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青年海外協力隊・野菜栽培隊員として二回目の有機肥料の講習会

      2015/05/11


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二回目の講習会

今日、二回目の有機肥料の講習会を開催した。

場所は前回とは別の集落で、もちろん参加者も違う村人たち。

 

前回の集落では、3つの失敗を犯した。

1.村人が過去に有機肥料の講習会に参加した経験があることを知らなかった。

2.村人が理解できない「菌」という言葉を使った。

3.文字が読めないのにマニュアルを配った。

 

 

その失敗の経験を繰り返さないために、今回の講習会を少し改善した。

 

 

講習会の改善点① 尋ねる

講習会の改善点を説明する。

まずは講習会を始める前に「過去に同じような講習会に参加したことがある人はいるか?」と村人に尋ねた。

すると、16名の参加者のうち5名ほどがすでに参加したことがあった。

この情報で経験者と初心者かわかったので、かなりやりやすくなった。

しかし過去に講習会が開かれたのは2年前だったので、「材料や作り方はほとんど忘れてしまっているだろう」と思った。

 

 

改善点② シンプルな解説

講習会の参加経験の確認を済ませると、講習会を始めた。

まずは前回おじさんたちと拾い集めておいた馬糞を、村のお姉様たちに踏んで細かくしてもらう。

P3200107_1276

ちなみに僕は村の女性を呼ぶときには、「セニョーラ(おばさん)!」ではなく「ムチャチャ(若い娘)!」と呼ぶようにしている。

ムチャチャと呼ぶことは、ムチャクチャ大事である。

 

強風で倒れてしまったバナナの幹を、村の青年に細かく刻んでもらう。

男性を呼びかける時には、特に何も気にしない。

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前回の巡回の時に「次回は家のカマドから、灰と炭を持って来てください!」と15名くらいにお願いしたら、今回4名が灰を持って来てくれた。

よくよく考えたら、カマドでは炭は残らずに灰しか残らない。

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学校のカマドに炭があったので、それを使う。

「もしかしたら、有機肥料のためにわざわざ作ってくれたのでは?」と今になって気づいたので、次回の巡回で村人に確認しようと思う。

P3200103_1278

前回は「炭は菌が繁殖するためにとても重要で、ナンチャラカンチャラ~」と長い説明をしたが、今回はその説明をバッサリとカットした。

代わりに「動物の糞と、植物のゴミと、カマドのゴミをだいたい同じ割合で混ぜましょう」というシンプルな説明に留めた。

さらに細かいニュアンスに関しては、カウンターパートに補足説明をお願いした。

P3200123_1284

次にすべての材料を混ぜる。

P3200128_1280

土で混ぜたモノと同じ大きさの山を作り、同量の土を混ぜる。

材料の重さを測ったりせず、とにかく簡単な作り方を心掛けた。

黒土が手に入らなかったので、近所の赤土を使った。

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水分調整に関する説明も手で握って見せて、視覚で伝わるようにした。

さらにカウンターパートからも補足説明をしてもらう。

P3200136_1282

バナナの葉で覆って、その上にトタンを被せたら完成!

P3200144_1275

 

講習会の改善点③ マニュアル不要

今回心掛けたのは、そもそもマニュアルを配る必要がない作り方を教えることだ。

農業のマニュアル化については、過去にこんな投稿を書いた。

「マニュアル化した瞬間、その技術は死ぬ」JIBURi.com

 

これは、種苗会社と大学で農業普及に長年関わった恩師から教えてもらった教えだ。

この教えは「農家はマニュアルを読まないと作れないものなんて、絶対に作らない」という発想に基づいている。

 

材料は身近で手に入るモノ。

分量はすべて等分。

測り方は目分量でだいたい。

混ぜる頻度は、2週間・毎日。

 

などなど、JICA専門家が推奨しているマニュアルとは違うことを教えた。

そのマニュアル通りに作ろうと思ったら、農業技師でさえマニュアルを常に眺めながらではないと作れないし、材料を買うためにお金がかかる。

 

それでもいちおう、最後に村人の代表者にマニュアルを渡した。

もしどうしてもマニュアルを読みたくなったら、彼からもらえる。

 

 

カウンターパートの協力

カウンターパートは「以下2つの有機肥料の作り方に関する僕の主張」を尊重してくれ、さらに僕の考えを村人に説明してくれる。

 

1.プロジェクト終了後も村人だけで肥料を作れるように、村人が無料ですぐに使える材料だけを使う。

2.村人だけで作れるように、簡単な作り方を教える。

 

彼の理解と協力なくしては、僕の活動は成り立たない。

彼にとても感謝している。

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端っこに座っているのが、僕のカウンターパートだ。

 

 

振り返りと抱負

一回目の講習会よりは、二回目の講習会の方が上手くいったと思う。

準備も村人と協力しながら順調に進み、カウンターパートと協力しながら作り方を説明できた。

二回目が上手くいったのは、一回目に失敗したからだろう。

 

来週は講習会で失敗した集落に巡回に行く予定だ。

次回は有機肥料の使い方と、育苗の指導である。

前回の失敗を挽回できるように頑張りたい。

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宮﨑大輔の紹介

一眼レフカメラを握る宮﨑大輔

宮﨑大輔 Daisuke Miyazaki

【職業】

■農業コンサルタント

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【農業経歴】

1988年 長野県飯田市のリンゴ農家に生まれる

2011年 信州大学在学中に、実家のリンゴジュースを東京のマルシェやネットで販売する

2013年 信州大学大学院で農学修士号取得

2013〜2015年 青年海外協力隊として中米パナマ共和国で2年間農業ビジネス支援

2015年〜 農業コンサルタントとして日本、アジア、アフリカで、苺ビジネスのコンサルティング中

・テレビ出演(TBSあさチャン
・週刊誌監修(女性セブン
・書籍の監修多数

【トラベルフォトグラファー経歴】

2013〜2015年 中央アメリカで写真撮影を始める

2015〜2017年 世界20カ国を旅しながら風景写真を撮影

2017年〜 日本や海外で人物撮影、企業撮影、イベント撮影を行う

世界中の写真をInstagramにアップしています。

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