和えの方が人気だった。

 

オクラの普及をしたい

今後は昔からコーヒーとして、ジュースとして、スープとして利用されてきたオクラの「野菜としての利用」を普及出来たらと思っている。

そのためには、まずはオクラを栽培しないといけない。そのために栽培マニュアルを作った。

そして、オクラの野菜としての栄養価と調理法も合わせて普及しないといけないだろう。

今度は僕がオクラに教える番だ。
野菜としての才能を持っていて、パナマで人気者になれる可能性を持っていることを僕はオクラに教えたい。
そして、これは僕がしたいと思っていた活動だ。

まずは出来ることから取り組もう。

 

昔から村に伝わるものに、新しい発想を加えその価値を高めるために。

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宮﨑大輔の紹介

一眼レフカメラを握る宮﨑大輔

宮﨑大輔 Daisuke Miyazaki

【職業】

■農業コンサルタント

■トラベルフォトグラファー

→ 詳しいプロフィールはこちら

【有料コンテンツ】

■ フリーランス向けマガジン Freelance Diary

【農業経歴】

1988年 長野県飯田市のリンゴ農家に生まれる

2011年 信州大学在学中に、実家のリンゴジュースを東京のマルシェやネットで販売する

2013年 信州大学大学院で農学修士号取得

2013〜2015年 青年海外協力隊として中米パナマ共和国で2年間農業ビジネス支援

2015年〜 農業コンサルタントとして日本、アジア、アフリカで、苺や野菜ビジネスのコンサルティング中

・テレビ出演(TBSあさチャン
・週刊誌監修(女性セブン
・書籍の監修多数

【トラベルフォトグラファー経歴】

2013〜2015年 中央アメリカで写真撮影を始める

2015〜2017年 世界20カ国を旅しながら風景写真を撮影

2017年〜 日本や海外で人物撮影、企業撮影、イベント撮影を行う

2017年11月〜2018年1月 現在は西ヨーロッパで撮影中です

世界中の写真をInstagramにアップしています。

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